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2020/10/03 12:00

 

屑星、岡山のランドマーク東山ビルで撮影された ”からっぽ” MV公開

 

広島県福山市を拠点に活動する4人編成バンド屑星(クズボシ)が、2019年9月7日リリースのミニアルバム『第二夜』より、メイントラックとなる”からっぽ”の新作MVを公開した。

このMVは、コロナウイルスの影響で延期となっている公演の再開を見据え、10月18日に高音質配信ライヴ、同時にサブスクリプション配信を予定している中で制作されるもの。

映像を担当したのは木村理沙監督。国内映画祭をはじめ、イギリス、スロバキア等で受賞歴を持ち、短編映画やドキュメンタリー、MVなど制作を手掛け、映像を重ね幻想的な世界観を作り上げる手法に定評がある実力派作家だ。

この作品は、岡山で今話題を集めている新たなランドマーク東山ビル等にて、ほぼ全て手作りでエフェクトを演出するユニークな手法で制作された。美しく光る夜の海や、静謐な室内でのコントラスト、歌詞とリンクして進むストーリーが、物語の解釈を深め、楽曲を際立たせるMVとなっている。

公開にあたり、木村理沙監督から以下のコメントが届いている。

●MV監督 木村理沙コメント
屑星は、自主制作でミュージックビデオを作るのは初めてとのことでした。衣装やロケ場所なども打ち合わせをしながら進めましたが、ほぼお任せしていただけたので、のびのびと楽しみながら作れました。バンドとは今回初仕事でしたが、同世代ということもあり、すぐに仲良くなれて良かったです。

私が、フィルムやビデオテープ時代の実験映像やビデオアートが好きなので、偶然現れたフレアやノイズも含めて合成するといった昔ながらのアナログな方法で制作しました。 PCで一からエフェクトを作るのではなく、様々な形のガラスやアクリル板、ステンドグラスの破片や懐中電灯などを使って光や影を作り出しています。幸い、バンドも気に入ってくださったので、ほっとしました!

ロケ場所の東山ビルは、以前何度か行ったことがあったのですが、どこかとても懐かしさを感じて、いつかここで作品を撮りたいと思っていました。偶然、バンドからロケ場所のイメージ候補として東山ビルの写真を見せられ、この場所に運命を感じて、決めました。

映像では、「アイデアの断片が積み重なり、一つの曲になっていくまでのドキュメンタリー」を意識して作りました。

階段を登っていくシーンでは、先が見えない未来への階段を少しずつ登っていく様子を表現しています。

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なお、同作品はトルコ・イスタンブールの映画祭「ISTANBUL FILM AWARDS」9月のノミネート作品にも選出されている。

目まぐるしく変化し、常に新しい物が求められる現代において、普遍的な物事の本質、心の内側を見つめる問いかけそのものが、この作品の核心部分となっている。この不透明な時代だからこそ、多くの人に届いてほしいMVだ。

〈屑星 PROFILE〉
広島県福山市を拠点に活動する4人編成バンド。
ほぼ全員が楽曲制作を手掛け、制作を得意とする。
空間を意識した独特な浮遊感や、楽曲の幅広さ、独自性に定評がある。
島村楽器主催HOTLINE、カレッジロックフェスティバル等受賞歴をもつ。
時代に流されない活動を続けている。

・屑星公式ウェブサイト
https://www.kuzuboshi.com
・屑星公式Twitter
https://twitter.com/kuzuboshi_offi
・木村理沙監督ウェブサイト
https://cinemacatfilm.com

[ニュース] 屑星

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