2023/07/25 19:50
韓国のR&Bシンガー・ソングライターのCrushが7月24日(月)に豊洲PITにて初来日公演〈CRUSH HOUR IN JAPAN〉を開催した。
初来日公演は7月24日(月)に豊洲PIT、7月26日(水) にZepp Osaka Baysideで開催。昨年末と今年1月に韓国で開催された〈2022 CRUSH ON YOU TOUR“CRUSH HOUR”〉は全チケット完売。アーティスト活動以外にもテレビやWEBのバラエティ番組で見せる温和で飾らない人柄も人気のCrushがついに日本にやってきた。
オープニング・アクトはSIRUPが登場。「Crushの大ファンだったのですごく光栄に思っておりますよ。一緒に楽しもうね!」と「Synapse」「Rain」「LOOP」「もったいない」「Do Well」の5曲を披露しCrushにバトンタッチした。
心地よい余韻が残るステージにバンドのWonderlustが登場すると、フロアの熱気は一気に上昇。始まりを告げるVCRに続いて流れてきた1曲目は最新曲「Rush Hour(Feat.j-hope of BTS)」。大歓声に迎えられたCrushは「TOKYO!」と挨拶してライブがスタート。80'sテイストな「Hey Baby (Feat. Zion.T)」では刺激的なサウンドにCrushがペットボトルの水を撒けば天井から銀テープキャノンが宙に舞い、「Ibiza」サビではフロアの全員がハンズアップとコール&レスポンスで応え、序盤から楽しさがとまらない。
ゆったりとしたバンド演奏をBGMに「こんばんは、クラッシュです!」と日本語で挨拶し歓声があがる。その後も日本語で「今日こうしてお会いできてとてもうれしいです。わたしと一緒にたのしいCRUSH HOURを過ごしてくださいー。次の曲は、”おれが忙しい” ”おれが悪い”。」と、題名まで日本語に訳したことにフロアからは大爆笑が起こった。日本語訳で「(私が)悪い」という意味の「NAPPA」のイントロが流れ、もう一度「”おれが悪い”」「”おれが忙しい”」と言うその姿は、まるで翻訳の微妙なニュアンスまでもわかっているように感じられ嬉しい。続く「Whatever You Do」「Sometimes」と聴かせるナンバーでオーディエンスと共に歌い、一体感をさらに高めていく。
「韓国ではない日本でみなさんに直接ステージをお届けするということが、本当に光栄以外のなにものでもないなと思います。ずーっと東京で公演したいと思っていたんです。その夢が叶ってとても嬉しいです。」と、日本語通訳にあわせて自分が話しているかのように口を動かし笑いを取りながらも、この日を待っていた日本のファンに向けて思いを伝え、「Crush On You(Feat. Swings)」ではサビの「Crush On You」を大合唱しこの日への思いを互いに確かめあった。
VCRを挟み衣装チェンジをしたCrushが再び登場。「Butterfly」「Don’t Be Shy」「She Said(with BIBI)」とライブ中盤のゆったりしたナンバーも、バンド・Wonderlustの攻めたアレンジで凄みをプラスしゴージャスに演出。バンドメンバーの紹介でひとしきり盛りあがると、ここでグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「Just the Two of Us(feat. Bill Withers)」とボビー・コールドウェルの「What You Won't Do for Love」をカヴァーし、偉大な先輩へ敬意を表した。
「みなさん、楽しんでくださってますか?やっぱりこういう雰囲気は僕じゃなくてみなさんが作ってくださると思うんですね。(カヴァー曲について)この曲は僕のすごくお気に入りの曲なんですけど、みなさんどんな曲かわかっていたんですよね?(ネー!(訳:はーい!)とフロアから返事)」「いつの間にか僕はデビューして10年が経っているんですけれども、今日の公演ですべての曲をお見せできなくて残念ですが、またいつか東京に帰ってくると思ってますのでまた必ずみなさんとお会いできる機会ができたらいいなと思っています!」「みなさんがきっと好きな曲だなーと思う曲を選んでみたんですけど、この曲はあえて僕が説明する必要がないと思います。僕と一緒にふたりだけの世界に行きましょう。」と感謝を伝え、人気ドラマの世界を彩ったOSTから、愛の不時着OST「Let Us Go」、トッケビOST「Beautiful」とストリングスの壮大さが心に響く「SOFA」でフロアを圧倒した。
「僕の代表的なOST2曲を続けてお聴きいただきました。本当に僕の全身を絞りながらみなさんにお届けしたような気がします。愛の不時着OSTは日本でも沢山の愛をいただいたとお聞きしてるんです。だけど今日はヒョンビンさんよりも僕が主人公ですからね。(日本語で)スミマセン。」「音楽を聴く人たちの気持ちを今日その感情によってこんな感じでいろんな人に届くと思うんですけど、OSTというとその瞬間、その作品をまた思い出せる時間を作れるということで光栄なことだと思うんですね。だからこれからもみなさんもっといいなOSTで届けられたらいいなと思うんです。」とOSTに対する情熱を伝えた。
「次の曲は〜と言おうとしたら、次の曲がそろそろ終わりみたいな感じになっちゃいました。」と切り出し「えー!」となるフロアに、「ハジマン(訳:けれども)、形式上の最後です」と理由を明かし笑いと拍手を起こすと、「クリゴ(それから)、最後って言ったけど最後がいっぱいあります」と盛りあげ、「クレド(だけど)、ここで最後の挨拶をしなきゃいけない」と3段活用のような優しい説明で名残惜しさ全開モードに突入。「最近日本で流行ってるものとかありますか?」という質問にフロアからは「萌え萌えきゅん!」と韓国で人気の日本人ホスト・TANAKAの定番フレーズを伝え、日本でも人気なことを共有して本編ラストのブロックへ。
Wonderlustと共に作られた「Stevie Wonderlust (With Band Wonderlust) 」から、「OHIO」では本日2度目の銀テープキャノンが放たれ熱気は最高地点に到達。勢いそのまま「Hug Me」「SKIP」「Oasis」とグルーヴ感溢れる歌声と演奏力の凄さを直接感じられる幸せに痺れつつ、クラップやコール&レスポンス、そして共に歌い叫び愛を伝えて本編が終了した。
アンコールでは再び登場するまでのコールを聞いたCrushが「みなさん、それぐらいの声だと帰らないとダメだなぁ」と煽りつつお願いを伝えた。「僕が最後にまたみなさんにお届けしたい曲があるんですけれども、この曲を歌う際にみなさんにお願いしたいことがあるんです。スマホのライトをつけて欲しいです。」とお願い。ステージも暗転され、フロアからの白い光で幻想的な光景に。
「最初にお伝えしたとおり、待ち焦がれた東京、そして日本での公演を楽しみにして盛り上げてくださったみなさんに心から感謝したいと思います。次に僕たちが会えるその日まで、美しい思い出を忘れることなく、なくすことなく、しっかりと心に留めておいてくださいね。この曲で挨拶したいと思います。健康でいてください。アイシテル。」と、「Don’t Forget」を歌い出すとフロアも一緒に熱唱。ひとりひとりの想いが込められたスマホの光、後半ではステージ天井から降り注ぐキラキラの紙吹雪で感動的な空間を演出した。
最後に全体写真撮影を撮り終え、「こうして本当に楽しく遊んでくださる日本のみなさんのおかげで僕が逆にすごくエネルギーをもらえたような気がするんです。必ずまたいい機会を得てこちらでみなさんにまたお会いしたいと思います!」と締めて終わりかと思いきや、「チョトマッテクダサイ。僕の性格上ここで終わらないので!最後の準備はできてますかー?」と「Outside」へ。コール&レスポンス、クラップ、ハンズアップ、叫び、ジャンプまで、最高にグルーヴィーで多幸感なラスト・ナンバーを全員で創り上げ、記念すべきCrushの初来日初日が大成功で幕を閉じた。
CRUSH HOUR IN JAPANは東京に引き続き明日7月26日(水)にZepp Osaka Baysideで開催。初来日のツアーファイナルをぜひチェックしよう。
大阪公演
7月26日(水)
開場/開演:17:30/18:30
オープニングアクト:SIRUP
[公演/チケット詳細]
https://jetmusic-official.com/2023/05/16/crush-hour-in-japan/
2023 CRUSH ASIA TOUR
CRUSH HOUR IN TOKYO
BEHIND THE SCENES #크러쉬 #Crush #CRUSHHOUR #JAPAN #TOKYO pic.twitter.com/qsiXgvPDiZ
— Crush (@crush9244) July 25, 2023
Twitter https://twitter.com/crush9244
Instagram https://www.instagram.com/crush9244/