Title | Duration | Price | |
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交響曲 第 7番 ホ短調 夜の歌 1 Langsam - Allegro Risoluto, Ma Non Troppo alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 22:07 | Album Purchase Only |
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交響曲 第 7番 ホ短調 夜の歌 2 Nachtmusik. Allegro Moderato alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 15:05 | Album Purchase Only |
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交響曲 第 7番 ホ短調 夜の歌 3 Scherzo. Schattenhaft alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 10:40 | Album Purchase Only |
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交響曲 第 7番 ホ短調 夜の歌 4 Nachtmusik. Andante Amoroso alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 12:57 | Album Purchase Only |
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交響曲 第 7番 ホ短調 夜の歌 5 Rondo - Finale. Allegro Ordinario alac,flac,wav,aac,mp3: 16bit/44.1kHz | 16:42 | Album Purchase Only |
マーラーの交響曲の中でも最も難解で複雑な容貌を備えているために、この7番は異質で謎めいていた作品と言われています。この難曲に対し巨匠インバルは長年の経験と楽譜の緻密な読み解きにより、厳格で説得力のあるマーラーを描ききることに成功。また、楽譜に対し精密にするだけでなく、情感と多大なエネルギーを注ぎ、宇宙的な広がりをもつ世界観をも導き出しています。ライヴでは聴衆がその一音一音を聴き逃すまいと、緊張感のある雰囲気が漲っているのが音を通しても伝ってきます。インバルが作り上げる最上級のマーラー。世界級の精密で完璧なアンサンブルと美しい音色でそれを支える東京都交響楽団。マーラー演奏の一つの金字塔の誕生であるとともに2014年5月号レコード芸術誌の特選ものです。
Discography
シリーズ第1弾としてリリースされた交響曲第5番は、「並み居る名盤の中でもその最高峰の演奏である」として高い評価を受けました。その第2弾はショスタコーヴィチの交響曲の中でも最大編成を要し、悲運の交響曲とも言われる第4番です。今年の3月に行われた当ライヴは、各評論家や各紙で大絶賛を受けすでに大きな話題となり、ライヴ盤が強く待ち望まれていました。評論家の中では「過去最高の第4番の録音となるだろう」と大きな期待が寄せられています。当録音においても、演奏会で聴かれた、インバル&都響ならではの美感が守られており、驚異のアンサンブルが聞かれます。細部に宿るショスタコーヴィチの魂をインバルは自由に開放させ、見事なコントロールで聴衆へと伝えます。また、フルート6人、ホルン8人など大編成オーケストラならではのパワフルなサウンドは圧巻です。インバルがこのオーケストラを激しくドライヴさせますが、美しさは保ち続けており、音楽の頂点まで輝かしさと美感と音楽のエネルギーが共存します。当コンビの好調ぶりが伺える最高峰の演奏です。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&「コリオラン」序曲に続く、インバル&都響によるベートーヴェン・シリーズの第2弾は第5番「運命」&第7番。インバルの第5番「運命」は初録音となります。都響とのライヴ録音では、マーラー、ブルックナーなど、持ち前のレパートリーを存分に聴かせ、レコード芸術特選や、宇野功芳氏の大絶賛など、高評価を受けてきたインバル。そしてチャイコフスキー:交響曲第5番の異彩あふれる演奏や、初録音となったベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」。勢いを見せる都響とのコンビで放つ当新録音では、更に新しいインバルの魅力を見せます。オーケストラの一糸乱れぬ芯のある骨太なアンサンブルで奏でられるベートーヴェン。毅然とした迫力に満ちた音楽を聴かせ、インバルの並ならぬ統率力を感じることができます。
都響との関係も長きに渡り、互いの信頼度も厚い両者。 聴衆を魅力し続ける両者の快進撃は止まりません。 大好評の2010年11月に演奏したブルックナー交響曲第6番に続き 本年5月に演奏されたのはブルックナー交響曲第2番。 一夜限りのライブ演奏とは思えない名演がここに蘇りました。 都響の誇る抜群のアンサンブル精度の高さ。その精度もさることながらブルックナーの重厚な和声構成の魅力が存分に伝わるバランスのよさ。 考え抜かれたフレーズとテンポの抑揚、アクセント、アーティキュレーションへの拘りが 細部まで描写され、聞き手の心を掴みます。 重厚感を持たせながら微妙なテンポ捌きで決してだれることなく 曲の終わりに向かい突き進むエネルギーは60分間途切れることなく続き 瞬く間に過ぎ去ります。 常に新しい響きと新鮮さで聴衆を惹きつけるインバルの音楽スタイル。ここにまた一枚インバル・ファン必聴の一枚が加わります。
好評、インバル&都響のショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾アルバムです。圧倒的なパワーと推進力を兼ね備えた、現代のショスタコーヴィチ像と言っても過言ではない当シリーズ。今作でも、同様のアプローチで、聴衆を興奮の坩堝へと導きます。インバルの一点の妥協も許さない引き締まったサウンドによって、ショスタコーヴィチの真髄を抉り取ります。東京都交響楽団のライヴとは思えない機能性の高い演奏も聴きものです。強固なアンサンブルとパワー漲る重厚なサウンドをベースに、インバルが存分にショスタコーヴィチを表現していきます。両者の驚くべきクオリティの演奏をお聴き下さい。
インバル&都響による人気のショスタコーヴィチ・シリーズの第4弾です。これまで同シリーズは第4番が『2012年度レコード・アカデミー賞交響楽部門』を受けるなど、高い評価を受けてきました。重量級の厚みのあるサウンドを全開させつつも、細部の細部にまで目を光らせるようなインバルの厳しく深い洞察力と音楽性は、まさに圧巻。ショスタコーヴィチの魂を鮮やかに、現代に再現させています。また、インバルのタクトのに呼応し、高い集中力のもと現代オーケストラの最上級のアンサンブルを披露する都響も見事です。複雑なショスタコーヴィチの楽曲を、圧倒的なアンサンブルと強靭な音楽性によって聴くものを魅了していきます。 現代のショスタコーヴィチ演奏の極致をお楽しみ下さい。
現代最高のマーラー演奏をワンポイント・レコーディングで!都響=インバルの新・マーラー・ツィクルス。第10番のゴールド・ライン_ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン_盤の登場です。未完の大作「第10番」はアナログ録音当時は、ほぼ完成されていた第1楽章の「アダージョ」だけが、主流で商品化されていました。しかしその後、草稿だけは全曲にわたり作曲されていたため、数々の補筆完成版が発表されるようになりました。当盤では、クック版の素顔とも言えるオーケストラ・サウンドとホール・プレゼンスを、忠実に再現しています。
2012年9月よりスタートした巨匠エリアフ・インバルと東京都交響楽団による<新マーラー・ツィクルス>のワンポイント・レコーディング・ヴァージョンの登場です。細部までこだわったインバル&都響によるマーラーを自然な響きと臨場感のある雰囲気でお楽しみ下さい。内容はまさに世界最高峰の演奏と言われるマーラー。黄金期を闊歩するインバル=都響をワンポイント・レコーディングでお楽しみ下さい。
2008年4月より続いた都響=インバル時代のまさに総決算。それに相応しい感動的な演奏、コンサートとなりました。終演後鳴り止むことのなかった拍手と歓声。日本のオーケストラ史のひとつの記念碑的な演奏会がワンポイント・レコーディング・ヴァージョンで登場です。現代最高のマーラー指揮者エリアフ・インバルの指揮のもと都響のメンバー達は驚異的な演奏を聞かせ、エネルギーに満ち溢れ聴衆を飲み込むかのような圧倒的なサウンドがメインマイクのみのピュアな音場感とホールの響きで再現され、更にゴールド・ライン・マスタリングで磨きをかけてリリースです。。
エリアフ・インバルと東京都交響楽団による<新マーラー・ツィクルス>から、交響曲第5番がワンポイント・レコーディング版で登場です。メイン・マイクロフォンのみで表現される演奏の臨場感と独特の響きをぜひお楽しみ下さい。このCDはレコード芸術誌2013年12月号にて特選盤となり録音評かも最高点(93/94)をマークしています。
都響=インバルの新・マーラー・ツィクルス。「エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン」ワン・ポイントレコーディング・ヴァージョン・シリーズの最終章、交響曲第6番の登場です。古典的な交響曲の構成のなかで、打楽器郡のキャラクターと、その空間性を生かしたオーケストレーション。そののハイライトはなんと言っても、最終楽章のハンマー音でしょう。その強烈なサウンドをワン・ポイント録音ならではの臨場感で、一点の曇りもなくリスニングルームに再現します。
2012年はインバル&都響によるショスタコーヴィチがブレイクする記念すべき年となりました。続々リリースされたタイトルが各音楽雑誌にて最上級の評価を得ることとなり、一つのブランドの誕生となりました。インバルの細部まで見渡すようなヴィジョンと共にある重戦車が疾走するようなドライヴ感。そして都響がそれに呼応して現代オーケストラが発揮しうる最上級のアンサンブルを聴かせます。ショスタコーヴィチの求める音楽がまさに目の前に存在するようです。まさに世界の最上級の演奏と言っても過言ではない演奏です。今最高の評価を受けるインバル&都響の決定的ライヴ盤の登場です。
音楽ファンからの絶大な支持を受ける名コンビ、インバル&東京都交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾です。2012年4月に行われた演奏会のライヴ音源です。この日も、インバルの音楽を聴きに会場は満席となりました。インバルのブルックナーは、全編にわたった強靭な音楽性が音楽を突き動かし、フィナーレまで熱が冷めることなく聴衆を導きます。ブルックナーの美しい響きとメロディを都響自慢の弦楽器群が歌い上げ、天上の音楽を創りあげてゆくのです。マーラーで現代最高峰指揮者であるインバルですが、ブルックナーも最大級の評価を受け続けています。世界最高の演奏が、東京から発信されています。ぜひお聞き下さい。
2015年3月東京文化会館にてライヴ収録された音源が早くもCD化。現代の巨匠指揮者の一人、エリアフ・インバルと都響によるブルックナー第4番「ロマンティック」が登場です。インバルは、猛然とパワー溢れるサウンドでオーケストラをドライヴさせ、揺るぎない構築感を作り上げます。これぞ現代のブルックナー・サウンド。現代最高のマーラー指揮者でありながら、最高のブルックナー指揮者でもあるインバルの真骨頂です。都響の重厚な弦の響きや、輝かしい金管楽器群が音楽に深みを与えてゆきます。現代最高のブルックナーをぜひお聞き下さい。
本年3月にリリースされ、レコード芸術特選盤に選ばれるなど、大きな話題となったインバル=都響によるマーラー:交響曲第7番。発売当初よりワンポイント版の発売を求める声も多く上がり、遂に待望のリリースとなります。これまでワンポイント版で発売された第1番、第5番と同じくゴールド・ライン仕様にて、音質にも更なる磨きが掛かりました。メイン・マイクロフォンのみで収録されたコンサートの音場、ホールの響きを是非お楽しみ下さい。
インバル/都響によるブルックナー8番が登場します。ブルックナー:交響曲第5番(EXCL-00036)、マーラー:交響曲第4番(OVCL-00421)でレコード芸術特選。特にマーラー4番では宇野功芳氏が新譜月評、現代名盤鑑定団、8月号のホーネックのマーラー4番の月評記事上においても大絶賛の言葉を寄せています。このように昨今楽壇において、ますます評価を得ているインバル/都響の最新盤はブルックナーの巨大なシンフォニー、第8番。フランクフルト放送響との録音でも使用した「ノヴァーク第1稿1887年版」で演奏されています。インバルは持ち前の構築力でブルックナーの美しい旋律の推移、神々しい和声感を浮き立たせています。都響も全ての楽器がよく歌い込み、高い機能を聴かせます。インバル&都響の熟された信頼関係によって、壮大なブルックナーの大曲が奏でられます。
「千人の交響曲」ではマーラー指揮者ならではのすさまじい人気を見せつけ、先日リリースしたベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」では重厚感溢れる古き良き名演を行った世界の巨匠、インバル。 都響とのコンビでのEXTON3枚目はチャイコフスキー第5番です。生命力に溢れ、瑞々しくも異彩放つ演奏が繰り広げられたライヴ盤。過去に録音した同曲は名盤として有名ですが、今回はそれを上回る独特なテンポ感。インバルの「鬼才」全開の演奏、是非ともご期待ください。
インバルは、マーラー・エキスパートとしてマーラー交響曲の名盤を残し、そのカリスマ性と音楽への深い解釈で多くの聴衆を虜にしてきました。マーラー以外にも膨大な名レコード・カタログを持つインバルですが、驚くべき事に、今回のベートーヴェン交響曲第3番「英雄」は、なんとインバルの初録音となるものです。冒頭から、バランスよく緻密に構成された和声が爽快に響き渡り、1楽章では要所要所でテンポに変化を付けアクセントを付けながらも、美しく毅然としたベートーヴェン演奏の姿を次々と展開させ、魅せてゆきます。また高い機能美を誇る都響の演奏も、インバルの圧倒的な存在感に導かれ、引き締まった演奏を繰り広げています。 高い完成度と魅力溢れる新鮮なインバル像を打ち出した、満を持しての「英雄」&「コリオラン」、ぜひお聴きください!
インバルと東京都交響楽団による2009年11月のライヴ録音、ブルックナー第5番の登場です。 壮大なブルックナーのシンフォニズムを丁寧で正統な構成力でこだわり抜き、力強く艶やかに仕上げています。インバルといえばブルックナー交響曲全集を完成させた数少ない指揮者の一人でもありますが、ここでは都響の機能性を十分に引き出し、ピアニシモからフォルテシモまで厚みのある美しい響きを引き出しています。 円熟を極めた巨匠インバルによる最新のブルックナーをご期待ください。
現代の巨匠エリアフ・インバルと東京都交響楽団が快進撃を進める<新マーラー・ツィクルス>も中盤戦の山場、交響曲第5番の登場です。強靭なサウンドとマーラーの精神性をめぐらし、細部の細部まで音に命を宿らせるインバルの真骨頂が全開です。これまで、フランクフルト放響、チェコ・フィルなどと作り上げた名録音を凌ぐ、現在の風格あるインバルの姿が投影された完成されたマーラー5番が描かれます。全盛期を迎える東京都交響楽団の精度の高い演奏は、驚異的です。トランペットの鮮やかなソロから始まり、各楽器群の完成されたアンサンブルはまさに世界トップクラスの演奏です。現代の最高峰に位置するマーラー演奏をお楽しみください。
インバルと都響によるブラームス交響曲第1番の登場です。音楽的バランスを重視し、情感的な表現はせずに、知的な装いで纏め上げているブラームス。旋律の流れや和声の美しさを十分に響かせながら、都響の抜群のアンサンブル力を伴って、颯爽とした演奏を聴かせています。インバルは1996年〜1998年までフランクフルト放送響とブラームス交響曲チクルスを完成させており、今回はその録音以来となります。また都響との録音ではマーラー、ブルックナーを中心に取り組み、細部まで構築された演奏に定評がありますが、そのインバルならではの、独自のアプローチによるブラームスをご期待ください。
快進撃を続けるインバルと都響の一連のライヴ録音によるシリーズ。その演奏は必ず聴衆の期待に応え、楽壇、数多くのインバル・ファンの耳を惹きつけています。そして、3月のインバル&都響公演に向け、2010年11月に収録したブルックナー6番をリリースします。絹のような弦楽器のサウンドに管楽器の確かな和声が寄り添い、重厚で豊かなブルックナー・サウンドを生み出しています。演奏によって新鮮な魅力を聴かせつつも厳格なまでに自己の哲学を貫くインバル。その姿勢が、確固とした人気を保つ秘訣といえます。マエストロ・インバルの偉業がここに加わりました。
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス>の延長戦の第10番です。これにて完全にツィクルスが終結致します。2008年より続いた都響=インバル時代に築き上げた精度の高いオーケストラ・サウンドが凝縮されています。重厚さと繊細さを兼ね備えた弦楽器群の響き。絶妙な管楽器群のアンサンブル。現代の最高峰の技術を存分に発揮し、東京都交響楽団の演奏能力の高さを見せつけます。難易度が高く、難解なクック版の10番を、これほど細部まで描ききれるのはインバル&都響のみでしょう。日本オーケストラ史に刻まれたこのマーラー・ツィクルス。遂に完結です。
インバル=都響によるマーラー・ツィクルスの最終音源です。このコンサートを最後にインバルはと今日のプリンしパル・コンダクターを勇退、桂冠指揮者となりました。2008年4月より都響=インバル時代のまさにそう決算、終焉後なりやむことのなかった拍手と歓声。日本のオーケストラ史のひとつの記念碑ともいえる感動的なコンサートでした。世界のトップクラスの精密で美しいアンサンブルと弦の響き、管楽器たちの完璧な妙技。エネルギーに満ち溢れ聴衆をのみ込むかのような圧倒的なサウンドで、都響のメンバーたちは現代最高のマーラー指揮者エリアフ・インバルのもと、驚異的な演奏を聞かせます。まさに現代のマーラー演奏の最高峰がここに刻まれています。
2014年4月よりプリンシパル・コンダクターから桂冠指揮者へ就任が決まったエリアフ・インバルと都響によるブルックナー・シリーズの登場です。<新マーラー・ツィクルス>が好評なこのコンビ。インバルは現代を代表するマーラー指揮者でありながら、同時にブルックナー指揮者としても高い人気を誇っております。美しい弦楽器の調べとスケールの大きなサウンド。現在のインバル&都響の好調ぶりを充分堪能できる素晴らしい演奏となりました。揺るぎなく構築された強靭さと、繊細な響きから広がりを見せる極美な世界。それらを同居させられるのは、巨匠インバルのなせる業です。これぞブルックナーの世界!ぜひお聴き下さい。
マーラーの交響曲の中でも最も難解で複雑な容貌を備えているために、この7番は異質で謎めいていた作品と言われています。この難曲に対し巨匠インバルは長年の経験と楽譜の緻密な読み解きにより、厳格で説得力のあるマーラーを描ききることに成功。また、楽譜に対し精密にするだけでなく、情感と多大なエネルギーを注ぎ、宇宙的な広がりをもつ世界観をも導き出しています。ライヴでは聴衆がその一音一音を聴き逃すまいと、緊張感のある雰囲気が漲っているのが音を通しても伝ってきます。インバルが作り上げる最上級のマーラー。世界級の精密で完璧なアンサンブルと美しい音色でそれを支える東京都交響楽団。マーラー演奏の一つの金字塔の誕生であるとともに2014年5月号レコード芸術誌の特選ものです。
インバル/東京都交響楽団のマーラー・ティクルス第6番「悲劇的」です。爾来ライヴCDはどれも高い評価を受けており世界的にみてもトップクラスのクオリティと音楽性を兼ね備えたコンビといっても過言ではありません。全編にわたり繰り広げられる緊迫感みなぎる音楽のエネルギー。輝かしい響きの金管楽器群、美しく歌い上げる木管楽器群、そして精度高く美しく彩られる弦楽器群。インバルがそれらを完全にドライブさせ、宇宙的な広がりを作り上げています。その一期一会の演奏に緊張感と興奮を抱き、固唾をのむ聴衆の様子が音源からも伝わってきます。
世界的巨匠インバルと東京都交響楽団のマーラーチクルス初の第一番「巨人」、圧倒的な技術とアンサンブルで両者のボルテージが最高潮に達し最終章まで熱演を繰り広げます。世界最高峰といわれるマーラーが姿を現します。
都響とのコンビによる録音で楽壇を席巻しているインバル。マーラー第4番では宇野功芳氏による大絶賛の言葉を受け、11月に発売したばかりのマーラー第3番においては、「世紀の名演」と謡われているほどのインバル&都響のマーラー・シリーズ。 第4弾となるのは、2010年6月の定期演奏会での都響の秀演が記憶に新しい第2番「復活」です。超絶的ともいえるオーケストラの機能美と、インバルの細部まで一貫して自身のマーラー演奏に対する哲学・美学を追及した演奏。弦楽器のアンサンブルの美しさは逸品で、2人のソリストによる艶のある歌声も必聴です。 均整がとれ、かつ精密でありながらも情熱やマーラー独特の和声の美しさが存分に表現されています。ここにまたひとつ巨匠インバル&都響の名演が燦然と加わりました。
2008年に発売し、大きな話題を呼んだマーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」に引き続き、インバルのマーラー・シリーズ第2弾となるのは交響曲第4番。1980年代?90年代にかけてフランクフルト放送響とマーラー全集を完成させたことで、世界的なマーラー指揮者としての地位を築いたインバル。年月を重ね取り組んだこの演奏では、その真価を十分に感じることができます。マーラーを「最も偉大な交響曲作曲家」と表現するインバルが、明るい印象の中にも憂愁を含んだ天上の響きを見事な手腕で作り出します。繊細なテクスチュアのなかで和声の美しさを最大限に際立たせた演奏。オーケストラはインバルに全信頼を置き、特に弦楽器アンサンブルの艶やかさと豊潤な響きは目を見張るものがあります