| Title | Duration | Price | ||
|---|---|---|---|---|
| 1 |
|
NEW SKIN alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:24 | |
| 2 |
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少年時代 (2024 master) alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:46 | |
| 3 |
|
逃現郷 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:16 | |
| 4 |
|
まなざし alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:43 |
オルタナティブロックバンド、Blume popoによる4年ぶりのep、『Body Meets Dress』。活動休止&再開を経て、活動形態を大きく変えたBlume popo。本作はBlume popoの第二章の一作目のepであるとも言える。
Blume popo第二章の作品における特徴の一つはコンポーザーである横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他メンバーは日本に拠点を置くという、国境を超えた二拠点での活動にある。4曲目の「まなざし」に見られるグリッチーなエレクトロサウンドの背景には、ドイツのリアルタイムな音楽カルチャーからの影響が見てとれるだろう。これまでも電子音楽の要素を独自に解釈し、ポストロックの文脈に落とし込んできたという側面も持つBlume popoであるが、今作『Body Meets Dress』では『NEW SKIN』で使用されるチョップドボーカルや『まなざし』のグリッチコア的な編曲から、彼らのさらなる電子音楽への傾倒が見てとれる。
しかしサウンドはあくまで重厚なバンドアンサンブルにこだわり、『少年時代』や『逃現郷』などではこれまで彼らが積み重ねてきた珠玉のオルタナティヴ・サウンドが体験できる。Blume popoによるこのような絶妙なバランス感のサウンドメイクの裏側には、彼らをバンド結成当初から支え続けるエンジニア、田村雄平がいる。
本作『Body Meets Dress』でBlume popoが描こうとしたテーマは自己同一性、および自我についてである。彼らの問いは「”私”はどこまでが”私”であり、それは一体何が規定するのか」ということだ。この問いに対する一つの象徴が”NEW SKIN”であり、他者からの”まなざし”であり、”少年時代”の原体験であり、その問いの先にある憧憬の地が”逃現郷”である。
このテーマで作品を作るにあたってBlume popoに大きな影響を与えたアーティストがいる。『Body Meets Dress』というタイトルは、そのアーティストによる作品からの引用だ。
カバーワークはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによるものだ。ジャケットに写る、曖昧な光にゆらめく像は、Blume popoの哲学を象徴しているようだ。
シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に、本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取ることができるだろう。
Interviews/Columns

コラム
OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2025年の10作品
今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。絶妙にどんな人が本サイトを運営しているのか? そんな自己紹介もちょっとかねております。2025年は、それぞれなにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? ということでスタッフ・チャートをお届けします…
Digital Catalog
“ポスト・ポップス” を掲げるバンドBlume popoが初となるフルアルバム『obscure object』をリリース。 ドイツと日本を行き来する2拠点体制から、今秋ついに東京へ活動の軸足を移したBlume popo。新たなフェーズに踏み出すタイミングで予定していた9月の初ワンマンライブ “Portrait the Position” は、不運な事情により延期となったものの、その逆境をも力に変え、本作を “新章の始まりを示す作品” として完成させた。 ワンマン延期時に急遽ゲリラ公開されファンとの結束を確かめる契機となった「きらきら」、10周年の節目にこれまでの歩みを振り返る楽曲として届けられた「月夜銀河へ」、本作のために大胆なリアレンジと再録を施した「抱擁」など、バンドの現在地とこれまでの軌跡を内包する内容となっている。 あらゆる音楽性を柔軟に横断し、シーンの “あわい” に身を置いてきたBlume popo。本作では、その “オブスキュア” =曖昧さをひとつの美学として結晶化させた。ジャンルや解釈の境界を軽やかに越えていく精神、多義的な音像——Blume popoが持つ特質により、“obscure music” という言葉の意味そのものを更新する作品となっている。エンジニアには結成当初からタッグを組んできた田村雄平が参加。
“ポスト・ポップス” を掲げるバンドBlume popoが初となるフルアルバム『obscure object』をリリース。 ドイツと日本を行き来する2拠点体制から、今秋ついに東京へ活動の軸足を移したBlume popo。新たなフェーズに踏み出すタイミングで予定していた9月の初ワンマンライブ “Portrait the Position” は、不運な事情により延期となったものの、その逆境をも力に変え、本作を “新章の始まりを示す作品” として完成させた。 ワンマン延期時に急遽ゲリラ公開されファンとの結束を確かめる契機となった「きらきら」、10周年の節目にこれまでの歩みを振り返る楽曲として届けられた「月夜銀河へ」、本作のために大胆なリアレンジと再録を施した「抱擁」など、バンドの現在地とこれまでの軌跡を内包する内容となっている。 あらゆる音楽性を柔軟に横断し、シーンの “あわい” に身を置いてきたBlume popo。本作では、その “オブスキュア” =曖昧さをひとつの美学として結晶化させた。ジャンルや解釈の境界を軽やかに越えていく精神、多義的な音像——Blume popoが持つ特質により、“obscure music” という言葉の意味そのものを更新する作品となっている。エンジニアには結成当初からタッグを組んできた田村雄平が参加。
オルタナティブロックバンド、Blume popoによる4年ぶりのep、『Body Meets Dress』。活動休止&再開を経て、活動形態を大きく変えたBlume popo。本作はBlume popoの第二章の一作目のepであるとも言える。 Blume popo第二章の作品における特徴の一つはコンポーザーである横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他メンバーは日本に拠点を置くという、国境を超えた二拠点での活動にある。4曲目の「まなざし」に見られるグリッチーなエレクトロサウンドの背景には、ドイツのリアルタイムな音楽カルチャーからの影響が見てとれるだろう。これまでも電子音楽の要素を独自に解釈し、ポストロックの文脈に落とし込んできたという側面も持つBlume popoであるが、今作『Body Meets Dress』では『NEW SKIN』で使用されるチョップドボーカルや『まなざし』のグリッチコア的な編曲から、彼らのさらなる電子音楽への傾倒が見てとれる。 しかしサウンドはあくまで重厚なバンドアンサンブルにこだわり、『少年時代』や『逃現郷』などではこれまで彼らが積み重ねてきた珠玉のオルタナティヴ・サウンドが体験できる。Blume popoによるこのような絶妙なバランス感のサウンドメイクの裏側には、彼らをバンド結成当初から支え続けるエンジニア、田村雄平がいる。 本作『Body Meets Dress』でBlume popoが描こうとしたテーマは自己同一性、および自我についてである。彼らの問いは「”私”はどこまでが”私”であり、それは一体何が規定するのか」ということだ。この問いに対する一つの象徴が”NEW SKIN”であり、他者からの”まなざし”であり、”少年時代”の原体験であり、その問いの先にある憧憬の地が”逃現郷”である。 このテーマで作品を作るにあたってBlume popoに大きな影響を与えたアーティストがいる。『Body Meets Dress』というタイトルは、そのアーティストによる作品からの引用だ。 カバーワークはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによるものだ。ジャケットに写る、曖昧な光にゆらめく像は、Blume popoの哲学を象徴しているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に、本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取ることができるだろう。
オルタナティブロックバンド、Blume popoによる4年ぶりのep、『Body Meets Dress』。活動休止&再開を経て、活動形態を大きく変えたBlume popo。本作はBlume popoの第二章の一作目のepであるとも言える。 Blume popo第二章の作品における特徴の一つはコンポーザーである横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他メンバーは日本に拠点を置くという、国境を超えた二拠点での活動にある。4曲目の「まなざし」に見られるグリッチーなエレクトロサウンドの背景には、ドイツのリアルタイムな音楽カルチャーからの影響が見てとれるだろう。これまでも電子音楽の要素を独自に解釈し、ポストロックの文脈に落とし込んできたという側面も持つBlume popoであるが、今作『Body Meets Dress』では『NEW SKIN』で使用されるチョップドボーカルや『まなざし』のグリッチコア的な編曲から、彼らのさらなる電子音楽への傾倒が見てとれる。 しかしサウンドはあくまで重厚なバンドアンサンブルにこだわり、『少年時代』や『逃現郷』などではこれまで彼らが積み重ねてきた珠玉のオルタナティヴ・サウンドが体験できる。Blume popoによるこのような絶妙なバランス感のサウンドメイクの裏側には、彼らをバンド結成当初から支え続けるエンジニア、田村雄平がいる。 本作『Body Meets Dress』でBlume popoが描こうとしたテーマは自己同一性、および自我についてである。彼らの問いは「”私”はどこまでが”私”であり、それは一体何が規定するのか」ということだ。この問いに対する一つの象徴が”NEW SKIN”であり、他者からの”まなざし”であり、”少年時代”の原体験であり、その問いの先にある憧憬の地が”逃現郷”である。 このテーマで作品を作るにあたってBlume popoに大きな影響を与えたアーティストがいる。『Body Meets Dress』というタイトルは、そのアーティストによる作品からの引用だ。 カバーワークはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによるものだ。ジャケットに写る、曖昧な光にゆらめく像は、Blume popoの哲学を象徴しているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に、本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取ることができるだろう。
2024年3月に2年半ぶりの日本での公演を控えるBlume popoによる2024年1月3日リリースの最新シングル『逃現郷』。前作『少年時代』のリリースの後、香港/中国でのツアーを経たBlume popoの今が現れた一曲。 本楽曲の制作は、前作『少年時代』に引き続き、ドイツ・デュッセルドルフ在住のコンポーザー横田と、日本にいるその他のメンバーによって、国境を越えた二拠点で行われた。レコーディング/ミックス/マスタリングは過去作に引き続きエンジニア田村雄平による仕事で、独自のサウンドデザインに磨きがかけられている。 本作でBlume popoが描いたものは、"どこにもない理想郷"とされる"桃源郷"(="ユートピア")ではなく、すぐそこにある[現]実から[逃]げるための場所、"逃現郷"だ。優しく温かい歌詞には、作詞を担当したボーカル野村美こにとっての"逃現郷"が体現されており、その表現によって、この曲自体がリスナーにとっての"逃現郷"になるだろう。外の世界から閉ざされた、内側の安全な世界への憧憬を歌った本作品は、昨今のBlume popoの作品に一貫するテーマである『自己の境界線の揺らぎ』にやはり通底している。 ジャケットはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによる作品。多重露光による曖昧な輪郭を描くことで、視覚的にも『自己の境界線の揺らぎ』やその曖昧性のようなものを描いているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取るだろう。そして、その表現に包まれたBlume popoの哲学が強く、固くなっていることがすぐに感じられるだろう。 本作が日本のオルタナシーンの一時代を牽引する一曲になると、確信を持って宣言する。
2024年3月に2年半ぶりの日本での公演を控えるBlume popoによる2024年1月3日リリースの最新シングル『逃現郷』。前作『少年時代』のリリースの後、香港/中国でのツアーを経たBlume popoの今が現れた一曲。 本楽曲の制作は、前作『少年時代』に引き続き、ドイツ・デュッセルドルフ在住のコンポーザー横田と、日本にいるその他のメンバーによって、国境を越えた二拠点で行われた。レコーディング/ミックス/マスタリングは過去作に引き続きエンジニア田村雄平による仕事で、独自のサウンドデザインに磨きがかけられている。 本作でBlume popoが描いたものは、"どこにもない理想郷"とされる"桃源郷"(="ユートピア")ではなく、すぐそこにある[現]実から[逃]げるための場所、"逃現郷"だ。優しく温かい歌詞には、作詞を担当したボーカル野村美こにとっての"逃現郷"が体現されており、その表現によって、この曲自体がリスナーにとっての"逃現郷"になるだろう。外の世界から閉ざされた、内側の安全な世界への憧憬を歌った本作品は、昨今のBlume popoの作品に一貫するテーマである『自己の境界線の揺らぎ』にやはり通底している。 ジャケットはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによる作品。多重露光による曖昧な輪郭を描くことで、視覚的にも『自己の境界線の揺らぎ』やその曖昧性のようなものを描いているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取るだろう。そして、その表現に包まれたBlume popoの哲学が強く、固くなっていることがすぐに感じられるだろう。 本作が日本のオルタナシーンの一時代を牽引する一曲になると、確信を持って宣言する。
今作は2月にリリースしたEP『Body Meets Dress』と対をなす作品となっており、同作の収録曲4曲に対して、それぞれ異なるアーティストがリミックスを行ったものとなっている。 参加アーティストは、ネットコミュニティ発のサウンドギーク集団として注目を集めるPAS TASTAからphritz・quoree、yamaへの楽曲提供などポップフィールドでも注目を集めるボカロP・是、やはりボカロ音楽を中心に手がける謎に包まれたリミキサー・nu_imiの4名。 近年、コンポーザーの横田檀がドイツ在住という条件の下で制作を行うBlume popoにとって、インターネットは新たにスタジオに近い意味を持つようになった空間である。空間が変われば、「Body=身体」が纏う「Dress=装い」も変わる。今作は、前作にも通底していた「自己」の境界線を探るというテーマを深化させるものであると同時に、「バンド」という存在にとっての身体とは……つまり何が保たれていれば「このバンドの音だ」と私たちは言えるのか、あるいは「バンド」に必要な空間とはそもそも何なのかを問い直すような試みとも言えるだろう。 ぜひ一対の作品を聴き比べることによって、あなたなりの答えを見つけてみてほしい。
今作は2月にリリースしたEP『Body Meets Dress』と対をなす作品となっており、同作の収録曲4曲に対して、それぞれ異なるアーティストがリミックスを行ったものとなっている。 参加アーティストは、ネットコミュニティ発のサウンドギーク集団として注目を集めるPAS TASTAからphritz・quoree、yamaへの楽曲提供などポップフィールドでも注目を集めるボカロP・是、やはりボカロ音楽を中心に手がける謎に包まれたリミキサー・nu_imiの4名。 近年、コンポーザーの横田檀がドイツ在住という条件の下で制作を行うBlume popoにとって、インターネットは新たにスタジオに近い意味を持つようになった空間である。空間が変われば、「Body=身体」が纏う「Dress=装い」も変わる。今作は、前作にも通底していた「自己」の境界線を探るというテーマを深化させるものであると同時に、「バンド」という存在にとっての身体とは……つまり何が保たれていれば「このバンドの音だ」と私たちは言えるのか、あるいは「バンド」に必要な空間とはそもそも何なのかを問い直すような試みとも言えるだろう。 ぜひ一対の作品を聴き比べることによって、あなたなりの答えを見つけてみてほしい。
Digital Catalog
“ポスト・ポップス” を掲げるバンドBlume popoが初となるフルアルバム『obscure object』をリリース。 ドイツと日本を行き来する2拠点体制から、今秋ついに東京へ活動の軸足を移したBlume popo。新たなフェーズに踏み出すタイミングで予定していた9月の初ワンマンライブ “Portrait the Position” は、不運な事情により延期となったものの、その逆境をも力に変え、本作を “新章の始まりを示す作品” として完成させた。 ワンマン延期時に急遽ゲリラ公開されファンとの結束を確かめる契機となった「きらきら」、10周年の節目にこれまでの歩みを振り返る楽曲として届けられた「月夜銀河へ」、本作のために大胆なリアレンジと再録を施した「抱擁」など、バンドの現在地とこれまでの軌跡を内包する内容となっている。 あらゆる音楽性を柔軟に横断し、シーンの “あわい” に身を置いてきたBlume popo。本作では、その “オブスキュア” =曖昧さをひとつの美学として結晶化させた。ジャンルや解釈の境界を軽やかに越えていく精神、多義的な音像——Blume popoが持つ特質により、“obscure music” という言葉の意味そのものを更新する作品となっている。エンジニアには結成当初からタッグを組んできた田村雄平が参加。
“ポスト・ポップス” を掲げるバンドBlume popoが初となるフルアルバム『obscure object』をリリース。 ドイツと日本を行き来する2拠点体制から、今秋ついに東京へ活動の軸足を移したBlume popo。新たなフェーズに踏み出すタイミングで予定していた9月の初ワンマンライブ “Portrait the Position” は、不運な事情により延期となったものの、その逆境をも力に変え、本作を “新章の始まりを示す作品” として完成させた。 ワンマン延期時に急遽ゲリラ公開されファンとの結束を確かめる契機となった「きらきら」、10周年の節目にこれまでの歩みを振り返る楽曲として届けられた「月夜銀河へ」、本作のために大胆なリアレンジと再録を施した「抱擁」など、バンドの現在地とこれまでの軌跡を内包する内容となっている。 あらゆる音楽性を柔軟に横断し、シーンの “あわい” に身を置いてきたBlume popo。本作では、その “オブスキュア” =曖昧さをひとつの美学として結晶化させた。ジャンルや解釈の境界を軽やかに越えていく精神、多義的な音像——Blume popoが持つ特質により、“obscure music” という言葉の意味そのものを更新する作品となっている。エンジニアには結成当初からタッグを組んできた田村雄平が参加。
オルタナティブロックバンド、Blume popoによる4年ぶりのep、『Body Meets Dress』。活動休止&再開を経て、活動形態を大きく変えたBlume popo。本作はBlume popoの第二章の一作目のepであるとも言える。 Blume popo第二章の作品における特徴の一つはコンポーザーである横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他メンバーは日本に拠点を置くという、国境を超えた二拠点での活動にある。4曲目の「まなざし」に見られるグリッチーなエレクトロサウンドの背景には、ドイツのリアルタイムな音楽カルチャーからの影響が見てとれるだろう。これまでも電子音楽の要素を独自に解釈し、ポストロックの文脈に落とし込んできたという側面も持つBlume popoであるが、今作『Body Meets Dress』では『NEW SKIN』で使用されるチョップドボーカルや『まなざし』のグリッチコア的な編曲から、彼らのさらなる電子音楽への傾倒が見てとれる。 しかしサウンドはあくまで重厚なバンドアンサンブルにこだわり、『少年時代』や『逃現郷』などではこれまで彼らが積み重ねてきた珠玉のオルタナティヴ・サウンドが体験できる。Blume popoによるこのような絶妙なバランス感のサウンドメイクの裏側には、彼らをバンド結成当初から支え続けるエンジニア、田村雄平がいる。 本作『Body Meets Dress』でBlume popoが描こうとしたテーマは自己同一性、および自我についてである。彼らの問いは「”私”はどこまでが”私”であり、それは一体何が規定するのか」ということだ。この問いに対する一つの象徴が”NEW SKIN”であり、他者からの”まなざし”であり、”少年時代”の原体験であり、その問いの先にある憧憬の地が”逃現郷”である。 このテーマで作品を作るにあたってBlume popoに大きな影響を与えたアーティストがいる。『Body Meets Dress』というタイトルは、そのアーティストによる作品からの引用だ。 カバーワークはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによるものだ。ジャケットに写る、曖昧な光にゆらめく像は、Blume popoの哲学を象徴しているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に、本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取ることができるだろう。
オルタナティブロックバンド、Blume popoによる4年ぶりのep、『Body Meets Dress』。活動休止&再開を経て、活動形態を大きく変えたBlume popo。本作はBlume popoの第二章の一作目のepであるとも言える。 Blume popo第二章の作品における特徴の一つはコンポーザーである横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他メンバーは日本に拠点を置くという、国境を超えた二拠点での活動にある。4曲目の「まなざし」に見られるグリッチーなエレクトロサウンドの背景には、ドイツのリアルタイムな音楽カルチャーからの影響が見てとれるだろう。これまでも電子音楽の要素を独自に解釈し、ポストロックの文脈に落とし込んできたという側面も持つBlume popoであるが、今作『Body Meets Dress』では『NEW SKIN』で使用されるチョップドボーカルや『まなざし』のグリッチコア的な編曲から、彼らのさらなる電子音楽への傾倒が見てとれる。 しかしサウンドはあくまで重厚なバンドアンサンブルにこだわり、『少年時代』や『逃現郷』などではこれまで彼らが積み重ねてきた珠玉のオルタナティヴ・サウンドが体験できる。Blume popoによるこのような絶妙なバランス感のサウンドメイクの裏側には、彼らをバンド結成当初から支え続けるエンジニア、田村雄平がいる。 本作『Body Meets Dress』でBlume popoが描こうとしたテーマは自己同一性、および自我についてである。彼らの問いは「”私”はどこまでが”私”であり、それは一体何が規定するのか」ということだ。この問いに対する一つの象徴が”NEW SKIN”であり、他者からの”まなざし”であり、”少年時代”の原体験であり、その問いの先にある憧憬の地が”逃現郷”である。 このテーマで作品を作るにあたってBlume popoに大きな影響を与えたアーティストがいる。『Body Meets Dress』というタイトルは、そのアーティストによる作品からの引用だ。 カバーワークはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによるものだ。ジャケットに写る、曖昧な光にゆらめく像は、Blume popoの哲学を象徴しているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に、本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取ることができるだろう。
2024年3月に2年半ぶりの日本での公演を控えるBlume popoによる2024年1月3日リリースの最新シングル『逃現郷』。前作『少年時代』のリリースの後、香港/中国でのツアーを経たBlume popoの今が現れた一曲。 本楽曲の制作は、前作『少年時代』に引き続き、ドイツ・デュッセルドルフ在住のコンポーザー横田と、日本にいるその他のメンバーによって、国境を越えた二拠点で行われた。レコーディング/ミックス/マスタリングは過去作に引き続きエンジニア田村雄平による仕事で、独自のサウンドデザインに磨きがかけられている。 本作でBlume popoが描いたものは、"どこにもない理想郷"とされる"桃源郷"(="ユートピア")ではなく、すぐそこにある[現]実から[逃]げるための場所、"逃現郷"だ。優しく温かい歌詞には、作詞を担当したボーカル野村美こにとっての"逃現郷"が体現されており、その表現によって、この曲自体がリスナーにとっての"逃現郷"になるだろう。外の世界から閉ざされた、内側の安全な世界への憧憬を歌った本作品は、昨今のBlume popoの作品に一貫するテーマである『自己の境界線の揺らぎ』にやはり通底している。 ジャケットはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによる作品。多重露光による曖昧な輪郭を描くことで、視覚的にも『自己の境界線の揺らぎ』やその曖昧性のようなものを描いているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取るだろう。そして、その表現に包まれたBlume popoの哲学が強く、固くなっていることがすぐに感じられるだろう。 本作が日本のオルタナシーンの一時代を牽引する一曲になると、確信を持って宣言する。
2024年3月に2年半ぶりの日本での公演を控えるBlume popoによる2024年1月3日リリースの最新シングル『逃現郷』。前作『少年時代』のリリースの後、香港/中国でのツアーを経たBlume popoの今が現れた一曲。 本楽曲の制作は、前作『少年時代』に引き続き、ドイツ・デュッセルドルフ在住のコンポーザー横田と、日本にいるその他のメンバーによって、国境を越えた二拠点で行われた。レコーディング/ミックス/マスタリングは過去作に引き続きエンジニア田村雄平による仕事で、独自のサウンドデザインに磨きがかけられている。 本作でBlume popoが描いたものは、"どこにもない理想郷"とされる"桃源郷"(="ユートピア")ではなく、すぐそこにある[現]実から[逃]げるための場所、"逃現郷"だ。優しく温かい歌詞には、作詞を担当したボーカル野村美こにとっての"逃現郷"が体現されており、その表現によって、この曲自体がリスナーにとっての"逃現郷"になるだろう。外の世界から閉ざされた、内側の安全な世界への憧憬を歌った本作品は、昨今のBlume popoの作品に一貫するテーマである『自己の境界線の揺らぎ』にやはり通底している。 ジャケットはドイツ・ベルリンを拠点に活動する写真家、Taichi Hishikawaによる作品。多重露光による曖昧な輪郭を描くことで、視覚的にも『自己の境界線の揺らぎ』やその曖昧性のようなものを描いているようだ。 シューゲイザーやオルタナティブをバックボーンとし、8年間のキャリアで身につけた揺るぎないBlume popo独自の音像に本作ではさらに磨きがかけられ、リスナーはこれまで以上に高い解像度で作品を受け取るだろう。そして、その表現に包まれたBlume popoの哲学が強く、固くなっていることがすぐに感じられるだろう。 本作が日本のオルタナシーンの一時代を牽引する一曲になると、確信を持って宣言する。
今作は2月にリリースしたEP『Body Meets Dress』と対をなす作品となっており、同作の収録曲4曲に対して、それぞれ異なるアーティストがリミックスを行ったものとなっている。 参加アーティストは、ネットコミュニティ発のサウンドギーク集団として注目を集めるPAS TASTAからphritz・quoree、yamaへの楽曲提供などポップフィールドでも注目を集めるボカロP・是、やはりボカロ音楽を中心に手がける謎に包まれたリミキサー・nu_imiの4名。 近年、コンポーザーの横田檀がドイツ在住という条件の下で制作を行うBlume popoにとって、インターネットは新たにスタジオに近い意味を持つようになった空間である。空間が変われば、「Body=身体」が纏う「Dress=装い」も変わる。今作は、前作にも通底していた「自己」の境界線を探るというテーマを深化させるものであると同時に、「バンド」という存在にとっての身体とは……つまり何が保たれていれば「このバンドの音だ」と私たちは言えるのか、あるいは「バンド」に必要な空間とはそもそも何なのかを問い直すような試みとも言えるだろう。 ぜひ一対の作品を聴き比べることによって、あなたなりの答えを見つけてみてほしい。
今作は2月にリリースしたEP『Body Meets Dress』と対をなす作品となっており、同作の収録曲4曲に対して、それぞれ異なるアーティストがリミックスを行ったものとなっている。 参加アーティストは、ネットコミュニティ発のサウンドギーク集団として注目を集めるPAS TASTAからphritz・quoree、yamaへの楽曲提供などポップフィールドでも注目を集めるボカロP・是、やはりボカロ音楽を中心に手がける謎に包まれたリミキサー・nu_imiの4名。 近年、コンポーザーの横田檀がドイツ在住という条件の下で制作を行うBlume popoにとって、インターネットは新たにスタジオに近い意味を持つようになった空間である。空間が変われば、「Body=身体」が纏う「Dress=装い」も変わる。今作は、前作にも通底していた「自己」の境界線を探るというテーマを深化させるものであると同時に、「バンド」という存在にとっての身体とは……つまり何が保たれていれば「このバンドの音だ」と私たちは言えるのか、あるいは「バンド」に必要な空間とはそもそも何なのかを問い直すような試みとも言えるだろう。 ぜひ一対の作品を聴き比べることによって、あなたなりの答えを見つけてみてほしい。
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