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2014/02/24 15:29

 

ケルアック日本初公開映画も、ビートニク映画祭!

 

ジャック・ケルアック ©Walter Lehman

ジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーク、ウィリアム・バロウズといった作家たちを中心に、1950年代半ばから、1960年代初頭にいたるアメリカで巻き上がった文学運動、いわゆるビート・ジェネレーションをフィーチャーした映画祭がこのたび2014 年 3 月 22 日(土)〜3 月 28 日(金)の間、オーディトリウム渋谷にて開催される。

その後のヒッピー、またはカウンター・カルチャーに大きな影響を与え、文学はもとより、音楽などさまざまなストリート・カルチャーに影響を与え続けているビート・ジェネレーション。ビートの、そのまさに象徴ともされる小説『オン・ザ・ロード(路上)』とその作者、ジャック・ケルアック、同じくヒッピーの教科書ともなった詩集『吠える』を描いたアレン・ギンズバーク、そして極度のドラッグの追求、カット・アップ小説などさまざまなコンセプトの発案など、ビートという括りだけでは語りきれない怪人作家、バロウズ——これらの作家の作品、現在でも多くの若者を惹き付けてやまない魅力を放ち続けている。佐野元春や浅井健一といった、日本のアーティストたちにも大きな影響を与えていることは、よく知られている事実だ。

日本初公開の映画、ジョン・アントネッリ監督の『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』をはじめとして、ビートに多大な影響を受けたボブ・ディランのドキュメント『ドント・ルック・バック』、またビートが“飛び火”し、カウンター・カルチャー/音楽がロンドンを席巻していく様を描いた『スウィンギング・ロンドン1&2』など、音楽ファンにとっても刺激的な内容となっているはずだ。

詳しくは下記公式サイトへ。
(河村)

ビートニク映画祭
開催概要&上映作品

期間 : 2014 年 3 月 22 日(土)~3 月 28 日(金)
場所 : オーディトリウム渋谷
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS2F
03-6809-0538
http://a-shibuya.jp/
料金 : 一般¥1,400/前売一回券¥1,200/前売 3 回券¥3,000
公式サイト :
http://king-of-the-beats.com

■上映作品
『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』
(アメリカ/1985/72 分/カラー&モノクロ)※日本初公開
原題:Jack Kerouac: King of the Beats
監督:ジョン・アントネッリ

『チャパクア』
(アメリカ/1966/82 分)
監督・脚本:コンラッド・ルークス

『シッダールタ』
(アメリカ/1972/85 分)
監督・脚本:コンラッド・ルークス

『キャンディ・マウンテン』
(スイス・フランス・カナダ/1987/91 分)※35mm
監督:ロバート・フランク、ルディ・ワーリッツァー

『裸のランチ』
(イギリス・カナダ/1991/117 分)
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:ウィリアム・バロウズ

『ドント・ルック・バック』
(アメリカ/1967/96 分)※35mm 上映
監督:D・A・ペネベイカー

『スウィンギング・ロンドン1&2』
(イギリス/1967・1977/114 分)
監督:ピーター・ホワイトヘッド

配給:アダンソニア
宣伝&配給協力:カプリコンフィルム
協力:461(bar461.exblog.jp)、Rockcandy

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