HIGHCONTRAST RECORDINGS

レビュー
タカツキ『アカツキ・コンダクター』3ヶ月連続の先行配信第1弾!
ボロフェスタにが所属するヒップホップ集団が出演したのは、2007年のこと。天気がとてもよくて、僕等が作った野外ステージを軽快に走り回っていた。でっかい場所に負けないスケールを持ったグループだと思ったものだ。昨年は、eeteeというパーティに、彼の別バンドで出演してもらった。ピースの文字がよく似合うライブ後、お客さんが肩を震わせながら「なんすか? このバンド。最高ですねー」と言った。のライブで一番好きなのは、なによりもソロ。とにかく横揺れで延々と絡んでくるリリックは、叙情的なのに生々しい。迷い込んだ世界が、『…

レビュー
タカツキ『できるなら京都で』text by 西澤裕郎
詩を書くことは、世界を切り取ることである。 多くの詩を論理的に読解することが難しいのは、それだけ世界が複雑であるからだ。合理主義や拝金主義が効率やお金という尺度で、割り切れる答えを求めるとすれば、詩を書くことは割り切れない割り算をするようなものだ。どちらが正しいかは知ったことじゃないけど、3.1415・・・の続きを追い求めるほうが、世界のあり方としては的を射ている気がする。...…

インタビュー
タカツキ「music,」ロング・インタビュー
タカツキのニュー・アルバム「旅人のリズム」の発売日が、2009年6月17日と正式にアナウンスされた。そして3ヶ月連続の先行配信が、今回の「MUSIC,」で完結する。名コンダクターに扮する軽快なビートの「アカツキ・コンダクター」。故郷京都を思いながら自身を歌い上げたロー・ビートの「できるなら京都で」。そして、忘れられない旅に乾杯だ「music,」!...…

連載
session#7 はせはじむ×Traks Boys
年も暮れかかった11月中旬。気温もぐっと下がって、いつの間にか町並みも冬支度。冷えきった日本経済と、独りでクリスマスを過ごす人々の心を温めるべく配信開始となったはせはじむの1stアルバム『ラジオ』。このアルバムは、とにかくアッパーでごきげんだ。雰囲気は、ポップでハッピーで、聴く人をとにかく楽しませようとするはせはじむの人格そのもの(二回の対談で証明済み)。フィル・スペクターの“ウォール・オブ・サウンド”のように分厚い音の壁の中に見えるキラキラとした胸キュン・ポップ・サウンドを軸に、ラジオから流れ出るノイズや…

連載
session#6 あらかじめ決められた恋人たちへ×はせはじむ
ライブ・ハウス、クラブ、ギャラリーなど様々な場所でライブをこなし、映画から演劇の音楽制作まで幅広く活動する池永正二によるソロ・ユニット「あらかじめ決められた恋人たちへ」の3rdアルバム『カラ』。エイドリアン・シャーウッド、ミュート・ビート、JAGATARA等のレゲエ・ミュージック、ダイナソーJr、マイ・ブラディ・バレンタイン、ストーン・ローゼズ等90年代初頭のインディ・ロック、関西アンダー・グラウンド、日本のルーツ・ロックに影響を受けたその広い音楽性と、三池崇史、坂本順治の映画を愛するという、映像的なセンス…