News

2021年11月03日22時00分

 
【水曜日の新譜レビュー】The Birthday「CORE 4」
 

みなさんこんばんは。フリーライターの岡本と申します。毎週水曜日にリリースされる配信楽曲を購入して紹介するこのコラム。今週も、OTOTOYの新譜コーナーにはさまざまなアーティストの新曲、新アルバムが並んでいます。

そんな中から今週選んだのは、The Birthdayのマキシシングル「CORE 4」です。

いつもは膨大なリリース作品をいろいろと試聴してから購入するのですが、今回はちょっとイライラしている状況で新着作品群を眺めた結果、5秒で即決。ジャンルが細分化されていろんな音楽が発信されている世の中ですが、やっぱり、感情に一番訴えかけるのはロックだという気持ちが、根本的な自分の嗜好なのだと気が付きました。

今年7月に発表した11枚目のフルアルバム『サンバースト』も素晴らしい曲揃いだったThe Birthday。また、8月にはフジロックで行われた「忌野清志郎 Rock'n Roll FOREVER」にチバユウスケが出演してRCサクセションのひと際尖ったダークな曲「あきれて物も言えない」を歌ったことも、他の出演者が定番曲ばかりだったのに比べて印象的でした。そんなチバユウスケ率いるThe Birthdayがツアー〈SUNBURST TOUR 2021〉中に発売したのが、今作「CORE 4」です。

早速聴いてみると、ミディアムテンポのリラックスした演奏で歌う “ある朝” に始まり、ディストーションサウンドながらもサクッと軽いギターの刻み、そこに重なるリフが耳に残る “ブラックバードカタルシス”と、なんとも心地良い音が心にストンと降りて来ました。また、3曲目 “レイトショー” では、緊迫感のある演奏に乗せたポエムリーディングにグッと惹きつけられます。エンディング曲 “ヘッドライト”ではじっくりと言葉を噛みしめるように聴きました。そこにあったのは、イラつきや怒りで共鳴するロックではなく、もっと大きく包容力のある、音楽自体の魅力によってもやもやした感情を霧散させてくれる珠玉の楽曲たち。イライラしていた器の小さい自分を反省しました。もちろん、楽器の音、特にギターサウンドが最高に良いです(CDには『SUNBURST TOUR 2021』LIVE TAKEも収録)。

・The Birthday「CORE 4」ロスレス配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/1018536

文:岡本 貴之 (https://twitter.com/smoky09)

あわせて読みたい


TOP