Push Pull

雨あがり
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雨あがり

希 佑美

タイトル曲『雨あがり』の中に、思わず口ずさんでしまう「ナンクルナイサー」という印象的なフレーズが出てくる。沖縄の方言で「何とかなるさ・・・」「気にしないで・・・」という意味であるが、実はとても幅広い意味があるらしい。那覇空港に淋しく降る「うりずんの絹の雨・・・」は、彼を待ち続ける主人公の涙か・・・。「ナンクルナイサー」軽快なリズムにのって奏でられるメロディの中に雨あがりを感じながらしっとりそして熱く奏でるでる歌はドラマチック! ○『雨あがり』/「ナンクルナイサー」と自分を言い含めながら忘れられない恋。沖縄、那覇空港で約束した彼の到着を待つ女心を歌う必見の曲。 ○『抱きしめて』/こんなに愛おしいのに明日はお別れ・・・。「抱きしめて この肌に あなたが残るほど・・・」やさしく歌い上げるメロディのなかに秘めれれた情熱のバラード。シンプルだけど想いは深い。 ○ 『貴男の恋歌』/「私は飛べぬやんばるくいな・・・」飛べない鳥はじっと帰ってくる貴男(うんじゅ)を待つ・・・。沖縄テイストをたっぷり感じるメロディと、琉球衣裳の踊りが目に浮かぶようなしっとりとしたバラード。2002年日本作曲家協会主催新しい日本の歌フェスティバルでグランプリ受賞曲(歌唱:長谷川千恵/テイチク)のカバー作品。  「雨あがり」「抱きしめて」「貴男の恋歌」3曲すべて作詞:高林こうこ 作曲:山田ゆうすけ 編曲:杉山直樹 にコーラスサポートメンバー井上ヒロシで制作。

ROSE
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ROSE

タイトル曲 『ROSE』 もう若くない女優がとある街角で小さなキャンパスを見つけた…。それは、若き日の自分が描かれた肖像画(すがたえ)。その絵に描かれた少女は一輪の薔薇をの花を持っていた…。 あの「百万本のバラ」をオマージュした、その後のドラマを、作詞家今井義明が見事に描いた。顔も名前も 忘れ去られた絵描きが昔私を愛してくれていたことを知った…。懐かしくも哀しい、でも哀愁たっぷりのロマンを彩がドラマチックに歌う。    C/W曲 『踊りましょう』 スパンコールがキラキラするドレスに実を包んで、 ジプシーの踊るダンスのように「踊りましょう、踊りましょう!」。人生を狂わせるほどの情熱的な恋がしてみたい…。「踊りましょう、踊りましょう」その胸に壊れたい! エキゾチックで、ラテンの香りもたっぷりのバックミュージックに、彩の独特のボーカルが聴く人を虜にする!「踊りましょう、踊りましょ!」

ジェラシー
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ジェラシー

山田ゆうすけ

『ジェラシー』 1980年代のシティポップスと呼ばれたナンバーを思い出すような懐かしいサウンドの作品。 人気テレビドラマの1シーンを思い出すような「ジェラシー」を歌うテイストは、たまらなく懐かしさを思い出す多くのファンも多いはず。 今回初めて、山田ゆうすけが福井康彦氏の作曲作品をプロデュースし、そして歌ったというトライアルプロジェクトの作品。高木博人のアレンジもたまらなく沁みる!

一晩だけなら Part2
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一晩だけなら Part2

『一晩だけなら Part2』 「わたしと寝たら あの娘泣くわよ それでもいいの?」真夜中の片隅、今宵もまた妖しげな恋がうごめく。

せきらら
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せきらら

『せきらら』 「どんなわがままでも許してくれていたあなた、いいのよ、もう自由になさって…でも、あなたの遊ぶお店で、わたしも勝手に遊んでいるから」。 「わたしもうオトナ あなたの女よなんて、しゃしゃり出ないわ…」。ちょっと恥ずかしいくらいのレトロなドラマのセリフを、高木博人のアレンジにドライブされて、ハイテンポのロックテイストサウンドで畳み込んだイケてる作品!

ららばい
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ららばい

山田ゆうすけ

『ららばい』 昭和の時代になりますが、ナイトクラブ、ライブハウスなどに夜な夜な繰り広げられる恋のかけひきに、懐かしい思いを持つ人もおいででしょう。新しい恋を求めてか、過ぎた恋を愁えてか、いい風情を漂わせる女に男がからむ。「ゴメンね、今夜は男、いらないの」 ちょっとハスキーボイスの彩が歌って人気の作品を作曲者がセルフカバー! オトナの歌謡ポップス!

たまゆら
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たまゆら

萩原千晶

「出逢った頃からやさしくなかった、あなた。いいの、ほんの少しの時間だけ、わたしだけに目を向けて…。それだけで生きてゆける」。こんなドラマのなかの主人公の想いを語るように歌う作品。ゆったりとした…、そう昭和の昔には、こんなさりげないけど深い歌がたくさんあった。令和の今、懐かしくて新しい復刻版的な注目作品!

愛に揺れる
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愛に揺れる

萩原千晶

不倫なんていう言葉もない昔、ロマンチックに恋して、そして別れて行く。カッコいい自由な恋愛に誰も憧れがあって、洋画を上映する映画館は観る人ですし詰めだった。「わたしもうダメです、ついて行かれません…」この言葉は、映画の…、ドラマの中だけの言葉なのかな? 広く台湾、シンガポール、香港などアジアの人にも歌ってもらうことを意識した注目作品!

ららばい
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ららばい

昭和の時代になりますが、ナイトクラブ、ライブハウスなどに夜な夜な繰り広げられる恋のかけひきに、懐かしい思いを持つ人もおいででしょう。新しい恋を求めてか、過ぎた恋を愁えてか、いい風情を漂わせる女に男がからむ。「ゴメンね、今夜は男、いらないの」  高木博人の懐かしくて新しいイケてるアレンジにのせて、ちょっとハスキーボイスの彩が歌うオトナの歌謡ポップス!

その気にさせないで
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その気にさせないで

愛 あきら

タイトル曲『その気にさせないで』 粋な酒場で奇跡的に再会したひと・・・なんという運命か・・・。「その気にさせないで・・・眠れぬ夜が来る・・・」軽快なビートに乗せて愛あきらがオシャレに歌うラブソング・歌謡ポップス。カラオケファンはもちろんの事、思わず踊りたくなるダンスファンもきっと多い! C/W曲『甘い予感』 軽快なドラムや、トランペットソロが印象的なノリのいいラテン歌謡ポップス。「今夜はあなたに 告白するの・・・甘い予感のする」。この作品も愛あきらのベルベットボイスが奏でるラブソング。この作品も、カラオケファンのレパートリーとして、またダンスのバックミュージックとしても歌いながら踊る人気曲になるのは間違いなし!

甘柿 渋柿 みんな柿
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甘柿 渋柿 みんな柿

希 佑美

タイトル曲『甘柿 渋柿 みんな柿』「一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会」が主催し、内閣府が後援する「全日本こころの歌謡選手権大会」の課題曲として誕生し、2021年8月にリリースされた課題曲アルバム 「Heartful Song ~こころ歌~=全日本こころの歌謡選手権大会課題曲集= Vol.3」(6曲入り)の1曲として発表された。 優しい歌詞とメロディで、暖かく包まれるような思いが伝わる歌であるが、この歌には人の人生を柿で描写、聴いた人それぞれがいろいろな思いを感ずるとても深い作品。希佑美の歌がそれを優しく伝える。 北海道は気候の関係か柿はならないらしい。東北人のこの歌の作詞者の故郷の記憶にはたくさん柿の木や柿の実が出てくる。晩秋どの柿の木にも二つ三つ実が残っているのは、鳥たちと旅人が飢えないようにするためらしい。形が良く甘くて大きい柿は親しみを感じない。渋くて、いびつな柿、そうみんな違っていいのだ。(田勢康弘/ジャーナリスト:上記法人の代表理事) 『銀河のしずく』哀しいとき、涙が頬をこぼれるのは、人はみんな銀河から生まれた愛のひとしずくだから。あなたの哀しみは私の哀しみ。ひとりじゃないよ。大丈夫。童謡にも似た、普遍的でやさしい歌。 「甘柿 渋柿 みんな柿」「銀河のしずく」すべて作詞:堀越そのえ 作曲:山田ゆうすけ 編曲:杉山直樹に、コーラスサポートメンバー井上ヒロシで制作。

東京行き 14:05
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東京行き 14:05

星野くるみ

「東京行き14:05」 14時5分発は仙台から旅立つ彼を見送る彼女のストーリ・・・。東京の人が思う以上に、東北から大都会に出ていくというのは、いろんなものを捨てていく、という感覚が現代でもある。逆に、田舎に置いて行かれる方の人間にも覚悟がいる、というそのあたりの心情もからませて描かれている。今は、新幹線も飛行機もSNSもある時代で、東京は会えない距離ではないけれど・・・、一度離れてしまったら、心の距離はもう埋まらない。たぶんあなたは東京で変わってしまうという女性の切ない気持ちの歌。 「木綿のハンカチーフ」の現代版といったイメージ。 「真珠のイヤリング」 「片方はずした 真珠のイヤリング」とはあなたと両想いになれない、ひとりぼっちの私という意味。 永遠に届かない片思いは、海の底で眠る真珠のようなものというイメージもある。 真珠はきれいだけれど、ルビーやダイヤモンドに比べてどこか寂しい感じがするのは、貝殻の中で、海の底で口をつぐむようにして出来た宝石だから・・・。

「ひまわり海岸」 ~堀越そのえの世界を歌う~
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「ひまわり海岸」 ~堀越そのえの世界を歌う~

山田ゆうすけ

1999年から作詞家堀越そのえ氏とのユニット作品を創りはじめ、今年で20周年。数多くの作品群の中から、厳選した10曲を作曲家山田ゆうすけが自らカバーして、「ひまわり海岸」~堀越そのえの世界を歌う~をリリースした。編曲家杉山直樹氏の鋭いセンス、絶妙なアレンジが、楽曲の世界により深い味わいを加えている。イチオシはタイトル曲の「ひまわり海岸」。「涙を思い出すまで」「泣風笛」。 1.ひまわり海岸/あの大震災以来、被災地の沿岸部では毎年ひまわりの花が咲いている。鎮魂と復興の象徴として咲くこの花に、命の尊さと生きる希望を込めた人間愛ソング。 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲で日野美歌が歌唱。2016年から1年間BSジャパン報道番組「サタディ9」のエンディングテーマ曲に採用された。 2.涙を思い出すまで/人はあまりにも強い悲しみに出会うと、心が凍りついて涙が出なくなる。心の氷が溶けて君が泣けるようになるまで、僕はずっとそばで見守っているよ。そんな寄り添いの歌。 2002年Push Pullのアルバム「Premium110」の最初の収録曲であったが今回アレンジも新たにリメイク! 3.恋月華/2001年、田川寿美10周年記念「夏から秋へ~25歳」6曲入りアルバム(日本コロムビア)1番目の収録曲。「少しだけ演歌の香りがするバラード」がコンセプト。堀越そのえ作詞家デビュー作品。 4.泣 風 笛/「次の冬が廻れば あんたの享年を追い越す私」。この詞のモチーフ、じつは堀越の実弟が急逝した時の心情を描いたもの。切ないメロディが、泣いてる風の口笛のように胸にしみる。2002年日本作曲家協会主催「新しい日本の歌コンテスト」で作曲・水島正和、歌唱・川中美幸でグランプリを受賞した作品。この詞に山田ゆうすけが新たにメロディを付けた。 5.やさぐれて/いまどきこんな「やさぐれた」「重い女」など絶滅したのでは?だからこそ、こんなにも恋に一途な女がいたら・・・。そんな昭和チックな夢を、現代のシーンに描いてみた歌謡ファンタジー。 6.熱 帯 夜/眠れない夏の夜。熱いのは気温のせいだけじゃなく、恋のボルテージが今夜、上がっているからかも・・・。2002年、「日本クラウン創立40周年記念流行歌作品作詞コンテスト優秀賞受賞曲に山田ゆうすけが軽快なメロを付けた! 7.名無しのカメ/サラリーマンの悲哀をカメに重ねて描いた妙曲。背中に家族を乗せたお父さん。歩みはのろいし、鯛や鮫にはなれぬけど、カメにはカメの幸せがある。親父世代共感ソング。 8.行き止まりの海/遅すぎた出逢い。もう若くはない二人の恋は、進むのも戻るのも失うものが多すぎる。行き止まりの防波堤を人生の岐路に重ねた悲恋ソング。 9.幸せの時計/銀婚式も越えた二人。涙さえも人生の彩りと思える年齢に。命の振り子が止まるその日まで、これからも一緒に時を刻もう。夫から妻へのアゲイン・ラブソング。2006年に仙台のシンガーソングライター〈亜KIRA〉がWAVE MASTERよりリリース、現在もTBCラジオ(東北放送)の「亜KIRAのハートフルディ」のテーマソングに採用中。 10.銀河のしずく/哀しい時、涙が頬をこぼれるのは、人はみんな銀河から生まれた愛のひとしずくだから。あなたの哀しみは私の哀しみ。ひとりじゃないよ。大丈夫。童謡にも似た、普遍的でやさしい歌。

Heartful Song ~こころ歌 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲集~ Vol.2
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Heartful Song ~こころ歌 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲集~ Vol.2

Various Artists

第1回「こころ歌」創作コンテストからピュアな歌が生まれた! 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲アルバム第二弾 !(全11曲)   1.香川高松恋物語/木村八重美  2.夜桜/竹崎清哉  3.海があまりに碧いのです/桜井すずめ  4.夢舞桜/水谷美奈子  5.リヴァプールの雨/平野悦子  6.我ん心ぬ思い/北中睦  7.紅の花/植田光太  8.サルスベリの空/田口美紀  9.齢〇〇/小林康成  10.五歳の夏の日/asari  11.はたちの手紙/佳代

「冬の烏」 ~高林こうこの世界を歌う~
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「冬の烏」 ~高林こうこの世界を歌う~

山田ゆうすけ

1994年から作詩家高林こうこ氏とのユニット作品を創りはじめ、あっという間に25周年、100曲を超える作品を作り上げた。その中から思い出深い作品を自らがカバーして「冬の烏」~高林こうこの世界を歌うアルバムをリリースした。そしてこのアルバムに素晴らしい舞台空間と照明を与えるかのように、見事な演出を加えたのはこのチームに欠かせない編曲の杉山直樹氏の作るサウンドの世界である。イチオシは、タイトル曲の「冬の烏」と「五条坂」「ぶるうす」 1.冬の烏/「飛ぶなら高く、飛ぶなら遠く、飛ぶなら強く・・・」凍りつくような空を見上げ精一杯高く飛ぼうとしている烏がいた。それは愛 の呪縛を自ら解き放ち明日を見つけようとしているたおやかに強い女性の姿と重なった。冬の烏、これはメロディから紡ぎ出されたストーリーである。 2.途中下車/とにかく、働いた、ひたすら働いた。それが自分なのだと、仕事に明け暮れる日々に何の疑念もなかった。そんな中、珍しくオフの時間がありフラリと小さな旅に出た。ちょっとした人生の途中下車、これが良かったんだよ!僕は完全に活性化したんだからって?まあ、この名曲を聴いてくれ。 3.五条坂/京都五条坂から分かれて茶碗坂の中ほどにある老舗の陶芸店。「うちは此処の一人娘と言う運命の元に生まれて来ました。のれん、伝統を護るのが何より大切、そやけど、うちも女どす・・・。釣り合いが取れへん、あかんと言われても、そのお方が釜ぐれと知っててもこれからずうっと忘れることは出来ません・・・」。釜ぐれ、陶芸の技を磨くため全国の窯元を渡り歩く職人、昨今はそんな職人も数少なくなっている。 4.大阪ララバイ: 天保山にあるお洒落なプチシーサイドホテル・・・白い部屋が二人のラストシーンの場所。「2年も幸せだったから、充分幸せだったからわたしは泣かない・・・」。「そやのに何で?思えばさよならの予感と 背中合わせの幸せだった判っていたの。だからせめて終わりは格好よく、わたしらしくね!」 5.神戸メルヘン/冬の神戸はとにかく寒い!なのに妙に洒落て歩きたくなる海岸辺り。青春真っ只中の恋人同士が居て、「あれっ、このカップルは何?」思わせる人も居る。「肩を寄せ合う人達も総てがハッピーなら良いのにね。あっそこの哀しそうなお二人さん私が振る魔法の杖の中で素敵なメルヘンの主役におなりなさいな。冬花火を貴方達に、恋の美酒もどうぞ貴方達に捧げますから」。 6.散り椿/無理を通させない道がある。それでも、どうしても通るのなら命を懸けて通りましょう。きっと貴男は千年も前から待ちわびていた人ですもの。だってこんなにも愛おしくこんなにも哀しいから。雪の小道を真っ赤に染める椿の亡骸、一夜明けたら私も花の躯になましょう何も悔いることはありません。何も怖がることはありません。貴男と結ばれた今は・・・。 7.ぶるうす/戻ろうとすれば戻れるのに、そうはしない人がいて。と言ってこの寒い暮らしが気に入ってる訳でもない・・・。「ここは、燃え尽き症候群のたまり場かい?」あいつはさ、一流企業のエリートだったんだと噂されたり、何かやばいことがあったのだろうと・・・とちょっと引かれたり・・・、「まあいいじゃないか。みんな仲間の老いぼれ獅子だよ。この夕焼けは暖かいねえ、さあっ、そろそろあいつの昔自慢が始まるよ・・・」。 8.センチメンタルジャニ/失恋が私を追い立てた。彼の思い出に染まったあの街から失恋が私を酒飲みにした。心の傷口はお酒なんぞで洗えないのに失恋が私を強くした。破れかぶれのその後で。でも失恋の中彷徨へばわたしの明日も見えるかもね初めて来たこの町は失恋女の夢止まり。 9.枯葉の中の青い炎/この作品は芥川賞作家の辻原先生の短編小説のタイトルを先生のご了解の得て使わせて頂きました。小説の内容とは全く違うストリーにしたのは、タイトルの持つ不思議な魅力に取り憑かれたからです。只、願いを込め魔法の枯葉を燃やすと確かに祈りは届くもののそれと同様のリスクを背負うことになるとは、小説の中から頂きました。私は、ゆうすけ先生の曲と杉山先生の編曲があってグローバルなこの作品が成り立っていると感謝しています。(作詞家 高林こうこ) 10.ラストタンゴ/哀しくても薔薇になる。燃えるような真紅の薔薇に黒い衣服を纏いタンゴの化身に・・・。足が破れで身体が壊れてそれでも息が絶えるまでわたしは踊るの・・・。貴方と絡み合いメロディに溶けている今だけが貴方を繫ぎとめていられるから。

あぁ 鞆の浦
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あぁ 鞆の浦

愛 あきら

平成30年4月に瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町として評価され、福山市「鞆の浦」が日本遺産に認定された。鞆港から眺める仙酔島は、仙人が酔うほどに美しい島の名前の由来といわれ、しかも美しいだけではなく、瀬戸内海の中央に位置し、潮流の変化を待って航海をしていた歴史上でも時代の「潮待ち」の港でもある。 歌の中には、江戸時代からの伝統引き継いで生きてきた、故郷を愛する潮待ちの港の漁師の姿が美しい海の景勝(けしき)に浮かぶ様子が込められている。そして、漁船の上で乙姫が舞いながら鯛を追い込む勇壮な漁師たちの海上絵巻は「鞆の浦の鯛網漁」は現代まで超人気の伝統観光行事として人気で、この百花繚乱を奏でた歌なのである。  鞆の浦で忘れてならないのが坂本龍馬である。「いろは丸」にのって竜馬の率いる海援隊がのる「いろは丸」が志半ばで沈没してしまう歴史上のエピソード。当時から海を穏やかに照らし続けてきた海の道しるべである常夜灯が「龍馬を偲ぶか 常夜灯」のフレーズに込められており、この歌のクライマックスで「愛あきら」の艶のある伸びやかな歌声が映える。  作家陣は、現在もカラオケリクエストで人気の前作「蜃気楼の恋」でもチームを組んだ、藤本純行/作詞、山田ゆうすけ/作曲、藤井弘文/編曲で、しっとりと書かれた故郷の歌でありながらちょっとおしゃれでかっこいいメロディ、アレンジに設えている。  日本遺産のタイトルにもある「瀬戸の夕凪」そして「常夜灯」に鴎が舞う景色を見ながら口ずさんで欲しい「あぁ 鞆の浦♪♪」のメロディである。

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