Trial
Title | Duration | Price | |
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alter alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:05 | |
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blue alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:26 | |
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flame alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:57 | |
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sad boyz alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:47 | |
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paper-chase alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:47 | |
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drake equation alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:10 | |
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mercury retrograde alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:25 | |
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gravity alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:14 |
Listen the trial version of tracks by clicking the circle
Total: 26:51
Album Info
シンガーソングライターのA.Y.Aと、ビートメイカーDrivxs(ex:takevnap)が、のコラボ名義によるアルバム「Mercury Retrograde」をリリース。
西洋占星術用語である「水星逆行」を意味する本作は、ジェイムス・ブレイク以降のオルタナティブR&Bの空気感を存分に吸い込みながら、よりヒップホップの持つ大胆さと、ビートミュージックの実験性を拡張させたサウンドとなっている。
Drivxsのビートは、ヒップホップ、エレクトロ、R&B、アンビエント、ポップ、ウェイヴ等、あらゆるジャンルを自由に飛び越えながらも、計算された精密さによって雑多にならない洗練さを感じさせ、その求心力を持ってして、聴くものを別の次元へと誘うことに成功している。
また本作では、トキシック・マスキュリニティや同性愛、社会の欺瞞といった様々なテーマが歌われている。内省的でありながらも前向きな「blue」、不寛容へや偏見の苛立ちを隠さない「drake equation」といった繊細さを正直に歌った曲、反対に「sad boyz」「paper-chase」のような有害なマスキュリニティに取り憑かれた男性をぴしゃりと跳ね除ける力強い曲、そしてタイトルトラック「Mercury Retrograde」のように混沌とした時代を生きる人々を鼓舞する曲など、聴き進めるうち、エイリアンではなく一人の女性の姿が浮かび上がってくる。
人々の無自覚さに怒り、疎外感に傷つき、孤独を抱きしめながらも、なんとか前に進もうとする一人の女性、その人こそ他ならぬA.Y.Aである。宇宙という非現実感のあるモチーフを挟みながらも、そこで実際に語られているストーリーや感情は、若者なら誰しもが経験する普遍的なものである。