Title | Duration | Price | ||
---|---|---|---|---|
DISC 1 | ||||
1 | Best Song Ever -- One Direction flac: 16bit/44.1kHz | 03:20 | N/A | |
2 | ウィ・キャント・ストップ -- Miley Cyrus flac: 16bit/44.1kHz | 03:52 | N/A | |
3 | Rude -- MAGIC! flac: 16bit/44.1kHz | 03:44 | N/A | |
4 | サマー -- Calvin Harris flac: 16bit/44.1kHz | 03:40 | N/A | |
5 | Don't Wake Me Up -- Chris Brown flac: 16bit/44.1kHz | 03:41 | N/A | |
6 | ヒップス・ドント・ライ (feat. Wyclef Jean) -- ShakiraWyclef Jean flac: 16bit/44.1kHz | 03:37 | N/A | |
7 | She Bangs (English Edit) -- RICKY MARTIN flac: 16bit/44.1kHz | 04:02 | N/A | |
8 | Raise Your Glass -- P!NK flac: 16bit/44.1kHz | 03:22 | N/A | |
9 | DJ Got Us Fallin' In Love (feat. Pitbull) -- UsherPitbull flac: 16bit/44.1kHz | 03:40 | N/A | |
10 | Turn It Up (feat. Usher) -- CiaraUsher flac: 16bit/44.1kHz | 03:08 | N/A | |
11 | Till the World Ends -- Britney Spears flac: 16bit/44.1kHz | 03:57 | N/A | |
12 | Let There Be Love -- Christina Aguilera flac: 16bit/44.1kHz | 03:21 | N/A | |
13 | TiK ToK -- Ke$ha flac: 16bit/44.1kHz | 03:19 | N/A | |
14 | Timber -- PitbullKESHA flac: 16bit/44.1kHz | 03:22 | N/A | |
15 | SexyBack (feat. Timbaland) -- Justin TimberlakeTimbaland flac: 16bit/44.1kHz | 04:03 | N/A | |
DISC 2 | ||||
1 | Hey Ya! (Club Mix) -- Outkast flac: 16bit/44.1kHz | 03:45 | N/A | |
2 | ガールフレンド -- Avril Lavigne flac: 16bit/44.1kHz | 03:35 | N/A | |
3 | Heart Skips a Beat (feat. Rizzle Kicks) -- Olly MursRizzle Kicks flac: 16bit/44.1kHz | 03:20 | N/A | |
4 | Move -- Little Mix flac: 16bit/44.1kHz | 03:43 | N/A | |
5 | Brokenhearted -- Karmin flac: 16bit/44.1kHz | 03:46 | N/A | |
6 | Radioactive -- Rita Ora flac: 16bit/44.1kHz | 04:10 | N/A | |
7 | Dance Again (Without Pitbull) -- Jennifer Lopez flac: 16bit/44.1kHz | 04:07 | N/A | |
8 | Collide (Radio Edit) -- Leona LewisAvicii flac: 16bit/44.1kHz | 03:58 | N/A | |
9 | Million Dollar Bill -- Whitney Houston flac: 16bit/44.1kHz | 03:23 | N/A | |
10 | Girl on Fire -- Alicia Keys flac: 16bit/44.1kHz | 03:44 | N/A | |
11 | Tonight Tonight -- Hot Chelle Rae flac: 16bit/44.1kHz | 03:18 | N/A | |
12 | Shake It -- Metro Station flac: 16bit/44.1kHz | 03:01 | N/A | |
13 | She's So Lovely -- Scouting For Girls flac: 16bit/44.1kHz | 03:42 | N/A | |
14 | These Boots Are Made for Walkin' -- JESSICA SIMPSON flac: 16bit/44.1kHz | 03:58 | N/A | |
15 | Ain't Got No, I Got Life (Remix / Radio Edit) -- Nina SimoneGroovefinder flac: 16bit/44.1kHz | 03:20 | N/A | |
DISC 3 | ||||
1 | Since U Been Gone -- Kelly Clarkson flac: 16bit/44.1kHz | 03:08 | N/A | |
2 | Earthquake (feat. Tinie Tempah) -- LabrinthTinie Tempah flac: 16bit/44.1kHz | 04:32 | N/A | |
3 | Party All Night (Sleep All Day) -- Sean Kingston flac: 16bit/44.1kHz | 03:42 | N/A | |
4 | Perfect Gentleman (Radio Edit) -- Wyclef Jean flac: 16bit/44.1kHz | 03:16 | N/A | |
5 | She Makes Me Wanna (feat. Dev) -- JLSDev flac: 16bit/44.1kHz | 03:38 | N/A | |
6 | Paid My Dues -- Anastacia flac: 16bit/44.1kHz | 03:19 | N/A | |
7 | Dance (With U) (Radio Edit) -- Lemar flac: 16bit/44.1kHz | 03:07 | N/A | |
8 | S.O.S. (Let the Music Play) -- Jordin Sparks flac: 16bit/44.1kHz | 03:31 | N/A | |
9 | Happiness -- Alexis Jordan flac: 16bit/44.1kHz | 04:01 | N/A | |
10 | Ghost -- Ella Henderson flac: 16bit/44.1kHz | 03:35 | N/A | |
11 | Best Friend -- Foster The People flac: 16bit/44.1kHz | 04:27 | N/A | |
12 | Green Light (feat. André 3000) -- John LegendAndré 3000 flac: 16bit/44.1kHz | 04:44 | N/A | |
13 | ブレイヴ -- Sara Bareilles flac: 16bit/44.1kHz | 03:38 | N/A | |
14 | Hey, Soul Sister -- TRAIN flac: 16bit/44.1kHz | 03:35 | N/A | |
15 | Kids (Radio Mix) -- MGMT flac: 16bit/44.1kHz | 05:04 | N/A | |
DISC 4 | ||||
1 | ア・リトル・レス・カンヴァセーション (JXL ラジオ・エディット・リミックス) -- Elvis Presley flac: 16bit/44.1kHz | 03:32 | N/A | |
2 | Gravel Pit (Radio Version) (feat. RZA, Method Man, Ghostface Killah, Raekwon, U-God) -- Wu-Tang ClanRZAMethod ManGhostface Killah flac: 16bit/44.1kHz | 03:50 | N/A | |
3 | Hit 'Em up Style (Oops!) (Radio Mix) -- Blu Cantrell flac: 16bit/44.1kHz | 04:01 | N/A | |
4 | Unwritten -- Natasha Bedingfield flac: 16bit/44.1kHz | 04:16 | N/A | |
5 | Ignition (Remix) -- R.Kelly flac: 16bit/44.1kHz | 03:05 | N/A | |
6 | Can't Nobody (Radio Edit) -- Kelly Rowland flac: 16bit/44.1kHz | 03:51 | N/A | |
7 | Broken Heels (Single Mix) -- Alexandra Burke flac: 16bit/44.1kHz | 03:33 | N/A | |
8 | World of Our Own (Single Remix) -- Westlife flac: 16bit/44.1kHz | 03:28 | N/A | |
9 | シェイプ・オブ・マイ・ハート -- Backstreet Boys flac: 16bit/44.1kHz | 03:49 | N/A | |
10 | Girlfriend -- *NSYNC flac: 16bit/44.1kHz | 04:13 | N/A | |
11 | Cooler Than Me (Single Mix) -- Mike Posner flac: 16bit/44.1kHz | 03:33 | N/A | |
12 | Want U Back -- Cher Lloyd flac: 16bit/44.1kHz | 03:32 | N/A | |
13 | Superstylin' -- Groove Armada flac: 16bit/44.1kHz | 06:00 | N/A | |
14 | That's Not My Name -- The Ting Tings flac: 16bit/44.1kHz | 05:09 | N/A | |
15 | Heavy Cross -- The Gossip flac: 16bit/44.1kHz | 04:05 | N/A |
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Interviews/Columns

連載
REVIEWS : 094 ロック (2025年3月)──小林祥晴
"OTOTOY REVIEWS"はまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューするコーナー。今回は小林祥晴による、洋楽ロックを中心とした9枚。 ''OTOTOY REVIEWS 094'' ''『ロック(2025年3月)』'' '…
Digital Catalog
ロサンゼルスにあったRCAの伝説的なブールヴァード・スタジオで行われたエルヴィス・プレスリーのレコーディング・セッションとリハーサルを年代順に記録する決定版コレクション『Sunset Boulevard』 (サンセット・ブールヴァード)。収録されている89曲に及ぶレア楽曲の半数以上は米国内でこれまで発表されておらず、エルヴィスの1970年代のレコーディング作品に新たな発見と感動をもたらしてくれるだろう。 エルヴィスがこれまでレコーディングした中でも最も自伝的な曲と幅広く見られている「離別(わかれ)の歌 (Separate Ways)」のような後期の名曲のレアなオルタネイト・スタジオ・ヴァージョン、初期の革新的なヴォーカル・スタイルが伝わってくる「T-R-O-U-B-L-E」、40枚目のシングルにしてキャリア最後のトップ10シングルとなった「バーニング・ラヴ」などが収録されている。 本コレクションのDisc1&2(LP2枚組のハイライト・セットとしてもリリースされる)は、グラミー賞を4回受賞したマット・ロス・スパングがオーバーダブをすべて削ぎ落としてプロセスに新鮮な洞察をもたらす、新規および未発表ミックスがフィーチャーされている。RCAスタジオCでエルヴィスが過ごした時間に録音した17曲の名曲で幕を開けるこれらのミックスは、クリス・クリストファーソンの「心の想い出 (For The Good Times)」(1995年に初めてスタジオ・ヴァージョンがリリースされた)、ポール・ウィリアムスの「故郷への道を教えて (Where Do I Go From Here)」(1973年の『フール (ELVIS)』収録)、ビリー・スワンの「アイ・キャン・ヘルプ」(1975年の『トゥデイ』収録)、ドン・マクリーンの「アンド・アイ・ラヴ・ユー・ソー」(同じく『トゥデイ』収録)など、彼の魅惑的な声がこの時代有数のソングライターと渡り合う様子を密に垣間見ることができる。 Disc3~5の3枚には、エルヴィスの後期のパフォーマンスを支えたTCBバンドと共にロサンゼルスで行った1970年7月と1974年のリハーサルがフィーチャーされており、歴史的なラスベガスでのコンサートの舞台裏を見ることができる。彼のバンドと、コントロール・ルームにいるエンジニアだけが聴いている中、エルヴィスはセッションの間じゅうひとつひとつのフレーズに全身全霊を込め、歌う事への愛情を余すところなく披露している。1974年の録音の中でも、エルヴィスがスタジオ・ヴァージョンをレコーディングすることなく終わったトラック2曲は特に注目に値する。「いついつまでも (Twelfth of Never)」はもともとジョニー・マティスの1957年のヒット曲。「そっとさようなら (Softly As I Leave You)」では彼がプロローグをナレーションし、この曲の起源とされているものについて語っている(これはシャルル・ボワイエ [Charles Boyer]がナレーションを務めたアルバム『ウェア・ダズ・ラヴ・ゴー』を彼が愛聴していたことからインスピレーションを得たという)。エルヴィスのTCBバンドとの直感的なケミストリーはどちらのリハーサルにおいても明白だが、これはおそらく、この時期から初めてツアー・バンドとレコーディングすると決めたおかげであろう(それまでのスタジオ・セッションではツアー・バンドとは別のメンバーと行っていた為)。
ロサンゼルスにあったRCAの伝説的なブールヴァード・スタジオで行われたエルヴィス・プレスリーのレコーディング・セッションとリハーサルを年代順に記録する決定版コレクション『Sunset Boulevard』 (サンセット・ブールヴァード)。収録されている89曲に及ぶレア楽曲の半数以上は米国内でこれまで発表されておらず、エルヴィスの1970年代のレコーディング作品に新たな発見と感動をもたらしてくれるだろう。 エルヴィスがこれまでレコーディングした中でも最も自伝的な曲と幅広く見られている「離別(わかれ)の歌 (Separate Ways)」のような後期の名曲のレアなオルタネイト・スタジオ・ヴァージョン、初期の革新的なヴォーカル・スタイルが伝わってくる「T-R-O-U-B-L-E」、40枚目のシングルにしてキャリア最後のトップ10シングルとなった「バーニング・ラヴ」などが収録されている。 本コレクションのDisc1&2(LP2枚組のハイライト・セットとしてもリリースされる)は、グラミー賞を4回受賞したマット・ロス・スパングがオーバーダブをすべて削ぎ落としてプロセスに新鮮な洞察をもたらす、新規および未発表ミックスがフィーチャーされている。RCAスタジオCでエルヴィスが過ごした時間に録音した17曲の名曲で幕を開けるこれらのミックスは、クリス・クリストファーソンの「心の想い出 (For The Good Times)」(1995年に初めてスタジオ・ヴァージョンがリリースされた)、ポール・ウィリアムスの「故郷への道を教えて (Where Do I Go From Here)」(1973年の『フール (ELVIS)』収録)、ビリー・スワンの「アイ・キャン・ヘルプ」(1975年の『トゥデイ』収録)、ドン・マクリーンの「アンド・アイ・ラヴ・ユー・ソー」(同じく『トゥデイ』収録)など、彼の魅惑的な声がこの時代有数のソングライターと渡り合う様子を密に垣間見ることができる。 Disc3~5の3枚には、エルヴィスの後期のパフォーマンスを支えたTCBバンドと共にロサンゼルスで行った1970年7月と1974年のリハーサルがフィーチャーされており、歴史的なラスベガスでのコンサートの舞台裏を見ることができる。彼のバンドと、コントロール・ルームにいるエンジニアだけが聴いている中、エルヴィスはセッションの間じゅうひとつひとつのフレーズに全身全霊を込め、歌う事への愛情を余すところなく披露している。1974年の録音の中でも、エルヴィスがスタジオ・ヴァージョンをレコーディングすることなく終わったトラック2曲は特に注目に値する。「いついつまでも (Twelfth of Never)」はもともとジョニー・マティスの1957年のヒット曲。「そっとさようなら (Softly As I Leave You)」では彼がプロローグをナレーションし、この曲の起源とされているものについて語っている(これはシャルル・ボワイエ [Charles Boyer]がナレーションを務めたアルバム『ウェア・ダズ・ラヴ・ゴー』を彼が愛聴していたことからインスピレーションを得たという)。エルヴィスのTCBバンドとの直感的なケミストリーはどちらのリハーサルにおいても明白だが、これはおそらく、この時期から初めてツアー・バンドとレコーディングすると決めたおかげであろう(それまでのスタジオ・セッションではツアー・バンドとは別のメンバーと行っていた為)。
Digital Catalog
ロサンゼルスにあったRCAの伝説的なブールヴァード・スタジオで行われたエルヴィス・プレスリーのレコーディング・セッションとリハーサルを年代順に記録する決定版コレクション『Sunset Boulevard』 (サンセット・ブールヴァード)。収録されている89曲に及ぶレア楽曲の半数以上は米国内でこれまで発表されておらず、エルヴィスの1970年代のレコーディング作品に新たな発見と感動をもたらしてくれるだろう。 エルヴィスがこれまでレコーディングした中でも最も自伝的な曲と幅広く見られている「離別(わかれ)の歌 (Separate Ways)」のような後期の名曲のレアなオルタネイト・スタジオ・ヴァージョン、初期の革新的なヴォーカル・スタイルが伝わってくる「T-R-O-U-B-L-E」、40枚目のシングルにしてキャリア最後のトップ10シングルとなった「バーニング・ラヴ」などが収録されている。 本コレクションのDisc1&2(LP2枚組のハイライト・セットとしてもリリースされる)は、グラミー賞を4回受賞したマット・ロス・スパングがオーバーダブをすべて削ぎ落としてプロセスに新鮮な洞察をもたらす、新規および未発表ミックスがフィーチャーされている。RCAスタジオCでエルヴィスが過ごした時間に録音した17曲の名曲で幕を開けるこれらのミックスは、クリス・クリストファーソンの「心の想い出 (For The Good Times)」(1995年に初めてスタジオ・ヴァージョンがリリースされた)、ポール・ウィリアムスの「故郷への道を教えて (Where Do I Go From Here)」(1973年の『フール (ELVIS)』収録)、ビリー・スワンの「アイ・キャン・ヘルプ」(1975年の『トゥデイ』収録)、ドン・マクリーンの「アンド・アイ・ラヴ・ユー・ソー」(同じく『トゥデイ』収録)など、彼の魅惑的な声がこの時代有数のソングライターと渡り合う様子を密に垣間見ることができる。 Disc3~5の3枚には、エルヴィスの後期のパフォーマンスを支えたTCBバンドと共にロサンゼルスで行った1970年7月と1974年のリハーサルがフィーチャーされており、歴史的なラスベガスでのコンサートの舞台裏を見ることができる。彼のバンドと、コントロール・ルームにいるエンジニアだけが聴いている中、エルヴィスはセッションの間じゅうひとつひとつのフレーズに全身全霊を込め、歌う事への愛情を余すところなく披露している。1974年の録音の中でも、エルヴィスがスタジオ・ヴァージョンをレコーディングすることなく終わったトラック2曲は特に注目に値する。「いついつまでも (Twelfth of Never)」はもともとジョニー・マティスの1957年のヒット曲。「そっとさようなら (Softly As I Leave You)」では彼がプロローグをナレーションし、この曲の起源とされているものについて語っている(これはシャルル・ボワイエ [Charles Boyer]がナレーションを務めたアルバム『ウェア・ダズ・ラヴ・ゴー』を彼が愛聴していたことからインスピレーションを得たという)。エルヴィスのTCBバンドとの直感的なケミストリーはどちらのリハーサルにおいても明白だが、これはおそらく、この時期から初めてツアー・バンドとレコーディングすると決めたおかげであろう(それまでのスタジオ・セッションではツアー・バンドとは別のメンバーと行っていた為)。
ロサンゼルスにあったRCAの伝説的なブールヴァード・スタジオで行われたエルヴィス・プレスリーのレコーディング・セッションとリハーサルを年代順に記録する決定版コレクション『Sunset Boulevard』 (サンセット・ブールヴァード)。収録されている89曲に及ぶレア楽曲の半数以上は米国内でこれまで発表されておらず、エルヴィスの1970年代のレコーディング作品に新たな発見と感動をもたらしてくれるだろう。 エルヴィスがこれまでレコーディングした中でも最も自伝的な曲と幅広く見られている「離別(わかれ)の歌 (Separate Ways)」のような後期の名曲のレアなオルタネイト・スタジオ・ヴァージョン、初期の革新的なヴォーカル・スタイルが伝わってくる「T-R-O-U-B-L-E」、40枚目のシングルにしてキャリア最後のトップ10シングルとなった「バーニング・ラヴ」などが収録されている。 本コレクションのDisc1&2(LP2枚組のハイライト・セットとしてもリリースされる)は、グラミー賞を4回受賞したマット・ロス・スパングがオーバーダブをすべて削ぎ落としてプロセスに新鮮な洞察をもたらす、新規および未発表ミックスがフィーチャーされている。RCAスタジオCでエルヴィスが過ごした時間に録音した17曲の名曲で幕を開けるこれらのミックスは、クリス・クリストファーソンの「心の想い出 (For The Good Times)」(1995年に初めてスタジオ・ヴァージョンがリリースされた)、ポール・ウィリアムスの「故郷への道を教えて (Where Do I Go From Here)」(1973年の『フール (ELVIS)』収録)、ビリー・スワンの「アイ・キャン・ヘルプ」(1975年の『トゥデイ』収録)、ドン・マクリーンの「アンド・アイ・ラヴ・ユー・ソー」(同じく『トゥデイ』収録)など、彼の魅惑的な声がこの時代有数のソングライターと渡り合う様子を密に垣間見ることができる。 Disc3~5の3枚には、エルヴィスの後期のパフォーマンスを支えたTCBバンドと共にロサンゼルスで行った1970年7月と1974年のリハーサルがフィーチャーされており、歴史的なラスベガスでのコンサートの舞台裏を見ることができる。彼のバンドと、コントロール・ルームにいるエンジニアだけが聴いている中、エルヴィスはセッションの間じゅうひとつひとつのフレーズに全身全霊を込め、歌う事への愛情を余すところなく披露している。1974年の録音の中でも、エルヴィスがスタジオ・ヴァージョンをレコーディングすることなく終わったトラック2曲は特に注目に値する。「いついつまでも (Twelfth of Never)」はもともとジョニー・マティスの1957年のヒット曲。「そっとさようなら (Softly As I Leave You)」では彼がプロローグをナレーションし、この曲の起源とされているものについて語っている(これはシャルル・ボワイエ [Charles Boyer]がナレーションを務めたアルバム『ウェア・ダズ・ラヴ・ゴー』を彼が愛聴していたことからインスピレーションを得たという)。エルヴィスのTCBバンドとの直感的なケミストリーはどちらのリハーサルにおいても明白だが、これはおそらく、この時期から初めてツアー・バンドとレコーディングすると決めたおかげであろう(それまでのスタジオ・セッションではツアー・バンドとは別のメンバーと行っていた為)。
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REVIEWS : 094 ロック (2025年3月)──小林祥晴
"OTOTOY REVIEWS"はまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューするコーナー。今回は小林祥晴による、洋楽ロックを中心とした9枚。 ''OTOTOY REVIEWS 094'' ''『ロック(2025年3月)』'' '…