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2015/07/19 12:00

 

【ライヴレポ】やれんのか!夏の魔物メジャー・デビュー会見にて後藤まりこ、HISASHI(GLAY)参戦発表!ポニーキャニオン本社で大暴れ

 

7月17日(金)18:30から東京・虎ノ門にあるポニーキャニオン本社内にて夏の魔物・ブラックDPGの記者会見が開催され、いつも以上の大暴れで集まった記者、ファンを熱狂させた。

この日はメジャー・デビュー発表後初めておこなわれる正式な記者会見として、各有名スポーツ紙の記者が多数取材に来ているだけでなく、一般の観覧者も来場。会場となったポニーキャニオン本社1Fイベント・スペースにはたくさんのファンが詰めかけており、何やら記者会見にして開始前から異様な熱気に満ちていた。
18時30分の定刻と同時に、PRIDEテレビ中継のテーマとしておなじみのRage Against the Machineの「Guerrilla Radio」がポニーキャニオン本社に鳴り響く中、夏の魔物が登壇。PONY CANYONのマークが並ぶ背景を前に、前列に左から大内ライダー、成田大致、アントーニオ本多、後ろに塚本愛、ケンドー・チャンが着席。なんだかかしこまっていて記者会見っぽい! 急にこちらも緊張してきた。

まずはリーダーの大内ライダーがマイクを持ち「本日はお集まりいただき、ありがとうございます! 」と挨拶するとファンから大歓声。8月26日にリリースされる夏の魔物メジャー・デビュー・シングルが初の「両A面シングル」となること、主催するロックフェス「夏の魔物」が今年10回記念ということで、賛同してくれたアーティストも参加していることを報告、感謝の言葉を述べた。続いて“夏の魔物・統括本部長”として紹介された成田大致がマイクを握る。「私から一言を言う前に、命を懸けて戦うものとして、全世界のパンクロッカーを代表する、あるいは象徴となるこのアーティストたちをご紹介します。今回、我々「夏の魔物」の呼びかけに応えてくれた、メジャー・デビュー・シングル参加アーティストはこちらの方々です!!」

“PRIDE統括本部長”高田延彦のように「出てこいや」と言わんばかりに、会場に置かれたモニターを指さすと、画面に登場したのは後藤まりことHISASHI(GLAY)の写真。会場から一斉にどよめきが起きた。楽曲タイトルは「恋愛至上主義サマーエブリデイ」。成田自身が大切にしてきた楽曲「サマーロマンサー」をTHE WAYBARK時代のデモから再構築、リビルドした作品であること、成田のデモを元に、東方Projectのアレンジシリーズで知られるARMが作編曲、後藤まりこが作詞、成田の同郷の大先輩でありレーベルメイトであるHISASHIがギターで参加していることが発表された。成田統括本部長曰く“これ以上ない最強の布陣”で制作された楽曲で、「僕もビックリしています(笑)」とのこと。そして〈AOMORI ROCK FESTIVAL ~夏の魔物~〉の象徴として紹介されたアントーニオ本多は開口一番「GLAYのHISASHIさんのレーベルメイト、アントーニオ本多です! だからGLAYみたいなもんです」とGLAYファンが卒倒しそうな大胆なコメント。さらに映画好きなアントンにとってポニーキャニオンとの契約は喜ぶべきことのようで、「ポニーキャニオンが良い映画(のソフト)を販売できるように我々が稼いでいきたい!」と絶叫ぎみにコメントした。

ここで塚本舞&ケンドー・チャンによる合図と共に「恋愛至上主義サマーエブリデイ」宇宙最速試聴を実施。畳みかけるようなリズム、ピアノ、ストリングスで彩られた華やかなアレンジの中、間奏ではHISASHIのメロディアスなギター・ソロと共にアントンのセリフが入っている。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、夏の魔物を象徴する楽曲となっていた。

曲が終わり、記者と観覧者から大きな拍手が贈られたとたん、「クラッシュ」が会場にヒット。“なんだなんだ!?”と慌てる一同。そこに「オラオラオラ~! ブラックDPGの登場だぞ!」と松本都、メトロポリちゃんV、ザ・グレート・マリナ、ブラック・ムーン、アヤチ・ザビによる悪の組織、ブラックDPGが機械獣(マスク姿のレスラー)を引連れてタイガー・ジェット・シンの入場ばりに乱入してきた。「夏の魔物、てめ~ら自分たちばっかり記者会見なんかやりやがって! 毎回、ライヴハウスが超満員になるのは、我々ブラックDPGのおかげだろうが! こんな記者会見、ぶっ壊してやる!」とブラックDPGメンバーが記者席になだれ込み、会場内は混乱の渦に。 逃げ惑う記者たち。“マスコミのみなさんにはやめてください!”と制するポニーキャニオンのスタッフに対し「洗礼を浴びせちまいな!」とメトロポリちゃんVに命じられたザ・グレート・マリナがなんと毒霧を噴射!! 怒ったアントンが「俺が貴様らを倒してやる!!」と臨戦態勢になり、METALLICAの「Enter Sandman」に煽られてアントンvs機械獣による「夏の魔物ファイト」がスタート。

大手レコード会社本社でプロレスが繰り広げられるという前代未聞の光景が! 会場内狭しと暴れまわる2人に逃げ惑いつつ記事を書く記者たち、写真を撮るカメラマン、声援を送るファンたち。記者会見はめちゃくちゃになってしまった! 手に汗握る攻防が続き、2人はステージ上に。都がアントンに向けてボディ・アタックを繰り出すものの受け止められてしまい、機械獣もろとも蹴散らされる。そして夏の魔物メンバー全員が力を合せる必殺技「夏の魔物スペシャル」でフィニッシュ! 見事にポニーキャニオン本社を悪の魔手から守り抜いた。

「次は7月24日(金)新宿MARZのイベントでリベンジしてやるからな! 記者のみなさんも必ず来て下さい! ブラックDPGをよろしくお願いします!」と捨て台詞と宣伝をしつつブラックDPGが会場を去ると、舞が「我々夏の魔物は、これからも誇り高き“PRIDE”を胸に戦っていきます! それでは聴いてください! 「リングの魔物」!」と叫び、アントンがフロアに降りて「みんなもっと前に来いっ!!」とファンをステージ前に集めてライヴ開始。会場は一気にボルテージが上がり、ライヴ・ハウスと化した。華やかに歌い踊る舞とチャン(アイドル)、記者席の机から観客にダイヴするアントン(プロレス)、凛々しくステージ上でポーズを決めつつ踊るライダー(特撮ヒーロー)、そして「いくぜ、ポニーキャニオン!」と叫びながら観客にリフトされ両手をクロスしながら滾る成田(ロック)。さまざまなカルチャーがクロスオーバーした夏の魔物の魅力が伝わってくるライヴだった。

曲が終わると「本日はありがとうございました!」とライダーが感謝を述べた後、ケンドー・チャンが「3、2、1、魔物ファイヤー!!」とイベントを締め、改めて登壇した夏の魔物メンバー1人ひとりがコメント。
「お世話になっている(作詞家の)只野菜摘先生にJASRAC大賞を獲ってもらえるようなユニットになりたいです。そして氣志團さんやBRAHMANさん、でんぱ組.incさん等と日本武道館で全面対抗戦ができるようにポニーキャニオンさんと共にがんばっていきたいです。」(成田大致)

「私は普段グラドルをやっているんですけど、夏の魔物を通して普段はグラビアが好きな方がロックを好きになったり、プロレスを好きな方がグラビアを好きになったり、カルチャーが行きかうものになれば良いなと思っています。」(塚本舞)

「うちはまだ正体を明かしていないんですけど、夏の魔物のメンバーとポニーキャニオンさんと一緒に楽しんで行きたいと思います。」(ケンドー・チャン)

「まだまだ我々は無名のグループですので、これから一歩一歩有名になって行くためにデビューさせて頂くと思っています。今まで応援してくれた皆さんと、これから我々を知ってくれる皆さんの為に、より大きな場所に行けるように頑張りたいと思います。これから一緒に祭りを始めましょう! よろしくお願いします!」(大内ライダー)

「37歳にして17歳のような気分で、みなさんと一緒にいます。」(アントーニオ本多)

当初はかしこまった印象を受けたメジャー・デビュー記者会見だったが、ふたを開ければいつものイベント以上の大暴れ。初めて夏の魔物及びブラックDPGに触れた方も多かったであろうこの日を境に、さらに大きな舞台へと活躍の場を広げて行きそうな彼らの活動に注目していこう。また、両A面楽曲となる「どきめきライブ・ラリ」は、全く異なる制作陣による楽曲となっており、こちらは8月7日のポニーキャニオン本社で行われるイベントにて、情報公開が予定されている。(岡本貴之)


[ニュース] DPG VS ブラックDPG

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