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2016/10/12 14:30

 

69時間のお祭り大成功! ベイビーレイズJAPAN主催<EMOTIONAL IDOROCK FES.>レポート

 

2016年10月6日(木)19時から9日(日)の16時まで、ベイビーレイズJAPAN主催の<EMOTIONAL IDOROCK FES.>が新宿Renyにて行われた。

通称エモフェスと呼ばれたこのイベントは、ベイビーレイズJAPAN(略称ベビレ)がメジャーデビュー4周年を記念し、4日間69時間連続で行うフェスである。これまでに楽曲提供したザ・チャレンジやLIFriends、鶴といったバンド勢から、事務所の先輩、9nineやレーベルメイトのがんばれ!Victory、メンバーに熱烈な虎ガー(ベビレのファンの呼称)がいるアイドルネッサンス、2マンの経験もある清 竜人25などのアイドル勢、そしてスペシャルゲストの飯田里穂まで多彩なゲストが総勢58組200人出演、フェスに華を添えた。その中から、フェスを主催した主役、ベイビーレイズJAPANのライヴの模様を中心にお届けする。

<1日目 御神輿ライブ>
トップバッターはもちろんベビレ。生バンドとともに登場したベビレメンバーは、フェスの開会宣言をおこなった。ステージには69時間をリアルに感じるためのデジタル時計が端に常設されている。会場の新宿ReNYは、ベイビーレイズからベイビーレイズJAPANへと改名後初お披露目した会場で、本人たちも思い入れのある場所だ。リーダーの傳谷が言葉をかみしめるように「たくさんのことを背負っています。下を向かず、前を向いていきます。みなさん、拳ひとつで盛り上がってください!」と語りかけ、いつもはラストで披露されることが多い、ベビレと虎ガーを結ぶ大事な楽曲「夜明けBrand New Days」でスタート。その後、「虎虎タイガー!」「ワッハッハ」「閃光ビリーバー」「シンデレラじゃいられない」を披露。いくつもの伝説を作ってきた彼女たちの、新しい伝説へのチャレンジが始まった。

<2日目 わたあめライブ>
午前中はラジオの公開収録やりおトンコーナーでゆるやかな時間が過ぎ、ライブは午後からスタート。ここでもベビレはトップバッターで登場し、前半はバンドのアコースティック編成で「スーパーノヴァ」と「ハッピーエンドレス」の2曲をしっとりと歌い、お昼すぎとは思えないゆるやかな時間の流れを築きあげる。一言ひとことかみしめるように歌う5人は、69時間の大海原を自分たちの足でしっかり受け止めながら、会場と配信で見守る虎ガーとともに挑戦しているのだな、と実感させられた。この2曲でアコースティック編成は終了。その後も「ビッグスター」「ひとめぼれ初恋もよう」を披露し、最後の曲は伝家の宝刀、でんちゃんの萌えセリフがスパークする「babykiss」で締め。その後山崎あおい、Qaijffがライヴを披露。2組はベビレに楽曲提供をおこなっている縁もあり、それぞれのライヴ中には提供曲を一緒に歌う場面もあり、楽曲が持つ世界観がより一層ひろがった素敵な時間となった。

<2日目 たこやきライブ>
このライヴにはPASSPO☆、PAN、あゆみくりかまき、SABOTEN、そしてトリはベビレが出演。1曲目はニューアルバムの1曲目でもある「Ride On IDOROCK」からスタート。ベビレ5人のすべてが詰まった曲で虎ガーのボルテージをあげ、次はニューアルバムからアルバム名にもなっている「ニッポンChu!Chu!Chu!」を。アップテンポかつコールも楽しめる明るい曲から、「新しい世界」へ。まさに今彼女たちが身をもって経験している途中を象徴しているような、そんな気にさせられたのも束の間、「S.O.K.」で、会場は再びコールの応戦に。ラスト曲「シンデレラじゃいられない」では、ベビレも虎ガーの熱量勝負な盛り上がりだった。

<3日目 かき氷ライブ>
早朝からメンバーの寝起きどっきり配信があり、1日のすべてをベビレと共に過ごしている感が高まってきたこの日、一発目に登場。「恋はパニック」、「デイズ」「S.O.K.」「走れ、走れ」ラストは「ベイビーレボリューション」で締めた。朝イチから聴く「ベイビーレボリューション」での結束感。疲労に負けない気力をチャージできた瞬間だった。この日の朝を入れてすでに4回もライヴをしている彼女たち、毎回趣向を変えてくるセットリストも新鮮だ。いつか、このラインナップが表す意味を細かく聞いてみたいと思った。

<3日目 じゃがバタライブ>
会場をLIFriends・ザ・チャレンジが熱気を高め、トリのベビレが登場するとファンは水を得た魚のように歓喜を表し会場を揺らした。他のアーティストを目当てに来場していたオーディエンスも熱気に後押しされ、一緒に声を出しジャンプをする。じゃがバタでは生バンドでのライヴ。1曲目から「JUMP」で会場を揺らす。MCでは<じゃがバタライヴ>という企画名にかけて「ホクホクした雰囲気」と大矢がコメント。アルバムからソフト・ロックな新曲「少しだけ」を初披露した。ハイタッチや寄り添うフォーメーションなどメンバー同士の結束をモチーフにしたフリが特徴的だ。作曲を多くの楽曲提供を受け関係を気づいてきた鶴が担当しており、MCでは傳谷が「たくさん話し合ってメンバーの関係性などを込めた大切な楽曲です。」と語った。そして、「勇者ボクの冒険」「ミチシルベ」を披露。3日目も終わりに近づくと「正直しんどくなることもあったが、ファンの皆さんがいてくれたからまだまだできる。ずっとそのような仲でいたい。」と高見がコメントし、「Forever Friend」を披露。ラスト1日を前にして絆を糧にエンジンを掛け直した。

<4日目 花火ライブ>
フェスのオールラスト、ベイビーレイズJAPANは生バンドで69時間のラスト69分、大一番のライヴに臨んだ。連日フル稼働していたにもかかわらず初っ端からロックなアッパーチューン「Ride On IDOROCK」で爆発的に始まり、オーディエンスは彼女らのタフネスに魅せられた。ベビレの新しい自己紹介ソングにとどまらない、かわいさもアツさも真面目さも、そして歌唱力も全て詰まったこの曲の本気さ、そしてりおトンパート・・・ 続いて「ニッポンChu!Chu!Chu!」、「pretty little baby」「栄光サンライズ」と、ベビレが持ついろんな引き出しに魅了される。「アバタがエクボ」では会場にいる皆が大きく手を横に振ってしっとりと聴き入る。「ここでこの曲を歌うと4日間出演してくれたアーティストさんの皆さんの顔が思い浮かぶ。」と大矢は感慨に浸った。「準備が文化祭のようで各楽屋を彩るためにメンバー自身で風船をふくらましたり出演者ごとにお手紙を書いたりして楽しかった。」と祭をメンバー自身も楽しんだことを語った(たしかに、トイレにまで誰かが書いた直筆のメッセージがあった!)。また、4日間を過ごす中、異様に元気なメンバーを見てマネージャーが「エモフェスが終わった後、一気に疲れがきて失神しないか心配だ。」と真面目な顔をして言ってきたのが面白かったと笑った。”タオル曲”こと「真夏のフィーバー!」の時点で会場は超満員。扉の外まで人が溢れていた。「ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll」「ゲート・オブ・ザ・タイガー」「GET OVER NIGHT」で最高潮に。

MCでは愛夏が「この4日間、みなさんの熱いたましいあってこそのエモフェスだったと思います。そんなたくさんの愛のこもったたましいを私たちからもみなさんに届けたいと思います」と話し、「タイガーソウル」を披露。「シンデレラじゃいられない」では激しい振り付けと戦うようなパフォーマンスに呼応する虎ガーの声援が頼もしい。ここで傳谷が「先月の9月26日で4周年を迎えました、ありがとうございます。虎ガーさんがいなかったらこのステージに立ててません、ベイビーレイズの頃よりベイビーレイズJAPANでの活動が長くなるということは、感謝で埋め尽くされている2年」と感謝の言葉を伝え、デビュー曲「ベイビーレイズ」を披露。感慨に浸るファンも徐々にラストに向けてボルテージを高めていった。

4日間という長い祭りも、終わりに近づくと短く感じるもの。会場横に設置された時計はもう69時間を知らせようとしていた。メンバーは急いでカウントダウンの説明をし、フロアのオーディエンスと揃って20秒のカウントダウン。会場では69時間が経過した瞬間、感動を会場全体で共有すると、ファンは白い軍手をはめた拳を高らかに掲げ、「拳一つ」でベビレへの想いを表現した。そして「夜明けBrand New Days」へ。曲振りの後の演奏までの数秒は意外にも静まり返った。それはまるで嵐の前の静けさであり、そして、演奏が始まると会場はこの4日間で最も熱くなるクライマックスを確かに迎えた。メンバーも明らかに高まり、歌詞一つ一つを噛みしめながら歌う様子には時間を共有するものすべての感情が投影されていた。

楽曲を演奏するバックバンドも、会場を盛り上げるオーディエンスも、彼女らのバックアップをするスタッフも、そして歌い踊り上げるメンバー自身も会場にいる全員が、その時へ向かって4日間の思いと近づく未来への期待を込めその瞬間への集中を高めていく様子に鳥肌が立った。曲を終えるとステージで光を浴びるメンバーも天井を仰ぎ感情をあらわにした。

4日間の祭りの締めとしてフィナーレは最終日出演者で「SMILE」。シャボン玉が彩る会場はスマイルとピースに溢れていた。歌終わりで、キクチウソツカナイから耳打ちされた傳谷が3日目深夜に配信された生討論で「でんちゃんには叱られたい、もっと怒って欲しい」という話から、締めの言葉として傳谷が「お前ら、仕事もしないで何してんだよ!お前ら最高かよ!」と笑顔で投げかけ、会場は歓声と笑い声とともに終幕を迎えた。

以上、ベビレのライヴ部分のみのレポートになったが、もちろん他の出演者ライブや夜の配信もできる限り参加した。夜のバラエティ配信は別企画で継続してもいいんじゃないかというくらい面白かったし、他出演者のライブも「仲間」として楽しんでいる虎ガーのあたたかさ、声援が会場を包んでいた。ベイビーレイズJAPANがたくさんの人から愛され、そして益々ベイビーレイズJAPANが大好きになっていく自分を含めた虎ガー。無事に成功で幕を閉じたエモフェスは、年末の赤坂BLITZでのワンマンに続くだろう!ベイビーレイズJAPAN、スタッフさん、会場にお越しのみなさん、みなさん本当にお疲れ様でした!(text by 椿 拓真)

ベイビーレイズJAPANの作品はOTOTOYで配信中
http://ototoy.jp/_/default/a/115651

ベイビーレイズJAPAN ワンマンライブ2016 the Final
「シンデレラたちのニッポンChu!Chu!Chu!」

・1公演目:12月28日(水) 17:30開場/18:30開演
~Ride On Emotional IDOROCK~

・2公演目:12月29日(木) 13:00開場/14:00開演
~Pretty Little Baby Kiss~

・3公演目:12月29日(木) 17:30開場/18:30開演
~ニッポンの夜明け~

■開催場所
赤坂BLITZ

ベイビーレイズJAPAN オフィシャルサイト
https://babyraids.lespros.co.jp/


[ニュース] がんばれ!Victory, アイドルネッサンス, ザ・チャレンジ, ベイビーレイズ, ベイビーレイズJAPAN, 清 竜人25, 飯田里穂

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