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2025/07/24 18:00

 

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.64「透明な中で際立つリアルな感情を描写。RIP DISHONOR、1st アルバムレビュー」

 

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「透明な中で際立つリアルな感情を描写。RIP DISHONOR、1st アルバムレビュー」
高知発・現在は関西を拠点に活動するロックバンド、RIP DISHONORが1stアルバム『voyage.』をリリースしました。今作は今週7月23日にCDが発売され、フルアルバムとしての配信リリース予定はないのですが、新譜の6曲は7月〜8月にかけて1曲ずつ配信されていくという形になっています。高知を離れ、関西シーンで揉まれた彼らの約1年半が詰まったとも言えそうなアルバムを、今回簡単にではありますがレビューしたいと思います。

全体的にキラキラしてます。時折、ピコピコもしてます。同期を用いてバンドサウンドという枠も飛び越えて、どこまでも透明度のあるPOPを追究する高い音楽クリエイター熱が感じられる1枚でした。そんなクリアな土台があるからこそ、曲で描かれる生活感や心情のリアルな温度感や胸の高鳴り、緊張、不安のようなものまで、より鮮明に伝わってきます。サウンドこそ美しいですが、歌詞には様々な葛藤等も描かれていますし、シモダトキノリ(Gt.Vo)の歌声による感情表現も豊かなものがあります。加えてバンドサウンドが、ギターロックの迫力と共に、緻密にキャンパスの隙間を埋める役割もしており、聴いていて集中力が削がれません。

今後野外フェスに出る時に、午前中のトッパーで晴天の下、爽やかにスタートする役目も似合いますし、夜間の鮮やかな照明にマッチしながら演奏する姿もイメージできました。「voyage.」「最低」は夜かな。「18」はどっちでも似合うなぁ。そして個人的にはandropと対バンできるようになってほしいとも思いました。サウンドの枠を広げながら、感情を繊細に表現する。そんな部分に親和性を感じましたし、私がandropを初めて聴いた大学生の時を思い出しました。

今後「voyage.」「アメージング・グレース」「ヒカリ」も配信予定ですが、待ち切れない方はCDでならすぐに味わえます。ちなみにCD限定特典としてメンバーによるセルフライナーノーツも封入されているとのことです。私の今回のレビューは、そのネタバレになってもいけないと思って、あえて読まずに書いたので、メンバーの意図と全然違った場合は文句のDMをお待ちしております…。その他にもCD限定特典がありますので、詳細は公式SNSをご覧ください。そして東名阪リリースツアーも行われるので、生のリプディサも堪能しましょう!

インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

[ニュース] RIP DISHONOR

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