
Title | Duration | Price | |
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gs-portrait (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 04:20 | |
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dctnzlgr (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 04:41 | |
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dsvgrt (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 05:28 | |
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wktnwb (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:41 | |
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hptn (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 05:37 | |
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krzlgch (2005) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 05:46 | |
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kumo-rinzetsu 260795 (1995) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 10:14 | |
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und flieder in die sonne (1989) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 15:36 | |
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time (1963) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 07:48 |
渋谷慶一郎主宰レーベル〈ATAK〉の過去カタログが配信スタート!
Discography
2005年10月に新宿ピットインで行われた高橋悠治(piano,computer,voice)、渋谷慶一郎(keyboard,computer)、maria(computer)によるコンサート”dub lilac”を96khz,32bitの高音質で完全収録、渋谷慶一郎が精緻なエディットを施して20の断片を再構成することによって完成した究極のライブ盤です。高橋悠治の名曲「さまよう風の痛み」(1981)、ヨーゼフ・ハウアー(1883~1959)のピアノ曲、渋谷のprophet-5によるシェーンベルグ、ケージの断片などを含む、演奏と作曲、即興とテクノロジーの交差する極めて高密度な傑作となっています。全20曲55分58秒。 — 「内にこもったひびきをとりだすためのあやしげなふるい木の箱」(*)としてのピアノ。 そして、そこにひそんでいるひびきを内なる手順によって、もうひとつのひびきとしてとりだす、あやしげな小箱としてのコンピュータ。 そこは、自由に奏でられる音に満ちていた。 奏でられた「音楽」からふたたび「ひびき」をとりだすように。 それは、まるで音をひとつひとつ、気ままに箱の中からとりだすようであり、音は奏でられると同時に複数の多様な変化をへて、空間に放たれる。 ときおり、ある楽曲が断片的に演奏されるが、それは、くだけながら、やがて、もうひとつのひびきへとすがたを変え、こだましながら虚空へと消え入る。 そこには、より緩やかで自由な、音の発生の場がある。 これは、あやしげな箱をめぐる、3人の音への試行を記録したものである。 *ピアニストのためのコロナ/武満徹《高橋悠治/武満徹の芸術》ミニアチュール第3集 高橋悠治による解説より 畠中実(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]学芸員)