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2020/01/10 23:38

 

春ねむり 極寒の地で撮影、新曲「ファンファーレ」MVを初公開

 

春ねむりが、目覚める。

氷点下30度の、極寒の地で撮影された新曲「ファンファーレ」のMVが初公開された。さらに自身初の北米ライブツアー2020も開催が決定した。

“氷点下30度”という超極寒の中でのMV撮影は、凍結したアムール川の氷上で行われ、過酷な環境の中で歌う彼女の覚悟を決めたストイックな表情と目覚めの喜びが収められている。

さらに、3月には自身初の北米ツアー〈HARU NEMURI“North America Tour 2020”〉の開催が決定。

昨年は、ヨーロッパを代表する20万人級の巨大フェス〈Primavera Sound 2019〉に出演のほか、6ヵ国15公演のヨーロッパツアーを開催。多数の公演がソールドアウトと大盛況で幕を閉じ、海外でも大きな注目を集める“春ねむり”。

そんな折、開催が決定した自身初となる北米ツアーでは、3月16日(月)~21日(土)にオースティンで行われる世界最大規模のフェス〈SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)〉を皮切りに、ダラス、ブルックリン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなど、北米全6都市での公演がアナウンスされた。

チケットは本日より販売開始、詳細は2020年より新たにオープンした海外向けのオフィシャルホームページ“harunemuri.love”で確認できる。

彼女にとって初のアメリカの地で、どのようなパフォーマンスが繰り広げられるのか、国内外から大きな期待が集まるところだ。(三)


春ねむり HARU NEMURI「ファンファーレ / Fanfare」(Official Music Video)

【春ねむり ステートメント】
2010年のはじめ、わたしは14歳の少女だった。少しばかり保守的な両親と、2歳下の妹と一緒に、海と坂のある街に住んでいて、運動が嫌いで勉強が得意な、ありふれた少女だった。
このころ、わたしは常に受動する者であった。「考える」という行為を知らず、生きているという実感がまるでなかった。

それから数年後、ロックンロールがわたしを見つけてくれた日、わたしの人生は永遠に変わった。わたしはわたしがいのちであるということを知り、思想を手に入れた。
今日に至るまでわたしのせかいは拡張を続け、善いものも悪いものも、ささいなことも大層なことも、すべてがわたしをつくる要素となった。
わたしはたくさんのひとと芸術に愛され、また、同じくらいたくさんの悪意に出会いながら、今日まで生き延びた。
2020年のはじめ、わたしは24歳になり、東京に住んでいる。10年前とは違って、自分の好きな服を着て、好きな音楽をきいて、好きなときに眠り、好きなときに好きなひとに会う。表現するよろこびを知っていて、昔よりすこしは自分のことが好きだ。
時代が変わっても、今日も変わらず、どこかで誰かが傷つけられたり死んだりする。
生命を奪うのはいつも凡庸な悪ーつまり人間の無思想性である。だからわたしは、考えるという営みを諦めないで居たいし、能動する者で在りたい。
せかいは常に不完全で、時代は常に未完成である。ここからの10年間も、せかいがどうなっていくのか、誰もまだ知ることはない。でも、だからこそわたしたちは、いつだってわたしたちの手でそれをつくることができる。
わたしたちがせかいを眼差すとき、誰かを愛するとき、なにかを選ぶとき-それはつまり「生きる」とき、このファンファーレが鳴り響き、きみのための祈りになることを願って止まない。

【リリース情報】
アーティスト名:春ねむり
タイトル:ファンファーレ
リリース日:2020/01/10(金)

【LIVE情報】
HARU NEMURI〈North America Tour 2020〉
2020/3/16(月)~21(土) アメリカ・テキサス州 オースティン「SXSW2020」
2020/3/22(日) アメリカ・テキサス州 ダラス「Three Links」
2020/3/24(火) アメリカ・ニューヨーク州 ブルックリン「Knitting Factory」
2020/3/25(水) アメリカ・イリノイ州 シカゴ「Sleeping Village」
2020/3/27(金) アメリカ・カリフォルニア州 ロサンゼルス「Echoplex」
2020/3/29(日) アメリカ・カリフォルニア州 サンフランシスコ「DNA Lounge」





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