popsaurus

諦観から始まる希望の音楽──colormal『夜に交じる人たち』

レビュー

諦観から始まる希望の音楽──colormal『夜に交じる人たち』

''文 : 高田敏弘''大阪を拠点に活動する4人組バンド、colormalの3rdアルバム『夜に交じる人たち』は、諦観から始まる希望の音楽だ。Gt/Voの家永は、2022年のセカンドEP『anode』リリース時のインタビューで、それまで「特に意味はない」と語っていたバンド名の由来について、実は ‘color’ と ‘normal’ の組み合わせであり、ジャンルの多様さ (color) とJ-POP的普遍性 (normal) の両立を目指しているのだと明かした。...…

やりたいことが増えて満足してないです──バンドになったcolormalが目指す色彩と普遍

インタビュー

やりたいことが増えて満足してないです──バンドになったcolormalが目指す色彩と普遍

イエナガのソロ・ユニットとしてスタートし、コロナ禍の只中にバンドになったcolormal。バンド2作目のEPとして8月にリリースされた『anode』は、持ち前のメロディ・センスがさらに研ぎ澄まされ、聴き手の心を掴む歌メロが詰め込まれた会心作となった。一方で、彼らのライヴを観ると、J-POP的な広くあまねくへの親しみやすさだけではない、いかつい楽器音や構成のいびつさに驚かされる場面も多い。そしてそうでありながら、依然として、確実に歌が良い。バンドになる経緯や今作の制作について話をきくと、それらはすべてそうなる…

宅録とバンド、両岸を軽やかに渡り歩く喜びを分かち合う、colormal

インタビュー

宅録とバンド、両岸を軽やかに渡り歩く喜びを分かち合う、colormal

数多いるアーティストの中からOTOTOY編集部がグッときたアーティストを取り上げるこのコーナー。第15回は、やる計画がなかったライヴをするようになった宅録アーティストの話。彼のライヴをまた観られる日を心から待ち望みつつ、インタヴューと貴重な音源をお届けします。今回紹介するのは大阪を中心に活動する宅録ソロ・プロジェクト、colormal (カラーマル)。主宰のイエナガ(Gt/Vo)は自身を紹介する際にいつも「大学でバンドを組み損なったので宅録活動をはじめた」と言う。高校時代は(コピー)バンドをしていたとも。実…

TOP