2023/07/19 12:00
のんが、2023年7月17日(月・祝)に梅田クラブクアトロにて、〈NON PURSUE TOUR -最強なんだ!!!-〉大阪公演を開催した。
【以下、オフィシャルレポート】
のんは去る7月9日(日)に、同ツアーの東京公演を開催。そこから自身の誕生日である7月13日(木)、そしてこの17日の大阪公演までの9日間を「NON FESTA」とし、大型新聞広告、生配信、アートブックの発売、フェス出演、自身の監督作映画の放送など、リアルとデジタルあらゆるメディアを駆け抜ける文字通りの「お祭り」を決行。そのフィナーレを飾るのが、のんの第一の故郷である関西圏での公演だった。
会場BGMは、のんが幼少期からこれまでに大きな影響を受けた楽曲たちが、観客のムードを高める。定刻になりユニコーンの「大迷惑」がフェードアウトし、のんの1stアルバムからの楽曲をたどるオープニング演出が観客の熱気に包まれた会場に鳴り響く。バンドメンバーひぐちけい(Gt)、山崎英明(Ba)、ナガシマタカト(Dr)に続いて、「みんな今日は来てくれてありがとー!」と満面の笑みでのんが登場。久しぶりの関西凱旋公演はアジカン提供曲の「Beautiful Stars」から幕を開けた。続く「へーんなのっ」、「ナマイキにスカート」、「僕は君の太陽」で客席とステージの一体感はより高まっていった。
「むしゃくしゃ」では、曲間でのんが倒れこみ、客席に応援を求めるコール&レスポンスで大盛り上がり。感情を揺さぶるひぐちけいのギターソロが印象的な「薄っぺらいな」では、のんも切ないボーカルを披露し、観客の心をぐっと掴む。「I LIKE YOU」、「エイリアンズ」では、アコースティックギターを弾くひぐちけいとのんの歌2人きりのステージに会場はうっとりと微睡む空気感でいっぱいに。続く「荒野に立つ」では、イントロから観客からも待望の拍手が巻き起こった。「荒野に立つ」は、歌唱法をこれまでと変えたとインタビューで語っていたのん。観客も普段より多く五感を使って楽曲やのんのパワーを受け取ることができる圧巻のパフォーマンスだ。
続く「Oh! Oh! Oh!」、「タイムマシンにおねがい」、「やまないガール」、「こっちを見てる」では、のんの太陽のようなロックパフォーマンスが気持ち良い。前日のFM CoCoLoゲスト出演時に、トータス松本から「4ピースバンドが潔くて痺れる」と言われていたのんの魅力が存分に堪能できた。「夢が傷むから(Inspired by 東京百景)」、「鮮やかな日々」では、観客がスマホのライトでのんを応援し、光の星空で包まれた梅田クラブクアトロは多幸感に包まれた。本編最後の「この日々よ歌になれ」で、のんは全身全霊で歌い上げてラストナンバーを飾る。
アンコールでは、のん1stシングルの「スーパーヒーローになりたい」、のんをロックミュージシャンとしてステップアップさせた「わたしは部屋充」の2曲で締めくくり、また大阪に戻ってくることを観客と約束して幕を閉じた。〈NON PURSUE TOUR - 最強なんだ!!! -〉の開催中に、のんは「女優・創作あーちすと」から、「俳優・アーティスト」に肩書を変更した。肩書通り、このツアーで彼女は俳優はもちろん、アーティストも天職だということを、パフォーマンスを以て証明した。
Photographer:松本いづみ
2023年7月17日(月・祝)梅田クラブクアトロ公演
〈セットリスト〉
1. Beautiful Stars
2. へーんなのっ
3. ナマイキにスカート
4. 僕は君の太陽
5. むしゃくしゃ
6. 薄っぺらいな
7. I LIKE YOU
8. エイリアンズ
9. 荒野に立つ
10. Oh! Oh! Oh!
11. タイムマシンにおねがい
12. やまないガール
13. こっちを見てる
14. 夢が傷むから(Inspired by 東京百景)
15. 鮮やかな日々
16. この日々よ歌になれ
EN 1. スーパーヒーローになりたい
EN 2. わたしは部屋充
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