FLOAT JAM

HipHop/R&B

Discography

HipHop/R&B

世界中のアーティストとコラボレーションをしてドイツ産ヒップホップからハウスミュージック等も発信しているPACKED RICH。 自宅のスタジオに置かれたピアノとMPC1000の音に拘り弾き出される彼の音は、独創的な黒さを身に絡い聴く者の鼓膜の中にスルリと忍び込む。 そんな彼が過去に制作した今回のビート達はそれぞれが創られた時期も異なり、普段リリースしている「聴く事に特化したインスト」よりもどちらかと言うと「ラップ向き」であった為、アーティストとのコラボ用にリリースされずにストックとして保管されていた。 今回FLOATJAMとのスペシャルコラボレーションで日の目を見る事になり、改めて全曲を見直しリメイクした結果「ラップを乗せてよし、インストとしても尚良し」な輝きを放つ作品集として仕上がった。

8 tracks
HipHop/R&B

ドイツ在住のビートメイカー「PACKED RICH」の住むミュンヘンと日本の双方から発信される「THE HIGH END THEORY」は、A Tribe Called Questの「THE LOW END THEORY」から「時を経て導き出された国を跨いだ理論」と題されゆっくりと世界に向けて離陸して行く。 空からばら撒かれたヒップホップウイルスは、「間合」と言う言葉で人々の心を徐々に侵食して行く。 井上陽水氏の「リバーサイドホテル」のラップ版として、その世界観と10代では辿り着けない大人のセックス観を詩に落とし込んだYOU-SEEソロ曲「EMOCEAN」、アングラな世界観の日を絶やさず灯し続ける多くのジャジーヒップホップを愛する通に向けた通好みの通アンセムこと「Night Lights」、疲弊し過ぎた日本人の心に振る雨を描写した「Ame no tokyo / 雨の東京」、固定概念に縛られず常に流体的にと言うコンセプトで描かれた詩に合わせ、ピアノの演奏も曲の長さに合わせて設計された「Fluid」、コロナ騒動で翻弄された人々の自由を憂う姿と心情を身近な視点で描いたNDソロ曲「Around Counter ’20」。 本作は「その時代を想像させ振り返らせる作品」の象徴であり、ラップ面・ビート面・グラフィックアート面でバラエティに富んだ作風は、聴いた人々に必ず快適なフライトを約束するだろう。

8 tracks
HipHop/R&B

ドイツのビートメイカーPACKED RICHと日本のラップグループFLOAT JAMとのコラボ作品「THE HIGH END THEORY」から先行配信第2弾。 「これぞ90年代」と誰もが頷ける様な跳ねたピアノにPACKED RICHのグルーヴが落とし込まれたビートで織りなす「Night Lights」。この時代に完璧なまでの90'sサウンドにラップのフローとデリバリーで「灯し続けるべき自身の音楽像」が描かれている。

1 track
HipHop/R&B

2019年突如として世界を混乱に陥れた通称「covid-19」。 ドイツ在住のグラフィックデザイナーのドミニクから「ドイツで活動している友人のビートメイカーのPACKED RICHと一緒に曲を演ってみないか?君達ならきっと良い物が出来る筈だ」と一通のメールが届く。 すぐさま了承するや否や「パソコンにあったビートで一曲創ってみないか?」と最初に生まれた曲が今作「間合 / MA AI」である。様々なメディアで人々の接触に関し「Keep distance」と喚起が促されたそのタイミングで生まれたこの曲は、そんな「感染」という言葉を軸に「なんでもかんでも流行り物(音楽)ばかりに感染しない為の間合を保つ大事さ、そしてそれは無駄な群れを成さずに生きるというアイデンティティーに繋がる自分達のスタイルに合致している所からそこにスポットを当て、FLOAT JAMとPACKED RICHの創る音楽の中毒性にジワジワと感染して行く」というテーマに変換し昇華している。

1 track

2020年の1stアルバム「Bias」以来、毎年1枚とコンスタントにアルバムリリースを続け埼玉を代表するラッパー、TOMYによる待望の4thアルバム「BETTER NOW」が到着!! ハードなライミングと人間味に溢れた説得力のあるリリックが持ち味であるTOMYだが、スタイルを貫きつつも作品毎に客演アーティストや曲のバリエーションは増え懐の深さと進化を垣間見せてきた。 本作はそんな現在進行形アーティストであるTOMYの「今」が存分に詰まった傑作だ! まず冒頭からリードシングルとなった「HOW MANY MC’s」のハードなラップで堂々たるTOMY節が炸裂! 更に己のB-BOYスタンスを提示した「DON’T STOP」で畳み掛ける。 また今回も客演陣は目白押しで「CHASING」では盟友FLOAT JAM、空也MCらと個々のセンスが冴えるスキルフルなマイクリレーを披露。 DJ EARL GREYの小気味良いサンプリングビーツ「GOOD TIMES」ではベテランならではのライミングで前作でもスキルを見せつけたSAY TO Zと共に盛り上げる。 そしてScotch walnutzビートがシリアスな空気感を醸し出す「JUST ADJUST」では金勝山とクールな男のアティテュードを語るなど、ヘッズ心を掴んで離さない。 一方で本作はラップの巧みさだけでなくメロウな温かみを感じさせる楽曲もバランス良く盛り込まれている。 一息の休息を感じさせる「SUNNY SIDE」ではピースフルなRYO[from G.M.P.]のビート上でTIME KILLAと共にとある日の休日を情景豊かに描写している。 「DOING MY JOB」ではTOMYファンであればもはや言わずもがなであるFUKKとの鉄板タッグを聴かせてくれる。アルバムの半数以上のビートを手がけているCHAMBER SLIDEがFUKKの別名である事も興味深い。 終盤に差し掛かり「WE REMAINED」は互いの歩んできた歴史をFUKKと共に哀愁深く語りエモーショナルな表現が胸を打つ。 またタイトル曲である「BETTER NOW」ではROSE GOLD ROLEXの洗練されたビート上で慎ましくも幸福感に満ちた現在を高らかに歌う。 そしてリードシングルにもなった「広がる世界」では MIDICRONICAの181と共に困難を乗り越えて辿り着く未来への希望を綴った。 お気づきの通り締めくくりの3曲は過去から現在、そして未来という構成になっており非常に爽快感に溢れたラストに仕上がっている。 なおアルバムジャケットは今回もSINGLES.が手がけており、過去から現在へと歩みを進める様がシリアスに描写されている。 様々な経験を乗り越え地に足をつけて仲間と共に歩み続ける男、TOMY。 そんな彼の生き様とメッセージが凝縮された本作「BETTER NOW」 混沌とした現代だからこそ「今」をより良く生きようとするすべての人の心に強く響くはずだ。

10 tracks