2025/01/24 21:00
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
このオーディションは個人的にとても意義のあることだと思っています。というのもバンド好きからすると、年々若手バンドにとって大きなチャンスとなる大型オーディションは減っている印象で、あったとしても20歳以下というふうに年齢による制限があるものだったりします。関西でもeo Music tryという影響力のあるオーディションがありましたが、2021年を最後に終了しており、これから脂が乗っていく20代のバンドへのチャンスがもっとあるべきだと感じています。その中で年齢も問わず、全国のアーティストが応募でき、アルカラの稲村太佑(Vo.Gt)等の実力者に審査してもらえるBattle de eggは学生やSNSを追っているだけでは気付けない、隠れた音楽の才能が発掘される良い機会として、重宝度は増しているのではないかと考えます。
昨年、実際に決勝を見に行きました。今年の決勝と同じ神戸ポートオアシスという会場は、どちらかと言うとピアノの定期演奏会が似合うホールであり、普段のライヴハウスとは違うフォーマルな雰囲気が独特でした。ただライヴが始まると年間100本以上のライヴを行う京都のDaisycallはじめ、リスナー投票を勝ち抜いたファイナリスト8組がそれぞれの色を出し、会場を熱く盛り上げていました。そして昨年のバンド部門のグランプリはCHAQULA.。このバンドはV系のバンドなのもあって、大多数が初見という中、高い演奏力と全身全霊のパフォーマンスを見せて、見事グランプリに。COMING KOBE当日もメインステージでV系バンドのプライドを示して盛り上げの輪を広げていく姿には感動さえありました。まさにコンセプトである”可能性の殻を突き破った”瞬間でした。
さぁ今年はどのアーティストが勝ち抜き、COMING KOBEの舞台に立つのか楽しみです。改めて是非その可能性を秘めた48組を聴いてみてください。
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