Moorworks

12
Raindrops
High Resolution

Raindrops

Curazed

PT(Perpetual Traveler : 永遠の旅人)としてアーティスト活動を続けるCurazed(キュレイズド)が前身のアーティスト活動(別名)からおよそ14年振り新作をドロップ。14年間2R MGRとして数々のアーティストをサポートし、自分の音楽へと吸収した。エレクトロに乗るリリックとシンプルで無駄のない曲構成とプロダクションでカムバック。

Raindrops
Lossless

Raindrops

Curazed

PT(Perpetual Traveler : 永遠の旅人)としてアーティスト活動を続けるCurazed(キュレイズド)が前身のアーティスト活動(別名)からおよそ14年振り新作をドロップ。14年間2R MGRとして数々のアーティストをサポートし、自分の音楽へと吸収した。エレクトロに乗るリリックとシンプルで無駄のない曲構成とプロダクションでカムバック。

I’ll Find
Lossless

I’ll Find

Rock

Trupa Trupa

ポーランド出身のTrupa Trupaの4曲入りのデジタルEPがリリース!

Stoic (Japanese Special Edition)
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Stoic (Japanese Special Edition)

Patient Hands

カナダ・モントリオールのアンビエント・ミュージシャン、ソングライターであるAlex StooshinoffによるPatient Hands。カナダのSaskatchewan Music Awards 2019で、Experimental or Contemporary Artist of the Yearを受賞した名盤が日本特別盤としてリリース!! ヨーロッパや米国とは異なるユニークで豊かなインディーシーンで知られるカナダのモントリオールに2015年ロシアから移住したAlex Stooshinoffは、19歳の頃には既に初めてとなるレコーディング作品を発表している。フィールド・レコーディングを使用し、ペルーのアマゾンでアヤワスカ(*1)を使用し幻覚を見ているかのようなサウンドスケープが展開される。 2015年に発売した次作においては、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(*2)でのフィールド・レコーディングを敢行。 2019年にリリースされた最新作はスタジオで集中的に作業を行い、ベルギーやチリの雑誌でもグローバルに紹介され、ニューヨークのラジオでもオンエアされた。この過去3作を一挙に収録したこの日本でのみリリースされる作品は、図書館などによく置かれている「サウンド・ライブラリー」シリーズをご存知の方もいらっしゃるかと思う、文化遺産である巡礼路のフィールド・レコーディングはそうした文化的価値も併せ持ち、アンビエントや既存のポップミュージックのスケールには収まらない芸術的拡りのある名作となっている。 *1 = アマゾン北西部で伝統的に用いられている幻覚剤。ペルーの国家文化遺産。狭義には原料のひとつ、南米のアマゾン川流域に自生するキントラノオ科のつる植物のバニステリオプシス・カーピ(以下カーピ)のこと。 *2 = キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。

Peace Jazz
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Peace Jazz

Beezewax

いつの時代も変わらないオーセンティックな良質インディ・ロック、パワーポップを生み出し続けるBeezewaxの5年ぶり7枚目のフルアルバムがリリース!!バンドのこれまでのキャリアの集大成のような、今まで吸収していた全ての要素を集約して生み出された本作。先行してデジタルリリースされたシングル Closer③、Two Diamonds⑦、そして日本盤ボーナストラック Mom And Dad⑨を加えた全9曲。歌心に溢れた北欧系すっきりしたメロディーがこの冬を彩る。

Fitness
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Fitness

Rock

Post Animal

シカゴ出身のサイケデリック・ロック・バンドPost Animalの2020年2月にリリースするアルバムより、先行してシングルがリリースに!

Lunar Elixir
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Lunar Elixir

3 Moonjask

カナダから3人の覆面メンバーによるローファイ・ヴェイパーウェーブバンド3 Moonjask。ニンテンドー3DSを駆使し奏でるデジタル・ネイティブ達の新しいサウンドに注目!! Nintendoの3DSを使い全ての音を作っているという、カナダ、サスカトゥーン出身のちょっと変わった3人の覆面メンバーの3 Moonjask。ビートは非常に軽く、2010年代に生まれたヴェイパーウェーブ・ムーブメント特有の80年代 - 90年代の雰囲気とミニ・ユニヴァース的なアンビエント感、そしてステージ上でのマトリックス的佇まい、大自然に囲まれたカナダのサスカチュワンから突然変異的に生まれたデジタル・ネイティブたちによる、進み過ぎたデジタルへのアンチテーゼ。

Inner Anxiety
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Inner Anxiety

Rock

PETER J. BIRCH

ピオトル・J・ビルヒはワンマン・オーケストラ(1人だけの管弦楽団)と称される、独特の雰囲気をコンサートで醸し出せるシンガー・ソングライターだ。日本来日に伴い本邦初発売される、このInner Anxietyはソングライティングにおいて光り輝くようなオーセンティック感を醸し出す最高傑作で、彼のライブを観たオーディエンスの方は物販で即買いし、観れずYouTubeでチェックしたリスナーは小売店にて買ってしまうであろう魅力を持つ力作だ。フォーク、オルタナ・カントリー、アメリカーナのファンである耳の肥えたリスナーの方に、是非ともポーランドがこのジャンルに対して如何なる回答をしたのか、「ショパンだけじゃないんだよ」という気概を是非とも感じて欲しい。

Safe or Not (Extended Mix)
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Safe or Not (Extended Mix)

Rock

Post Animal

シカゴ出身のサイケデリック・ロック・バンドPost Animalの2018年にリリースしたデビューアルバム”When I Think Of You In A Castle” 以来の発表となるシングル曲。同じシカゴのバンドTwin PeaksとのWorld Tourも決まり、注目を集めている。

Everything All The Time Forever
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Everything All The Time Forever

Like Lovers

エレクトロミュージックの聖地、ドイツよりBjörk, Portishead, Massive Attackなどを彷彿とさせるダウナーとチルを内包したエレクトロニカ最新系アーティストが登場。2019年11月の来日ツアーの合わせ日本盤の発売が決定! ダブステップ、トリップホップなどを自身のフィルターを通し、最も尖っているドイツのクラブシーンの荒波に揉まれ出来上がった進化型エレクトロニカは、音像が静かながらオーディエンスの感情を熱く揺さぶり鳥肌が立つ。待望の日本公演ではエレクトロキッズたちが、ステージの先端で彼の機材を目を輝かせて見ていることだろう。

Bird on the Moon
Lossless

Bird on the Moon

Rita Braga

ポルトガルで活動を続けるエクスペリメンタル・インディ・ポップアーティストRita Brega。メジャーシーンでもトレンドになっている電子音 + 生演奏系ソロ・アーティストである。日本ではまだまだ馴染みのないリスナーの方が多いと思うが、ポルトガルやヨーロッパのインディ・シーンでは数々のコラボレーションや、ライブ経験によりその名は広く知られている。 特徴的な作曲方法は変幻自在で、構築された楽曲というよりは、流されたバックトラックにスポンテニアスにRitaのボーカルメロディーが反応していく、といった形が多い。

Samsara
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Samsara

The World of Dust

アート的でもあり、ローファイ感も感じる、ベッドルーム・フォーク・ミュージック。コラージュアーティストでもあるStefan Breuerのコラージュと音楽を織り交ぜたような、カラフルな世界はに不思議と惹かれていってしまう。 今作は、Guided By Voices,やRobert Pollardの制作に関わっていたことでも知られる、Todd Tobiasとコラボレーションし、クオリティは間違いない作品だ。

Gathering Storm
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Gathering Storm

Buckman Coe

カナダ バンクーバーを拠点に活動をするミュージシャン、Buckman Coeの7枚目のリリースにして、日本初登場。Al Green, Curtis Mayfield, Marvin Gayeなどのソウルサウンドを聴いて育ち、今作にも大きな影響を与えており、彼のルーツとなっているフォークスタイルから幅を広げ、より広い多数のジャンルのミュージシャン達と作り上げられた。 人々へ愛のメッセージを届けるかのような、ソウルフルなサウンドでリスナーを魅了するだろう。

Of The Sun
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Of The Sun

Rock

Trupa Trupa

キャリア5枚目のアルバムOf The Sunは、2019年Sub POPと契約を交わし、デジタルシングルとしてリリースされた”Dream About”①から始まり、 2月に日本でも先行してリリースされた、Remainder⑥が収録された全12曲! 前作に続き、今作も非常に多くの媒体に取り上げられ注目を浴びる中、2019年のSXSWを皮切りにワールドツアーがスタート、日本来日公演の期待も高まっている。

New To Life
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New To Life

KOGA

Domino Recordsからリリースのカリフォルニアのバント、CHIEFのリードボーカルとして活躍をしていたEVAN KOGAのプロジェクト、”KOGA”の日本デビュー盤。 The Nationalのアルバムにエンジニアとして参加したSean O’Brienと共同でレコーディングされ、CHIEFとしてのキャリアも長いKOGAの良質フォークロック。クラシック音楽やJAZZをルーツに持ち、The Nationalのような、心に響くUSインディミュージックは、注目を浴びること間違いないだろう。

Jupiterz
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Jupiterz

I Wear* Experiment

Great red spot(大赤斑という木星に存在する大きな渦) にインスパイアされ制作されたとうい今作。1曲目に収録され、アルバムタイトルとなった「Jupiterz」はその名の通り、宇宙を感じさせる壮大なサウンドとメロディで、アルバムの始まりを華やかに飾った。 キャッチーとう言葉が非常にマッチし、スーっと身体に入ってくる楽曲達は、宇宙的な華やかさと、どこか見え隠れするダークな一面を持ち合わせている。

Tantramar
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Tantramar

Eamon McGrath

カナダのトロントを拠点に活動をするEamon McGrath。彼のソロアルバムとしては6枚目となる今作。 世界中で多くのショーを行うEamonだが、ソロのライブでは力強く雄々しい歌声と、アコギ一本でフォークミュージックを奏で、バンド編成では多少エクスペリメンタルな要素を入れたアレンジで観客をトリップさせる。まさにライブのトリップ感がこのアルバムに詰まっており、パンク、フォークロック、カントリー、長年のキャリアの中で培ってきたDIY精神と、音楽に対する情熱が9曲にしっかりと表れている。

No Village
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No Village

Kuri

シンガーソングライターであり、マルチインストルメンタリスト、プロデューサーでもあり、作曲家でもある彼は、使えるであろうそれらの呼称ではなく、自らを「観測者(オブザーバー)」と呼ぶ。 様々な音楽や楽器の音を観察し作曲された楽曲は、シンプルだが奥深い芳醇なカナディアンウィスキーのようだ。 「楽器の声が聞こえるんだ」そう話す彼が今アルバムで用いた楽器はドラム、ギター、ベースだけではなく、コンガ、ストリングス、ホーン、など多彩だ。 誰かを癒したい、そう願う彼の音楽はシネマティック・フォークのように映像をリスナーにイメージさせ、かつ癒しすら与えれるヒーリング・ミュージックと形容する事も出来るだろう。

Here Tonight
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Here Tonight

Taylor Knox

トロントを拠点に活動をするSSW、Taylor Knox。 2年振りとなる今作は、Kurt Vileとの仕事で名を上げたRob Schnapfや、Tokyo Police ClubのDaveに参加をしてもらい、前作の発売直後から既に手を付けていた30曲の候補からアルバム収録曲を選び、完成した。 パワーポップと聞くと、シーンの中心ではないが、彼が現在も影響を受けているアーティストはThe Weeknd、SZAなど活躍中のソングライター達で、Prince、Joni Mitchellといった大御所アーティストにも影響を受けており、オリジナリティとポップネス溢れる素晴らしい作品群を生み続けている。

Projections
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Projections

Rock

Barbott

スペインのバルセロナよりスペイン風The Strokesとも言えるBarbottが、2019年1月の日本デビューアルバムに続き、早くも新作を発表。時代を担うバンドたちの信頼も厚い現在進行形バルセロナNo.1バンド。 ふてぶてしいロックシンガーの佇まいを見て頂けた2019年1月から早一ヶ月。スペインのカリスマが鬼速のクリエイティビティを発揮した、新作が届いた。前作の「Cream」がSpotifyで33,000回再生された文句なしのリードトラックだったが、今回もモンスター級のキラーチューン”The Times”④を堂々と発表。続いて2月には”Part Of You Now”①、”Find Us”②を発表。 1月発売のアルバムは艶と色気のある声と毒気のある歌詞が多くのリスナーの心に刺さっただろうか?1作目に続き、Good!

Our Drawing Club
Lossless

Our Drawing Club

Quaker Parents

Heaven For Realで来日を果たしているため、馴染みがある方もいると思うが、Quaker Parentsとの大きな違いはメロディーと歌詞に、より重点を置いていること、また良い意味でバンドバンドしていたheaven for realよりもマークのソロプロジェクトに近い為、より彼の表現したい音像が明確な形でリスナーの前に提示されていると言う事が出来る。 2017年にCYHSYのオープニングアクトに抜擢されたのも頷ける、驚異のパフォーマンスで渋谷O-Nestの超満員のリスナーを唸らせ、他全国6公演で日本各地のファンを獲得した、その圧倒的なソングライティング能力による新作を待ちわびていた日本のファンには堪らない朗報と言えるだろう。

Crawl
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Crawl

Jom Comyn

カナダのエドモントを拠点に活動をするJom Comyn。ライブはギター中心に、ソロのほかバンドセットでも行なっており、ライブハウス、野外フェスティバル、バー、カフェ、インストアと場数を踏んでいった。60sのサウンドに大きく影響を受け、落ち着いた良質インディ・フォークで、シンプルに表現される楽曲の中に、実験的な部分も垣間見え、アシッド・フォーク、ポスト・パンクの空気も感じる。バーでお酒を飲みながら、彼のライブが聞こえてきたら、思わず気になって耳を傾けてしまうであろう、そして引き込まれていきそうな心地よさを、この作品を通じて感じることができるだろう。 今作は、カナダのグラミー賞と言われているJuno Awardを受賞し、Alvvaysの楽曲制作にも参加しているChris Dadgeがプロデュースをおこなった。

Give up the Gold
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Give up the Gold

Jesse and the Dandelions

この儚いメロディと、何だかとても懐かしい感、カナダのエドモントンを拠点に活動をするJesse and the Dandelions。中心人物のJesse Northeyがプロデューサーとしても仕事をしているようで、このメロディラインの良さに納得ができる。 death cab for cutieを彷彿とさせるメロディライン、クラシックシンセと重なったギター音、ノイズが混じりサイケデリックな一面もありながら、ポップなフックとチャンバー的な要素を持つアーティストである。

Candy Haven
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Candy Haven

Ryder Havdale

テクノ、ハウス、ロックとジャンルの垣根を超え、聴き手を魅了するポリフォニック・エレクトロ・サウンド!!Youtubeで配信したシングル曲が、本国で話題となったRyder Havdaleの日本デビュー作。 2018年、Ryder Havdaleの快進撃は始まった。 ソロとしてはほぼ無名アーティストながら、Youtubeにアップされた②”In The Way You Love”は現在再生回数が8万回を超え、続いて公開された⑧”Good Girls”も6万回を超えている。大きなプロモーションや有名なプロダクションの力ではなく、現地の耳が早いリスナーや、Indie Musicを取り扱うWeb媒体、配信サイトでプレイリストへセレクトされるといった、口コミのようは状態で情報が広がっているようだ。 今作はRyder本人も公言している通り、CaribouやJon Hopkinsに影響を受けており、ダンスフロアを意識した楽曲が多く収録されている。そして、マスタリングはCaribouを担当したBo Kondrenが起用され、納得のサウンドとなっている。 The Mohawk Lodgeというロックバンドでのキャリアが長いRyderだが、バンドとは雰囲気がガラッと変わり、FOUR TETやThe Album Leafといったような、ロックやハードコアをルーツに持つアーティストが新たに踏み出したエレクトロサウンドの世界のような、ロック、テクノ、ハウスとジャンルを横断した、聴いていて非常に心地の良い作品である。

Shame
Lossless

Shame

Tough Age

カナダのサーフ・ガレージ・パンク・バンドTough Ageが送り出す、最高ファジー・ポップサウンド!! 3rdアルバムもブレない!!! クレイジーなオープニング曲の”Everyday Life”① から始まり、甘く不規則に揺れ動く”Reflected”③ 、エモーショナルで卒倒しそうな”Pageantry”⑥。フロントマンのJarrett Samsonが語ったTough Ageのプラン ”keep playing music, keep putting out music” 正にMusic Loverの彼らだがらこそ作り出せた、爽快なファジーポップアルバムとなっている。 前作リリース時の2016年には東京で公演を行なっており、又今作のマスタリングには2017年に日本へ来日したJay Arnerが参加している。日本との繋がりも強いTough Ageに注目が集まるだろう。

Knocturne
Lossless

Knocturne

Be Forest

イタリアのペーザロより現れた、スリーピースの彼女たち。Nicola Lempredi が奏でる、リバーブのかかった情緒感たっぷりのギターの旋律。 Erica Terenzi のミニマルなドラムセット(おそらく、フロアタム、バスドラム、スネアとクラッシュシンバルのみ)。 80年代の音質を匂わせるこの作品ですが、彼女たちの音は単なる過去の再現では無くて、持ち合わせたバイブスが単純に素晴らしいものであり、イタリアより自然と派生してきた現代の若者の音、というべきでしょうか。Erica のリードボーカルにが多くの音楽ファンの心を捕らえる事は間違いないでしょう。全ての曲において、ゴシックというには少し明るすぎるかもしれません。彼女たちの楽曲はどこかひんやりとしていて、こよなく美しく、うっとりとするようなメロディーの森林に迷い込んだかのよう。甘美な楽曲の上、ベース・ボーカルの Costanza delle Rose の清らかなウィスパーボイスが更に美しくデコレーションを施しています。 Echo & The Bunnymen、The Danse Society、Heavenly、The Cure、 The Jesus & Mary Chainなどが好きな人に、この久しぶりのアルバムを聴いて頂けたら、そして、まだ活動再開したばかりのイタリアの彼女たちに興味を持って頂けたら嬉しく思います。

Critical Hit
Lossless

Critical Hit

Yukon Blonde

80年代のグルーヴィー)なリズムが身体を揺らし、スイートなメロディが人間関係について歌うファーストトラックの「Too Close To Love」タイトルからして甘酸っぱい夏の爽やかな思い出が蘇る「Summer in July (7月の夏)」は、そんな思い出がないという方にも擬似的な思い出を与えてしまう位映像が見える曲だ。 ポストパンキーなビートに乗せて出会い系アプリについて歌う「Feeling Digital」は、現代の出会い系アプリユーザーの心を鷲掴みにするだろう。「Crazy」でシンガロングなサビの後にハミングできるようなシンセサウンド・フレーズを持ってきたり、「The Bluffs」のシーケンサーサウンドもEDM以後のポップ・ミュージックの流れをきちんと汲み取っていて、単なる80’s懐古主義ではなく、しっかりと現代の音として鳴っている。「Painting On A Smile」や「This Is Spain」では、感動的で壮大なサウンドスケープを奏で、バンドとしての懐の深さを感じさせる。こうした楽曲が後半にあることで中だるみせず、次から次に聴きたくなってきて、ストップボタンを押す事が出来ない。

Curves
Lossless

Curves

Rock

Barbott

スペインのバルセロナよりスペイン風The Strokesとも言えるバンドが登場。Arctic MonkeysやVampire Weekendなどに呼応し本国ではThe Drumsのオープニング・アクトに指名されるなど、時代を担うバンドたちの信頼も厚い現在進行形バルセロナNo.1バンド。 このふてぶてしいロックシンガーの佇まいを見て欲しい。スペイン風のカリスマ性が溢れ出ていないだろうか。バンドの特徴を語る上でリズムやメロディーについてだけではなく、雰囲気やスター性も語る事の出来るロックバンドだ。 Spotifyで33,000回再生された「Cream」が文句なしのリードトラックで、艶と色気のある声と毒気のある歌詞が多くのリスナーの心に刺さったのだろう。 我々日本人に地理的に近く心理的に遠い都市をタイトルにした「Pyongtang(平壌)」はDoorsを髣髴させる呪術的なボーカリゼーションとオルガンサウンドで玄人を唸らせる。 「It’s So Hard To Give」のマイナー調の曲はフラメンコのあるスペインだから出てくる、拳の効いたフックである。北米のバンドは良い意味で拳が効かない。どちらも好きだ。「Sun」でもそうしたルーツを垣間見る事が出来、決してUKやUSの音をフォローしているだけではなく、オリジナルの音を追求している姿勢が伺える。 Good!

Odds
Lossless

Odds

Garda

「Garda(ガルダ)って誰だ?」キャンペーンと2013年の日本ツアーで着実に日本にファンベースを築いたドイツのオルタナ・カントリー・ロマンティシズム大所帯バンドGardaおよそ五年振りとなる待望の新作、『ODDS』が完成! ドイツはドレスデンを拠点に活動する大所帯バンドGardaの、キャリア3枚目となるアルバム『Odds』が前作より五年の時を経て完成した。 今作は2013年にリリースされた秀作『Heart Of A Pro』に続く新作である。 2010年の日本デビュー時に行った「Garda(ガルダ)って誰だ?」キャンペーン、2013年に日本全国7都市で行ったジャパンツアーで日本各地で着実にファンベースを築いた。 特にジャパンツアーはドイツ文化センターの強力なバックアップもあり大成功を収めた。 今作はそのツアーで得たフィードバックと、その後アメリカの片田舎に一年移住した二人のメンバーがアメリカの大地から得たインスピレーションを多く取り入れた作品となった。ボーカルのリーマンの声は特徴的で実に味わい深い。ドイツのバンドながら、多くの人が想起するドイツのバンドの音からは最も遠い場所にいる、ユニークなアーティストである。今作はそんな彼らの5年間の成長を見ることの出来る力作だ。かつてWilcoが成し遂げたオルタナカントリー史における功績に近い優れた作品である。

Until My Darkness Goes
Lossless

Until My Darkness Goes

BLOOD QUARTET

70年代後半を彩ったノー・ウェーブバンドMars(マーズ)の中心人物である Mark Cunningham(マーク・カニンガム)が活動の拠点をバルセロナに移し、現地のアンダーグランドバンドの精鋭たちと組んだオールスターバンド!! Lydia Lunch(リディア・ラン チ), Arto Lindsay(アート・リンゼ イ)らとノー・ウェーブの時代を築いたMars(マーズ )。 そのフロントマンであり中心人物でもあるMark Cun- ningham(マーク・カニンガ ム)が自らのキャリアの集大成としての活動を始めるにあたり選んだのは、バルセロナの地。このサルバドール・ダリを産んだカタルーニャ地方随一の都市で活動するアヴァンギャル系アーティストの中から、トップ・オブ・トップを選び抜き結成されたのが、このBLOOD QUARTETだ。フリー・ジャズ 、ミニマル、スワンプ・ロック、アンビからブルースまで色々なフォーマットの上で、各々がインスピレーションを自由に発揮し、インプロを中心に鳴らすアヴァ ン・ロックの最高峰サウンドがこのアルバムに収められている。

Brand New Abyss
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Brand New Abyss

The Blow

K Records、Kanine Records、ワシントン、ブルックリンのインディーシーン それぞれ最重要レーベルに所属し活動していたThe Blow トゥイー・パンクを鳴らしていた彼女たちがモジュラーシンセによる新たなアプローチで 辿り着いた現在進行形の夏に最適なひんやりインディーポップ Khaela Maricich(カエラ・マリチッチ)のソロ・プロジェク トとして世紀末にファーストアルバムをK Recordsよりリ リースし早20年弱。パンクに寄った2枚目、Melissa Dyne(メリッサ・ダイン)が加入した3枚目など、アルバム 毎に様々な表情で常にリスナーを飽きさせないThe Blow(ザ・ブロウ)の4年振りのニュー・アルバム。 ひやりと冷たいモジュラーシンセをバックにカエラの囁く ようなスポークンワードと歌声が響く様は、かき氷と風鈴 のように聴く者を涼ませてくれるであろう、耳元で囁かれ 鳥肌が立ってしまうような熱帯夜に最適な一枚。時にあえ てカラオケのようなチープな音像は、現代の若手モジュー ルシンセ・インディー・ポップ にも通じる。 歌っているフレーズは極めてあやふやで、レコーディング 前にに決め事をせず、その場でスポンテニアスに口ずさ んでいるような自由感がある。 カエラは若かりし頃日本語を勉強しており、来日が夢であ る。2019年を目処に日本ツアーの話が進行しており、たく さんの日本の若手インディーアーティストと交流を深め、 新しい音楽を作ったりすることだろう。 類似するアーティストとして挙げられるのは、Azure Ray、 Au Revoir Simone、Architecture in Helsinki、Mates of State、Yachtなどで、特にYachtは2枚目においてメン バーであるJona Bechtoltとコラポレーションをしている 事からも親和性が窺える。

Prize / /Reward
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Prize / /Reward

Good Morning

ローファイ・ミュージックの新しい聖地となっているオーストラリアはメルボルン 来日を果たしたScott & Charlene's Weddingが手がけるレーベル Bedroom Suck Recordよりベッドルーム・ポップデュオ Good Morning来日記念盤発売決定! オーストラリアのメルボルンは新しいローファイ・ミュージックの聖地となりつつあり、その勢 いを支えているのがScott & Charlene's Weddingの手がけるBedroom Suck Recordであ る。そのBedroom Suck Recordが長く待たれていたベッドルーム・ポップデュオGood Morningの第1作目をリリースし、来日と共にベッドルームを飛び出し日本のベッドルームに 潜 り 込 む! 友達や家族、周りの人達だけに届けられるテープのような優しさを持つ、そのローファイ・サ ウンドは、観る人聴く人をゆるりと揺れ動かすだろう。

Jolly New Songs
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Jolly New Songs

Rock

Trupa Trupa

アイスランドの大人気フェス Airwaves出演決定!同じくスペインのPrimaveraにも出演! 本国ポーランドでは多数の本を出版するフロントマン詩 人 グ ジ ェ ゴ ジ ュ・ク フ ャト コ フ ス キ の 詩 が 踊 る サ イ ケ・ロ ッ ク + ポ ス ト・パ ン ク。 世界一有名な音楽雑誌Rolling Stone誌に「今年のSXSWのベストアクト!」と評 され、シカゴ・トリビューンでもSXSWについて絶賛され、あのNRPも「最も面白 いアクト」とライブについて絶賛の嵐を受けたポーランド出身のサイケ・ロック・ ポスト・パンクバンド Trupa Trupa。北米でブレイクするのも時間の問題な、沸 点まであと少しの所に彼らはいる。 Radiohead, Mogwai, Syd Barrett, Explosions in the Sky、Sigar Rosなどが類似するアーティストとして挙げられ る。 ファーストシングル「To ME」いついては「The Beach BoysのSurfs Upがマイブ ラのLovelessに突っ込んでいった感じ」と誰かが書いており、僕はそれを読み興 味をそそられ、半信半疑で楽曲を聴いてみると「これはまた、うまいこと言うもん だな」と思った。まさにそうだったのだ。

Amazon To LeFrak
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Amazon To LeFrak

HipHop/R&B

Miho Hatori

Cibo Mattoや Gorillaz(ゴリラズ)との活動でも有名な羽鳥ミホ(Miho Hatori)がNew Optimism(ニュー・オプティミズム)としてリリースする今作は、マルチタレントでありマルチリンガルである彼女がユニヴァーサルな言語である音楽を流暢に話す傑作!

All of My Bodies
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All of My Bodies

Holy Hum

カテゴライズ不能な魅力を放つインディー・ユニット Xiu Xiuと密接な関わりを持つ、 カナダ人ソロ・アーティスト Holy Hum 2018年7月来日決定!! マルチプレイヤーであるAndrew LeeがKurt Vileや ポスト・ロック、アンビエントの垣根を超え創り上げた一代抒情詩 Beach House, Blonde Redhead, Father John Mistyらと同じエージェ ントに所属し、Julianna Barwickとの共演、All Tomorrow’s Parties, Primavera Sound、Sled Islandといった主要フェスへの参加の経験を 経て、一層スケールの大きなサウンドを奏でるようになった。 一人Sigur Ros、一人Radioheadと呼んでも差し支えない、綺麗なファルセットがアンプから鳴る轟音ギターの隙間で光り輝く。 Xiu XiuのAngela Seoが主演と監督を務めた「Flower In The Snow」は彼の名前を一躍有名にするきっかけとなった。丁寧に 織られ一つ一つ音のレイヤーが重なり合い、時に激しくぶつかり、一人Sigar Ros、一人Radioheadと言って差し支えないファル セットボイスが、その上で儚く舞う。

Cut The Body Loose
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Cut The Body Loose

Astronautalis

Bon Iver(ボン・イヴェール)とコラボしたHip HopアーティストB e c k 以 後 続 か な か っ た 、ア メ リ カ ン ・ オ ル タ ナ ・ ヒ ッ プ ホ ッ プ ・ ア ー テ ィ ス ト の 中 で 、ようやく真打と言えるラッパーの登場。 ケンドリックがコンプトンの声なら、 Astronautalisはミネアポリスのストリートの音 インディーロック好きにも響くトラックメイキングの上 に乗るフロー 「Hip Hopに寄った若い頃のBeck」と評される。どちらかと言えばBeckはHip Hopにも 影響を受けたロック・アーティストという認識されているが、Astronautalisはインディ ー・ロックなどに影響を受けたHip Hopアーティストである。1局目のタイトルが「カート・コバーン」であることからもお分り頂けるだろう。 IRON & WINE, BENJAMINE CLEMENTINE、大々ブレイクを果たしたImagine Dragonsとの共演、Bon Iverとのコラボレーション作品の発表など、ノーマークから一 気にこのレヴェルに駆け上がったと思いきや、活動歴は10年以上でしっかりとしたライ ムスキルを持っており、ライブでは観客からもらったお題でフリースタイルもこなす真 性のラッパーだ。 言葉の音楽であるがゆえ、言語が壁になり中々日本ではHip Hopの人気が広がりを見せない。しかし海外ではロックアーティストよりも頻繁に大きなステージでHip Hopア ーティストが演る。完全に市民権を得ていて、仮に違う音楽性を演っていたとしても、昨 今登場するアーティストの中でHip Hopに何かしらの影響も受けていないアーティスト は、特にアメリカでは探すのが難しい位だ。 Astronautalisは、そんなHip Hopがナチュラルな時代に登場した、新しいHip Hopを 鳴らそうとしている気鋭のラッパーと言えるだろう。

Pachinko Plex
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Pachinko Plex

ZA!

2015年にはアイドルグル ープであるベルハーこと BELLRING少女ハートと渋 谷Tsutaya O-Nestで共演 を果たし、ジャンルの垣根 を超えた熱狂を生み、クロ スオーヴァーブッキングコ ーディネートの伝説となっ ている。 Za!はスペインはバルセロ ナのアヴァン・ロック・ユニ ット。メディアからはポスト ・バトルスとの呼び声が高 い彼らだが、その特異なセ ンスと異常なテンションは 彼ら独自のもの。観る者全 てを圧倒する、凄まじいラ イブ・パフォーマンスが評 判を呼び、SXSWにて大手ブッキングエージェントと契約、全世界規模のツアーが決定している。電子楽器を大々的にフィーチャー した今作...とにかく自由過ぎる発想を、圧倒的な演奏能力によって形にしている。前作『Wanananai』以来となる今作では、彼らの進化した姿を堪能できるだろう。

A Sun Colored Shaker
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A Sun Colored Shaker

Yndi Halda

UKはケント州カンタベリーを拠点 に置く5人組ポスト・ロック・バンド Yndi Halda(インディ・ハルダ)が 2年ぶりとなる新作を。天才音楽集団とも評され た、世界的インストゥルメンタル・ アルバムの金字塔『Enjoy Eternal Bliss』を2006年にリリースし、轟音 ポスト・ロックとクラシック・ミュー ジックの融合を果たし圧倒的な評 価を得る。その作品から10年、美しく重なる轟音と、バイオリンの儚さにより独特の世界観を映し出す彼らがついに沈黙を破った。キャリア3枚目となる新作は彼らの世界観を突き詰めた完璧な美しさを持つ最高傑作である。 楽曲は前作ではほとんど見られなかったボーカルのパートが増加したことにより創造性が広がり、轟音と静寂が 生み出す可能性は、よりドラマティックになっていく。10年のキャリアが生み出した軌跡は着実な進化をもたらし 、インストゥルメンタル・ポスト・ロック・アルバムの一つのスタンダードを作り出した。まさに今作は、「永遠なる幸福(Yndi Halda)」へと導く一枚となるだろう。

S / T
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S / T

Rainer Maria

Kaia Fischer、William Kuehn、Caithlin De Marraisのトリオで1995年に結成したRainer Mariaは、 2006年までに5枚のアルバムを残している。エモ・シーンの中でもとりわけ美しく歌いあげる Caithlinの実力派な歌唱力で数々の泣きメロをこの世に送り出して来た。エモ界のYeah Yeah Yeahsとも評される楽曲は多くのファンを魅了し続けている。 2017年8月、セルフタイトルの新作『Rainer Maria』を古巣Polyvinylにカムバックしリリースする ことが決定した。前作『Catastrophe Keeps Us Together』からは11年ぶりの作品で、長年のファン からは待望の作品となる。

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