ソウル・フラワー・ユニオンの中心人物、中川敬が初のソロ・アコースティック・アルバム『街道筋の着地しないブルース』をリリース! 書き下ろしの新曲はもちろん、「満月の夕」「死んだあのコ」「寝顔を見せて」などのセルフ・カバー、アイリッシュ・トラッドのカバーに邦題を付けた「風来恋歌」、浅川マキの「少年」やチューリップの「しっぽの丸い子犬」のカバーなどを含む、全14編にわたる解放歌集が完成した。

ソウル・フラワー・ユニオン、中川敬の初のソロ・アコースティック・アルバム!!

中川敬 / 街道筋の着地しないブルース

【TRACK LIST】
01. 風来恋歌 / 02. 夜に感謝を / 03. 街道筋の着地しないブルース / 04. 少年 / 05. ひかり / 06. 満月の夕 / 07. 日高見 / 08. いちばんぼし / 09. しっぽの丸い小犬 / 10. ひぐらし / 11. 死んだあのコ / 12. 野づらは星あかり / 13. 寝顔を見せて / 14. 男はつらいよのテーマ

【特典】
デジタル・ブックレット

【配信形態・価格】
WAV/まとめ購入のみ、2680円


「見つめること。目撃者がいる限り、為政者の無茶にも限界がある。」

3月11日に起こった東日本大震災と、それにより引き起こされた福島第一原子力発電所の事故。テレビの中で異常な事が起こっている。テレビの中? 違う、現実だ。しかし現実を受け入れるより先にメディアは日常を取り戻していく。原発事故のニュースの後にドラマが流され、現実と非現実の境界線は曖昧になる。そんな中、番組間の短いニュースで山口県上関町祝島のことが取り上げられていた。中国電力による上関原発建設計画と、それに対し30年間の反対運動を続けている人たちについてだ。祝島と聞き、黒猫の写真が脳裏をよぎった。2010年にリリースされたソウル・フラワー・ユニオンアクア・ヴィテ』のジャケット写真だ。そのジャケットの注意書きには「上関原発建設阻止行動を見守るネコ」と書かれていた。

この作品のリリースの際に、中川敬にインタビューをした。そして、何故この写真をジャケットに使ったのかを聞くと、彼は「このネコちゃんたち、素晴らしいやろ? 」とにんまり笑ってから、2009年の11月、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンで広島公演をした際に上関原発を考える20、30代の集まりに出会い、この出会いを大切にするためにこの写真をジャケットに使用したのだと話してくれた。他の作品にも、彼らがこれまで経てきた「現場での出会い」が多く刻まれている。例えば「満月の夕」は1995年、阪神淡路大震災の際に被災地に赴き「出前慰問ライヴ」をする中で書き下ろされた曲だ。今作収録のソロ・ヴァージョンの「満月の夕」もまた、東北地方の被災者からの声を受け、ラフ・ミックス段階の曲を急遽オフィシャル・サイトで公開していた。そして彼らはその後、石巻、女川、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡の11カ所の避難所へ演奏しに向かった。

彼らが被災地を回っているのを、私はTwitter(@soulflowerunion/主に中川敬がツイートをしている)で追いかけていた。その中で「DJターンテーブル、無事持ち主の元に戻りました! 」という旨の気になるツイートを見つけた。そのツイートの背景について、後に日本経済新聞のウェブ・ニュースから知る。中川敬がツイートした被災地の写真の中に写り込んだDJターンテーブルの持ち主が、たまたまこのツイートを見ていたのだ。すぐさま連絡を取り、一緒に現場にかけつけ、彼の手元に戻った。しかもその持ち主はソウル・フラワー・ユニオンのファンで、大学時代に神戸の「出前慰問ライヴ」を手伝ったことがあったという。とても不思議な巡り合わせだが、中川敬の場合、偶然の出来事と思えないからまた不思議だ。出会いを大切にしてきた彼に、運命の方が引き寄せられたとしか考えられない。

中川敬初のソロ・アコースティック・アルバムとなる今作は、3月11日をまたいで録音された。ただでさえ心象風景を音楽に写し込む彼だから、震災により感じた強烈な思いが今作に反映されていない訳がない。けれど、ここから彼の心情を読み取ろうとする必要はない。詞を書いた中川敬自身が「歌詞はそれぞれの人生にひっかけてとらえてもらえばいい」と話していたのだから。それを念頭に置いて聞けば、曲を辿ることで自分がこれまで歩んで来た道のりを振り返る事が出来る。自分と全く別のところで生まれたはずの作品が、他人事ではなくなるのだ。

震災後、私も機会を得て、石巻の津波被害の現場を訪れた。瓦礫が散乱し、線路がうねり、車が川に浮かび、木々に布団や服がぶらさがっている。非現実的なこの状況を肉眼で確認し、ようやくこの大災害にリアリティを感じることができた。『アクア・ヴィテ』リリース時のインタビューの最後に中川敬はこう話している。「見つめること。目撃者がいる限り、為政者の無茶にも限界がある。世界の裏側で起こっている事でも、そこにも「私達」がいるっていう想像力を持てるのが、ホモサピエンスであって… (略)人生を時代のせいには出来ないよ。要は想像力なんやね。」震災後、私にはその想像力が欠けていた。ならばどうすればいいか。現場に立ち、体験すればいい。しかしそれには勇気が必要だ。ならば、今作『街道筋の着地しないブルース』を持ってゆけばいい。自分の歩んで来た道のりの長さを測り、土の固さを確かめ、さらに前へと進む勇気と自信をあなたに与えてくれるだろう。光の中であろうと闇の中であろうと、生きている限りその道を歩くしかない。(text by 水嶋 美和)

ソウル・フラワー・ユニオン DISCOGRAPHY


ソウル・フラワー・ユニオン MUSIC VIDEO

【asfファイルとmp4ファイルについて】
・ Windows標準のWindows Media Playerをご使用の方 → asfファイル(WMV8)
・ mac標準のQuickTime Playerをご使用の方 → mp4ファイル
※Windows環境で、mp4を再生出来る環境の方はmp4をおすすめします。

LIVE SCHEDULE

ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン
2011年8月11日(木) @横浜寿町職安前広場 入場無料!
w / チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン / リトルキヨシトミニマム!gnk! / 桃梨 / 林栄一ガトスミーティング

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
『もののけ盆ダンスツアー2011~おいらの船は300トン』ツアー
2011年8月17日(水) @京都 磔磔
w / ギターパンダ / 上間綾乃
2011年8月19日(金) @東京 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
w / ギターパンダ / 上間綾乃
2011年8月21日(日) @東京 Zher the Zoo YOYOGI
w / 遠藤ミチロウ / 上間綾乃

中川敬
2011年9月10日(土) @江の島展望灯台サンセットテラス
w / リクオ / 山口洋(HEAT WAVE) / ウルフルケイスケ / 三宅伸治 / Ban Ban Bazar / 伊東ミキオ / 石嶺 聡子 / 上中丈弥(THEイナズマ戦隊) / 朝倉真司 / 梅津和時

ソウル・フラワー・ユニオン
『ホモサピエンスはつらいよ』ツアー
2011年9月18日(日) @大阪 CLUB QUATTRO
2011年9月21日(水) @神奈川 F.A.D YOKOHAMA
2011年9月23日(金・祝) @東京 duo MUSIC EXCHANGE
2011年9月27日(火) @宮城 仙台 LIVE HOUSE enn2nd
出演イベント
2011年8月27日(土) @みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
『ARABAKI ROCK FEST.11』
2011年10月23日(日) @京都KBSホール
『BOROFESTA 2011』

「ソウルフラワー基金」について

長きに渡り阪神淡路大震災の被災地への寄付を続けてきた「ソウルフラワー基金」が、この度の震災を受け、東日本の被災地への支援へと切り替わりました。

ソウルフラワー震災基金からの報告とお願い

PROFILE

中川敬 NAKAGAWA TAKASHI
ロック・バンド「ソウル・フラワー・ユニオン」のヴォーカル/ギター/三線。前身バンド「ニューエスト・モデル」に始まり、並行活動中のチンドン・ユニット「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」や、アコースティック・ユニット「ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン」と、多岐にわたるバンド/ユニットのフロントマンとして、ライヴを通じて多くの人々を魅了している。また、トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなど、あらゆる音楽を精力的に雑食・具現化する、これらバンドの音楽性をまとめあげる才能をして、ソング・ライター/プロデューサーとしての評価も高い。

中川敬参加の東日本大震災救済支援コンピレーション『Play for Japan Vol.7』の購入はこちらから

ソウル・フラワー・ユニオン
80年代の日本のパンク・ロック・シーンを語るには欠かせない存在であったメスカリン・ドライヴとニューエスト・モデルが合体する形で、'93年に結成。'95年、阪神淡路大震災を機にアコースティック・チンドン・ユニット「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」としても、被災地での演奏を中心に精力的な活動を開始。'99年には、韓国にて6万人を集めた日本語による初の公演を敢行。トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなどなど、世界中のあらゆる音楽を精力的に雑食、それを具現化する祝祭的ライヴは、日本最強のオルタナティヴ・ミクスチャー・ロックンロールと評される、唯一無二の存在として、国内外を問わず高い評価を得ている。

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@soulflowerunionソウル・フラワー・ユニオン中川敬のソロ・アルバム『街道筋の着地しないブルース』、OTOTOYより、高音質・配信! (デジタル・ブックレット付き)  近年作やMV(13曲)も配信中! http://t.co/rV2hUYnh #soulflower 【拡散RT希望!】
2011/10/15 15:01:02
@tochi1964Me Too! RT @ototoy_info: 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)『街道筋の着地しないブルース』素晴らしいアルバムです。聴いていると暫く動けなくなるぐらいに。(ボ) http://t.co/Fz3E54x #ototoy http://t.co/bgv8QYf
2011/08/16 14:36:21
@gima326中川敬『街道筋の着地しないブルース』ページ、見つけた。 http://t.co/6VarsUL
2011/08/11 23:19:05
@oogidaakiratext by 水嶋 美和さん。素晴らしい文章じゃないか。ちゃんと心がはいっている。RT @ototoy_info:中川敬のページあがりました! http://t.co/Wc8xzTS http://t.co/M8DqNyd
2011/08/11 12:52:16
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The Flickers『WAVEMENT』インタビュー
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[CLOSEUP]・2012年05月09日・ タカハシヒョウリ INTERVIEW 「まだ成長しているぞ」とは、画家のルノワールが亡くなる直前に言ったことばらしい。いやー、オワリカラも、確実に成長しているぞ。3月にライヴ会場限定販売の「さよなら女王陛下e.p.」を出してはや2カ月、3枚目のアルバム『Q&A』をリリース!『ドアたち』『イギー・ポップと讃美歌』よりもポジティブで、キャッチーで、「うた」と「ダンス」が際立ったアルバムとなっている。前回に続き、ボーカル&ギターのタカハシヒョウリにアルバムのキモ、彼にとっての「うた」とは、こころの奥底などを聞いた。見えてきたのは勇気と男気と器!? インタビュー&文 : 福アニー オワリカラ / Q&Aオワリカラのニュー・アルバムが完成! 歌とダンスが前面に押し出され、さらにスケールアップしたバンド・サウンドが展開されている。また共同プロデュースには、東京事変やフジファブリックなどを手掛けたレコーディング・エンジニアの井上うにが参加。より開かれたオワリカラが用意した解答編的マスターピース全11曲。1. GO / 2. ちぎってはなげる / 3. サバビアパンクロックパーティー / 4. さよなら女王陛下 / 5.
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REVIVE JAPAN WITH MUSIC
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by JJ
Drakskip『それでも舵を取る –Steering Through The Storm-』配信開始&メンバー・インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月01日・ 京都発インスト・バンドDrakskipの、3rd Albumが登場!北欧の民俗音楽を軸に、独自のアレンジを凝らした伝統曲やオリジナル・ソングを奏でるインストゥルメンタル・バンド、Drakskip(ドレイクスキップ)。この取材の話を受けて彼らのことを調べる中、2011年4月に表参道の路地裏で突如始まったストリート・ライヴのことを思い出していた。と思ったら、まさかの本人たちだった。なぜ1年前に一度見たきりの彼らのことを鮮明に憶えていたかというと、まずは鍵盤とバイオリンが合体したような謎の楽器だったり、12弦のギターだったり、ドラム・セットに見たことのない打楽器がたくさん付いていたりと、とにかく楽器が変わっていたから。また、老若男女問わず多くの人が路上で鳴る音楽に足を止める光景を、それまであまり見たことがなかったから。そして、人が多く忙しない表参道を、異国情緒ある街並みへと瞬く間に変えたから。 そんなDrakskipだが海外での演奏経験はまだなく、来たる7月にスウェーデンで行われる音楽フェス「Eileens Folkfest 2012」への出演が初となる。「ターニング・ポイントになる可能性が高い」と早くも予想す
by bobbiiiiie
JUN SKY WALKER(S)『LOST&FOUND』配信開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月28日・ 宮田和弥、森純太、寺岡呼人、小林雅之の4人が戻ってきた。そう書くと語弊があるかもしれない。なぜなら彼らは4人とも音楽を続けており、だからこそ今回の完全復活があったのだ。JUN SKY WALKER(S)は1997年に解散し、バンドに一度幕をおろしている。そして、2007年に期間限定の再結成を果たし、今回完全復活を遂げた。その裏には、東日本大震災という大きな天災と、それに伴う東北/北関東のツアーの影響があったという。 4人が集まり、JUN SKY WALKER(S)として各地のリスナーの前で演奏をした2011年。どれだけ自分たちが必要とされているのかを実感し、その役割を引き受けることを彼らは選んだ。そうした覚悟を持って、復活後に初めて作り上げられたオリジナル・アルバム、それが『LOST&FOUND』である。テーマになっているのは、原点回帰とも言えるロック。それは解散を経て、年齢を重ねたことによってしか出来ないロックだった。2012年のJUN SKY WALKER(S)が鳴らすロックについて、宮田和弥と森純太に話を伺った。 インタビュー & 文 : 西澤 裕郎 ジュンスカ完全復活! 待望のオリジナルアルバ
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MAYA『Bluesy Maya in Hi-Fi』インタビュー
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by 渡辺 裕也
SA.RI.NA『光-HIKARI-』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月24日・ SA.RI.NA INTERVIEW 母親への想いを綴った「シングルマザー」が、2010年の有線放送でJ-POP年間リクエストの1位を獲得した女性シンガー、SA.RI.NA。自身も一児の母親である彼女は、地元横浜で自然と音楽に目覚め、レゲエをベースにしつつも、R&B、ソウル、ジャズなどを織り交ぜた楽曲で、様々な心の結びつきを歌い続けてきた。新作『光 –HIKARI-』からのリード・トラック「赤い糸 feat.ハジ→」も、すでにレコチョクの「クラブうたチャート」で1位を獲得し、女性を中心とした高い人気を実証している。 とはいえ、着うたや有線などとの接点が少ないリスナーにとって、まだまだ彼女の認知度は十分とは言えないかもしれない。僕自身、彼女のようなタイプのアーティストの取材をするのは初めてで、その内容は非常に新鮮なものだった。印象的だったのは、母親であるためライヴの回数が少なく、アーティスト写真を全面に出すタイプでもない彼女は、だからこそ自分自身に偽りのない音楽を作ることで、リスナーとの絆を作り上げてきたということ。また、取材中に“勉強”という言葉を何度も繰り返し、自身がプロの作家であるという意識が非常に高
by 金子 厚武
 
筆者について
水嶋 美和 (bobbiiiiie)

酒と音楽と漫画と映画とお笑いに囲まれながら、何かしらとにかく書き続ければと思います。

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