2022/08/07 13:30
「なげえ~」と龍を操るかのごとくアルミホイルを両手で伸ばしては丸めていく柴田。「せっかくメーカーの人が薄くしてくれたアルミをボールにするってどうなんだろう。しかもバンドマンが(笑)」と言いつつ大きなボール状にすると、Tシャツと共に記念撮影。ドラゴンボール感を醸し出して悦に入った。
続いてはボール状になったアルミホイルを金槌で叩いていく作業へ。「ガンガンガンガン」と、ミュージシャンならではの一定のリズムでアルミホイルボールを叩いていく。「だんだんグルーヴが出てきた」と興奮を隠せない柴田。ライヴバンド・忘れらんねえよの真髄を見た。
「なんか一番〈ボッチインジャパン〉っぽくなってきたな。こういうのがやりたかったんだ俺」
ガンガン、トントン、コンコンと鳴り続ける打撃音。なんだか、夏休みに実家の近所で建て替え工事をしていたことを思い出した。柴田の金槌で夏の思い出を呼び起こされるとは思わなかった。
休みなく叩き続けたことで、アルミホイルボールはみるみるうちに小さく、硬く頑丈そうになってきた。
「ドラムのダブルストロークと一緒で、跳ね返りを利用して叩いている」と、バンドマンならではの叩き方のコツを視聴者に伝える柴田は、いつの間にかドラマーの気持ちが高まってきたようで、叩きながらチャットモンチー「シャングリラ」を口ずさみ出した。思わぬボーナストラックに視聴者も沸き立つかと思いきや、「お経とシャングリラの丁度あいだぐらい」との的確なコメントが残されていた。
視聴者のリクエストに応えて三三七拍子で叩き出すなど、サービス精神も発揮しながらいよいよ制作は佳境へ。ハンマーに持ち替えると「打音が違う!」とすっかりアルミホイルボール作りに夢中。焦げ臭くなってきたそうで、手に持つと「熱い!熱を持ってる」と報告。
長時間のライヴとなったため、チャットにはTHEラブ人間の金田康平、森澤恒行がそれぞれ参加して柴田とやり取りを繰り広げるなど、ぼっちにも仲間がいたことがわかる展開となった。
しかし、完成を待たずして持ち時間がタイムオーバー。やむなく延長した結果、見事にピカピカのアルミホイルボールが完成した。
舞台袖ではマネージャーが、続く孤立ステージ「サーモン寿司を握るもぼっち飯」に出演するアーティスト・忘れらんねえよに平身低頭でひたすらお詫びをしていた。
2022年8月7日(日)11:00~ロンリーステージ
出演:忘れらんねえよ
「アルミホイルボール作り」
https://bit.ly/3CjRpQf
https://twitter.com/wasureranneyo
文と写真:岡本貴之