noble



Botanical(24bit/48kHz)
Babi
約2年振りとなる新作を、ウッフフククとnobleによるレーベル・コラボレーションでリリース。サックス、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど多彩なアコースティック楽器を、奏者を招いて録音しているのは今作の特徴のひとつ。また数曲のミックスとマスタリングを、コーネリアスのサウンド・プログラマーとして知られる美島豊明が担当。そのアカデミックな素養と自由な感性が同居した、カラフルで躍動感のある楽曲構成と、美しいハーモニー、ポップでマジカルなメロディには磨きがかかり、更には前作には見られない、憂いを含むしっとりと陰影に富んだ楽曲も披露するなど、今作では表現の幅を大きく拡げている。色とりどりの美しい鳥達や、咲き微笑む花々、昆虫達が奏でる、カラフルで瑞々しいオーケストラ。センス・オブ・ワンダーを刺激する、生命力に溢れた自由で愛らしいチェンバー・ポップ。その持てる才能を発揮しはじめた、Babiの2ndアルバム『Botanical』を、どうぞご堪能ください。


Euphoriam
kazumasa hashimoto
前作『Gllia』からひさしぶりにリリースされたkazumasa hashimotoの4枚目にあたるアルバム。以下、村尾泰郎(Yasuo Murao)氏による解説より抜粋~それにしても、全編を包むこのユートピアめいたシンフォニーは一体どこからやってくるのだろう。エレクトロニカという言葉では表現しきれない無垢なサイケデリア。シューゲイザーの轟音の向こうに垣間見える、音も空間もすべてが溶け合った無重力世界に近い感触もある。ラスト・ナンバー「Goodbye Miss Wiggie」を聴き終えたあと、身体に残るは美しい夢から目覚めたときのような気怠い幸福感だ。思えば最初に『Euphoriam』というタイトルを聞いた時、発音が近い〈ユーフォニウム〉という楽器のことを思い浮かべた。もしかしたら『Euphoriam』とは、幸福を奏でる楽器なのかもしれない。そして、そんな楽器を操れるミュージシャンは、kazumasa hashimotoをおいてほかにはいないのだ。


Gllia
kazumasa hashimoto
『yupi』、『epitaph』に続くkazuo hashimotoの三枚目のアルバム。生楽器の豊かな響きと電子音、フィールド・レコーディングなどが見事に調和した楽曲の数々。そして彼のその多彩な要素を独創的なアレンジと深い空間処理で奏でられたオーケストレーションは世界的に脚光を浴びている。彼の環境音楽は耳心地の良いハーモニーを伴って進化し続ける。


Ex.LIFE
網守将平
網守将平の2年振りとなるソロアルバムのリリースが決定。大貫妙子やDAOKOなど様々なアーティストとの作編曲/演奏活動、写真家の小山泰介らとの共作インスタレーションの展示など、作曲家の範疇に止まらない幅広い活動を展開する網守将平。コロナ禍前の期間も含め約1年かけて制作された本作は、前作『パタミュージック』でのポップと実験の過激な往来から一転し、メロディーメイカーとしての潜在的なセンスを遺憾無く発揮。自身のヴォーカルやビートは封印し、必要最低限の音響により静謐ながら色彩豊かな映像を喚起させつつ、あくまでピアノを中心としたメロディーに重きを置いたストイックな作風を提示している。さらに"演奏者が自らの音を聴けない状態で演奏する"というルールに基づいた、"非聴覚作曲"という方法を考案し使用した楽曲も収録。


program music I
KASHIWA Daisuke
前作では自身の内なるイメージが作品となったが、今作ではモチーフとなるストーリーを選び、音でその物語を表現するという試みをした。「stella」は宮沢賢治の"銀河鉄道の夜"、「write once, run melos」は太宰治の"走れメロス"がモチーフとなっている。


Ex.LIFE
網守将平
網守将平の2年振りとなるソロアルバムのリリースが決定。大貫妙子やDAOKOなど様々なアーティストとの作編曲/演奏活動、写真家の小山泰介らとの共作インスタレーションの展示など、作曲家の範疇に止まらない幅広い活動を展開する網守将平。コロナ禍前の期間も含め約1年かけて制作された本作は、前作『パタミュージック』でのポップと実験の過激な往来から一転し、メロディーメイカーとしての潜在的なセンスを遺憾無く発揮。自身のヴォーカルやビートは封印し、必要最低限の音響により静謐ながら色彩豊かな映像を喚起させつつ、あくまでピアノを中心としたメロディーに重きを置いたストイックな作風を提示している。さらに"演奏者が自らの音を聴けない状態で演奏する"というルールに基づいた、"非聴覚作曲"という方法を考案し使用した楽曲も収録。


Astral Pancake
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphが、「星間コミュニケーション」をテーマとした新作EP『Astral Pancake』を、配信限定でリリースします。 爽やかなドラムンベースからフォークトロニカ、ポップ極まるダブステップ、エディットが冴えるコラージュなど、バラエティに富んだ全6曲を収録。疾走するピアノ、いくつものレイヤーに散りばめられた電子音とエフェクト、キュートなボイスサンプル等が耳を刺激する、夏を鮮やかに彩るエネルギッシュな曲が揃いました。 時空を越える宇宙船をイメージしたコズミックシンフォニー。リスナーを甘く切ない星々の世界へと導きます。


Astral Pancake
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphが、「星間コミュニケーション」をテーマとした新作EP『Astral Pancake』を、配信限定でリリースします。 爽やかなドラムンベースからフォークトロニカ、ポップ極まるダブステップ、エディットが冴えるコラージュなど、バラエティに富んだ全6曲を収録。疾走するピアノ、いくつものレイヤーに散りばめられた電子音とエフェクト、キュートなボイスサンプル等が耳を刺激する、夏を鮮やかに彩るエネルギッシュな曲が揃いました。 時空を越える宇宙船をイメージしたコズミックシンフォニー。リスナーを甘く切ない星々の世界へと導きます。


Singing Fruits
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphのシングル「Citrus」のボーカルバージョンを、ボーカリスト公募で制作するプロジェクト「Singing Fruits」。その応募作の中からSerphが優秀作品に選んだ3作を、ひとつのEPにまとめて公式リリースします。 ずん、lasah、akari。Serphの幻想風景に立つ3人の歌い手たち。歌唱に加え、歌詞も各々が手掛けています。微細な電子音が彩るカラフルで切ない景色の中を、歌と想いが躍動する、瑞々しい3つのストーリー。背景作家としてのSerphの力を120%引き出した、奇跡の歌物ポップエレクトロニカ最前線。


Singing Fruits
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphのシングル「Citrus」のボーカルバージョンを、ボーカリスト公募で制作するプロジェクト「Singing Fruits」。その応募作の中からSerphが優秀作品に選んだ3作を、ひとつのEPにまとめて公式リリースします。 ずん、lasah、akari。Serphの幻想風景に立つ3人の歌い手たち。歌唱に加え、歌詞も各々が手掛けています。微細な電子音が彩るカラフルで切ない景色の中を、歌と想いが躍動する、瑞々しい3つのストーリー。背景作家としてのSerphの力を120%引き出した、奇跡の歌物ポップエレクトロニカ最前線。


Mirapyd
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphが、新作EP『Mirapyd』をデジタル/ストリーミングでリリース。 春らしく心弾む「Simple Jack」で幕が開き、徐々にその幻想性を高めていく全6曲。どの曲もポップなメロディーの下に、グリッチ、ノイズ、盛り沢山のダブエフェクトなど、マニアックな意匠が凝らされたトラックが共存しています。 極精細の電子音とハーモニーが彩る、Serph流ファンタジックR&B。目の前に広がるエレガントで煌びやかな異世界。それがMirapydです。


Mirapyd
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphが、新作EP『Mirapyd』をデジタル/ストリーミングでリリース。 春らしく心弾む「Simple Jack」で幕が開き、徐々にその幻想性を高めていく全6曲。どの曲もポップなメロディーの下に、グリッチ、ノイズ、盛り沢山のダブエフェクトなど、マニアックな意匠が凝らされたトラックが共存しています。 極精細の電子音とハーモニーが彩る、Serph流ファンタジックR&B。目の前に広がるエレガントで煌びやかな異世界。それがMirapydです。


el esperanka
Serph
ユートピアのその先へ。魔法仕掛けの電子音楽家Serphが、日々繰り返す音楽的実験の末に辿り着いた新地平、ユートピアのその先の景色を描く、4枚目のフルアルバム『el esperanka』。 ジャズ/テクノ/クラシック/映画音楽/プログレなど、多彩な音楽的要素を取り込み、美しいメロディーやハーモニーと共に、一曲の中で有機的に次々と展開していく。もはやSerph節とも言える、オリジナリティ溢れるそのスタイルは、今作において洗練を極め、童話めいたドリーミーな世界観は、より奥深く幻想的に。結果、今作は、Serphのより変則的な、未知だった側面もかいま見える、これまで以上に自由で、光の量が増した、ポジティブな1枚となりました。 アルバム・タイトルである『el esperanka(エル・エスペランカ)』は、スペイン語で希望を意味する「esperanca(エスペランサ)」からの造語です。ユートピアのその先で、Serphが奏でる「新たな希望」の物語。アルバム『el esperanka』は、リスナーのイマジネーションを掻き立てる、夢見る人へのサウンドトラックです。


Winter Alchemy
Serph
2011年11月にリリースされたSerphのクリスマス・ミニアルバム。 どの曲も幻想的でロマンチック、そして独創性に溢れた、Serph節満載の珠玉のウィンター・アンセムです。 音の錬金術師が贈る冬のファンタジー。電子音と魔法で奏でるクリスマス・ソングス。アドベント・カレンダーをめくりながらお楽しみください。


Heartstrings
Serph
2011年4月にリリースされたSerphの3rdアルバム。 トレードマークのジャジーなピアノやチャーミングな電子音に加え、弦楽器の多用が今作での特徴のひとつ。疾走する多彩なリズムプログラミングや、生き物のように複雑に変化するアレンジメント、そしてストリングスやピアノで紡ぐ美しくロマンティックなメロディには、まさにタイトル通り、聴き手の心の琴線に触れる魔法が掛けられています。アルバム全体を通してポジティブな祝祭感に溢れた、スリリングで心躍る自由な物語としての音楽です。


Girl Cybernetic
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第9弾は、情報化社会を生きる女の子がテーマのスローバラード「Girl Cybernetic」。 Serph歴代曲の中で最もスローテンポなトラック。ピアノやストリングス、サンプリングされた女性ヴォーカルが紡ぐ切ないメロディー。心と体を粒子にまで分解する危険なまでのメローネスを湛えたこの曲で、プロジェクト「Nanotech Wizard」はフィナーレを迎えます。


Girl Cybernetic
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第9弾は、情報化社会を生きる女の子がテーマのスローバラード「Girl Cybernetic」。 Serph歴代曲の中で最もスローテンポなトラック。ピアノやストリングス、サンプリングされた女性ヴォーカルが紡ぐ切ないメロディー。心と体を粒子にまで分解する危険なまでのメローネスを湛えたこの曲で、プロジェクト「Nanotech Wizard」はフィナーレを迎えます。


Lips - Sigh - CherryPink
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第8弾は、終わらない青春を生きるためのナノテク・フューチャーポップ「Lips - Sigh - CherryPink」。 どこか90’sアニソン&J-POPの雰囲気をまとった、切なくも高揚感のある女性ボーカルサンプルとキャッチーなシンセフレーズが、ロマンティックでヒロイックな気分を掻き立てます。泣きながら踊りたい夜に。


Lips - Sigh - CherryPink
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第8弾は、終わらない青春を生きるためのナノテク・フューチャーポップ「Lips - Sigh - CherryPink」。 どこか90’sアニソン&J-POPの雰囲気をまとった、切なくも高揚感のある女性ボーカルサンプルとキャッチーなシンセフレーズが、ロマンティックでヒロイックな気分を掻き立てます。泣きながら踊りたい夜に。


Citrus
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第7弾は、透明感あふれるメロディーと疾走するビートが爽やかなドラムンベース・フュージョン「Citrus」。 ギターとピアノで奏でられるSerph特有の光を感じさせるメロディーが、軽快なドラムンベースのビートに乗ってスムースに流れる、ポジティブで心が洗われる一曲。気分を変えたい時の清涼剤としてどうぞ。


Citrus
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第7弾は、透明感あふれるメロディーと疾走するビートが爽やかなドラムンベース・フュージョン「Citrus」。 ギターとピアノで奏でられるSerph特有の光を感じさせるメロディーが、軽快なドラムンベースのビートに乗ってスムースに流れる、ポジティブで心が洗われる一曲。気分を変えたい時の清涼剤としてどうぞ。


Upcycler
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第6弾は、ロックやポップスの欠片を自由自在にエディットし再生成した、破壊力抜群のフロアキラー「Upcycler」。 Rock的カタルシスのエッセンスが抽出され凝縮、美麗な電子音と共にタイトなビートに乗って花開きます。リスナーの高揚感をネクストレベルへと誘う、新時代のためのアップサイクル・ミュージック。爆音でどうぞ。


Upcycler
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第6弾は、ロックやポップスの欠片を自由自在にエディットし再生成した、破壊力抜群のフロアキラー「Upcycler」。 Rock的カタルシスのエッセンスが抽出され凝縮、美麗な電子音と共にタイトなビートに乗って花開きます。リスナーの高揚感をネクストレベルへと誘う、新時代のためのアップサイクル・ミュージック。爆音でどうぞ。


Superballad
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第5弾は、Serph印の多幸感が初めから終わりまでフルスロットルで駆け抜けるダンスポップ『Superballad』です。 キュート&キャッチーにピッチシフトされた女性ボーカルサンプルが壮大なスケールのトラック上を飛び交い、中盤から刻まれるドラムンベースのリズムも相まって、聴き手の高揚感を強烈に呼び起こします。正にタイトル通り、超絶的なバラードが完成しました。


Superballad
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第5弾は、Serph印の多幸感が初めから終わりまでフルスロットルで駆け抜けるダンスポップ『Superballad』です。 キュート&キャッチーにピッチシフトされた女性ボーカルサンプルが壮大なスケールのトラック上を飛び交い、中盤から刻まれるドラムンベースのリズムも相まって、聴き手の高揚感を強烈に呼び起こします。正にタイトル通り、超絶的なバラードが完成しました。


Little Paris
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第4弾は、ノスタルジーを掻き立てる、可憐でロマンチックなワルツ『Little Paris』です。 アコーディオンを主役に、チャイムやストリングス、ホーン、そして愛らしい電子音も加わり奏でられるメロディーは、あまりにも甘美。ここで描かれるのは、古き良きパリの幻想です。サーカス、蚤の市、ブリコラージュ、etc。脳内に貴方だけの小さなパリが生まれます。


Little Paris
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第4弾は、ノスタルジーを掻き立てる、可憐でロマンチックなワルツ『Little Paris』です。 アコーディオンを主役に、チャイムやストリングス、ホーン、そして愛らしい電子音も加わり奏でられるメロディーは、あまりにも甘美。ここで描かれるのは、古き良きパリの幻想です。サーカス、蚤の市、ブリコラージュ、etc。脳内に貴方だけの小さなパリが生まれます。


Surrealist
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第3弾は、UKレイヴカルチャーと叙情的ハーモニーの融合したモダンポップ『Surrealist』です。 チャーミングなボーカルサンプルと小気味よく弾むピアノ、大胆なエフェクト使い、プログレッシヴなビート、そして予期せぬ展開。新鮮な驚きが次々と飛び出す、Serphにしか作りえない、文字通り超現実的なダンスミュージックに仕上がっています。パーティーのお供に。


Surrealist
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第3弾は、UKレイヴカルチャーと叙情的ハーモニーの融合したモダンポップ『Surrealist』です。 チャーミングなボーカルサンプルと小気味よく弾むピアノ、大胆なエフェクト使い、プログレッシヴなビート、そして予期せぬ展開。新鮮な驚きが次々と飛び出す、Serphにしか作りえない、文字通り超現実的なダンスミュージックに仕上がっています。パーティーのお供に。


Baby Dub
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第2弾。 ダブを応用したビートにのせた疾走感のあるバラードです。きらびやかな上モノと、繰り返される女性コーラス、力強いストリングスが、聴き手の胸を締め付ける、清々しくもソウルフルな一曲。 チルとエモが同居する、Serph流フォークトロニックドラムンベースを、どうぞご堪能ください。


Baby Dub
Serph
Serphによる9か月連続シングルリリースプロジェクト「Nanotech Wizard」の第2弾。 ダブを応用したビートにのせた疾走感のあるバラードです。きらびやかな上モノと、繰り返される女性コーラス、力強いストリングスが、聴き手の胸を締め付ける、清々しくもソウルフルな一曲。 チルとエモが同居する、Serph流フォークトロニックドラムンベースを、どうぞご堪能ください。


strangeness
kazumasa hashimoto
メロトロンの心地よいテンポ感から始まるkazumasa hashimotoの'10年の作品。一曲目の'Daylight Hallucination'のイントロで思わずニンマリさせられるが、あのイントロはこのアルバムのイントロダクションでもある。アルバム全体を通して耳を傾けると、この作品での彼の新たな試みがあのイントロの空気感に集約されていることに納得させられる。 今回はGutevolkの西山豊乃のヴォーカルに「歌声」を真ん中に据え、甘美で美しいメロディと柔らかなハーモニーを万華鏡のようなアレンジで作り上げており、リスナーを浮世離れしたサイケデリックな世界へ、kazumasa hashimotoのマジカル・ミステリー・ツアーへ、と誘う。『Euphoriam』以後『トウキョウソナタ・サウンドトラック』を挟んで発表されたこの作品を聴くと、本人の音楽制作に対する心の動きが良く感じられる。


TOKYO SONATA soundtrack
kazumasa hashimoto
kazumasa hashimotoならではのユニークなサウンドで綴る、ミニマルかつハートウォーミングな旋律が映像と見事にシンクロした、映画「トウキョウソナタ」(監督・黒沢清/'08年公開作品)のためのサウンドトラック盤。黒沢監督が描く世界をより力強くより印象的に彩った劇中収録曲に加え、書下ろしの未公開曲、ボーナス・トラックとして本人が敬愛するドビュッシーの「月光」を新たにアレンジしたヴァージョンも収録されている。


Angel Flow
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphによる、9ヶ月連続シングルリリースシリーズ「Nanotech Wizard」の第一弾となる楽曲「Angel Flow」。 疾走するビート上に美麗な女性ヴォーカルのサンプルがちりばめられ、天使のような優しさがスムースに流れる、ハイテクなアップデートされたラブソングです。多幸感あふれる前半からプログレッシブな後半への展開も見事な、Serph流モダンポップドラムンベースを、どうぞご堪能ください。


Angel Flow
Serph
電子音楽界のトリックスターSerphによる、9ヶ月連続シングルリリースシリーズ「Nanotech Wizard」の第一弾となる楽曲「Angel Flow」。 疾走するビート上に美麗な女性ヴォーカルのサンプルがちりばめられ、天使のような優しさがスムースに流れる、ハイテクなアップデートされたラブソングです。多幸感あふれる前半からプログレッシブな後半への展開も見事な、Serph流モダンポップドラムンベースを、どうぞご堪能ください。


awaawa
映糸
世界中に熱狂的なファンを持つテニスコーツが、NSDこと並木大介とDASMANこと比留間毅による二人組、SECAIを制作のパートナーに迎え、2年弱の歳月をかけて作り上げた快心のコラボレーション・アルバム。


テニスコーツとセカイ
テニスコーツとセカイ
世界中に熱狂的なファンを持つテニスコーツが、NSDこと並木大介とDASMANこと比留間毅による二人組、SECAIを制作のパートナーに迎え、2年弱の歳月をかけて作り上げた快心のコラボレーション・アルバム。


DAY OFF
cinq
電子音とアコースティック・ギターが織りなす、繊細なエレクトロニカというべき音像は前作同様だが、今回は多彩なゲストが参加して、表現の幅が広がった。二階堂和美のインプロ・ヴォイスは曲にぬくもりを与え、dj klockのターンテーブルはドープな効果を生み、さらには生のベース、ドラムスが参加してのジャズ・セッション的~ポスト・ロック的なアプローチもある。それらの音を実に緻密に組み立て、淡々と過ぎていく日常のごとく静謐かつ穏やかな音世界に仕立てたcinqの手腕は、やはりさすが。国内エレクトロニカ屈指の傑作。(小山 守)


Grateful Goodbye
Yasushi Yoshida
聴き手に情景を喚起させる物語性の強い作風から、ダンスや演劇、映像など、ビジュアル分野とのコラボレーションも多い吉田靖。自身三枚目のアルバムとなる今作は、それぞれの楽曲が「別れの物語」をテーマに作曲されたもの。一曲毎にストーリーが展開し、最終的にはアルバム全体を通して一つの大きなストーリーを形成する壮麗なフィクションとなっている。 編成的には前作のスタイルを更に推し進め、ピアノ、チェロ、バイオリンを中心に、ギター、ベース、ドラム、フルート、トランペットなど、数多くの生楽器によるオーケストレーションで構成。室内楽的アプローチやダイナミックなオーケストラ・アンサンブルで、情感豊かに奏でられる旋律はとても感動的だ。静謐で物悲しい雰囲気でありながら、躍動感や生命力と言ったポジティプなものも感じさせる、表現力に満ちた一枚。


sketch
cinq
靄の向こうから届けられる美しきアルペジオ・トーン、どこかファニーな動きで切り返すサイン・ウェイヴの小粋なステップ。まるでケルンの深い針葉樹林を想起させる残響感、そしてその彼方からは、祈りにも似た歌声が、遠く響く。耳にも心にも優しい穏やかな時間、脳裏に浮かび上がる幾つもの風景。 解説 / 小田晶房(map)


LushRush
midori hirano
(天井潤之介氏によるアルバム解説より抜粋)チェロやヴァイオリンの、おごそかだが溌剌と舞う優雅な音色。ピアノの、はりつめた抒情をたたえるみずみずしい音色。ギターの、おだやかでぬくもりに満ちた澄んだ音色。あるいは、いきいきとざわめき立つ電子音や細やかなノイズ。鳥のさえずりなど遠くからこだまする具体音。アコースティック、室内楽、クラシック、エレクトロニカ、アンビエント、現代音楽、環境音楽、もしくは最近の“奇妙な”フォーク・ミュージックたち……そこにはいろいろな種類の音楽との共通項や、影響と反映を指摘したり実感することができるにちがいない。しかし、それはあくまで彼女の音楽の輪郭をなぞる行為にすぎない。もしも彼女の音楽と真に出会いたいのであれば、その音像の向こう側に広がる世界に想像力をめぐらせ、それが伝える「何か」に注意深く耳をかたむける必要がある。端正な音の内奥を貫く雄々しいイマジネーションの鼓動を、アンニュイな歌声に隠されたエモーショナルな息づかいを、聴き逃してはいけない。そして、すべての音が鳴り止んだあとの、そのほのかな残響のなかに私たちは、彼女の音楽が描きうる至上の美をその耳と心にありありと感じることができるはずだ。


5 Dec.
KASHIWA Daisuke
'06年独onpaレーベルより初めての作品を発表。以来コンスタントに作品を発表するほか海外を中心に公演ツアーを行っている。その活動は多岐に渡り、自身の創作活動のほか映画音楽や”world's end girlfriend”をはじめとするマニュピレーター、ミックス&マスタリングエンジニアとしても活躍中。今作は前作『program music』から2年ぶりの3枚目にあたる作品。