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2021/10/31 10:00

 

【オフィシャルレポート】月蝕會議、2年ぶりワンマン開催「本当に今日を迎えることができて嬉しい、皆さんありがとう!」

 

月蝕會議が、2021年10月30日(土)東京・池袋ClubMixaで自身2回目のワンマンライヴ〈第二回月蝕公開會議〉をオンライン配信で開催し、大成功を収めた。

10月20日(水)に発売となった最新CD『月蝕會議2019・2020年度議事録』を引っさげた本公演。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前回のワンマンライヴ「第一回月蝕公開會議」から約2年ぶりのワンマンライブとなり、全員が作詞・作曲・編曲家であり、そして百戦錬磨のパフォーマーでもある月蝕會議の〝らしさ〟が詰まった怒涛の90分が展開されるステージとなった。

~以下、オフィシャルライヴレポート~

月蝕會議の自身2回目となるワンマンライヴ公演はオンライン配信ライヴとして開催された。1曲目を飾ったのは、ももいろクローバーZに月蝕會議が楽曲提供を行った「ロードショー」の月蝕會議セルフカバーver.である「リロードショー」。「リロードショー」のイントロにあわせステージに月蝕會議が登場し、パフォーマンスの幕が上がった。続けて披露されたのは、「死んでよダーリン」。月蝕會議を代表するオリジナル曲となり、月蝕會議のパフォーマンスのボルテージも開始から一気に上がっていく。

続けざまに披露されたのは、月蝕會議が声優の木村 昴とユニット〝NINJAKAIGI〟をスペシャル結成し、劇場公開中の映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』のプロモーションテーマソングとして起用されている「STEALTH DIVE」の月蝕會議セルフカバーver.。セルフカバーではメインボーカルがキリンとエンドウ.となり、キュートさと力強さが入り混じった〝蛇忍ラップ〟が繰り広げられたパフォーマンスとなったが、楽曲に登場する〝She Knows Beat!!!〟というコーラスは、コーラスのボイスデータを事前に一般募集し、応募されたコーラスが実際にパフォーマンスに採用されていたのも、ライヴ公演をも視聴者とコライトしたいという月蝕會議の強い想いと遊び心に溢れる演出となった。

ここで、この日初のMCパートに。ヴォーカルのキリンは、「ちょっと飛ばし過ぎたかな!?皆さんこんばんは!今日を迎えることができて嬉しい!」と本公演への想いを発し、ワンマンライヴを開催できたことへの感謝を述べると、配信を視聴しているオーディエンスからもそれに応えるようにコメントが寄せられた。

MC明けのパフォーマンスは月蝕會議のオリジナル新曲「ムーンステーション」からスタート。もともとは制限時間内でお題にそった編曲を行う企画番組内にて、月蝕會議の運営しているオンラインサロン「月蝕會議室」の会員から寄せられたトップラインにアイドル楽曲風のアレンジを施した1曲だが、それとは打って変わった骨太で普遍的なバンドサウンドとして奏でられたのも月蝕會議ならでは。続いて披露されたのは、ノスタルジーな雰囲気と今っぽさが共存する楽曲の世界観が月蝕會議の新境地となっている新曲「シュワーガール」。この楽曲は月蝕會議とオンラインサロン会員とのコライトで誕生した1曲で、オンラインサロン会員待望のライヴパフォーマンス初披露となった。

そして公演は中盤ブロックに。ここで登場したのはゲスト出演となる声優の野津山幸宏。野津山自身が実相院光太郎 役として出演している『S.S.D.S.』(スーパー・スタイリッシュ・ドクターズ・ストーリー)に月蝕會議が提供した楽曲「キタミナミ」を披露した。月蝕會議と野津山のパフォーマンスでの共演はこれが初となり、配信を視聴しているオーディエンスからは矢継ぎ早の「かっこいい!」「キタミナミいい曲!」というコメントが寄せられた。MCパートでは野津山から、「2年ぶりのライヴにゲストとして呼んで頂けて光栄です!生バンドで歌うことがないのでめちゃくちゃ嬉しいです!」との言葉が発せられ、月蝕會議との軽快なやりとりが交わされると、野津山が歌唱フィーチャリングとして参加している「Ne音テトラ」のパフォーマンスへ。「キタミナミ」の歌唱から一転した野津山の切ない感情溢れる歌唱と月蝕會議のパフォーマンスが融合し、ステージの雰囲気ががらりと変わる時間となった。

そのままの雰囲気で披露されたのは月蝕會議オリジナル楽曲となる「夜光蟲」と、『S.S.D.S.』で木村 昴の演じる那由多 凱への提供楽曲「Fermata」の月蝕會議セルフカバーver.。いずれも公演の前半パートにはなかったバラード曲となっているが、メンバー各々がパフォーマーとしても数多の経験をもつ月蝕會議の演奏のふり幅の広さを感じられる2曲となった。

そして登場したのは、本公演2人目のゲストとなる声優アーティストの新田恵海。キリンもあこがれの存在と語る新田の伸びやかで優しい歌声と共に「ツバサ」が披露された。月蝕會議は過去に新田に複数の楽曲提供を行っているが、ライヴでの共演は今回が初。MCパートでは新田から「どうもこんにちは、新田恵海です!みなさん楽しんでくれていますか?」という配信視聴オーディエンスへの呼びかけに始まり、月蝕會議メンバーからは新田との共演についての想いが語られる一幕も。MC後には新田と月蝕會議で「マスカレイド」をパフォーマンス。新田の力強い歌声に応えるように月蝕會議の演奏にも熱がこもり、配信を視聴していたオーディエンスからも「生演奏のマスカレイドは贅沢!」とのコメントが多く寄せられ、ライヴでの初共演を感じさせない息のあったパフォーマンスとなった。

ゲストによる歌唱が終わり、公演の終盤パートは高野麻里佳、高橋李依、長久友紀による声優ユニット「イヤホンズ」に月蝕會議が楽曲提供した「渇望のジレンマ」のセルフカバーver.の披露から。イヤホンズのバンドサポートとしても活躍する月蝕會議だが、セルフカバーver.の披露はまたイヤホンズとは異なる「渇望のジレンマ」が表現された。「渇望のジレンマ」で公演のクライマックスに向けて一気にあがった月蝕會議のギアはそのままオリジナル楽曲「BUG FIXER」のパフォーマンスで最高潮に。公演の残りの時間のすべてを余すことなく音に込めているかのような月蝕會議の演奏が会場内に響きわたる時間となった。

そして披露されたのは、月蝕會議のこの1年間の活動の中でも非常に思い入れの深い1曲となった「眞夜中サロン」。コロナ渦中でライヴパフォーマンスなどの活動が制限される中で月蝕會議が立ち上げたオンラインサロンの中で、初めて月蝕會議とオンラインサロン会員とが一丸となってコライトした楽曲だ。楽曲最後の壮大なコーラスパートにより、本公演にはまさに大団円という雰囲気が満ちた。

そしてステージには再び、ゲストの野津山 幸宏と新田 恵海が登場。公演のラストには明日がハロウィーンということもあり、「トリック・オア・ドリーム」が出演者全員によって華やかにパフォーマンスされた。前回の第一回ワンマンライヴも同楽曲にて公演を締めくくった月蝕會議だが、野津山と新田というライヴパフォーマンス初共演の二人によって、また新たに記憶に刻まれる月蝕會議のライブ公演となった。配信の視聴者からもライヴの終演を惜しむコメントが寄せられる中、約2年ぶりとなる月蝕會議のワンマンライヴ公演は月蝕會議による感謝の言葉と共に幕を閉じた。

photo by 小林弘輔

ライヴ情報
月蝕會議ワンマンライヴ〈第二回月蝕公開會議〉
2021年10月30日(土)東京・池袋ClubMixa
〈セットリスト〉
01. リロードショー
02. 死んでよダーリン
03. STEALTH DIVE
04. ムーンステーション
05. シュワーガール
06. キタミナミ(ゲスト:野津山 幸宏)
07. Ne音テトラ(ゲスト:野津山 幸宏)
08. 夜光蟲
09. Fermata
10. ツバサ(ゲスト:新田 恵海)
11. マスカレイド(ゲスト:新田 恵海)
12. 渇望のジレンマ
13. BUG FIXER
14. 眞夜中サロン
15. トリック・オア・ドリーム

配信チケットは11月5日(金)21時まで受付中。アーカイブ視聴は同日23時59分まで。
■受付URL:https://eplus.jp/gesshokukaigi-s/

[ニュース] 月蝕會議

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