artist image

酒井俊

Discography

今も現役でジャンルやカテゴリーを越え、力強く凛とした“うた”を歌い続ける酒井俊。H.P.ライオットとのL.A.録音によるセカンド・アルバム“ラヴ・ソング”を経て、坂本龍一、高橋ユキヒロ、松原正樹、小原礼、鈴木茂ら国内屈指のミュージシャンを結集して制作されたサード・アルバム(79年発売)。ジョニー・ブリストルのM-1、サーチャーズのヒットでおなじみのM-4、スタンダード・ナンバーM-6、メリサ・マンチェスターのM-8、レオン・ラッセルのM-9といった洋楽有名曲を題材に、ジャズ~ソウル~テクノ・ポップと自在に行き来する一流ミュージシャン達によるサウンド・アプローチは今でも充分刺激的。和モノLightmellowファンだけでなく、和JAZZ~J-Fusionファンもマストな1枚! プロデューサー:桂宏平(ディレクターズ・ワークショップ) 編曲/ミュージカル・ディレクション:坂本龍一 録音:音響ハウス/1979.2~3. MUSICIANS: SHUN SAKAI 酒井俊 vocal RYUICHI SAKAMOTO 坂本龍一 keyboard & synthesizer MASAKI MATSUBARA 松原正樹 electric-guitar SHIGERU SUZUKI 鈴木茂 electric-guitar REI OBARA 小原礼 electric-bass YUKIHIRO TAKAHASHI 高橋ユキヒロ drums MOTOYA HAMAGUCHI 浜口茂外也 percussion TOSHIYUKI DAITOKU 大徳俊幸 keyboard TOSHIYUKI HONDA 本多俊之 sax MAKOTO AYUKAWA 鮎川誠 electric-guitar   オリジナル・リリース:1979年5月25日

9 tracks

今も現役でジャンルやカテゴリーを越え、力強く凛とした“うた”を歌い続ける酒井俊。77年にトリオ・レコードから発表したデビュー・アルバム。このファースト・アルバムは77年5月30日から31日にかけて吹き込まれた。この約1ヶ月前、トリオ・レコードは渋谷毅のアルバム『クック・ノート』を制作している。メンバーは渋谷のピアノのほか、川端民生のベース(後年、エレクトリック・ベースの名手となる彼だが、77年時点はウッド・ベースに専念していた)、宮沢昭一のドラムス。『シュン』の主要リズム・セクションが既に揃っていた、というよりも、この3人が底辺をまとめているところに管楽器やギター奏者が加わり、彼らが一体となって気鋭のリード・ヴォーカリストを盛り立てているのが『シュン』というアルバムなのだ。 ソリストでは飛ぶ鳥を落とす勢いだった時期の向井滋春のトロンボーン、大ベテラン宮沢昭のテナー・サックスがとにかく光る。とくに「ジャスト・ユー・ジャスト・ミー」、「バイ・バイ・ブラックバード」における宮沢は、こたえられないほど魅力的だ。またこの『シュン』は、ドラマー、宮沢昭一との数少ない親子共演を収めたアイテムとしても貴重だ。 パーソネル: 酒井俊/vocal 渋谷毅/piano,arrange 川端民生/bass 宮沢昭一/drums 宮沢昭/tenor sax,flute 中牟礼貞則/guitar 向井滋春/trombone 吉田憲司/trumpet 大口純一郎/piano 石山実/conga 録音:1977年5月30、31日 アオイ・スタジオ/東京 オリジナル・リリース:1977年10月25日

10 tracks

25歳の酒井俊と見事なコラボレーションを繰り広げたのは、H.P.ライオットの面々。正式名称を“Hunter’s Point Riot”という。グループ名は1966年に9月にサンフランシスコで起きた人種暴動にちなむという。73年にカナダのブリティッシュ・コロンビアで録音したアルバム『H.P.ライオット』(Concept Records)が好評を博し、タワー・オブ・パワーやウォーに並ぶ“人種混成ファンク・バンド”として注目を集めた。 ビリー・プレストンやジョー・コッカーのヴァージョンで有名な「ユー・アー・ソー・ビューティフル」、ダニー・ハサウェイの「フライング・イージー」からジェリー・バトラーのモータウン盤『スイート・フォー・ザ・シングル・ガール』に入っていた「ホワット・ア・プレザント・サプライズ」から、ウォーのナンバー、そしてH.P.ライオットのキーボード奏者/アレンジャーのディウェイン・スイート(ウィスパーズのバックを務めたことでも知られる)が書いた「ライト・ユア・ネーム」まで、このCDにはあたかも、1978年夏のカリフォルニアの陽射しが封じ込められているようだ。また「スマイル・ハッピー」は、酒井俊のレコーディング史上初めてとなる日本語でのナンバー。セッションの躍動感をそのまま歌にまとめたような、圧巻のパフォーマンスだ。 パーソネル: 酒井俊/vocal [H.P.Riot] BRUCE STEHPENS/Drums LESLIE SHELTON/Bass & Background Vocal ROLAND TERRY/Guitar ROOSEVELT PROUT/Percussion & Background Vocal GREGORY PROUT/Alto Sax & Background Vocal ELIAS ACZON/Trumpet & Background Vocal DEWAYNE SWEET/Keyboards, Synthesizer & Background Vocal TOSCA SHELTON/Background Vocal RENEE KRAMER & SAM RUSSELL/Additional Percussion All arrangements by DEWAYNE SWEET 録音:54イースト・サウンド・レコーダーズ/パサデナ/Calif/1978年7月 オリジナル・リリース:1978年9月25日

8 tracks