ライス・レコード


RADIO MANCHURIA
紅龍
『バルド』から14年。紅龍(上々颱風)が書き溜めてきた「うた」を集めた待望の新アルバム! 『ラヂオ・マンチュリア』登場。疫病、戦争、不吉な予感と 新たな危機の時代、幻の放送局ラヂオ・マンチュリアから 届けられるさまよえる「うた」の数々。どこからやって来た? どこへ行く?この愛の「うた」は……。 上々颱風のリーダー、紅龍のソロ・プロジェクトが再始動することになりました。 2010年に発表した初のソロ・アルバム『バルド』はロシア語で「吟遊詩人」を意味し、少数民族への弾圧をうたった「虐殺のバラード」を収録するなど、上々颱風とは正反対の、ブルース/フォークを基調とした骨太なサウンドと歌詞で大人の為のロックを目指し、各方面から大きな反響を呼び込みました。そんな『バルド』から14年経ち、満を持して発表したソロ第2弾が本作『RADIO MANCHURIA(ラヂオ・マンチュリア)』です。 マンチュリアとは満州のことで、歴史の中に消えた植民地国家にあった幻のラジオ局から流れてくる仮想楽曲集…というイメージを基に本作は制作されています。そしてプロデュースとピアノ演奏は『バルド』に引き続き永田雅代が担当。またこれまで様々なジャンルのサポートやセッションに参加してきた向島ゆり子がヴァイオリン/ヴィオラなどで参加し、楽曲に寄り添った素晴らしい演奏を披露しています。さらに上々颱風の頃から紅龍を支えてきた西村直樹(bass)をはじめ、辰巳'小五郎'光英(trumpet)、関根真理(percussion)、小沢あき(acoustic guitar)、塙一郎(ukulele、chorus)といった錚々たる音楽家が軒を連ねているほか、ゲスト・ヴォーカルには紅龍とも親交の深いSSW/ファド歌手の小暮はな、NHK Eテレ「フックブックロー」での活躍でも知られるSSWの谷本賢一郎が加わるなど、実に豪華絢爛な布陣で制作されました。 取り上げているのは、これまで紅龍が書き溜めてきたたくさんの新曲から厳選したナンバーたち。寒い国の大きな男の物語①を皮切りに、黒澤映画をモティーフにした②、多くのフォーク歌手が取り上げアダプトしてきた⑥、小暮はなとのデュエット曲⑦、軽快なソウル・フィーリングを持つ⑩など、いずれもアイディアに溢れた素晴らしい楽曲が並びます。さらに小暮はなの2017年作『AZUL』(ライス OSR-3157)に紅龍が提供した「誰かが誰かを」のセルフ・カヴァー⑪も収録。小暮版とは違ったテイストを楽しませてくれます。 上々颱風のファンの方はもちろん、アメリカのルーツ・ミュージックや日本のフォーク・ミュージックのファンの方にも深く突き刺さる熱い内容に仕上がった本作を、是非最大級に注目してください。


RADIO MANCHURIA
紅龍
『バルド』から14年。紅龍(上々颱風)が書き溜めてきた「うた」を集めた待望の新アルバム! 『ラヂオ・マンチュリア』登場。疫病、戦争、不吉な予感と 新たな危機の時代、幻の放送局ラヂオ・マンチュリアから 届けられるさまよえる「うた」の数々。どこからやって来た? どこへ行く?この愛の「うた」は……。 上々颱風のリーダー、紅龍のソロ・プロジェクトが再始動することになりました。 2010年に発表した初のソロ・アルバム『バルド』はロシア語で「吟遊詩人」を意味し、少数民族への弾圧をうたった「虐殺のバラード」を収録するなど、上々颱風とは正反対の、ブルース/フォークを基調とした骨太なサウンドと歌詞で大人の為のロックを目指し、各方面から大きな反響を呼び込みました。そんな『バルド』から14年経ち、満を持して発表したソロ第2弾が本作『RADIO MANCHURIA(ラヂオ・マンチュリア)』です。 マンチュリアとは満州のことで、歴史の中に消えた植民地国家にあった幻のラジオ局から流れてくる仮想楽曲集…というイメージを基に本作は制作されています。そしてプロデュースとピアノ演奏は『バルド』に引き続き永田雅代が担当。またこれまで様々なジャンルのサポートやセッションに参加してきた向島ゆり子がヴァイオリン/ヴィオラなどで参加し、楽曲に寄り添った素晴らしい演奏を披露しています。さらに上々颱風の頃から紅龍を支えてきた西村直樹(bass)をはじめ、辰巳'小五郎'光英(trumpet)、関根真理(percussion)、小沢あき(acoustic guitar)、塙一郎(ukulele、chorus)といった錚々たる音楽家が軒を連ねているほか、ゲスト・ヴォーカルには紅龍とも親交の深いSSW/ファド歌手の小暮はな、NHK Eテレ「フックブックロー」での活躍でも知られるSSWの谷本賢一郎が加わるなど、実に豪華絢爛な布陣で制作されました。 取り上げているのは、これまで紅龍が書き溜めてきたたくさんの新曲から厳選したナンバーたち。寒い国の大きな男の物語①を皮切りに、黒澤映画をモティーフにした②、多くのフォーク歌手が取り上げアダプトしてきた⑥、小暮はなとのデュエット曲⑦、軽快なソウル・フィーリングを持つ⑩など、いずれもアイディアに溢れた素晴らしい楽曲が並びます。さらに小暮はなの2017年作『AZUL』(ライス OSR-3157)に紅龍が提供した「誰かが誰かを」のセルフ・カヴァー⑪も収録。小暮版とは違ったテイストを楽しませてくれます。 上々颱風のファンの方はもちろん、アメリカのルーツ・ミュージックや日本のフォーク・ミュージックのファンの方にも深く突き刺さる熱い内容に仕上がった本作を、是非最大級に注目してください。


ジャカランダ
小暮はな
関島岳郎(栗コーダーカルテット)プロデュースによる1stアルバム「鳥になる日」(2004年)、ポルトガルを中心に欧州各地で活動した経験を糧に作られた2ndアルバム『AZUL アズール』(2017年)といった作品をリリースしてきたシンガー・ソングライターの小暮はな。これまでの作品でも積極的にポルトガルとの関わりを表現してきた彼女が2023年に本格ファド編成によるアコースティック・アルバムを制作、それを日本でポルトガル音楽を幅広く配給してきたライス・レコードからリリースしました。 2008年より繰り返しポルトガルでコンサートを行うようになり、近年はファドもそのレパートリーに加えてきた小暮はなが現時点で“もっとも表現したい歌”をまとめ上げたのが、この『ジャカランダ』です。ここにはファド曲が4曲、彼女のオリジナル曲をファド編成で伴奏したものが2曲、そして日本における古典ファドのトップランナーであり“日本ファド大使”としてその啓蒙に尽力している月本一史が作曲した古典形式のファドを原曲に小暮が日本語の歌詞をつけたものが2曲収録されています。 そして伴奏は、本作でプロデュースも担当する月本によるポルトガル・ギターを中心に、小暮のギターと伊代田大樹によるベースが加わった本格ファド・スタイル。そんなアンサンブルをバックに、一声で小暮はなとわかるその歌声は、日本語/ポルトガル語の歌唱に関わらず聴く者の心を包みこみ、まるで記憶のどこかをくすぐられるかのよう。そんな彼女の歌声のマジックに誰もが魅了されることは間違いありません。さらに付録のブックレットには小暮自身による楽曲説明が掲載されていて、より深くアルバムの内容を理解することができます。


AZUL (2024 Reissue)
小暮はな
遠いポルトの海風、鳥たちの声、石畳、かすかな青いエロスの香り…… 紡がれた言葉と調べ、その歌声は光と陰 2023年にライス・レコードから『ジャカランダ』(OSR-8100)をリリースしたシンガー・ソングライターの小暮はな。以前より積極的にポルトガルとの関わりを表現してきた彼女が初めて放った本格的なファド作品『ジャカランダ』は、各方面で大きな話題を呼びました。そんな彼女の前作『アズール』(2017年作)の在庫が終了したことを受けて、この度ライス・レコードから同作の再発盤をリリース、それに併せて配信も開始しました。 小暮はなは15歳より自作曲を創り始め、ライヴハウスなどでギターの弾き語りを行うようなりました。その後関島岳郎(栗コーダーカルテット)プロデュースによる1stアルバム「鳥になる日」(off-note)を2004年に発表した彼女は、2008~2011年までの間、ポルトガルを中心に欧州各地で活動を行うようになります。そしてそんな経験を元に、ファドの影響を随所に感じさせる哀愁漂うメロディーと、 深く叙情的な詞の世界、やわらかく凛とした歌声にさらなる磨きを掛けた彼女が13年ぶりに発表したのが、今回ライスから再発される『アズール』でした。 小暮はなの代表作とも言える『アズール』では、英珠や紅龍(上々颱風)との共同作業でも知られるピアニストの永田雅代が小暮と共にプロデュースを担当。そのほか、ロケット・マツ(パスカルズ)、関島岳郎、西村直樹、関根真理、塙一郎といった錚々たるミュージシャンが参加している点にも注目が集まりました。収録曲の多くは小暮はなの自作曲ですが、紅龍の提供楽曲「誰かが誰かを」や、詩人の金子光晴(作詞)/フォーク歌手ひがしのひとし(作曲)による「おかっぱ頭~愛情42~」も取り上げています。また最新作『ジャカランダ』ではファド・アレンジで聴かせていた「アンドリーニャ」「ホタルの庭で」のオリジナル・ヴァージョン、ポルトガルのカーネーション革命の開始の合図ともなった「Grândola, Vila Morena」のカヴァーなども収録しています。


レンダ・デ・ギタリスタス ~ギタリスタ列伝
月本一史
(以下、CD版説明文より引用 ※ライナーノーツと幕間曲はCD版のみの特典です) 伝説のポルトガル・ギター奏者8人を 日本人演奏家月本一史が真摯にトリビュート! 久しぶりにライス・レコードから国内録音の新作アルバムが登場することになりました。今回はこれまでライス・レコードのファド作品の解説執筆などを担当されてきたことでお馴染みのギターラ(ポルトガル・ギター)奏者、月本一史が自身のソロ・アルバムを制作。これがこれまでに類を見ない、実にユニークなギターラ・アルバムとなりました。 1978年生まれの月本一史は大阪府出身。日本人グループ“マリオネット”の音楽をきっかけにギターラ演奏に興味を持つようになった彼は、ポルトガルへ留学し著名な演奏家であるアントーニオ・パレイラに師事、主に古典ファドの演奏などを学びました。帰国後は演奏活動のほか、日本初となる教則用の書籍やDVDをリリースするなどギターラ演奏家の育成にも力を注ぎ、またwebラジオ『ファドの時間』やポルトガル関連のイヴェントを立ち上げ、〈リスボン市立ファド博物館公認アンバサダー〉としての啓蒙活動にも勤しんできました。 その月本がソロとして10数年ぶりに制作したのが本作『レンダ・デ・ギタリスタス~ギタリスタ列伝』でした。ファドにおいて歌と器楽の曲の割合は99:1と言われるなどファドは基本的に「歌の音楽」ですが、ステージの合間などに演奏されるギターラのための器楽曲(=ギタラーダ)は、数少ないギターラ奏者にスポットを当てたものです。本作ではかつての名演奏家たちが取り上げていたギタラーダを、月本自身の演奏で再現するという画期的な試みを収録したアルバムです。〈ギターラの神様〉と呼ばれるアルマンディーニョをはじめ、ジャイメ・サントス、ジュゼー・ヌネス、ラウール・ネリィ…といった名ギタリスタたち8人の代表的レパートリを取り上げ、その歴史的な意義を込めてトリビュートしました。そしてヴィオラ(クラシック・ギター)だけが伴奏したシンプルな曲調のほか、複数台のギターラを重ねて音の広がりを聴かせる試みや、アコーディオンを加えショーロ風のアンサンブルを取り入れたものなど、非常にヴァラエティに富んだサウンドに仕上がっております。 さらに注目は、音楽評論家の関谷元子さんが本作のライナーノーツを担当されている点で、月本とのインタビュー形式からギターラ、そしてファドの魅力に迫り、また取り上げたギターラ奏者のプロフィールや楽曲の聴き所なども詳しく紹介するなど、本作の内容をより深く知ることができます。 国内制作でここまでギターラについて追求した作品は、かつて有りませんでした。ファド・ファンはもとより、全ての弦楽器ファン、そしてワールド・ミュージック・ファンにも注目して頂きたい力作です!