2012/10/25 22:32
来年1月に、5枚目のソロ・アルバム『PIL』をリリースする浅井健一。それに先駆け、同アルバムの特典として収録予定のMV撮影を兼ねたライヴが今日、新代田FEVERで行われた。
およそ15分遅れで始まった今日のライヴ。ステージに浅井が登場するやいなや、フロアを埋め尽くす観客から「ベンジー!」(浅井の愛称)の声が上がった。
たが次の瞬間、その声は大きな歓声に変わる。浅井がBLANKEY JET CITY時代の人気曲「SWEET DAYS」のイントロを弾き始めたのだ。いきなりのブランキー曲披露に、フロアは一瞬にして興奮に包まれた。
浅井が「ハロー」とクールに挨拶し、ライヴは2曲目「原爆とミルクシェイク」に突入。ハイ・テンションの演奏に観客たちは手を高くかざして応えていた。
4曲目には、「ちょっと新しい曲やるわ」と、新作アルバムからの楽曲も披露。曲の終了後、観客から「カッコイイ!」と声が上がると、浅井は「ありがとう」と短く言葉を返した。
ソロ名義での1stシングル「危険すぎる」を挟んで、バンド・メンバーたちが紹介される。来年のツアー・メンバーでもあるという今日のメンツは、ギターに加藤隆志 (東京スカパラダイスオーケストラ、LOSALIOS)、ベースに渡辺圭一 (JUDE/HEATWAVE)、ドラムに茂木欣一 (東京スカパラダイスオーケストラ、FISHMANS)という超強力な布陣。浅井がドラム・茂木を「宇宙サイズのドラムだよな」と紹介したのが印象的だった。
その後も、「ガソリンの揺れかた」や「SALINGER」といった名曲が披露され、そのたびに満員のフロアが揺れる。全11曲を演奏したところで浅井たちが退場。すかさず「ベンジー!」の掛け声とアンコールが巻き起こった。
「アンコールどうもありがとう」の声とともに現れた浅井は、本日4曲目となるブランキー時代の楽曲「SEA SIDE JET CITY」を演奏。ザラついたギターのイントロが始まると、会場のテンションは最高潮に達した。
鳴り止まない歓声のなか、「SEA SIDE JET CITY」を最後にこの日のライヴは終了。一時間ほどの短いライヴながら、ハードな選曲が印象的な充実のライヴとなった。(長島大輔)
〈COLD MINK CLUB PRESENTS 『浅井健一SHOOTING LIVE』〉
2012年10月25日(木) 新代田FEVER
浅井健一 公式HP
http://www.sexystones.com/