Daily New Arrivals


DOWN TO EARTH
FOUR GET ME A NOTS
locofrankのレーベルからリリースしたファースト・ミニ・アルバム『FORESIGHT』で、日本中のキッズに新しい風を吹かせたFOUR GET ME A NOTS待望のフル・アルバム。メンバー3人全員がボーカルを取る、3者の絡み合いは今作も健在!“静と動”も兼ね備えた1枚です。

MINIATURES
PANIC SMILE
博多出身の変拍子変態バンド、パニックスマイルの5作目。今回は初期衝動のままに音を叩きつけたような直情型パンク的な作品で、1~2分の短く濃厚な曲ばかりが並んでいる。今回ヴォーカルを取る吉田肇が絶叫し、ギターは痙攣しまくり、混沌としたアンサンブルが暗黒の音像を生み出し、大蛇の如くぶっとくてダイナミックなアルバムだ。短い曲でもこのバンド特有の変拍子や激しく変わる展開はそのままだし、時折入るメロディーがやけにポップだったり、現代音楽的な手法も導入するなど、多彩なアイデアが詰め込まれている。ストレートなだけに、彼らのありのままのセンスが遺憾なく発揮された作品といえるだろう。ノー・ウェイヴ~ポスト・パンクの最良の発展形であり、真にオルタナティヴな意志が貫かれた傑作。

Do The Jungle Hop
JUNGLE HOP
結成以来15年ほど活動してきた石川二三夫のJungle Boogieに小出斉が加わった発展型がこの Jingle Hop。元ボ・ガンボス〜現スインギン・バッパーズのドラマー岡地曙裕と、爆風スランプ出身のファンクベースマン江川ほーじんがサポートするスーパーユニット。ここにはまさにこの四人だけのオリジナルのブルースが炸裂! ラリー・グラハムばりのバキバキ・チョッパー・ベースに絡むリトル・ウォルターばりのブルースハープ! 最高に熱い音しています!

First Gambit
町田謙介
激情のブルースシンガー町田謙介の記念すべき亡きチッタ・レーベルからのデビューアルバム(1996年)の再発盤。唯一無二、孤高のブルース・ヴォイスは今改めて聴いても衝撃が走る。

FUTARI - Anthology Of Barbarian Folk Music
WORLD STANDARD + KAMA AINA
ワールドスタンダードこと鈴木惣一朗とリトル・クリーチャーズの一員、最近ではカマ・アイナ名義での活動もしている青柳拓次の2人のコラボレーション・アルバム。フォークトロニカ(フォーク+エレクトロニカ)・サウンドで綴られる抒情詩のような音楽。両人が影響を受けた民族音楽の薫りと、サンプリングとコラージュを駆使したエレクトロニカが美しく何層にも重なり合う。夢と現実の狭間を揺らめくような見事な現代のフォーク・ミュージック。

Japanese Traditional Percussion TAIKO
八丈太鼓六人会
日本太鼓の聖地のひとつ、八丈島。この八丈太鼓六人会は81年に結成された。世界各地で演奏している彼らだが、本作はホームグラウンドに録音機材を持ち込んでの収録。八丈島のキョン(小型の鹿)も踊りだすに違いないド迫力の太鼓アンサンブルだ。

ペーソス・アワー〜生で甘えたい
ペーソス
犬も喰わない中年男のエロと悲哀を歌う50代男デュオ、ペーソス。ギター1本で歌われる濃厚なムード歌謡は、便所サンダルを履いたオヤジの生足を延々と見せられているような生臭さ。精力減退哀歌“風に揺れてる”や、倒錯ロマン“甘えたい”などなど、夜な夜なスナックで交わされる、ひとやま幾らのユーモアがしっとりと歌い上げられる。スマイリー井原を司会に迎えたライヴ盤も同時リリースって、クドすぎです。

恋するギュインズ
エレクトリックギュインズ
大阪の4ピース・ロック・バンド、エレクトリックギュインズの『恋するギュインズ』。本作は〈恋愛〉をテーマにした 11曲を収録。安達哲「バカ姉弟」のジャケットが話題を呼んだ前作『幻惑デイズ』よりも曲、演奏、ミックスの全てが向上した本作は、フロントマン、前田栄達のマニアっぷりがよい形で表に出た傑作(ほんとにいいです)。ANATAKIKOU、リトルハヤタがゲストとして参加している点にも注目です。