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2019年02月13日20時42分

 
PAX『Because We're Old』レビュー (Sampling-LoveのBlog)
 

特にシティーボーイ感の無い私ではありますが、このなんとなく雑誌ポパイ感漂うジャケが気になりまして、なんとなく聴いたらとても良かった西海岸はカリフォルニアのPax。

1曲目の頭のルーツのような始まり方にいきなりオッときますが、基本的にはロック、ジャズファンク、ヒップホップ、アンビエントなんかを下敷きにした曲が中心になっており、いわゆる今風に言うとBedroom Pop(インディーロック)のようなものなのかなと思います。ボーカル入りは2曲で、残りはアコースティックギターを中心に据えたインストの曲になっておりまして、どの曲も日没が頭に浮かんでくる、西海岸ぽい穏やかな音楽となっております。

また、11曲目にはダンスミュージックが入っておりまして、テイストはその他の曲と一緒でこちらも気持ちが良いですし、Bandcampの方には極上のキラキラ遅ソウルもボーナストラックとして収録しており、それも聴いてみる価値有りだと思います。

自分が近いなと思うのがトミー・ゲレロ辺り(をもう少し爽やかにした感じ)だったんですが、気になって過去のものを聴いてみたら、2018年に出していた別のアルバムはもう少しドープでアンビエントやエレクトロニカよりな作り、そして2016年まで遡るとJ Dillaやビートミュージックに影響を受けたと思わしきヒップホップをガッチリやっていて、この数年でヒップホップ的なビート感、アンビエントなどの空間的なもの、そしてアコースティックという要素を混ぜ合わせて結果こうなったんだなと考えるとまた面白いです。

その2016年のEP「Cherry」の7曲目とか、久しぶりにデトロイト的なものがガツンとくるのを聴いたのも有り、すごいカッコ良いなと思ってしまいました。皆様も是非最初に最新のアルバム聴いた後は、遡ってなにがこうなったのかを聴いていただけましたらと。

●この記事は下記ブログからご寄稿いただきました。
[Sampling-LoveのBlog ]