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2024/04/17 12:00

 

【ライヴ・レポート】初のアリーナツアーを全員で完走!──〈=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」〉ファイナル公演

 

2024年4月14日。指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ、=LOVEのアリーナツアー『=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」』のファイナル公演が、有明アリーナにて開催された。今回のツアーは、全3都市8公演を巡るグループはじめてのアリーナツアー。この日は、ツアーの千秋楽ということもあり、これまでの有終の美を飾るべく、開演前からメンバーもファンも気合いは十分。影ナレの段階から、大きな大きな歓声が轟いていた。

ツアーのタイトルにもなっている「愛以上のものを教えてください」という文字が印象的な映像と共に、「Overture」がはじまりの合図を告げる。そして、ハードなギターが鳴り響くなか、セットリストの1曲目「Junkies」でイコラブのショータイムの幕を開く。「有明ー!もっと声きかせてー!」と叫ぶと、客席のボルテージはMAXに。2曲目の「Be Selfish」では、花道からセンターステージに移動。曲間では華麗なダンスも見せると、今度はポップなサマーチューン「ウィークエンドシトロン」を披露。トロッコに乗り込み客席を回遊しながら、笑顔を振り撒いていく。続く自己紹介楽曲「ヒロインズ」では、個性あふれるキメ台詞で、客席をメロメロにしていた。

続いてのブロックはユニット曲のコーナー。まず、1番手は、大谷映美里、佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏による“どこが好きか言って”。4人は椅子を使ったパフォーマンスで切なくも大人っぽい表情で魅了。次の音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、山本杏奈が披露したのは、「ウルトラレアキッス」(≠MEカバー曲)。超高速BPMの愛をフロアに叩き込み、キュートに舞い踊った。そのかわいさ満点の世界観を引き継ぎ、大谷映美里、大場花菜、瀧脇笙古、諸橋沙夏の4人が「#おふしょるにっと」(≠ME カバー曲)を披露すると、髙松瞳、野口衣織のふたりが猫耳をつけてセンターステージから登場。ふたりはロック・ナンバー「2時半ろけんろー」(≠ME カバー曲)を軽やかに歌い踊り、客席を大いに盛り上げた。

そして、次に披露されたのは、佐々木舞香のソロ歌唱による「君はスパークル」(≠ME カバー曲)だ。彼女のメンバーカラーである、ホワイトのサイリウムで彩られるなか、有明アリーナに佐々木の美しい歌声が届く。ユニットコーナーの最後は、齋藤樹愛羅のソロ曲「Kiara Tiara」。ステージに用意された玉座に腰掛け、ガールクラッシュな世界を演出。=LOVEは、メンバーそれぞれが高い歌唱力を持っているグループである。ソロ歌唱で披露されたこの2曲は、その歌声の素晴らしさが、より際立って聴こえてきた。

ライヴは「Kiara Tiara」の余韻を残しながら、雷鳴が轟き「Poison Girl」へと繋がっていく。メンバーは「不思議の国」をモチーフに、ダークでファンタジックな世界を展開。続いて披露された、“狂想カタストロフィ”では、タイトル通り狂気すら感じさせる迫真のパフォーマンスを魅せた。ライヴはさらに、孤独な葛藤を綴った「誰にもバレずに」、恋心を秘めた爽やかな「君の第3ボタン」といった最新シングル「呪って呪って」の収録曲を披露し、=LOVEの楽曲のバラエティー豊かさを感じさせた。

そして、後半戦からはステージには生バンドが登場。超絶テクニックのソロから、黒い衣装に身を包んだメンバーが現れると、最新シングルの表題曲「呪って呪って」をパフォーマンス。ビッグバンド・ジャズ風のサウンドにスウィングしながら、ダークな愛の世界観を展開した。ライヴの勢いはそのままさらに加速。「いらない ツインテール」では、トラメガを握りしめた齋藤が客席を煽り、迫力満点のバンド陣とともに客席を興奮の渦に巻き込んでいく。

どこへでもいけそうなピンクのドアから、パステルカラーの衣装に着替えたメンバーが飛び出すイリュージョンのあとで、披露されたのは「ドライブ デート 都内」。まるでドライブデートをしているかのような錯覚を、客席のいたるところで起こしていた。続く「ナツマトぺ」、「夏祭り恋慕う」で、一気に有明アリーナを夏の空気に変えると、「青春”サブリミナル”」で、持ち味であるエモさと青春の輝きを全力で表現。さらに、グループの名前を冠した楽曲「=LOVE」の曲中、リーダーの山本杏奈が「これからもずっとイコールな関係です。みんな、大好きだよ!」と客席に向けて叫ぶと、銀テープが宙を舞う。本編最後は「探せ ダイヤモンドリリー」。メンバーがセンターステージから客席にマイクをかざすと、観客席からは大きな大合唱が轟き、会場一体が多幸感で包まれた。

アンコールは、スクリーンに映し出されたゲーム画面に合わせて客席からのクラップが鳴るなか、「今、この船に乗れ!」でスタート。「Oh!Darling」「部活中に目が合うなって思ってたんだ」「お姫様にしてよ!」といった元気でキュートな曲を立て続けに。「お姫様にしてよ!」には、「全員ヒロイン=LOVE」という歌詞があるが、この日のパフォーマンスを見れば、本当にその通りだと思った。

そして彼女たちがこの日の感謝を伝える途中で、スクリーンには、「特報」の文字。その映像によると、9月7日に7周年コンサート「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」が開催決定とのこと。そして会場は、=LOVE史上最大規模の神奈川県・Kアリーナ横浜。この知らせには、客席からも大きな歓声が湧いた。

ライヴはそのまま、「この空がトリガー」でフィナーレを迎えた。と思ったのだが、アンコール明けのMCを担当した大場が「もっと声を聞きたい」とのことで、=LOVEコールを会場に向けておねだり。再び湧き上がった会場の声に導かれるように、他のメンバーも登場。「ツアーファイナルということで、もう1曲やっちゃいます!」と叫び、「笑顔のレシピ」のイントロがかかるとフロアが大爆発。全員で手を繋いで、初のアリーナツアーを10人全員で最初から最後まで無事に終えられた喜びを噛み締め、『=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」』は大団円で幕を閉じた。

はじめてのアリーナツアーを大成功に収め、ますます勢いを増していく=LOVE。彼女たちは大きな夢に向けて、これからも全速力で走り続けていくのだ。

=LOVE アリーナツアー 2024 『Tell me what’s mora than ”LOVE”』セットリスト
■4/14 (日)@有明アリーナ

-Overture-
M1. Junkies 
M2. Be Selfish 
M3. ウィークエンドシトロン 
M4. ヒロインズ 
-MC-
M5.  どこが好きか言って(大谷映美里、佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏)
M6. ウルトラレアキッス ※≠MEカバー曲(音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、山本杏奈)
M7. #おふしょるにっと ※≠MEカバー曲(大谷映美里、大場花菜、瀧脇笙古、諸橋沙夏)
M8. 2時半ろけんろー ※≠MEカバー曲(髙松瞳、野口衣織)
M9.  君はスパークル ※≠MEカバー曲(佐々木舞香)
M10. Kiara Tiara  (齋藤樹愛羅)
M11. Poison Girl 
M12. 狂想カタストロフィ 
M13. 誰にもバレずに  ※3/6(水)発売 16thシングル「呪って呪って」c/w曲
M14. 君の第3ボタン ※3/6(水)発売 16thシングル「呪って呪って」c/w曲
M15. 呪って呪って  ※3/6(水)発売16thシングル表題曲
M16. いらない ツインテール 
M17. 「ドライブ デート 都内」 
M18. ナツマトぺ 
M19. 夏祭り恋慕う
M20. 青春”サブリミナル” 
M21. =LOVE 
-MC-
M22. 探せ ダイヤモンドリリー 

【ENCORE】
EM1. 今、この船に乗れ! 
EM2. Oh!Darling 
EM3. 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
EM4. お姫様にしてよ! 
EM5. この空がトリガー
-MC-
EM6. 笑顔のレシピ

史上最大規模となる=LOVE 7周年コンサート「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」開催決定!
【日 程】2024年9月7日(土)
【会 場】神奈川県・Kアリーナ横浜

[ニュース] =LOVE

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