2014/04/03 21:58

フランキー・ナックルズのトリュビュート・ミックスが続々と公開される

先日こちらでも伝えたハウス・ミュージックのオリジネイター、フランキー・ナックルズの訃報。これを受けて、あれから数日たち、多くの人々が追悼の言葉をSNSで発表するなか、有名〜無名を問わず、さまざまなDJたちが、その偉業を称えてネット上でDJミックスをアップしている。

サウンドクラウドで「Frankie Knuckles」「Tribute」と検索すれば無数のミックスがこの数日でアップされているのがわかる。まさに玉石混淆の状態だが、有名DJたちも次々とトリュビュート・ミックスをアップしている。その膨大な量は、その影響力の大きさ示していると言えるだろう。

いくつか有名アーティストのミックスを紹介しよう。まずはナックルズとともにDEF MIX PRODUCTIONSとしてNYハウスの一時代を気づいた、デヴィッド・モラレスのミックス。まさに、彼への愛情がにじみ出たミックスで、まさに王道のNYディープ・ハウスとも言えるものだ。別のコンセプトのスタイルとしては、シカゴ・ハウスの末裔とも言える、ジュークの第一人者、トラックスマンがCORKY STRONG名義でトリュビュート・ミックスを発表している。パワフルなロウなディスコが中心で、恐らく、彼が若い頃に体感したシカゴ・ハウスの生誕の地、ウェアハウス〜パワー・プラントでのDJプレイへのトリビュートといったところではないだろうか。その他ではハウス/ディスコのベテラン・アーティスト、ディミトリ・フロム・パリスがミドルテンポの穏やかなミックスが、追悼文とともに寄せられている。

もちろんこの他の無名DJのなかにも「これは」というDJミックスもあるかもしれない。偉大なるDJの影響力を感じながら、いろいろ聴いてみるのも良いかもしれない。
また、彼の1980年代〜現在にいたる無数のミックスもアップされている。
(河村祐介)

『David Morales Tribute to Frankie Knuckles Part 1』