NOFRAMES


Tradition
OAU
OAU として2枚目、そして2年半ぶりとなるニューアルバムが完成した。2019年、“OAU”に改称。映画化もされ大きな話題となったドラマ『きのう何食べた?』のオープニングテーマや日本アカデミー賞最優秀作品賞などに輝いた映画『新聞記者』の主題歌などを収録した1stアルバムをリリースし、バンドとして大きく飛躍した彼ら。2020年には結成15周年を迎え、ほぼ再レコーディングされたベストアルバムを発表し、その成熟されたバンドの“いま”を表現した。今回の新作は、彼らのバンドコンセプトでもあるアコースティックという概念を忘れさせるような、より豊かでより自由に、あらたな血が脈を打つ楽曲が並ぶ、まさに新章ともいうべき1枚となった。


New Spring Harvest
OAU
2021年11月3日から公開され、大ヒット上映中の劇場版『きのう何食べた?』では、TVドラマ版に続いてオープニング曲として提供したOAUの「帰り道」が、映画を鑑賞した人々を再び癒やし、多数の感動の声があがっている。そんななか、OAUが新たな5曲入りEPをリリースすることが決定。タイトルからもわかるように春の収穫期を思わせるような、軽快で穏やかで楽しげな楽曲が並んでいる。さらに、<New>と頭に付いているように、このタイトルには新たな時代のスタートをポジティブに迎えようという思いも込められている。


Slow Dance
BRAHMAN
映像と楽曲の両軸で展開するBRAHMAN待望の新作 BRAHMANが、昨年9月に発表した『CLUSTER BLASTER/BACK TO LIFE』以来1年ぶりとなるシングル『Slow Dance』をリリースする。今作は通常のシングルとは違い、先日開催されたZeppツアー「Tour 2021 -Slow Dance-」と連動したコンセプチュアルな作品となる。 「Tour 2018 梵匿」以来3年ぶり、全国5箇所を回った本ツアーは、彼らがコロナ禍において初めて行った有観客の主催ライブ。BRAHMANの特徴のひとつでもある静と動の"静"にスポットを当て、スローな楽曲を中心に構成した内容となった。コロナ禍だからこそたどり着いた、従来のパンク/ハードコアのライブにない演出をふんだんに盛り込むことで観客の度肝を抜いた。コロナ禍以前、BRAHMANのライブといえば、観客が生み出す混沌とステージが渾然一体になるのが常となっていたが、ここではまばたきを一切許さないような試みが展開されたのだった。ライブ後にその凄さがSNS上で一気に広まったのは記憶に新しい。大げさでもなんでもなく、本ツアーはBRAHMANが結成25年を超えて開いた新たな扉である。ライブというよりも映画や舞台作品という印象が強く、それでいて紛れもないBRAHMANなのである。 そんなツアーを受けて発表される新作が『Slow Dance』だ。本ツアーのタイトルであり、ライブのエンディングで初めて披露されたのがタイトル曲「SlowDance」。民族音楽的なギターフレーズで幕を開けるこの曲は、一聴すると原点回帰のようにも感じるが、聴き進めていくうちに最新系のBRAHMANとなっていることに気がつくはずだ。カップリングの「旅路の果て」はミドルテンポで歌い上げる名曲。「Slow Dance」の対極に位置するような楽曲と言える。たった2曲ではあるが、コロナ禍においても着実にバンドが前進していることが伝わってくるだろう。


Slow Dance
BRAHMAN
BRAHMANが、昨年9月に発表した『CLUSTER BLASTER/BACK TO LIFE』以来1年ぶりとなるシングル『Slow Dance』よりタイトル曲を先行配信