NEW FOLK/Mastard Records

Super VHSが現代にアップデートする80'sポップスの涼風

インタヴュー

Super VHSが現代にアップデートする80'sポップスの涼風

2011年に入岡佑樹の主宰で結成されたニューウェーヴバンドSuper VHS。約4年ぶりにリリースされた2ndアルバム『Theoria』は、初となる日本語歌詞の楽曲やtamao ninomiyaをヴォーカルに迎えるなど、バンドが新たな側面を見せた作品となった。OTOTOYではサウンド面でも多国籍なバックボーンを踏襲し、Super VHSが生み出したニューエイジ / エキゾグルーヴに迫るインタヴューを公開。2010年代の初頭から、彼らはどのような変遷をたどって今の形へと至ったのか。ぜひ『Theoria』ととも…

草野球とバンドは同じ?──ピュアにマイペースにグッド・メロディを作り出す家主

インタヴュー

草野球とバンドは同じ?──ピュアにマイペースにグッド・メロディを作り出す家主

とんでもなくグッド・ミュージック!! 2018年にソロ・アルバム『お湯の中のナイフ』をリリースし、インディー・シーンで注目を集めていたシンガー・ソングライターの田中ヤコブを中心に、3人のソングライターで構成されるロック・バンド、家主が初のフル・アルバム『生活の礎』をハイレゾ・リリース。これはめちゃくちゃいいですよ……。ロックに、ポップに、フォーキーに、それ以外にもさまざまなジャンルの枠を取っ払って、ただただストレートにいいメロディが鳴らされる、最高に気持ちのいい音楽。2019年の締めくくりにふさわしい作品と…

80's日本ニューウェイヴの精神を引き継ぐ新鋭アーティスト3組

レヴュー

80's日本ニューウェイヴの精神を引き継ぐ新鋭アーティスト3組

現在20歳の私が数年前、初めてヒカシューと出会ったときの衝撃は大きかった。ポップでひょうきんなサウンドが耳を捉えつつ、どこか冷めた佇まい。歌詞は不可思議で引っかかる。更に「びろびろ」のようなサイケなPV演出、「パイク」のような演劇調、「モデル」PVのクラフトワークのパロディ…。ともかく何らかの「違和感」が、その表現活動全体から立ち上がってくる。それはきっと定型化してしまった音楽や音楽が表現してきたものに対する皮肉だったのではないだろうか。それまで私が音楽に対して感じたことのなかったシュールな知性を感じた。そ…

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