risuって何者?

「ネオ」ニュー・ウェーヴ界の新星risuがOTOTOYに登場!! ギャラクティックな香りを漂わせる、ロケンロールなギター&軽めなビート・ボックスに甘いメロディ。作詞、作曲、アレンジ、プログラミング、ギター、ヴォーカル、アートワークまで、あらゆるパートを一人で担当するなど、可愛らしい名前とは裏腹に、何でもこなしてしまうスーパー・ガール。今回、作曲にBARBEE BOYSのいまみちともたか、トラックメイキングにテクマ! を迎えて制作された驚愕の楽曲「COVER ME」を含む配信限定シングル『COVER ME/SPACE-X』をリリース。謎のヴェールに包まれた彼女に迫るべく、インタビュー付きで大プッシュします!

『COVER ME/SPACE-X』

1. COVER ME
Music, Lyrics & Guitar : Tomotaka IMASA Imamichi
Programming & Mix : Techma!
Vocal : risu

2. Space-X
Music,Lyrics,Guitar&Vocal : risu
Guitar : Tomotaka IMASA Imamichi

配信形式 : mp3 / HQD(24bit/44.1kHzのwav)

★まとめ購入された方にはオリジナル歌詞画像をプレゼント!

INTERVIEW

「昨晩、撃鉄のジャケット・デザインを入校し終えたところで…」と、ほっとした表情で話す彼女は、risuとしての音楽活動と並行し、グラフィック・デザイナーとしても多くの音楽作品のアートワークを手掛けている。ロック・スターになるべく勤めていた会社を辞め、risuの活動を本格的に始動したのは2008年。前作『22ND CENTURY GIRL』ではトラックのミックスをテクマ! が担当し、昨年リリースされたロマンポルシェ。のアルバム『盗んだバイクで天城越え』には彼女自らトラックを提供している。

インタビューから数日後、撃鉄の新作『撃』のジャケットが話題になっていた。気になって見てみると、「何じゃこれは!? 」という、話題になるのもわかるほどに衝撃的。しかし妙に納得がいくデザインだから不思議だ。「設定としては、デザイナーとしての自分とrisuは別人格なんです。」と話していたが、みんなが持っている感覚の一歩先を行くという点では、やはりデザインも音楽も根底では繋がっている。

今までトラックも作詞作曲も全て一人でこなしてきた彼女だが、今作では、彼女のアナログ感と未来感が混在するステージに惚れ込んだいまみちともたかから楽曲をプレゼントされている。そこにテクマ! がトラックで参加。80年代を代表するロック・バンドBARBEE BOYSのいまみちともたか、テクノポップ界の貴公子テクマ! 、そしてニュー・ウェーヴ・アイドルのrisu。この3人が並んでる姿を想像するだけでも、何事が起こるのかとわくわくしてくる。

インタビュー&文 : 水嶋美和
Photography : 森リョータ
make-up : MIKA(Cresson77)
hair styling : 宮川 孝俊(TACCA)

「ロック・スターになります」って言って会社を辞めました

——08年からrisuとして活動を始めたとのことですが、それ以前に何か音楽活動はされてたんですか?

学生の頃にバンドで練習スタジオ入ったり、年に一回ライヴしたりのレベルではやってましたが、まともに音楽を始めたのはrisuからです。

——本格的に音楽をやろうと思ったきっかけは何ですか?

昔から「ロック・スターになりたいわ」っていう気持ちはあったんですけど、美大に通っていてデザインにも興味があったので、大学卒業の時にロック・スターか就職するかで迷ったんですね。で、もし音楽系のデザインが出来る会社に受かったらお試しで就職しようって決めたんです。そしたらレコード会社のデザイナーに採用されて、忙しいなりに楽しかったので、「お試し」っていうことを忘れて何年か働いてしまっていたんです。でも、やっぱり身近で人が音楽やっているのを見てると自分もやりたくなってくるじゃないですか。最初は仕事しながらでも音楽をやろうって思ってたんですけど、デザイナーって忙しい職種なので、なかなか時間もとれず、両立できないならば、と思って、社長に「ロック・スターになります」って言って会社を辞めました。

——なんてかっこいい辞め方! で、今はフリーでデザインの仕事をしながら音楽活動をしているんですね。むしろもっと忙しくなったのでは?

そうですね、一応、risuさんとデザイナーの浅井さんは別人格な設定なんですけど(笑)、体は一つなので、色々、重なった時は忙しいですけどね。あ、risuさんは日本語よくわからないので、インタビューに答えてるのもまた別人格かもしれないです。なんか破綻してきましたね。確かにrisuのことと他のアーティストのことと両方は大変ですけど、ロマンポルシェ。もテクマ! さんも撃鉄も清春さんも、自分の好きな人との仕事ばかりなので、幸せなことですね。

——そこに清春さんが入るのは意外ですね。

元々初めて好きになったロック・スターは清春さんで、音楽的な影響はそれほど受けていないと思うんですけど、自分のライヴ写真とか見てると、なんか目付きが清春さんに似ているなーとか思うんですよ。(清春さんの)ライヴを見ている時に、私が一番見ているのが顔とか目だから、無意識でうつったんじゃないかなと。清春さんは今でも憧れのスターとして特別な存在です。

——テクマ! さんは今作でトラックの提供をしているし、ロマンポルシェ。も共演が多いですね。いつからの付き合いなんですか?

私、ジグジグスパトニックという80年代のイギリスのバンドが大好きなんですけど、ロマンポルシェ。は、彼らの2002年の来日ライヴで共演していたのを見たのが最初です。いきなりステージに出てきたと思ったら全裸でにぎり寿司を投げてきて「あ、かっこいい! 」って(笑)。

——衝撃的ですね(笑)。

ね! その頃はまだ学生で、その後デザイナーになってからロマンポルシェ。がperfumeが対バンしてるイベントを見に行った時に、自分の作品集を渡して「デザインやらせてください」ってお願いしたんです。その半年後ぐらいに掟さんから電話がかかってきて、ロマンポルシェ。のベスト盤のジャケットをデザインしたのをきっかけに、その後、曲の提供もさせていただいたり、去年の9月の自分の企画にも出てもらったり、という感じですね。テクマ! さんは、risuの初ライヴのイベントのトリだったんですよ。テクノ・ポップ系のイベントだったんですけど、ロマンポルシェ。よろしく、いきなりあんな方が出てきたら、ねえ? 「あら素敵! 」って(笑)。

——そういうインパクトある方がお好きなんですね(笑)。

はい(笑)。

——今回曲提供をされたいまみちさん(BARBEE BOYS)との出会いは?

去年の9月にロマンポルシェ。とテクマ! さんとYOLZ IN THE SKYを呼んでニュー・ウェーヴ・イベントを開催したんですけど、それをいまみちさんが観に来てくださったんです。来てくださったきっかけはTwitterなんですけど。去年、テクマ! さんとその周辺の変な方々と、着衣のまま、何ならコスプレで川に入って遊ぶ、という会で奥多摩に行ったんですよ。

——それは… イベント?

ただの行楽です。その時私はOLのコスプレをあてがわれて着てたんですけど、濁流にのまれて本気で溺れたんですよ。

——(笑)。笑っちゃダメなんですね。

初めて本気で死ぬかと思いました。その日の写真をテクマ! さんがTwitterにアップしてて、さすがに溺れてる写真は無いですけど、OL服でFAX持って川に浸かってる写真とかアップしてて。それにいまみちさんが反応したところに、テクマ! さんが「一人でジグジグスパトニックみたいなことをやってる女の子ですよ」って紹介してくれたんですよ。で、MySpaceかなにかを見て食いついてくださったようで、観に来てくれました。

——何がきっかけになるかわからないですね。

で、ライヴの翌日にべた褒めメールと「曲をプレゼントします」って、デモ音源と歌詞とコードが添付されていて、すっごい嬉しかったんですよ。聴いてみたら超名曲だし、プレゼントって! やることもすごくかっこいい!

——惚れ込まれたんですね。そこにテクマ! さんが入ったきっかけは?

いや、そもそも私とテクマ! さんの2人宛にいただいた曲なんですよ。テクマ! さんってトラックの音がすごく良いんですけど、ライヴを見たいまみちさんも、さすが、そこに気付いて。テクマ! さんはテクマ! さんでお褒めのメールをもらっていたみたいです。その日のライヴはテクマ! さん自身の出演の他に、バンド編成だったrisuのライヴにもテクマ! さんにシンセでメンバーに入ってもらっていたんですけど、私達2人ともこういう格好だし、その立ち姿がかっこいいとも言ってもらえて、2人で大喜びしながらやりましょうやりましょうって。

——確かに2人が並んでいる姿は絵になりそうですね。衣装から活動のコンセプトが見える感じ。

テクマ! さんは普段着ロック撲滅委員会の会長で、私は会員なんです。一段高い所に立つのに普段着とは何事か! っていう。

——筋が通ってますね(笑)。では、いまみちさんと直接一緒に作業をしたのではないんですね?

現代っ子なやり方ですけど、主にデータのやり取りで作りました。リズム・トラックはテクマ! さんが作って、私もシンセを足して、そこにいまみちさんのデモに使っていたギターを仮に重ねて歌を入れて、それをいまみちさんに渡してまたギターを弾き直してもらって、それからまたトラック直して歌を入れ直して… と何往復かして仕上がりました。

——いつもは自分で作ってますよね。他の方から提供された曲を歌うのはどうでしたか?

今まで思いどおりのものを作ってくれる人が居なかったから自分でやっていただけなので、自分の範疇を超えてかっこいい楽曲を頂けたら、それは喜んでやりますよ。曲も素晴らしかったし、この曲では私、ギターも弾いてないからただの歌手じゃん! って、良い気分です(笑)。あと、人のデータってすごい勉強になるんですよ。テクマ! さんの音はこうやって作ってたのかとか、いまみちさんのギターもすごい良い音だし、ミックス・ダウンされる前のデータが見れたり、素材が聴けるっていうのは勉強になる事が多かったです。

——活動を開始する時に、バンドや他のメンバーを誘ってやろうとは考えなかったんですか?

risuを始める前、会社に務めていた時、忙しくて自分で出来ないなら外注作戦だ! と思ってネットでトラック作れそうな人を探して試してみたことがあったんですけど、なかなか思い通りのものが出来なかったのでやっぱり自分でやろうと。私が好きなものって需要が少ないものが多くて、自分のことをマニアックとは言いたくないんですけど、その時は似たタイプの人を探すのは難しかったんですよ。今はどんどん周りに揃ってきてすごく幸せなんですけど。PCがあれば一人でも出来るし、手柄も全部自分だし、他の人とやるのは最初から全然考えてなかったです。

何より人をビビらせたい

——ライヴではバンド編成の時もありますよね。ネットに上がってるライヴ映像で見たんですが、白い服を着て3人で演奏してて、後ろからどんどんペンキをぶっかけられていく。ギターにもどっぷりかかってましたが、あれは大丈夫なんですか?

大丈夫じゃないですよ! もちろんギターはダメになります。以前に一度、ペインターのYORK.さんと演奏している私の2人だけでやったことがあって、それが好評だったのでアルバムのリリース・パーティの時にそれのアップグレード版としてやったのがその映像ですね。ライヴごとにメンバー編成は変わります。ライヴ・ハウスではバンド編成でやったり、クラブっぽいスペースに呼ばれた時は一人でやったり、ケース・バイ・ケースです。

——今回のリリースを盤にせずに配信にしたのはなぜですか?

今後、ライヴ会場限定でCDRで出すことはあるかもしれませんが、一刻も早く知らしめたかったんです。最初はリリースについてあまり考えてなかったんですけど、すごくいい曲が出来たので、早く世に聴かせびらかせたいと思って、一番最短で出せる方法として考えたのが配信だったんです。

——先ほども話しましたが、衣装からしてコンセプトがはっきり伝わってくるし、音楽ともすごく合ってると思うんですが、自分の中でテーマはありますか?

スペイシーでグラマラスな感じですかね。ジグジグスパトニックとかもそうですけど、80年代の、バブリーだったっていう派手さと、テクノロジー出始めな未来っぽい感じと。映画でいうと昔の「トロン」とか、80年代じゃないけど「バーバレラ」とかが理想ですかね。

——まだ未来に強い憧れを持ってる感じがしますよね。ああいう作品を見ていると、30年後の今はまだ車も空を飛んでなくて相変わらずジーンズとか穿いてるし、申し訳なく思う。

まだ洗練され過ぎていない感じの世界観がかっこいいんですよね。そういうのが単純に好きなので、自分のやってることのイメージに繋がってるんだと思います。

——じゃあ、最初からニュー・ウェーヴっぽい感じで活動してるんですね。

最初からイメージはありましたけど、衣装に関しては、最近、趣味の合う信頼出来る人と出会って作ってもらえたりもするようになって、やっと持っていたイメージに近づけたかなと。

——最初のイメージに近づいてきて、周りに尊敬するアーティストがたくさん居て、彼らのジャケットのアートワークも担当して、ミュージシャンとしてもデザイナーとしても今かなりいい状態なのでは?

そうですね。私、周りの人達が本当に大好きで、両想いな感じが本当に嬉しいです。自分も周りもそうなんだけど、サービス精神とか、負けず嫌いさとか、何より人をビビらせたい気持ちがあるから、何かすごいことしてやろうって企みに繋がるんですけど、各自がそういう感じで負けまい! と喜ばせ合いしてると、相乗効果でかなりの原動力になりますよね。

——これだけ濃い人が集まったら何かすごいことが起こりそうな気がしますね。並んでくれたら、ビジュアルだけで十分すごいわくわくしますよ! 今後の活動予定について聞かせてもらえますか?

スケジュール的には2月15日に高円寺HIGHでrisu企画のライヴがあるんですけど、この日が今回リリースする「COVER ME」の初お披露目になります。いまみちさんにもゲスト・ギタリストととして参加していただくので、本家の生バージョンを是非観に来ていただきたいです。他の出演者も豪華ですよ。あと、具体的には決まってないですけど、今年はフル・アルバムを出したいですね。誰か何とかしてください(笑)。あとヴィジョンとしては、音楽的、パフォーマンス的にはまだまだ向上していきたいですけど、曲やコンセプト等、やっていること自体には全て自信があるんです。あまり主流の音楽でもないけれど、それを世の中に合わせること無く、主流にしていきたいなと。

——私の好きな言葉で「邪道も貫き通せば王道になる」っていう言葉があるんですけど…

邪道って言っちゃった(笑)。でもまさにそういう感じ! それを目指そうと考えてます。

いまみちともたか&テクマ! からのコメント

『いま、未知との遭遇』

作詞作曲、プログラム、楽器演奏、歌唱まで
全部1人でやったという22ND CENTURY GIRLを聴いて
「かっこいい!」と思ったのがrisuとの第1種接近遭遇。
LIVEを観に行ってそのパフォーマンス・スタイルにヤラれたのが
第2種接近遭遇。その晩帰宅してすぐ「COVER ME」を書きあげて
「よかったらこの曲で遊んで」とメモ音源を渡したら
「面白いので、risu歌います、だからギターを弾いて下さい」と
返信してくれたおかげで、第3種接近遭遇にも成功した次第。

その「COVER ME」と、自分がギターで参加したrisu作の
痛快R&Rナンバー「SPACE-X」の2曲がOTOTOYで配信されることになって
risuとの接近遭遇の機会が皆にも広がるとはなんて素敵!

キミも謎の宇宙小動物risuと遭遇してみないか? きっとシビレルぞ

いまみち ともたか(Guitarist, Song Writer, a.k.a.Leader of BARBEE BOYS)

『risu作品のエンジニアリング行程を通して自身のエンジニアリング哲学を肯定するハンサムは私だ。』(テクマ! )

LIVE SCHEDULE

2011/2/15(火)@高円寺HIGH
『risuのワンダフル・サーカス』

open:19:00 start:19:30

LIVE :
risu(ゲスト:いまみちともたか)
スティーヴ エトウ
cloudchair
テクマ!

DJ :
花形ハヤシ

risu PROFILE

「ネオ」ニュー・ウェーヴ界の新星risu、2008年彗星のごとく始動。ギャラクティックな香りを漂わせる、ロケンロールなギター&軽めなビート・ボックスに甘いメロディ。作詞、作曲、アレンジ、プログラミング、ギター、ヴォーカル、アートワークまで、あらゆるパートをヒトリで担当。2009年、ファースト・ミニ・アルバム『22nd Century Girl』リリース。2010年にリリースされたロマンポルシェ。『盗んだバイクで天城越え』には楽曲提供を行う。