2022/07/11 20:00
OTOTOYニュースをご覧の皆さまこんばんは。毎日暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。発掘員はだいぶバテ気味です。
さて普段皆さまは「間」(ま)を意識することはあるでしょうか。人との会話に置いても大切な「間」。演劇などでは動作と動作、台詞と台詞などのちょっとした時間的間隔のことを「間（ま）」 と呼ぶ。その間合いが違うだけで物語のテンポも台無しになってしまうし、私たちのコミュニケーションも一方的なものになってしまう。歌舞伎では、間を取るべきところで間を取り忘れることを「間抜け」と言います。
という訳で、ここまで完璧な間の取り方ってあるのだろうか。と思ってしまうのがマイケル・ジャクソンの伝説のライヴとして語り継がれている〈デンジャラスツアー ブカレスト 92〉のオープニング。華やかな舞台特効と共に登場してから、間髪入れずに曲が流れるかと思いきや、ようやくサングラスを取りターンを決めて一曲目の「Jam」に入るまでおよそ２分のフリーズ。この間に、ファンは油断しながらボルテージはさらに最高潮かつ失神者も続出しスタッフに運び出される始末。これぞ一流のエンターテイナーだからこそ成し得る技であり、一拍置くことの美学というか、緩急の付け方の大事さが伺えます。我々もマイケルみたいに、絶妙な"間"を日常に取り入れたいものです。令和四年に聴いてもめっちゃ最高なマイケル・ジャクソンの楽曲たちは是非OTOTOYで！
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