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2025/09/25 20:00

 

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.73「mukのこの1年の変化と進化を共に見よう」

 

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「mukのこの1年の変化と進化を共に見よう」
10月11日〜13日の3日間、今年も大阪のラジオ局・FM802が心斎橋ミナミエリアのライブハウス20会場+なんばHatch(11日・12日のみ)を使った大型サーキットフェス「MINAMI WHEEL2025(通称:ミナホ)」が開催されます。ライブを主軸として活動してきた今やフェス級のアーティストに、ミナホを通っていないアーティストはいないでしょう。そんなミナホの出演アーティストについて今年も開催まで連載していきたいと思います。

今回紹介するのは、12日の17時にPangeaに出演する大阪スリーピース現代病焦燥バンド・mukです。昨年もこの時期に取り上げましたね。3年連続3回目の出演となります。

彼らは9月17日に1st mini tour「mukは君と共にあるツアー」を終了し、19日には新曲「行動開始」をリリースしました。そのツアーファイナルは活動当初から切磋琢磨している三四少女やgrating hunnyだけでなく、ネクライトーキーとも共演しているところに、バンドやライブの評価が上がっていることを感じさせます。またその日は秋本ユク(Gt.Vo)と共に結成時からmukを支えたベースの旧支配者中野のラストライブでもありました。それを経てリリースされた「行動開始」という曲名。mukがこれからも進んでいく表明のようにも感じました。ちなみに秋本は「自分がバンドを組もうと思った時のことを書いてて、ムカつくからなんかやりたいって気持ちの歌です」とXに書いています。

そんな初期衝動を感じさせる曲ですが、少し前のmukのように押し切るだけではなくなったというか、メッセンジャーとして扱える温度が増えて、視野が広がっている感じがとても伝わりました。歌声も進化していると思います。以前ユク君(秋本呼びより嬉しいらしい)はnoteで「一定の社会的責任や、より冷静な演奏/ライブとしての良さが生まれてきた」と書いていて、それがどんな形となっているのか、ずっと気になっていて、でもなかなかライブを見れなくてモヤモヤしてたのですが、まず音源のところで示してくれました。私自身「やったー。これはもっとインターネットで音楽を楽しむしかない層にも届くぞー」と思いました。NEEでお馴染みのtaiyaki~△≡さんがレコーディングとミックスを担当しているのも大きそうですね。

ミナホ前にも28日にライブしますし、ミナホ以降もライブは決まっていて止まらないmuk。ここからまた是非応援開始してください。

インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

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