2025/09/25 20:00
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
今回紹介するのは、12日の17時にPangeaに出演する大阪スリーピース現代病焦燥バンド・mukです。昨年もこの時期に取り上げましたね。3年連続3回目の出演となります。
彼らは9月17日に1st mini tour「mukは君と共にあるツアー」を終了し、19日には新曲「行動開始」をリリースしました。そのツアーファイナルは活動当初から切磋琢磨している三四少女やgrating hunnyだけでなく、ネクライトーキーとも共演しているところに、バンドやライブの評価が上がっていることを感じさせます。またその日は秋本ユク(Gt.Vo)と共に結成時からmukを支えたベースの旧支配者中野のラストライブでもありました。それを経てリリースされた「行動開始」という曲名。mukがこれからも進んでいく表明のようにも感じました。ちなみに秋本は「自分がバンドを組もうと思った時のことを書いてて、ムカつくからなんかやりたいって気持ちの歌です」とXに書いています。
そんな初期衝動を感じさせる曲ですが、少し前のmukのように押し切るだけではなくなったというか、メッセンジャーとして扱える温度が増えて、視野が広がっている感じがとても伝わりました。歌声も進化していると思います。以前ユク君(秋本呼びより嬉しいらしい)はnoteで「一定の社会的責任や、より冷静な演奏/ライブとしての良さが生まれてきた」と書いていて、それがどんな形となっているのか、ずっと気になっていて、でもなかなかライブを見れなくてモヤモヤしてたのですが、まず音源のところで示してくれました。私自身「やったー。これはもっとインターネットで音楽を楽しむしかない層にも届くぞー」と思いました。NEEでお馴染みのtaiyaki~△≡さんがレコーディングとミックスを担当しているのも大きそうですね。
ミナホ前にも28日にライブしますし、ミナホ以降もライブは決まっていて止まらないmuk。ここからまた是非応援開始してください。
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