京都から突如現れた新星、ハンサムケンヤ! って、誰だ!?
2012年3月にニュー・シングルをリリースするハンサムケンヤ。って、一体誰? ストーリー性の高いアニメーションのミュージック・ビデオが話題を集め、各分野より高評価を得ている京都のシンガー・ソングライターです。京都の大学でバンド「京都ハンサムズ」を結成し、そのメンバーが卒業後、就職もせずに彼を世に出すために立ちあげたレーベル、古都レコードより2枚の作品をリリース。もちろん、彼自身もレーベル・オーナーとなった友人の覚悟に答えるために就職の内定を蹴って音楽の道へ進む決意を固めたとのこと。まずは下へ進んでミュージック・ビデオを見てください! 彼のことが気になって仕方がなくなるはず。
3月リリースのシングルに向けて、過去作を配信開始!
1st mini album 『これくらいで歌う』
【トラック・リスト】
01. 大三病 / 02. 蟲の溜息 / 03. ノンレム睡眠 / 04. インスト / 05. コンビニバイトブルウス / 06. これくらいで歌う
【配信形態/価格】
MP3 : 単曲150円、アルバム購入810円
WAV : 単曲180円、アルバム購入970円
1st full album 『エフコード』
【トラック・リスト】
01. 決心速度 / 02. ポートマン / 03. アイキャッチ / 04. エフコード / 05. フイルムケース / 06. アラハラ / 07. 疲労感 / 08. 口内炎 / 09. 生活排水 / 10. 秋雨前線 / 11. この街の歩き方 / 12. ダウンロード世代
【配信形態/価格】
MP3 : 単曲150円、アルバム購入1620円
WAV : 単曲180円、アルバム購入1940円
音楽で世に出る覚悟を固めた青年。そのドラマの行く末とは?
ハンサムケンヤという京都のシンガー・ソングライターのミュージック・ビデオが、YouTube上でじわじわと注目を集め始めている。こんなインパクトのある名前を名乗るなんて、どう考えてもイロモノミュージシャンだろう。そんな風に構えつつ動画の再生ボタンを押す。
とんでもなかった。邪道どころか王道の中でも真ん中を突き進む、清々しいほどに迷いのない直球のロックだ。そして自らをアニメーションの主人公に置いたこの映像には、彼のミュージシャンとしての若さ、葛藤、決意が集約されている。「もしも音楽を選んでいなかったら」「もしもロックでなかったら」「もしもあそこで勇気を出していれば」「もしもあそこであの電車に乗り遅れていなかったら」。今までの人生の中で数え切れぬほどに繰り返してきた「もしも」。小さな決断、何てことない偶然によって人生が枝分かれしていく様をパラレル・ワールドチックに描いていく。6分40秒ある映像の最後の方に少し涙を誘われたのは、途中からミュージック・ビデオではなくショート・ショート・ムービーとして見ていたからかもしれない。しかしこの男、容姿端麗ではあるが「ハンサム」と呼べるセクシーさはない。そして既視感がある。それも三次元ではなく、二次元で。どこでだ?
「決心速度」のミュージック・ビデオを見て、このもやもやは解決された。浅野いにおの漫画「ソラニン」に登場する主人公の恋人、ロック・バンドでの成功を夢見ていた20代前半の青年、種田成男だ。宮崎あおい主演で映画化もされた本作だが、種田役を演じるのがイケメン俳優の高良健吾だと分かった時に少し違和感があった。彼こそハンサムだ。成功に恋焦がれる悶々とした葛藤が感じられない。まだ煩悩だらけのハンサムケンヤの方が漫画の中の種田によく似ている。「決意は固まった。あとは結果だけだ。」という迷いはないけれど不安は若干残している、彼の顔を見てそう思った。
「アラハラ」と「これくらいで歌う」の映像の中から、彼の中に確固たる「売れたい欲求」があることが窺える。いや、そこに向けた努力ではなく、その先の苦悩を描いていることから「売れたい」というよりも「当然売れてやる」という覚悟なのかもしれない。以前、友人がこんなことを言っていた。「俺が神聖かまってちゃんを追う理由は、音楽としてよりもストーリーとして、結末が気になるからなんだよ。リアル・タイムで進んでいく映画を見てる感じ。」ジョン・レノン、ボブ・ディラン、尾崎豊や忌野清志郎。高いカリスマ性をもつミュージシャンであれば、誰もがその背景にドラマを期待される。京都の立命館大学に入学し、就職の内定をもらい、卒業した後、内定を蹴って本格的な音楽活動を始めたハンサムケンヤ。彼のドラマはまだまだ始まったばかりだ。音楽で世に出る覚悟を固めた彼は今後も京都で活動を続けていくのか、もしくは東京に拠点を移すのか。まずはそのドラマの序章の行く末が気になっている。(text by 水嶋 美和)
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ハンサムケンヤ LIVE INFORMATION
『京都おんなりフェスティバル』出演決定!
2012年3月10日(土) @京都 三条木屋町
※オフィシャル・サイトにて後日詳細発表予定
ワンマン・ライヴ『ケンヤマツリ~もしもケンヤがハンサムだったら前夜祭~』
2012年3月22日(木) @京都 Modern Times
w / 京都ハンサムズ
全国ツアー『もしもケンヤがハンサムだったら2012(仮)』
※オフィシャル・サイトにて後日詳細発表予定
ハンサムケンヤ PROFILE
京都在住のシンガー・ソングライター。1987年10月30日生まれ。2011年に立命館大学を卒業。大学時代のバンド仲間が立ち上げたインディー・レーベル、古都レコードの第1弾アーティストとして、同年5月にファースト・ミニ・アルバム『これくらいで歌う』を発表。このうち収録曲「蟲の溜息」「これくらいで歌う」のビデオ・クリップは椙本晃佑によるアニメーションやCGを取り入れた作品で、動画サイトを中心に話題となる。同年8月、12曲入りのファースト・フル・アルバム『エフコード』をリリース。