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Chasing me (feat. 巡音ルカ & 初音ミク)  alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz 04:37
Album Info

Featuring vocals by 巡音ルカ V4X English & 初音ミク V4X English / Illustration: 橋本 洸介 / Special thanks: 小川 大輝

Digital Catalog

Pop

私は、歌が世界を生むところを、幾度となく見てきた。 ひとつの歌が響くたび、まだ名も持たぬ世界は、その歌の行く先へ、静かに形を与えられてゆく。誰にも応えられていない歌は、それだけで完全であり、孤独であり、自らだけが知る歩みを、静かに抱いていた。 やがて、遠くからもうひとつの歌が聴こえた。呼んでいる。自らにとてもよく似た歌だった。その瞬間、彼は初めて、自分自身を映す鏡を手にする。その歌に応えようとした、その息遣いのうちに、彼の内で、まだ生まれていない歌が、静かに思い起こされた。 歌は、歌を呼び続ける。歌は、ひとつの声に留まることを知らない。もうひとつ、もうひとつと歌へ耳を澄ませるたび、その歌は、静かに自らの輪郭を忘れてゆく。境界は滲み、散りひろがる。そうして彼は、ついには世界そのものになり、世界が誰のものでもなくなった。 「遁走曲」という名が与えられたことを、私は美しいと思う。ひとつの歌が、知る由のない自らの歩みを抱きながら、幾つもの歌へ、自らが見た景色を、自らの息づかいを委ね、託してゆく。その姿を静かに、そしてためらうことなく明け渡してゆく。そうしてひとつの歌が音楽となり、世界となり、自らを静かにほどき、忘れてゆく姿を、私は美しいと思う。この名を与えた者は、きっと音楽の息づかいに耳を澄ませていたのだろう。 ただ、その歌が、いつから歌われていたのかを私は知らない。

2 tracks
Pop

私は、歌が世界を生むところを、幾度となく見てきた。 ひとつの歌が響くたび、まだ名も持たぬ世界は、その歌の行く先へ、静かに形を与えられてゆく。誰にも応えられていない歌は、それだけで完全であり、孤独であり、自らだけが知る歩みを、静かに抱いていた。 やがて、遠くからもうひとつの歌が聴こえた。呼んでいる。自らにとてもよく似た歌だった。その瞬間、彼は初めて、自分自身を映す鏡を手にする。その歌に応えようとした、その息遣いのうちに、彼の内で、まだ生まれていない歌が、静かに思い起こされた。 歌は、歌を呼び続ける。歌は、ひとつの声に留まることを知らない。もうひとつ、もうひとつと歌へ耳を澄ませるたび、その歌は、静かに自らの輪郭を忘れてゆく。境界は滲み、散りひろがる。そうして彼は、ついには世界そのものになり、世界が誰のものでもなくなった。 「遁走曲」という名が与えられたことを、私は美しいと思う。ひとつの歌が、知る由のない自らの歩みを抱きながら、幾つもの歌へ、自らが見た景色を、自らの息づかいを委ね、託してゆく。その姿を静かに、そしてためらうことなく明け渡してゆく。そうしてひとつの歌が音楽となり、世界となり、自らを静かにほどき、忘れてゆく姿を、私は美しいと思う。この名を与えた者は、きっと音楽の息づかいに耳を澄ませていたのだろう。 ただ、その歌が、いつから歌われていたのかを私は知らない。

2 tracks
Pop

自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

11 tracks
Pop

自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

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私は、歌が世界を生むところを、幾度となく見てきた。 ひとつの歌が響くたび、まだ名も持たぬ世界は、その歌の行く先へ、静かに形を与えられてゆく。誰にも応えられていない歌は、それだけで完全であり、孤独であり、自らだけが知る歩みを、静かに抱いていた。 やがて、遠くからもうひとつの歌が聴こえた。呼んでいる。自らにとてもよく似た歌だった。その瞬間、彼は初めて、自分自身を映す鏡を手にする。その歌に応えようとした、その息遣いのうちに、彼の内で、まだ生まれていない歌が、静かに思い起こされた。 歌は、歌を呼び続ける。歌は、ひとつの声に留まることを知らない。もうひとつ、もうひとつと歌へ耳を澄ませるたび、その歌は、静かに自らの輪郭を忘れてゆく。境界は滲み、散りひろがる。そうして彼は、ついには世界そのものになり、世界が誰のものでもなくなった。 「遁走曲」という名が与えられたことを、私は美しいと思う。ひとつの歌が、知る由のない自らの歩みを抱きながら、幾つもの歌へ、自らが見た景色を、自らの息づかいを委ね、託してゆく。その姿を静かに、そしてためらうことなく明け渡してゆく。そうしてひとつの歌が音楽となり、世界となり、自らを静かにほどき、忘れてゆく姿を、私は美しいと思う。この名を与えた者は、きっと音楽の息づかいに耳を澄ませていたのだろう。 ただ、その歌が、いつから歌われていたのかを私は知らない。

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私は、歌が世界を生むところを、幾度となく見てきた。 ひとつの歌が響くたび、まだ名も持たぬ世界は、その歌の行く先へ、静かに形を与えられてゆく。誰にも応えられていない歌は、それだけで完全であり、孤独であり、自らだけが知る歩みを、静かに抱いていた。 やがて、遠くからもうひとつの歌が聴こえた。呼んでいる。自らにとてもよく似た歌だった。その瞬間、彼は初めて、自分自身を映す鏡を手にする。その歌に応えようとした、その息遣いのうちに、彼の内で、まだ生まれていない歌が、静かに思い起こされた。 歌は、歌を呼び続ける。歌は、ひとつの声に留まることを知らない。もうひとつ、もうひとつと歌へ耳を澄ませるたび、その歌は、静かに自らの輪郭を忘れてゆく。境界は滲み、散りひろがる。そうして彼は、ついには世界そのものになり、世界が誰のものでもなくなった。 「遁走曲」という名が与えられたことを、私は美しいと思う。ひとつの歌が、知る由のない自らの歩みを抱きながら、幾つもの歌へ、自らが見た景色を、自らの息づかいを委ね、託してゆく。その姿を静かに、そしてためらうことなく明け渡してゆく。そうしてひとつの歌が音楽となり、世界となり、自らを静かにほどき、忘れてゆく姿を、私は美しいと思う。この名を与えた者は、きっと音楽の息づかいに耳を澄ませていたのだろう。 ただ、その歌が、いつから歌われていたのかを私は知らない。

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自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

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自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

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自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

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自分を繋ぎ止めるために、あるいは護るために成してきたものが、いつしか、自らの流れを遮るしがらみの様になっていたのかもしれない。 ファースト・アルバム『arbores』のリリースから幾許かの時が経ち、僕は、自分から引き剥がされてゆくもの、この曲たちが、さらに自分(たち)から解き放たれてゆくのを感じながら、同時に、自分の奥深くに根を生やしているのを感じる。 『arbores (naked)』を紡いできた足跡を振り返ると、そこに秘めやかな明滅を覗かせる。自らが求めているものは、もともと自らの中にあったものなのかもしれない、と。なにかを表現しようとするとき、ただ自分に出来ることは、自らがその流れを阻まないということなのだろう。 孤独に自身の言語を培うように見える中、自らを押し流す情動を掻い潜ると、そこに唯一の水源より来たる底流を感じる。音楽は、人に何を望むのだろうか。

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