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2024/05/19 20:30

 

【ライヴ・レポート】FRUITS ZIPPER、日本武道館で360°にNEW KAWAIIを届ける─〈FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ~NEW KAWAII~〉

 

2024年5月18日〜19日の2日間にかけて、7人組アイドル・FRUITS ZIPPERが、グループ初の日本武道館公演〈FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ~NEW KAWAII~〉を開催した。OTOTOYでは、そのDAYS2の模様をレポートする。

FRUITS ZIPPERは、アソビシステムが手掛ける、アイドル文化を世界に向けて発信する新プロジェクト「KAWAII LAB.」より誕生した、7人組アイドル。年末には第65回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど、いま大きな注目を集めている。また、この日本武道館公演のチケットは2日間を通してソールドアウト。結成から2年で、この地に立つということは、とにかく快挙と言えるだろう。

開演の時刻を迎え会場が暗転すると、センターステージ中央に用意されていた、7色に照らされ半円型のドームからメンバーが勢いよく登場。セットリストの1曲は、この公演のタイトルでもあるハッピー・チューン“NEW KAWAII”。いきなりトップギアで、FRUITS ZIPPERが目指す「NEW KAWAII」の形を提示すると、自己紹介楽曲“うえるかむとう~ざ♥ふるっぱー!”では、それぞれの個性を爆発。鎮西のゾーンでは見事なややウケをかっさらうと、“君の明るい未来を追いかけて”へと繋ぎ、まだまだ続くハッピーな未来を予感させた。

この日のライヴは、無線で制御されたペンライトが会場を照らしており、3階席まで綺麗に統一された光に包まれた日本武道館は、まるで空に輝く星空のようだった。またこの日のライヴは360°を客席が埋めつくす、センターステージでの開催。これは事務所の先輩である新しい学校のリーダーズに触発されて決めたとのこと。より近い場所からのファンサに、多くの観客がメロメロになっていた。

続いてのブロックでは“BABY I LOVED”をしっとりと歌い上げる。続いては、“We are Frontier”、“Re→TRY & FLY”というでバッキバキのエレクトロ・サウンドを響かせ、ステージに炎が立ち昇るなか、物理的にもアチアチなステージで観客を魅了した。

完全に温まったフロアの熱に呼応するように披露されたのは、FRUITS ZIPPERきっての夏曲“ふれふるサマー!”。一気に日本武道館全体を夏に変貌させると、四方に用意されたサブステージに移動したメンバーは、2階席まで上昇。かなり近い位置から笑顔を振り撒いた。

熱いライヴはさらに続く。“ずっと、ずっと、ずっと!”で、ハッピーな世界を選出すると、次に披露された“CO-個性”では、強力なサブベースが武道館全体を揺らす。“完璧主義で★”では、ステージを縦横無尽に駆け回り、元気な姿がファンの心を掴んだ。

メンバーのインタヴューVTRを挟み、ここからライヴは後半戦。キラキラした衣装に着替えたメンバーが登場すると、“ぴゅあいんざわーるど”の「We Are FRUITS ZIPPER!いっちょ!ひい!ふう!みー!よー!」の合図で、会場のテンションが再び一気にハイに。さらに“RADIO GALAXY”、“Going!”、“ハートのローラーコースター”で、NEW KAWAIIベース・ミュージックを畳みかけ、新たな魅力を提示した。

次のブロックは、彼女たちの1stワンマンライヴで初披露した“世界はキミからはじまる”からスタート。さらに、“skyfeelan”へと繋げ、キュートさとエモさを兼ね備えた歌声を響かせた。続いては、前回の初の東京体育館での初アリーナ公演で初披露された“キミコイ”。これまで自分たちを信じ応援してくれた大切な人へ感謝の気持ちと「これからもファンのみんなと一緒に夢を叶えていきたい」という想いを日本武道館に集まったファンに向けて伝えると、会場中が大きな愛に包まれた。

ここからライヴは終盤へ。超絶ポップ・チューン“ハピチョコ”では、櫻井優衣のキラー・フレーズ「なあになあに?」でキュートさが大爆発。集まったファンからの大きな歓声が帰ってきた。メンバーはさらに、彼女たちの名前を一躍有名にした代表曲“わたしの一番かわいいところ”へ。いつになくかわいく、特別な演出に胸が躍った。本編の最後は“超めでたいソング~こんなに幸せでいいのかな?~”。「こんなに幸せでいいのかなー?」とコールに「いいよー!」とレスポンス。FRUITS ZIPPERの2周年をメンバーとファン一丸となってお祝い。超めでたい空気に日本武道館全体が包まれた。

大きなアンコールの声に導かれ、再び姿を表したメンバーの前に置かれていたのは、7本のスタンドマイク。先日登場した「THE FIRST TAKE」を彷彿とさせる衣装と演出だ。そして披露されたのは、本日2回目の“わたしの一番かわいいところ”。THE FIRST TAKEバージョンと同様に、歌う前の緊張すする様子も「ねえねえねえ」をメンバーひとりずつ囁くパートも再現。スペシャルな構成に大きな歓声が沸いた

記念写真撮影を挟み、恒例の観客も巻き込んだTikTok撮影には、カメラマンとしてFRUITS ZIPPERのプロデューサーを務める木村ミサが登場。「FRUITS ZIPPERを日本武道館までつれてきてくれてありがとう!」と思いを伝えた。

そして歌われたのは、今日の日のために用意された新曲“虹”。メンバー7人それぞれの想いが歌になり、エモーショナルな旋律が胸を打った。ここからメンバーはこの日のためにしたためた手紙を7人それぞれが読み上げる。時に笑い合い、涙を流したら隣のメンバーが背中を押す姿には、グループの絆を感じさせた。7人は最後に、この日最初に披露した“NEW KAWAII”をパフォーマンス。曲が終わってからのメンバーは四方八方に姿を見せ、ラストのラストまで、笑顔を届け続けた。

こうしてFRUITS ZIPPERは日本武道館公演を2DAYS見事に完走した。しかしこのステージは彼女たちにとって、通過点でしかない。さいたまスーパーアリーナ、紅白歌合戦、ドーム公演など、まだまだ夢はたくさんあるが、きっといまこの7人なら叶えられるはず。まだまだ世界中の人たちにNEW KAWAIIを届けるために、FRUITS ZIPPERはこれからも走り続けるのだ。

PHOTO:森好弘、ヨシモリユウナ、木下マリ

Photo Gallery
セットリスト

〈FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ~NEW KAWAII~〉at日本武道館

M01 NEW KAWAII
M02 うえるかむとう~ざ♥ふるっぱー!
M03 君の明るい未来を追いかけて
M04 BABY I LOVED
M05 We are Frontier
M06 Re→TRY & FLY
M07 ふれふるサマー!
M08 ずっと、ずっと、ずっと!
M09 CO-個性
M10 完璧主義で★
M11 ぴゅあいんざわーるど
M12 RADIO GALAXY
M13 Going!
M14 ハートのローラーコースター
M15 世界はキミからはじまる
M16 skyfeelan
M17 キミコイ
M18 ハピチョコ
M19 わたしの一番かわいいところ
M20 超めでたいソング~こんなに幸せでいいのかな?~
ENCORE
M21 わたしの一番かわいいところ
M22 虹
M23 NEW KAWAII

ライヴ情報
FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN

9/28(土)埼玉 戸田市文化会館
10/6(日)福岡 福岡市民会館 大ホール
10/14(月・祝)大阪 オリックス劇場
10/15(火)大阪 オリックス劇場
10/30(水)北海道 カナモトホール
11/16(土)宮城 仙台サンプラザホール
11/17(日)栃木 宇都宮市文化会館 大ホール
11/24(日)香川 サンポート高松 大ホール
11/26(火)広島 アステールプラザ 大ホール
11/30(土)愛知 Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
12/2(月)神奈川 カルッツ川崎 大ホール
12/8(日)兵庫 神戸こくさい会館こくさいホール
12/16(月)東京 東京ガーデンシアター

詳細はこちら:https://fruitszipper.asobisystem.com/news/detail/26849

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