2013/03/30 00:35
(写真は後日掲載いたします)
肉食アーバン系! 汗かきエンタメ・ソウル・バンド、ゴマアブラが、赤坂BLITZでワンマン・ライヴを行った。
この日に向け、それぞれの課題を設定し挑戦してきた4人。ドラムのおにぎり(仮)は、おにぎり広報部長(仮)として、ゴマアブラのブログで情報を発信したり、全国でチラシ撒きをしたりして活動。ギターのニュートン・コウタは、公式Twitterアカウント『@gomainfo』のフォロワー5万人を目指すため、Twitterに専念。キーボードのNulu Pongは、2013年の元旦から3月29日まで毎日、五反田駅前にて路上ライブを敢行。そして、ヴォーカルのダディ直樹は、29歳を迎えた3月13日に京都でライヴを行い、その後自らの足で赤坂BLITZを目指し歩く!? という挑戦に挑んできた。
5分押しで客電が落ち、ステージ上にスクリーンが降りてきて映像が流れ始める。ダディ直樹が行ってきた京都ー赤坂BLITZ500kmの旅のドキュメンタリーだ。メンバーとファンに見送られ出発したダディ。細切れではあるが、西日本から徐々に東日本へ移動してくる様子が映像から伝わってくる。そして見事ゴール!! かと思いきや、映像は終了し、ダディ以外のメンバーが登場。
おにぎり(仮)が、「ダディはまだいません。赤坂BLITZの前に中継が繋がっています!」と叫ぶと、スクリーンに赤坂BLITZ前の中継動画が流れはじめる。なんと、リアルタイムでライヴ会場前をUstream中継をしているのだ。それを観客とともに固唾を飲んで見守っていると、5分くらい経ってダディがフレームイン。京都から見事会場に到着したようである。
そのまま会場内までカメラは追いかけ、会場前方入り口までダディが入ると画像は切れ、客席からは大きなダディ・コール。ほんの間を経て、リュックを背負ったままのダディが入場してきた。沸きあがる盛大な拍手。ステージにあがったダディはほっとした顔を見せたのち、白い暗幕に隠れて生着替え。真っ白で派手派手ないつものコスチュームに変身、ついにゴマアブラの4人がステージ上に揃った。
この時点でかなり感動的なムードに会場は包まれる。そのエネルギーを力にするかのように、4人による「ゴマアブラのテーマ」でライヴがスタート。それまでのストーリーを共有していることもあり、いつも以上に一瞬でお客さんたちが全力で踊り始める。京都から歩いてきたとは思えない演奏と、4人のグルーブで序盤から全開。「Dis子」「遭遇」と盛り上がる曲を連発。
かなり親密な雰囲気が出来上がったところで、ダディが「帰ってきたよー!!」と叫ぶと大きな拍手が。そして、それぞれの挑戦について言及。北海道で約2時間、薄い衣装を着てチラシを配っていた、おにぎり(仮)。最終的にTwitterのフォロアーを800人から8万8千人にまで増やしたニュートン・コウタ。元旦から毎日、五反田で歌を歌い続けたNulu Pong。京都から歩いて赤坂BLITZまでやってきたダディ直樹。みごと全員目標を達成したことを報告した。その発表に会場からは大きな拍手が起こる。お客さんも、Twitterで宣伝したり、ダディに差し入れをしたり、一緒に歩いてきたのである。
この日のライヴは、いつも以上に、ゴマアブラのエンターテイメントを披露。MC中にいなくなったNulu Pongを探しに他の3人が舞台袖に下がると、スーツを着たNulu Pongが登場し、ビールケースの上に立ち「五反田」を熱唱。ダディ直樹が初めてのピアノの弾き語りで歌ったり、おにぎり(仮)がヒゲダンスのテーマに乗って、つけ髭をつけて踊ったり、耳だけでなく目でも楽しませてくれる。
もちろん、ゴマアブラの大きな武器はその演奏力の高さだ。毎週、渋谷、新宿、池袋で路上ライヴを行い、鍛えてきた演奏スキルと度胸。それが、この大きなステージで自信と力となって発揮されていた。東日本大震災がきっかけとなり生まれた「あの街から この街から」や「30万m離れても…」など聴かせる曲も演奏。エンターテイメントでありながら、音楽としてもじっくりといろんな面で楽しませてくれた。
そして、スペシャル・ゲストも登場。スプリット・アルバムで共演したことのある、THE TON-UP MOTORSが北海道から駆けつけ、ゴマアブラとともに「SOUL Summit!!!!」を熱唱。会場の熱はさらに高いものとなった。そして新作から「フライ揚げる」。お客さんにゴマ油を配るといったパフォーマンスもさることながら、その演奏力の高さとグルーブに客席はすっかり踊りっぱなしに。エンターテイメントでありながら、かなりしっかり演奏で、本編だけではモノ足りないお客さんからはもちろんのごとくアンコールが。
そこで登場したのは、ラフなスポーツ用の服装に着替えたメンバーたち。手にはウェーブストレッチリング
エンターテイメントに昇華する形で目標を定め、お客さんも楽しませてくれたゴマアブラ。いつもの路上ライヴと比較すれば、ハレの日としてのライヴだったことは間違いない。それをただのお祭りではなく、自分たちのフィールドとして存分に動き回り、ゴマアブラ節を見せてくれたことは、今後大きな自信となることだろう。大声を出して笑って、曲に乗って踊って、お客さんを心の底から楽しませてくれるゴマアブラ。これからもより多くの人たちにそのエンターテイメントを届けてほしい。(西澤裕郎)
2013年3月29日(金)赤坂BLITZ
〈セットリスト〉
1. ゴマアブラのテーマ
2. Dis子
3. 遭遇
4. 強がってGo!
5. セカンドボタンメイク
6. 五反田
7. いつまでも(新曲)
8. メリー・ジェーン
9. あの街から この街から
10. 30万m離れても…(ダディーピアノ弾き語り)
11. SOUL Summit!!!!(with THE TON-UP MOTORS)
12. フライ揚げる
13. 元気だしてよ
14. 上へ上へ
アンコール
15. フライ揚げる(演奏なしダンスのみ)
16. お天道サマー(新曲)
17. 海老BODY
