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kazumasa hashimoto

Discography

金 大偉による映像作品『水郷 紹興 I 』のためにkazumasa hashimotoこと橋本和昌が楽曲を書き下ろし制作のすべてを自ら手がけたサウンドトラック盤。彼が手がけるサントラ盤としては二作目。'10年にリリース。一作目は黒沢清・監督作品「トウキョウソナタ」(第61回カンヌ映画祭「ある部門」審査員賞受賞作品)。サントラとは言えども、独立した一枚の作品としてもhashimotoの世界感が楽しめる。

10 tracks

メロトロンの心地よいテンポ感から始まるkazumasa hashimotoの'10年の作品。一曲目の'Daylight Hallucination'のイントロで思わずニンマリさせられるが、あのイントロはこのアルバムのイントロダクションでもある。アルバム全体を通して耳を傾けると、この作品での彼の新たな試みがあのイントロの空気感に集約されていることに納得させられる。 今回はGutevolkの西山豊乃のヴォーカルに「歌声」を真ん中に据え、甘美で美しいメロディと柔らかなハーモニーを万華鏡のようなアレンジで作り上げており、リスナーを浮世離れしたサイケデリックな世界へ、kazumasa hashimotoのマジカル・ミステリー・ツアーへ、と誘う。『Euphoriam』以後『トウキョウソナタ・サウンドトラック』を挟んで発表されたこの作品を聴くと、本人の音楽制作に対する心の動きが良く感じられる。

10 tracks

kazumasa hashimotoならではのユニークなサウンドで綴る、ミニマルかつハートウォーミングな旋律が映像と見事にシンクロした、映画「トウキョウソナタ」(監督・黒沢清/'08年公開作品)のためのサウンドトラック盤。黒沢監督が描く世界をより力強くより印象的に彩った劇中収録曲に加え、書下ろしの未公開曲、ボーナス・トラックとして本人が敬愛するドビュッシーの「月光」を新たにアレンジしたヴァージョンも収録されている。

22 tracks

前作『Gllia』からひさしぶりにリリースされたkazumasa hashimotoの4枚目にあたるアルバム。以下、村尾泰郎(Yasuo Murao)氏による解説より抜粋~それにしても、全編を包むこのユートピアめいたシンフォニーは一体どこからやってくるのだろう。エレクトロニカという言葉では表現しきれない無垢なサイケデリア。シューゲイザーの轟音の向こうに垣間見える、音も空間もすべてが溶け合った無重力世界に近い感触もある。ラスト・ナンバー「Goodbye Miss Wiggie」を聴き終えたあと、身体に残るは美しい夢から目覚めたときのような気怠い幸福感だ。思えば最初に『Euphoriam』というタイトルを聞いた時、発音が近い〈ユーフォニウム〉という楽器のことを思い浮かべた。もしかしたら『Euphoriam』とは、幸福を奏でる楽器なのかもしれない。そして、そんな楽器を操れるミュージシャンは、kazumasa hashimotoをおいてほかにはいないのだ。

11 tracks

『yupi』、『epitaph』に続くkazuo hashimotoの三枚目のアルバム。生楽器の豊かな響きと電子音、フィールド・レコーディングなどが見事に調和した楽曲の数々。そして彼のその多彩な要素を独創的なアレンジと深い空間処理で奏でられたオーケストレーションは世界的に脚光を浴びている。彼の環境音楽は耳心地の良いハーモニーを伴って進化し続ける。

12 tracks

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