2024年10月02日12時00分
映画『侍タイムスリッパー』をご存じだろうか?2024年8月17日にインディーズ映画の聖地「池袋シネマ・ロサ」1館で封切られてからどんどん評判が広がり、9月13日から全国拡大公開がスタート、9月29日現在で全国146館の映画館で順次公開予定の話題の映画だ。
本作は、落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップした武士が「斬られ役」として生きていく姿を描いたコメディ作品で、自主制作映画でありながら、時代劇の本場・東映京都撮影所の協力を得て撮影されていることから、いかに脚本が魅力的だったかがよくわかる。タイムスリップという、一聴するとありがちな設定ながら、斬新且つ熱いメッセージが込められた、落涙必至なストーリー展開が観る者の心を震わせているからこそ、こんなにも人から人へと口コミが広がっているのだろう。今回が「拳銃と目玉焼」(2014年)「ごはん」(2017年)に続く未来映画社の劇場映画第三弾となる安田淳一監督、タイムスリップする主人公の侍・高坂新左衛門を支えて温かく見守るヒロインである助監督・優子役を演じた沙倉ゆうのにたっぷりと話を訊いた。
安田淳一監督&沙倉ゆうの:ありがとうございます!
――お2人は監督・俳優として19年来の親交があるそうですね。
安田監督:僕がその頃、イベントの演出やプロデュースの仕事も請け負っていて、イベント用の5分ぐらいのオープニングムービーを制作するときに出会ったんです。
沙倉:そのイベント用のオープニングムービーを膨らませて、40分ぐらいのショートムービーを撮ってもらったんですけど、その後2年ぐらい経ってから長編映画『拳銃と目玉焼』のヒロインにどうかと連絡をもらい出演しました。『ごはん』のときは「未来映画社」に所属していて一緒に映画を作っていたんですが、『侍タイムスリッパー』の撮影時には、『ごはん』で福本清三さんとご一緒させていただいたご縁もあって東映京都俳優部にお世話になっていました。俳優部に所属したのは3年前ぐらいですけど、7年ぐらい前からこの映画の企画で東映京都撮影所のみなさんには気にかけていただいてました。
――7年前にはもう映画の構想が始まっていたんですね。
安田監督:そうなんです。時代劇に特化した企画のコンテストがあって、それに出してみないかということでご連絡をいただいたんです。それで考えたときに、「そういえば何年か前に、侍が現代にタイムスリップしてきて右往左往するっていうテレビCMがあったな」ってなんとなく印象に残っていて。当時、『ごはん』にも出演してもらった、「5万回斬られた男」こと福本清三さんをよく存じ上げてましたから、「タイムスリップしてきた侍が、福本さんみたいに斬られ役をやったら面白いんちゃうかな」ということが着想の原点で、それを膨らませて今回の映画の原型が出来上がったんです。
――そこからどのように映画化へと進んでいったのでしょうか?
安田監督:脚本を書いてみたら面白いと思ったんですけど、時代劇ということで大変お金がかかるわけです。それで企画書を作って、何社かに「どうですか、応援してもらえませんか?」とあたってみて、何社か好感触があったんですけども、ご存じの通りコロナ禍になって、応援してもいいよって言ってくれた企業さん自体が打撃を受けてしまって。そんな折りに、東映京都撮影所の方から連絡があって「プロデューサーに会わせたい」と言うので会いに行ってみたら、小さな部屋に美術さんとか衣装さんとか床山さんとか、いろんなプロが集まっていて。「普通自主映画で、時代劇って言ったらみんな反対するんやけども、これは脚本がおもろいから、何とかしてやろうかなと思って今こうやって集まってんねや」と。夏やったらオープンセットも空いてるから安くできるし、衣装もありものを使うだけならなんとかなるって。それでもマンションが1軒買えるぐらいの金額にはなったんです。でも、僕が想定していた金額の10分の1ぐらいだったし、「これやったら自分で撮れるかもしれへん」と思ったんですけど、躊躇はあったんです。そうしたら、その会議の最後でそのプロデューサーさんが、「わしは年末に退職するし、もうあと半年ぐらいしかチャンスはないけどな」って言うので、「ああ、じゃあもうやりますわ」って(笑)。そんな感じで始まったんです。
――東映京都撮影所のみなさんがすごく協力的だったのは、やはり脚本に魅力を感じたからですよね。
安田監督:はい、そうみたいです。
沙倉:それと、福本さんがずっと監督のことを「大丈夫かいな?」と気にしてくださっていたみたいなんですよ。そういうのもあって力になってくれたのも大きいんじゃないかなと思います。
安田監督:僕はちゃんと自分で仕事して、余力のある中で映画を作ったつもりなんやけども、どうも福本さんの目には、道楽息子がやってるみたいな感じで映っていたみたいで(笑)。ずっと「あいつ大丈夫か?」って、ずっと気にかけてくださっていたみたいです。
――福本さんは残念ながら2021年1月1日に逝去されましたが、出演される予定だったわけですか?
安田監督:殺陣師の役をお願いしていたんです。でもまだ脚本が中途半端な時期やったから、劇中の中打ち上げのシーンで女性スタッフとかに言われて、福本さんがビールをエビぞりで一気飲みするシーンを考えているんですよねって担当の方に話したら、「それは無理」ってすぐ断られましたけど(笑)。
――今日も劇場にたくさんの人が詰めかけてすごい熱気でしたが、今の状況をどのように受け止めていらっしゃいますか。
沙倉:もう、驚きしかないです。この「池袋シネマ・ロサ」の1館から始めて、関西での上映は全く決まってなかったけれど秋ぐらいに公開になるんちゃうかなって友だちや家族には言っていたんですが(プロモーションで)1ヶ月東京にきて、帰る前に全国公開が決まったんですよ。なので本当に何もかもが間に合ってなくて、宣伝が少ない中でどんどん進んでいくので唖然としてました(笑)。
安田監督:取材も、初めの頃はWEB媒体さんとか、紙媒体さんが多かったんですけれども、ここにきてテレビ局さんが来てくれはって。この騒ぎ自体は僕らはびっくりしてますね。映画にお客さん来てくれるのは実感として嬉しいなって思うんやけども、メディアの方々がワーッと詰めかけるっていうのは、どこか客観的に、人ごとのように見ている感じです。
――さっきも劇場の外で、テレビクルーがお客さんからコメントをもらってる様子でした。
沙倉:「池袋シネマ・ロサ」に映画を観に来てくれるお客さんって、本当に感想がめちゃくちゃ上手なんですよね。
安田監督:ここで映画の感想を訊くと、すごく良いコメントをもらえますよ。他の劇場と違ってしょっちゅう映画を観に来るお客さんが多いし、こういう作品に関しては1回2回じゃなくて、5回も6回も観てる人が多いから、すごく細かいことを語れるんですよね(笑)。
――沙倉さんが演じる助監督の山本優子は、メガネ女子のヒロインですね。
沙倉:これは、キャラクター的に、もう初めから監督が「メガネで行く」って言ってたんです。
安田監督:メガネをかけたら、すごく似合うやんと思って。次はもう絶対メガネで行こうって言ったら、ブーブー文句を言ってきて(笑)。「なんでヒロインがメガネかけるんですか!?」って。「わかってへんなこの人」って。
沙倉:だって、応援してくれてる人は、結構「目が綺麗やから」って言ってくれはるから、目を見せなあかんのに、メガネをかけちゃったら…
安田監督:(遮って)見方が浅い。僕はこのキャラクターでメガネをかけたらもう最強やんと思ったんで。
――今の忌憚のないやりとりに19年来の関係が垣間見えました(笑)。安田監督はメガネも含めて、どんなキャラクターを想定してお願いしようと思ったんですか。
安田監督:とにかく僕は、映画を作るときに主役以外に関しては、一目瞭然というか、わかりやすいキャラクターとかキャスティングがいいと思っていて。彼女のこの風貌でタバコを吸って「なんやねんお前」とか言ってたらちょっと違和感があるし、なんでこの人はこうなったかっていうストーリーを描くことが必要になってくるんです。でも、この風貌を生かしたああいうキャラクターだったらみんなスッと入ってくるから、まずそこが大事なんです。未来映画社で作る映画が老若男女問わずに観てもらえる作品を目指す中では、彼女の風貌はもううってつけなので。大人からお年寄りから子供まで受け入れられる風貌だと思うんですけど、それが彼女をずっと起用し続けてる一番の主たる理由です。……あとはスケジュールを押さえやすいこと。
――そこまで言わなくて良いですけれども(笑)。
安田監督:ああ、すいません(笑)。
沙倉:あはははは(笑)。
――沙倉さんはそれに対してどんな役作りを考えていたんでしょうか?
沙倉:助監督の役なので、別の仕事で撮影に行ったときは現場で助監督さんの動きは見たりしてました。でも実際問題、仕事内容まではわからなくて。ただ、男社会で怒号が飛び交ってるような中で、ちょっと潤滑油的な和ませるような雰囲気を、いつも持っているように心がけて演じてはいました。
――現場で実際に助監督もやっていらっしゃったそうですけど、これはどうしてそうなったんですか?
沙倉:ただ単に、本当に助監督役で助監督してたら面白いんちゃうかっていう軽いノリから始まったんです。でも実際本当に10人足らずのスタッフで撮っていたので、最初は自分の撮影シーンがない日はスタッフをやりますっていう状態で入ったんですけど、それじゃ本当に手が回らなくて。直前までスタッフの仕事をしていて、その後すぐ出番だからって、そのまま汗だくでカメラの前に立つような状態でした。
安田監督:軽いノリっていうのは僕が言ったことで、彼女はノリで始めたわけじゃないんですよ。僕は助監督役で助監督をやってたら面白いなと思ったし、それやったらどうせ人が足りないのはわかってたんで、彼女にもいろいろ手伝ってほしいなと。自分の出番のある日だけ来るんやったら、ついでに助監督もやったらその分のギャラも発生するし、映画全般のことをわかっている人が僕以外にもう1人欲しいなと思ったんで、「ちょっとやってください」って言ったら、「う~ん……いいよ」って。たぶん「あ、ギャラ倍になるな」って計算したと思うんですけど(笑)。
沙倉:頭の中でパチパチパチっとソロバンをはじいて(笑)。
――なるほど、そこはしたたかに(笑)。優子は主人公の高坂新左衛門(山口馬木也)を優しく見守っていますが、新左衛門がほのかな思いを寄せている雰囲気を出しているのに対して、全く意に介してないのがすごくリアルで、見ていてちょっと胸がギューッとなったというか(笑)。こういう女性いるよな~みたいな。
沙倉:あははははは(笑)。
安田監督:それで言うと、カットした中に「私もあなたのことを見てるよ」っていう感じの描写もあったんですよ。だけどいろいろ意見を聞いたら、ちょっとラブシーンぽくなるから、そこを落とした方がストーリー的に邪魔にならへんという声が結構あったので切ってるんです。でもそれはどっちかというと好意を寄せているというよりも、余計に思わせぶりが深まってるって感じかな?
沙倉:そうそう(笑)。「(かわいらしく)ありがとう、さようなら」みたいな。
安田監督:ますますちょっと勘違いしてしまうような。あんなもん、江戸時代の純情な人にしてたらイチコロやで(笑)。
沙倉:あははははは(笑)。
――なるほどそういうシーンがあったわけですね。こっちはそのカットした描写も勝手に想像しながら観ていたのかも知れないです(笑)。優子役として新左衛門とのやり取りはどう感じていましたか。
沙倉:馬木也さんが新左衛門そのまんまのような人でした。私がお芝居しやすいように引っ張ってくれるというか何か持ち上げてくれるっていう感じがありました。
――新左衛門はタイムスリップしてきて戸惑いもありながら、斬られ役として生きる決意をするのが割と早いというか、己の運命を受け入れるのが早いなと思ったので、描きたいのはここじゃないんだろうなと思いつつ観ていきました。
安田監督:そうですね。そこはあんまりくどくやると、そんなに面白くない上に時間がかかるし、これから語りたいストーリーは山ほどあるから、なるべくササッて行こうというのはありましたね。
――いろんなオマージュが入ってるところも見どころですね。楽屋のシーンでテレビの横に伊丹十三監督作品のビデオが並んでますが。
安田監督:あれは、オマージュと受け取られているんですが、美術も自分たちでやってたので、ちょうど年代的にビデオテープあった方が良いということで、たまたま僕が好きで家に持ってた中古のビデオを持ってきたんです。自分が好きやから買ってまで持ってるわけですから、リスペクトではあるんですけどね。
――美術も含めて、監督は何役やられていたんですか?エンドクレジットを見たら車両担当にまで名前に入っていて驚きました。
安田監督:覚えている限り11役12役ぐらいですけど、実際にはもうやれることは全部やってますね。自主制作映画なのでやることがたくさんあるのはいつものことなんですけども、クオリティを維持したままコストを上げないということを考えたときに、僕自身がいろんな撮影や脚本や演出、照明に至るまではいろんなことを自分1人で出来るスキルを持っていた方がコストがかからへんということで、ああいう感じになってしまうんですけどね。
――時代劇の自主制作映画を作るのって実際やってみていかがでしたか?
安田監督:もう2度とやりたくない…いやいや嘘です(笑)。でも自主映画で時代劇は嫌ですよ。やっぱりお金がないし人員がない中で、しかも自分らでやるなら良いけど、東映っていう巨大なシステムの中でやったので。あそこは全てがプロ同士のやり方で予算をたくさん使った映画の中でやってはるから、僕らが入っていくとすごいご迷惑をまずかけるんでね。でもみなさん最後まで「こいつらの思い通りにさせよう」っていうような愛情をずっと持ちながらお付き合いしてくださったので、本当に感謝してます。
沙倉:私は今回この映画を撮影するにあたって、殺陣も習ってたんですよ。ただ、立ち回りを目の前で見たのが本当にこの撮影が初めてだったんです。それはすごい迫力だったし、私は普段着物の着付けの仕事をしたりしていたので、普通よりはちょっと馴染みがあったんですけど、時代劇って所作や動きとかが全く違うので、そういうものを残していきたいと東映京都俳優部に入って強く思いました。
――時代劇はお2人とも小さい頃からテレビで見た覚えがありますか?
沙倉:私は『必殺仕事人』や藤沢周平原作の映画『山桜』は好きで観ていました。『山桜』はセリフが少なくて、所作とかがすごく綺麗で佇まいが美しい映画なんです。それと、子どもの頃は祖父にチケットをもらって新歌舞伎座で舞台をよく観ていましたね。
――黒澤明監督作品を彷彿とされるシーンもありますが、安田監督にとっての時代劇とは?
安田監督:僕らの世代はもう、夕方に帰ってテレビを付けたら『遠山の金さん』の再放送をやっていましたし、毎晩のように新作の時代劇が放送されていてすごく馴染みもあるし、感覚的に江戸時代が近かったですね。江戸の庶民が助け合って生きていく様っていうのをすごく身近に感じて観ていたもんですから、そんな温かい世界観がやっぱり自分の中でノーマルでした。そういう普通にあったものが最近振り返ってみると、ホームドラマはおろか時代劇でやっていた温かい世界観っていうのがなくなっていたから、それも含めて、自分の映画では人情深い世間を描きたいなっていうのはずっと思ってやってきています。
――そういう、現代ではなくなってしまったものへの思いや信念はすごくメッセージとして込められていますよね。
安田監督:偶然なんですけどね。過去3作を顧みると、『拳銃と目玉焼』という作品では古のシンプルな形での「正義の味方」というものに対する哀愁みたいなものがあったと思うし、2作目の『ごはん』では、なくなっていく日本の米作り農家に対する思いもあった、今作に関しては時代劇ですよね。なんか、なくなっていくものばかりに対しての映画を撮ってるような感じがしますね(笑)。
沙倉:確かに(笑)。
――そういうところは、音楽の世界でも自分が好きなブルースやR&Bをルーツにしたロックがあまり存在しなくなったことへの思いにも通じているので、とても共感しました。ところで、劇中のテレビで『心配無用ノ介』を観ているシーンで流れてくる曲とか、すごく昭和が感じられて印象的ですが、劇伴についてはどうですか?
安田監督:あれはオーディオ・ストックですね(笑)。もちろん、こだわりはありますよ。めちゃめちゃあるんですけども、僕が音楽方面のお付き合いのある方がいないのでなかなか頼めないっていうこともあるし、アマチュアっぽい人に作ってもらって電子音みたいな感じになってしまっても、なかなか自分の作風と合わへんなっていうのもあったりして。それで海外のサイトとか日本のサイトを聴き倒して、そこから音楽のライセンスを買い取って、使わせてもらうっていうことが多いですね。結構、特に海外の曲なんかは本当にクオリティが高いんちゃうかなと思っています。
――ちなみに、お2人は普段音楽は聴きますか?
安田監督:僕は昔のアニメソングから、小林旭とか加山雄三とかを聴いたりします。やっぱりメロディーがはっきりしてる昔のヒット曲が好きですね。都倉俊一さんと阿久悠さんが作ったような曲が。早い話、ピンクレディーとかですけど。今では文化庁長官になっていらっしゃいますけど、都倉俊一さんのメロディーはいまだに好きですね。あとこの前コミュニティラジオに呼ばれて、かけたい音楽をお願いしますって言われて「魔女っ子メグちゃん」とか「マッハGoGoGo」とかかけてもらったんですよ。そしたら「いやいや、全然これ時代劇と関係ないですね!」と言いながらMCの人がうまいこと繋いでくれました。
沙倉:私はそんなに音楽には詳しくないですけど、ドラマや映画の主題歌はよく聴きますね。映画のサントラを買ったりもたまにします。めっちゃ聴くのが、レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズ主演の『ロミオとジュリエット」のサントラです。
安田監督:すごくドラマティックな恋愛に憧れてんねんな?
沙倉:そうやろね、きっと(笑)。
――最後に『侍タイムスリッパー』について、それぞれひと言ずつお願いします。
沙倉:この映画は侍の覚悟や思いが詰め込まれてる映画なんですけれども、スタッフ側の「時代劇が大好きで残していきたい」というものづくり、映画作りのお話でもあるので、そういうところも楽しんでもらえたら嬉しいです。
安田監督:これはタイムスリップを扱った映画ですけれども、上映中にお客さんがゲラゲラ笑ったり、最後に拍手をしてくださったりというその鑑賞体験自体が、ちょっと昭和の懐かしい雰囲気があって、客席ごとタイムスリップするような感覚になれるような映画かなと思ってるので、ぜひ映画館の方で見ていただければなと思います。
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【取材後記】
お2人とも舞台挨拶の直後にも関わらず、『侍タイムスリッパー』についてとても気さくにお話してくださった。また、取材後には心配無用ノ介こと錦京太郎役の田村ツトムさんにもお会いすることができ、みなさんの優しくユーモア溢れるお人柄から、作品に感じる温かさの根幹を感じることができた取材だった。『侍タイムスリッパー』は全国146館の映画館で順次公開。是非、今すぐ観に行ってほしい。
取材・文・写真:岡本貴之
2024年/日本/131分/カラー/1.85:1/ステレオ/DCP
出演:山口馬木也 冨家ノリマサ 沙倉ゆうの 他
監督・脚本・撮影・編集:安田淳一 殺陣:清家一斗
撮影協力:東映京都撮影所
製作:未来映画社
配給:ギャガ 未来映画社
宣伝協力:プレイタイム 南野こずえ
©2024未来映画社
■公式サイト https://www.samutai.net/