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2023/01/26 09:30

 

【ライヴレポート】HIGHLIGHT、運動会をテーマにしたファンコンで1年を華やかにスタート

 

韓国の4人組ボーイズ・グループ HIGHLIGHTが、1月19日に中野サンプラザで来日ファンミーティング(ファンコン)〈2023 HIGHLIGHT FANCON [FIELD DAY] in JAPAN〉を開催した。

このファンコンはデビュー13周年記念として昨年の10月15日と16日(デビュー記念日)に韓国で開催され、来日公演は1月17日に大阪オリックス劇場、19日に東京中野サンプラザの日程で行われた。今回は中野サンプラザの模様をレポートする。

HIGHLIGHTは昨年11月に4thミニ・アルバム『AFTER SUNSET』をリリースし、前作から8ヶ月ぶりにカムバック。タイトル曲「Alone」はリアルタイムチャート1位にランクインし変わらぬ人気を証明した。11月20日から開催されたサッカーW杯では、メンバーのサッカー愛が高じて韓国戦の応援生配信をYouTubeの公式チャンネルで実施。ユン・ドゥジュン自らパワーポイントを作成してW杯の知識を伝えたり、試合を全力で応援するリアルタイムの臨場感が国内外で話題となった。

来日は昨年9月にTOKYO DOME CITY HALLで行われた約4年ぶりとなる来日公演〈HIGHLIGHT LIVE 2022 [INTRO] IN JAPAN〉以来4ヶ月ぶり。上下スウェット姿のメンバー(ユン・ドゥジュン、ヤン・ヨソプ、イ・ギグァン、ソン・ドンウン)が登場するとLIGHT(ファン名)は拍手と応援棒(ペンライト)の光で4人を大歓迎した。

運動会をコンセプトにしたファンコンということで、前半の1部は体を使ったゲーム対決形式のHIGHLIGHT運動会からスタート。ちなみにこれまでの運動会ではヨソプが3連覇中で、今日もMVPを獲得して完全優勝となるのか注目が集まっていた。第1試合は個人戦の「カードめくり対決」からスタート。1対1で片面が赤と青のカードを同じ枚数床に置き、1分間でどちらの色が多くめくれるか競うというシンプルながらハードなもの。カードには腕立て伏せやハート3連発などが書かれたペナルティーカードも混ざっており、ハートポーズをするたびに場内からは自然と「かわいい…」の声が漏れていた。また、試合前にカードを服の中に隠して「お腹ペコペコです」「筋肉です」と言い訳したり、試合中は緻密な陣地取りで攻めまくったり、めくる色を忘れてしまったり、めくらずに全く新ゲームを始めてしまったり…と、各メンバーの戦術やいたずら心が光る試合展開に、LIGHTは爆笑と拍手と少しのツッコミで応援。試合結果はドンウンVSヨソプはヨソプ勝利、ギグァンVSドゥジュンはドゥジュンが勝利し、順位決定戦のドンウンVSギグァンはドンウン勝利、決勝戦のヨソプVSドゥジュンは反則しながらも同点となり、MCがカードをトスした結果青のドゥジュンが勝利。4回目にして運を味方につけたドゥジュンが初の1位に輝いた。

第2試合は2対2のチーム戦で挑む「靴キャッチ対決」。ひとりがスリッパを投げ、もうひとりが背中にしょったカゴにいくつ入るかを競った。ギグァン&ヨソプの〈チョコチョコ〉チームとドゥジュン&ドンウンの〈ドゥドンガン(ひとつをふたつにわけるという意味)〉チームに分かれて対決。飛ばす側の足技とキャッチ側の機敏な動きがポイントとなる大道芸のような連携プレーで、1回戦は〈ドゥドンガン〉チームはドゥジュンが3つ、〈チョコチョコ〉チームはギグァンが4つ、2回戦は〈ドゥドンガン〉チームはドンウンが5連続を含む6つ、〈チョコチョコ〉チームはヨソプが5つでチーム合計が同点に。運命の決勝では、力を抜くポーズでリラックスして挑んだ〈チョコチョコ〉チームが2つを入れて見事勝利。新たな才能の発見と決勝の緊迫感を味わったあとは、チームワークが鍵となる最後の団体戦へ。

団体戦は「挑戦!99秒リレーミッション」。4つの個人ミッションと2つの全員ミッションを99秒以内で全て成功させればクリアとなる。個人ミッションは相談の結果、ヨソプがお箸でチョコつかみ、ドンウンがペットボトルまわし、ギグァンがおもちゃガンで空ペットボトル倒し、ドゥジュンがリフティング10回を担当することに決定。全員ではとびうまと大縄跳び5回を跳ぶという体力勝負の内容となった。「1回で決めましょう!」と高らかに宣言した注目の1回目はいくつかの時間ロスが仇となり、あと数秒のところで惜しくも失敗。4人は悔しさと体力の消耗にも負けず、チョコを食べ数を減らして2回目をスタート。1回目の失敗からうまく修正した各メンバーの連携で大きなミスをすることなくつなげていき、団体ミッションでもミスなくこなしてモニターの表示時間残り4秒で見事全ミッションに成功。チームワークのよさが見れた嬉しい結果に、LIGHTから沢山の拍手がおくられた。これで対決は全て終了。最終結果はヨソプがMVPに輝き、全日程で負けなしの4連覇を飾った。トロフィーに見立てた水を持ちながら「こうしてまた、素敵なみなさんの前でこんな素敵なトロフィーをいただけて光栄なことだと思います。この賞をみなさんに捧げます。」とコメントして美味しそうにトロフィーの水を飲む姿はまさにチャンピオン。2位はドゥジュンとギグァンが同率、4位がドンウンという結果となった。4位のドンウンからは日本語で「今日のチャンピオンは俺じゃなかったけど、俺の人生のチャンピオンはこの俺だ!」という超ポジティブな名言を残して前半のHIGHLIGHT運動会が終了した。


ステージのモニターにはVCRが流れ、HIGHLIGHTの楽曲やメンバーの出演番組にまつわる”細かすぎる”クイズをメンバー自身が回答。ラジオの周波数からドラマの役名まで知識力が試されるクイズで彼らの華麗なキャリアを一緒に振り返った。

2部はステージ衣装に着替えた4人が登場し、3rdミニ・アルバム『THE BLOWING』タイトル曲「NOT THE END」からライヴがスタート。続いて初のフル・アルバム『DAYDREAM』タイトル曲「DAYDREAM」で一気に大人の世界観にいざなう。

MCではヨソプが「僕たちは去年9月に東京でコンサートをしたんですけれども、今回またファンコンができて本当に嬉しくて幸せです。まだ少し状況的に慎重にならざるを得ないんですが、楽しい時間を過ごして帰ってほしいです。」と思いを伝えると、ドゥジュンがドンウンとギグァンに「今回の日本の日程の中でいちばん記憶に残っていることは?」と質問。ドンウンは日本語で「大阪の公演。あたりまえじゃん。それと今日の公演じゃないかなと思ってます。」ギグァンは「日本にいる間は全部いいですよね。大阪では2日くらい休めてメンバーと楽しく過ごせたのも楽しかったですし、大阪のファンのみなさんにお会いできたのも幸せでした。今日こうして東京のファンに会えたのも幸せですし、ずっと記憶に残ると思います。」と伝えてふたたびライヴへ。

キレのあるダンスと曲ごとに変化するVJや火花の演出で「PLAY」「Hey Yeah」「Seven Wonders」と3曲続けて披露。終わりのMCでは、「これまでに最高だと感じた瞬間は?」の質問に、メンバーはオフの時間に見つけた言葉からこれまでの経験を踏まえた思いとともに「今この瞬間」「歌を歌っている時」という真摯な思いを同じ時を過ごしているLIGHTに伝えると自然と拍手がわきおこった。

ステージに立ち歌を届けることの大切さに気づかされた後は、切ない気持ちをしっとりと歌うブロックへ。「Our Eyes」から、スタンドマイクを使った「WAVE」、そして日本語曲「君が思う以上に」では、天井から降り注ぐミラーボールの光とVJの幻想的な映像で宇宙旅行をしているような気分が心地よい。



こだわりの詰まった8曲を披露したメンバーから、2023年を迎えて1年の抱負を伝えていった。

ドゥジュン「今日チャンピオンになるのが夢だったんですけど破れてしまいました。冗談でーす(笑)。今年は去年に負けないくらい一生懸命過ごして、実りのある年にしたいと思います。みなさんにお会いできるチャンスがもっと増えればいいと思います。忙しく幸せな一年になることを願っています。」

ドンウン「(日本語で)日本の地方のみなさんに会いにいきたいです。いつか行きます!」

ヨソプ「今僕はひとつひとつ着実に叶えていっているところです。大勢のみなさんの前で沢山の曲を届けられることをとても幸せに思います。着実に1年の計画を進められていると思います。これからも沢山の歌といいコンテンツを伝えられるようになりたいと思います。そのために努力をしていきます。」

ギグァン「今年は僕たちもみなさんも健康でいてほしいです。幸せで明るく笑えることに満ち溢れていてほしいです。幸せな感情のなかのひとつが僕たちの音楽とステージであることを願っています。そして個人的にはさらに一生懸命に頑張る2023年になって欲しいです。そして健康管理もしっかりやっていきたいです。かっこよく年をとっていきたいと思います。いい歌といいダンスで応えられるギグァンとHIGHLIGHTになりたいと思います。沢山期待していてくださいね。」

嬉しい予感の抱負が終わり、次の曲紹介はギグァンが日本語で「この曲はいいですね〜。なぜなら、僕がmaking(作った)。作詞作曲しました!聴いてくださいねー「Say I Love You」レッツゴー!」と、昨年11月にリリースされた最新ミニ・アルバム『AFTER SUNSET』収録の「S.I.L.Y」を披露。恋のときめきをギグァン流に表現した傑作で心を躍らせ、アップテンポな「Whatever」に続いて場内は多幸感に包まれたが、そろそろファンコンも締めくくる時間に。ここでメンバーひとりずつから最後の挨拶がおこなわれた。

ドゥジュン「明日はHIGHLIGHTのプロモーションがありますよね。それを最後に次はいつ来られるだろうかと自分に問いかけることになりますね。でもできるだけ早くスケジュールを調整して1日でも早く日本のみなさんに会いにいきたいと思います、そして素敵なステージをお見せできるように努力したいと思いますので、ずっといつも健康に過ごしていてくださいね。そしてHIGHLIGHTのことを遠くから応援していてくださったら心から感謝しています。この1週間、みなさんのおかげで本当に幸せな時間を過ごして帰れそうです。また早く会いたいのでずっと元気で過ごしてくださいね。(日本語で)また会いましょう、ありがとうございました。」

ヨソプ「みなさんと一緒に過ごしたこの瞬間をみなさんも僕もずっと心の中で大切にしていたいと思います。本当にとてもおおきくて大切な瞬間をみなさんが作ってくださいましたよね。さっきぼくたちが歌っている時にこんなことを考えました。みなさんが作ってくださった全ての瞬間をぜひ僕がスーパーコンピューターになって全部記憶しておきたいと思いました。これから僕たちが歌う歌も変わっていくと思いますし、観客のみなさんも変わるかもしれません。そしてもちろん僕たちの衣装も姿も変わるかもしれないんですけども、この瞬間のように、みなさんといる瞬間をいつも永遠に大切にしておきたいと願っています。そしてその瞬間を心から待ちながら頑張って各自それぞれの時間をそれぞれの空間で過ごせたらいいなと思っています。どうもありがとうございます。」

ギグァン「2023年はスタートして間もなく、滞在していた間の日本の活動がおそらく2023年のいちばん幸せな瞬間のひとつになるんじゃないかと考えています。公演するのが大好きなひとりとして、まだみなさんの声は聞けませんが、みなさんの心からの拍手とあたたかい眼差しを見て本当に僕は幸せです。新年の初めからみなさんと一緒に息をすることができて嬉しかったです。出来る限り早くまたいい歌とダンスでみなさんにお会いしたいと思います。早く戻ってきます!(日本語で)幸せでしたー!

ドンウン「(日本語で)はいみなさん、本当に久しぶりに9月に日本にきてコンサートして、1月になったんですけど、また、いつくるのがいいんでしょうか?みなさんが決めて教えてください。100%確信はできないんですけど、事務所と話してみなさんに会いにきます!みなさん楽しかったですか?僕も楽しかったです。待っててください。待っててください、っていつも話してるんですけど、待っててください。またきます。今日は本当にありがとうございましたー!」

関係スタッフと同時通訳への感謝とLIGHTとの記念撮影を終えると「次の曲が今回のステージの最後となります。みなさんがおそらく見て聴きたい曲だと信じて疑いません。すぐいってみましょう。目を閉じてください。」と案内し、レトロ・ポップな曲調とメリハリのあるダンスで中毒性の高い最新作タイトル曲「Alone」へ。待望の新曲を披露し、ライヴの余韻をたっぷりと残して2部が終了した。

アンコールでは白いパーカーとジーンズのラフな格好に着替えて登場。「Don't Leave」「Surf」「Lovely Day」と爽やかな3曲でLIGHTと積極的にコミュニケーションを取っていった。


和やかな雰囲気で愛嬌や手を振る姿に、静かな情熱と互いの絆を感じさせて胸が熱くなる。歌い終えた4人は名残惜しそうにおじぎをして最後の挨拶をし、ステージを後にして〈2023 HIGHLIGHT FANCON [FIELD DAY] in JAPAN〉が終了した。

全力での真剣勝負から魅惑的なパフォーマンスまで多彩な表情で2023年のスタートを切ったHIGHLIGHT。次はどんな景色と驚きを見せてくれるのか、その時を今から楽しみに待とう。

アーティスト情報
■HIGHLIGHT JAPAN OFFICIAL FANCLUB :  https://www.highlight-fc.jp

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