2018/01/28 13:07
和楽器バンドが、1月27日（土）に〈和楽器バンド 大新年会2018横浜アリーナ ～明日への航海～〉を横浜アリーナで開催した。
毎年恒例となっている大新年会ライヴは今年で5年連続の開催となり、2014年の渋谷Club Asia（300人動員）、2015年の渋谷公会堂（2,000人動員）、2016年の日本武道館（10,000人動員）、2017年の東京体育館2日間（15,000人動員）、そして今年は過去最大規模となる横浜アリーナ公演を行なった。
サブタイトルの〈明日への航海〉には、ここから新しい大海原に出ていくという意味が込められており、今まで和と洋が融合された前例のないロック・バンドとして5年間活動し、昨年11月には初のベスト・アルバム『軌跡 BEST COLLECTION+』をリリースすることでひとつの節目を迎えた今、この横浜アリーナ公演は和楽器バンドがネクストステージへ進んでいく力強さ、そのスケールの大きさをまざまざと見せつけるエンターテインメントとなっていた。
オープニングは初のシングル曲「雨のち感情論」でスタート。続けて「起死回生」や「天樂」など、テンションの高い演奏でオーディエンスを畳みかけ、剣舞隊を従えた「反撃の刃」では鈴華（Vo）の鬼気迫るパフォーマンスに圧倒されるばかりだった。その後も発売されたばかりの新曲「雪影ぼうし」をファンの前で初披露したりと、ステージ両端からセンター席の中ほどまで伸びるウイングを縦横無尽に駆け回り、会場の広さをまったく感じさせないパフォーマンスを展開！ 総勢44名に及ぶ剣舞隊や和太鼓隊、そして三味線隊やダンサーも迫力のある動きでバンドを盛り立てた。
この日一番の盛り上がりを見せたのは、サプライズで一青窈が登場したシーン。和楽器バンドは昨年、中国および台湾で長く愛されているジェイ・チョウの名曲「東風破」の日本語訳詞を、和楽器バンドのメンバーがリスペクトし、日本と台湾の架け橋として活躍する一青窈に依頼したことがきっかけとなって実現。鈴華は「今年がデビュー15周年というお忙しい中に来てくださり、一緒に歌えた事に非常に感激しています」と語り、一青窈と共に「東風破」をしっとりと艶やかに歌い上げた。
ライヴ後半は鈴華と町屋（Gt）のツイン・ヴォーカルが魅力の「シンクロニシティ」や和バラード「オキノタユウ」、そして本編ラストは「千本桜」で締めくくった。アンコールでは、和楽器バンドが結成して一番最初に音を合わせたという「六兆年と一夜物語」、続けて「暁ノ糸」「花になれ！」を披露。ファンと共に創り上げた全23曲、約2時間30分にわたる〈和楽器バンド 大新年会2018横浜アリーナ ～明日への航海～〉は幕を閉じた。
なお、ステージ上のスクリーンで〈和楽器バンド TOUR 2018〉（全国25都市26公演） がサプライズで発表されると、大歓声が沸き起こった。今や世界へと人気を拡大させている和楽器バンドが、今年も音楽シーンを席巻することになりそうだ。（雄）
〈和楽器バンドTOUR 2018〉
4月28日（土） 埼玉 川口リリア
4月30日（月） 茨城 茨城県立県民文化ホール
5月03日（木） 北海道 札幌わくわくホリデーホール
5月06日（日） 京都 ロームシアター京都 メインホール
5月12日（土） 静岡 静岡市民文化会館中ホール
5月16日（水） 島根 島根県民会館
5月19日（土） 岡山 岡山市民会館
5月20日（日） 広島 広島上野学園ホール
5月25日（金） 熊本 市民会館シアーズホーム夢ホール（熊本市民会館）
5月27日（日） 福岡 福岡市民会館
6月02日（土） 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール
6月03日（日） 福井 福井フェニックスプラザ
6月09日（土） 兵庫 神戸国際会館 こくさいホール
6月16日（土） 神奈川 カルッツ川崎
6月23日（土） 福島 福島県文化センター
6月24日（日） 岩手 北上市文化交流センター さくらホール
6月29日（金） 高知 高知県立県民文化ホール・オレンジホール
6月30日（土） 香川 ハイスタッフホール（観音寺市民会館）
7月07日（土） 富山 高周波文化ホール
7月08日（日） 長野 まつもと市民芸術館
7月16日（月） 東京 東京国際フォーラムホールA
7月22日（日） 新潟 新潟県民会館
7月28日（土） 沖縄 沖縄ミュージックタウン音市場
8月05日（日） 宮城 仙台サンプラザ
9月01日（土） 大阪 グランキューブ大阪 メインホール
9月02日（日） 大阪 グランキューブ大阪 メインホール
