2019/09/28 10:00

「下北線路街空き地」オープニングイベント、『SHIMOKITAZAWA MUSIC WEEK EVENT』がスタート

下北沢の線路跡地に生まれた野外スペース「下北線路街空き地」のオープニングイベント『SHIMOKITAZAWA MUSIC WEEK EVENT』が9月27日にスタートした。

長らく続いている下北沢駅のリニューアル工事も一部商業施設部分を残すのみとなる一方、駅周辺の再開発はこれからが本番。今週24日には地下化された小田急線跡地の開発計画「下北線路街」が発表され、その一部である野外スペース「下北線路街空き地」が同日オープンした。

「下北線路街空き地」は約1年半の期間限定で開設される“みんなでつくる自由なあそび場”をコンセプトとした野外スペース。常設のカフェのほかに、野外ステージとスクリーンを備えた芝生エリアやイベントエリア、レンタルキッチン、3台分のキッチンカーエリアなどを構えている。

そしてこの「空き地」のオープニングイベントが『SHIMOKITAZAWA MUSIC WEEK EVENT』だ。初日の27日は、村瀬みなと(ハイエナカー)、稲見繭(afloat storage)、西沢成悟(メメタァ)の3人が野外ステージで弾き語りライブを行った。

線路跡ということで前後には高い建物がまったく無く、空がスコーンと抜けている。3人ともとても気持ちよさそうに歌っていたのが印象的だ。一方の観る側も、人工芝に腰を下ろしドリンクを手に歌に聴き入るひとたち、土管(空き地といえば土管!)で遊びながら歌を聴く子供たち、芝の上を歩きまわり踊る?小さな子供と、こちらも皆それぞれにその空間を満喫していた。3人目の西沢成悟がアンコールでフロアならぬ芝生に降りて演奏する様子が、なによりもその空間の素敵さを表していたと言えよう。

本イベントはこのあと10月6日(日)まで行われる予定。出演者等をチェックの上、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

「下北線路街空き地」の音楽関係イベントの企画・運営はライブハウス「近松」が担当する。12月に開催されるサーキットイベント『下北沢にて'19』の会場のひとつとしてもここが利用される予定とのことだ。

そんな素敵な空間だが、ひとつだけ注意。「空き地」は小田急線下北沢駅東口(京王井の頭線は中央口を出て左側)から徒歩4分。駅から遠くにそれらしいものが見えるのだが、真っ直ぐには行けない。道の繋がり方を知っていないと確実に迷うので、事前に地図アプリ等で確認することをおすすめします。なお某アプリによると、線路跡の右から行っても左から行っても同じ「300m」と出ました。ご参考まで。(高田)