METROTRON RECORDS


ピカソ
鈴木博文
鈴木博文(moonriders)の2年ぶり14枚目のアルバムは、楽器の音色、歌詞に宿る音の「色彩」に注目し「1枚の油絵を描くように」歌ったという全曲書下ろし。サウンドプロデュースにゴンドウトモヒコ氏、岩出拓十郎氏を擁立し、室内楽的なまとまりを帯びたポップさ、ギザギザとしたロックサウンド、などさまざまな表情が1枚のアルバムの中ででせめぎ合う。鈴木博文の通底する内省的な歌詞と、歌で描く「色彩」は、個性豊かなサウンドの中で一層際立ち聞き終える頃はなんとも爽快な気持ちに。必聴です。


どう?
鈴木博文
ムーンライダーズ鈴木博文13thソロアルバム『どう?』。仰ぎ見る風景やすぐそばの足元、感覚の「淵」を同氏の独特の眼差しで斬りとり、音に描いた全10曲は、鈴木博文自身が主宰するレーベル「METROTRON RECORDS」30周年という響きを軽やかに乗り越えていく。ポップだけどどろっとした、どうしようもないロックなテイストは、ayU tokiOの猪爪東風をサウンドプロデュースに迎えた功績も大きい。これまでの作品群から大きく飛躍した意欲作。


どう?
鈴木博文
ムーンライダーズ鈴木博文13thソロアルバム『どう?』。仰ぎ見る風景やすぐそばの足元、感覚の「淵」を同氏の独特の眼差しで斬りとり、音に描いた全10曲は、鈴木博文自身が主宰するレーベル「METROTRON RECORDS」30周年という響きを軽やかに乗り越えていく。ポップだけどどろっとした、どうしようもないロックなテイストは、ayU tokiOの猪爪東風をサウンドプロデュースに迎えた功績も大きい。これまでの作品群から大きく飛躍した意欲作。


ARTPORT PROJECT.1(24bit/48kHz)
ARTPORT PROJECT
ムーンライダーズのかしぶち哲郎、白井良明、鈴木博文により活動していたバンド内ユニット、あの伝説のARTPORTがARTPORT PROJECTとして復活。今年6月にドラマー、オータコージをゲストに迎えたライヴの模様が『ARTPORT PROJECT.01』として発売決定。ARTPORTは1981年に3人により結成されライヴ上でのインスタレーションアプローチを肝とし、3人ならではの音楽によるさまざまな『実験』を試みるも、数回のライヴ・パフォーマンスを経て自然休止状態に。93年に当時の録音物をまとめた未発表音源集「アートポート」をメトロトロン・レコードから発売し、以降単発的にライヴを行っていた。その後、かしぶち哲郎の逝去により活動することはないと思われていたが、ARTPORT PROJECTとしてオータコージをゲストに迎え活動再開。2016年6月恵比寿CreAtoで行われたライヴの、音という音と戯れるライヴの息遣いを完全収録した『ARTPORT PROJECT.01』は音と遊ぶことを知るオトナの必聴盤だ。