2023/07/07 14:03
音楽をテーマに、さまざまな展示・企画を繰り広げるギャラリー〈JULY TREE〉。坂本慎太郎がギャラリーのロゴを手掛け、人気ラヴァーズ・ロック・レゲエのコンピ・シリーズ『RELAXIN' WITH LOVERS』をテーマに写真家、石田昌隆による写真展を開催しオープン、話題を呼んだが、第2回目の展示として7月7日（金）～7月23 日（日）の会期にて、ブルースがテーマの矢吹純（やぶき じゅん）による『BOTTLE TREE～world according to blues～』を開催する。
レイモンド・ペティボンやローバート・クラムを彷彿させる荒削りなタッチで便箋、ノート、チラシの裏等様々なマテリアルに書き殴られたドローイングと言葉たち、往年のアメリカへの憧憬をオブセッションにして作品を生み出している福島在住の若きイラストレーター矢吹純（やぶき じゅん）。
1冊目の作品集「NOTHING」を栃木のHOOK BOOKSから、2冊目の作品集「LIGHT HERE, LIGHT NOW」つくばのPEOPLE BOOKSTOREから刊行し、展示会も古書コンコ堂や誠光社で開催されるなどこれまで全国の高感度な情報発信型インディペンデント・ブックストアで愛されてきた矢吹による初のギャラリーでの展示となる！
近年、矢吹が魅了されてやまないブルースをメタファーにダンボールにアクリルで描かれたLPレコードサイズのポートレイトを中心とする作品展が7月7日（金）より開催される。
ちなみにタイトルの”BOTTLE TREE”とはアフリカ発祥の家の周りに光沢のある物体を置くと悪霊を家族から遠ざけると信じられてきた伝承に端を発し、奴隷貿易の悲劇とともに瓶を木に吊るすという形でアメリカにも伝わったという風習に矢吹がインスパイアーされ命名した。
会期中の７月16日（日）18時には矢吹の「LIGHT HERE, LIGHT NOW」を刊行したPEOPLE BOOKSTORE店主である植田浩平、著書「GET BACK, SUB! あるリトル・マガジンの魂」で伝説的なリトルマガジン編集者・小島素治を追いかけ「サブ・カルチュア」とは何かを探索するライター、編集者である北沢夏音、そしてJULY TREE第一回目の展示をサポートした音楽プロデューサー薮下晃正が登場する。
会期：7月7日（金）～7月23 日（日）
詳しい営業日時はSNSをご参照下さい。
会場：JULY TREE（ジュライ・トゥリー）
住所：153-0042
東京都目黒区青葉台4-7-27 ロイヤルステージ01-1A
https://www.julytree.tokyo
https://instagram.com/july_tree_tokyo?igshid=YmMyMTA2M2Y=
https://twitter.com/julytree2023
営業日： 基本月火休館13時～18時営ではございますがオープン日以降、不定期での営業となります。
＊営業日等お問い合わせについては上記のJULY TREE 公式Instagram、Twitterにてお願いいたします。
1991年生まれ。イラストレーター。独学で絵を描き続け、2017年作品集「NOTHING」刊行と同時に活動開始。古書店で展示を重ね、2021年二冊目の作品集「LIGHT HERE, LIGHT NOW」刊行。シンガー・ソング・ライター大比良瑞希をはじめアーティストのジャケット等も手掛ける。