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Discography

LEO

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LEO

今年の5月6日にリリースされた哀愁のラブバラード「あなたへ」を皮切りに、豪華な取り合わせで麗しいメロディを刻んだ「愛してる feat. TEE & LANCE(ONE☆DRAFT)」(6月10日配信開始)、レゲエ界の貴公子ことTAK-Zとの甘酸っぱいコラボレーション・ソング「君への恋 feat. TAK-Z」(7月8日配信開始)と、3ヶ月連続で送り出されたLEOの配信シングル。いずれの作品でも、深まりつつある歌うたいとしての貫禄が遺憾なく発揮され、LEOの真骨頂がいかに優れたものであるかをあらためて思い知らされたわけだが、満足してしまうのはまだ早い。なぜなら8月には、およそ2年半ぶりとなるLEO待望のフルアルバム作品「BIRTH」がスタンバイしているからだ。連続リリースのトリを担う作品であるだけに、昨今の活動の集大成というオーソドックスな見方をすることももちろん可能だろう。だが本作の様相は、アーカイブのパッキングを前提にしたそれとは確かに一線を画し、LEOの上昇志向が未だかつてない爆発的な威力で落とし込まれていることを全面で訴える。まるで、これまで掲げてきた王道のアプローチですら冒険の一環であったことを種明かしされているかのような、そんな”してやられた感”がどうにも沸き起こって仕方がない一枚なのである。本作を異色たらしめている要素として真っ先に挙げられるのがサウンドの多様化だ。特に、抜けの良いフックが真夏の乾いた空気を呼び起こすUKオリエンテッドなポップ・チューン「YEAH YEAH」(「君への恋 feat. TAK-Z」c/w)や、恋に溺れる主人公をシニカルに捉えたリリックも斬新な現代版ディスコ「Living for」といったオントレンドなアップ・トラックの健闘は、本作きっての聴きどころとなっている。LEOに潜在するヤンチャな側面が満を持して引き出された事実は、バラードが主体だった彼のキャリアにとってこの上なく有意義なことであるように思う。無論、実際のライブ・パフォーマンスにもよりエモーショナルな弾みが付くこと請け合いなので、これからの披露を楽しみにしておこう。ほかにも、音楽ユニット:Blue Vintageとしても活動するJUNとTaiga、TinyVoice, Productionの成長株であるTasuku Maedaらがセンスを結集させた牧歌的ミディアム「Smile for me」では、柔らかいボーカルが得も言われぬ安らぎをもたらしたり、マルーン5「Sunday Morning」の壮大なオマージュとも取れる「Brighter Day」では、シンガーソングライター:為岡そのみの神懸かったプロダクションも相まって何ともソウルフルなグルーヴが生じていたりと、辣腕クリエイターたちとのセッションによってどの曲も非凡たる存在感を放つ。そして極めつけは、Ms.OOJAとのデュエット作「Lastly」。初共演とは思えない繊細なボーカルワークが奥床しい歌世界をダイレクトに感じさせ、いつも通りのようで全く違う、LEOのアクティブな現行スタンスまでもを決定的なものにしている。ここまで比較的ロジカルに本作の魅力について語ってきたが、こんな僕でもおそらくまだ、新たなるLEOの全貌を完全にはキャッチ出来ていない。それは裏を返せば、凄みを増したLEOの次元が本作の概念を飛び越え、どこまでも際限なく広がっていることを知ってしまったからでもあるのかもしれない。3Dな質感をまとった本作のジャケットで、どこかを凜々しい目つきで見つめるLEO。その先にあるのが果たしてどんな景色なのか、本作を起点に、まだまだじっくりと探っていきたい今日この頃だ。

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LEO

今年の5月6日にリリースされた哀愁のラブバラード「あなたへ」を皮切りに、豪華な取り合わせで麗しいメロディを刻んだ「愛してる feat. TEE & LANCE(ONE☆DRAFT)」(6月10日配信開始)、レゲエ界の貴公子ことTAK-Zとの甘酸っぱいコラボレーション・ソング「君への恋 feat. TAK-Z」(7月8日配信開始)と、3ヶ月連続で送り出されたLEOの配信シングル。いずれの作品でも、深まりつつある歌うたいとしての貫禄が遺憾なく発揮され、LEOの真骨頂がいかに優れたものであるかをあらためて思い知らされたわけだが、満足してしまうのはまだ早い。なぜなら8月には、およそ2年半ぶりとなるLEO待望のフルアルバム作品「BIRTH」がスタンバイしているからだ。連続リリースのトリを担う作品であるだけに、昨今の活動の集大成というオーソドックスな見方をすることももちろん可能だろう。だが本作の様相は、アーカイブのパッキングを前提にしたそれとは確かに一線を画し、LEOの上昇志向が未だかつてない爆発的な威力で落とし込まれていることを全面で訴える。まるで、これまで掲げてきた王道のアプローチですら冒険の一環であったことを種明かしされているかのような、そんな”してやられた感”がどうにも沸き起こって仕方がない一枚なのである。本作を異色たらしめている要素として真っ先に挙げられるのがサウンドの多様化だ。特に、抜けの良いフックが真夏の乾いた空気を呼び起こすUKオリエンテッドなポップ・チューン「YEAH YEAH」(「君への恋 feat. TAK-Z」c/w)や、恋に溺れる主人公をシニカルに捉えたリリックも斬新な現代版ディスコ「Living for」といったオントレンドなアップ・トラックの健闘は、本作きっての聴きどころとなっている。LEOに潜在するヤンチャな側面が満を持して引き出された事実は、バラードが主体だった彼のキャリアにとってこの上なく有意義なことであるように思う。無論、実際のライブ・パフォーマンスにもよりエモーショナルな弾みが付くこと請け合いなので、これからの披露を楽しみにしておこう。ほかにも、音楽ユニット:Blue Vintageとしても活動するJUNとTaiga、TinyVoice, Productionの成長株であるTasuku Maedaらがセンスを結集させた牧歌的ミディアム「Smile for me」では、柔らかいボーカルが得も言われぬ安らぎをもたらしたり、マルーン5「Sunday Morning」の壮大なオマージュとも取れる「Brighter Day」では、シンガーソングライター:為岡そのみの神懸かったプロダクションも相まって何ともソウルフルなグルーヴが生じていたりと、辣腕クリエイターたちとのセッションによってどの曲も非凡たる存在感を放つ。そして極めつけは、Ms.OOJAとのデュエット作「Lastly」。初共演とは思えない繊細なボーカルワークが奥床しい歌世界をダイレクトに感じさせ、いつも通りのようで全く違う、LEOのアクティブな現行スタンスまでもを決定的なものにしている。ここまで比較的ロジカルに本作の魅力について語ってきたが、こんな僕でもおそらくまだ、新たなるLEOの全貌を完全にはキャッチ出来ていない。それは裏を返せば、凄みを増したLEOの次元が本作の概念を飛び越え、どこまでも際限なく広がっていることを知ってしまったからでもあるのかもしれない。3Dな質感をまとった本作のジャケットで、どこかを凜々しい目つきで見つめるLEO。その先にあるのが果たしてどんな景色なのか、本作を起点に、まだまだじっくりと探っていきたい今日この頃だ。

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