立吉

何度訪れただろう。古い掛け時計やインテリアがなんとも趣深い、貫禄のあるすばらしい純喫茶。メニューを見ると、どれも下一桁が5円になっている。会計時にもらったおつりの5円にはリボンが結ばれていた。

何度訪れただろう。古い掛け時計やインテリアがなんとも趣深い、貫禄のあるすばらしい純喫茶。メニューを見ると、どれも下一桁が5円になっている。会計時にもらったおつりの5円にはリボンが結ばれていた。

中野の線路沿いを歩いているとマンションの前に喫茶店の看板。奥へ進むとひっそりと店が佇んでいる。たくましい生花を自然光が形どる窓辺。幼少を思い出すショパンの旋律。思いがけずすばらしい喫茶体験ができた。

中野の線路沿いを歩いているとマンションの前に喫茶店の看板。奥へ進むとひっそりと店が佇んでいる。たくましい生花を自然光が形どる窓辺。幼少を思い出すショパンの旋律。思いがけずすばらしい喫茶体験ができた。

レンガの入り口をくぐると、親しみやすい風情が迎えてくれる。魅力的な喫茶店メニューの中から、昔ながらのプリンを選ぶ。渋谷の人混みから少し離れたところに、こんなに安心できる場所を見つけられてラッキーだ。

レンガの入り口をくぐると、親しみやすい風情が迎えてくれる。魅力的な喫茶店メニューの中から、昔ながらのプリンを選ぶ。渋谷の人混みから少し離れたところに、こんなに安心できる場所を見つけられてラッキーだ。

定員が少なく、おひとり様で読書を楽しむのにぴったりの喫茶店。SNSや情報社会の中で、うまく生きるのに慣れて、感度が鈍くなった私。今日くらいはいろんなことを中断して、五感を研ぎ澄ませたいと思った。

定員が少なく、おひとり様で読書を楽しむのにぴったりの喫茶店。SNSや情報社会の中で、うまく生きるのに慣れて、感度が鈍くなった私。今日くらいはいろんなことを中断して、五感を研ぎ澄ませたいと思った。

東京都調布市、夜遅くまで営業されている隠れ家のようなカフェ。すべてが洗練されていて美しく、時が止まったかのように、なにも言葉が出てこなくなった。琥珀色に染まる静かな部屋で、逃避行。

東京都調布市、夜遅くまで営業されている隠れ家のようなカフェ。すべてが洗練されていて美しく、時が止まったかのように、なにも言葉が出てこなくなった。琥珀色に染まる静かな部屋で、逃避行。

これぞ純喫茶と言わんばかりの赤い革張りのソファ、白い真四角のテーブル。名物の分厚いホットケーキは銅板でじっくり焼き上げているため、提供に時間がかかる。それを待ちながら小説を読みすすめる愛しさ。

これぞ純喫茶と言わんばかりの赤い革張りのソファ、白い真四角のテーブル。名物の分厚いホットケーキは銅板でじっくり焼き上げているため、提供に時間がかかる。それを待ちながら小説を読みすすめる愛しさ。

いまや数少ない全席喫煙、六本木の超老舗喫茶店。店主のお父さんに曲を書いていいかとお声がけすると、うちは取材は全部断って口コミだけで50年やってきた。でも曲は書きなさい。と言ってくれた。

いまや数少ない全席喫煙、六本木の超老舗喫茶店。店主のお父さんに曲を書いていいかとお声がけすると、うちは取材は全部断って口コミだけで50年やってきた。でも曲は書きなさい。と言ってくれた。

褪せた看板と壁がすばらしく味を出している店構え。店内の壁にはたくさんの有名人のサイン色紙があり、街の人にも多く愛されている空気感に和んだ。おかげさまで忙しない日々の小休憩になった。

褪せた看板と壁がすばらしく味を出している店構え。店内の壁にはたくさんの有名人のサイン色紙があり、街の人にも多く愛されている空気感に和んだ。おかげさまで忙しない日々の小休憩になった。

ネオン光る看板をくぐると、店内もいろいろな形のランプで美しく彩られていて、別世界に迷い込んだよう。店員さんの制服もキュートだ。老若男女問わずお客さんも皆いい雰囲気で、思わずときめいてしまう。

ネオン光る看板をくぐると、店内もいろいろな形のランプで美しく彩られていて、別世界に迷い込んだよう。店員さんの制服もキュートだ。老若男女問わずお客さんも皆いい雰囲気で、思わずときめいてしまう。

賑やかな観光地、伊勢内宮前にある喫茶店。人混みをかきわけて、大きな珈琲の文字に吸い寄せられるように店内に入る。木のインテリアやアップライトピアノに懐かしさを覚え、ゆっくり流れる時間。

賑やかな観光地、伊勢内宮前にある喫茶店。人混みをかきわけて、大きな珈琲の文字に吸い寄せられるように店内に入る。木のインテリアやアップライトピアノに懐かしさを覚え、ゆっくり流れる時間。

古そうな建物の入り口には「名曲喫茶」の文字。光差し込む店内の美しさと、私を迎え入れてくれたお着物のお母様に、目を細めた。いつもより少しだけ背筋を伸ばしてクラシックを聴く、午後のティータイム。

古そうな建物の入り口には「名曲喫茶」の文字。光差し込む店内の美しさと、私を迎え入れてくれたお着物のお母様に、目を細めた。いつもより少しだけ背筋を伸ばしてクラシックを聴く、午後のティータイム。

9 年ぶりに待望のフルアルバムリリース！ 人気のシンガーソングライター・君島大空、 人気 No.1 ドラマー・石若駿、音楽界のレジェンド・後藤次利など 超豪華なメンバーが参加している大注目のアルバム

9 年ぶりに待望のフルアルバムリリース！ 人気のシンガーソングライター・君島大空、 人気 No.1 ドラマー・石若駿、音楽界のレジェンド・後藤次利など 超豪華なメンバーが参加している大注目のアルバム

三重県の田舎町、亀山にある一軒家の喫茶店。年季の入った斜めの屋根にはCOFFEEの大きな文字。サイフォンが並んだカウンターや赤のタイルが素晴らしい。美しい声をした常連客のひとりごとに耳をすませた。

三重県の田舎町、亀山にある一軒家の喫茶店。年季の入った斜めの屋根にはCOFFEEの大きな文字。サイフォンが並んだカウンターや赤のタイルが素晴らしい。美しい声をした常連客のひとりごとに耳をすませた。

古い書斎のようでもあり、シックなダイニングルームのようでもある空間。誰かが書いた手紙がズラリと並ぶ棚。この中から1通を手に取るもよし、手紙を書くのもよし。知らない誰かと時を越えて繋がれるような時間。

古い書斎のようでもあり、シックなダイニングルームのようでもある空間。誰かが書いた手紙がズラリと並ぶ棚。この中から1通を手に取るもよし、手紙を書くのもよし。知らない誰かと時を越えて繋がれるような時間。

扉を開けると一瞬場所を間違えたかと思うような、隠れ家バーのような店内。カメラをぶら下げていると店主さんが声をかけてくれた。この店は写真好きが多く集まるらしい。言うまでもなくコーヒーは絶品。

扉を開けると一瞬場所を間違えたかと思うような、隠れ家バーのような店内。カメラをぶら下げていると店主さんが声をかけてくれた。この店は写真好きが多く集まるらしい。言うまでもなくコーヒーは絶品。

狭い階段をあがると、ミニチュアのように小さな喫茶店が。カウンターから少し身を乗り出すと、店主のおじいちゃんが新聞を読んでいる。友達と、それぞれの感性をさぐるような内緒の時間を過ごした。

狭い階段をあがると、ミニチュアのように小さな喫茶店が。カウンターから少し身を乗り出すと、店主のおじいちゃんが新聞を読んでいる。友達と、それぞれの感性をさぐるような内緒の時間を過ごした。

1日の締めに立ち寄った、45周年を迎えるというこの店。長く丁寧に使われてきたんだなと思える、綺麗なましかくのテーブル。マスターや常連さんとも盛り上がり、人との距離感に、心地よい時間を過ごした。

1日の締めに立ち寄った、45周年を迎えるというこの店。長く丁寧に使われてきたんだなと思える、綺麗なましかくのテーブル。マスターや常連さんとも盛り上がり、人との距離感に、心地よい時間を過ごした。

名前の通りチャイと紅茶のお店。敷居が高く小洒落たイメージをいい意味で覆す、親しみやすいセピアな店内。カウンターから店員さんをちらりと覗くと、チャイを淹れる圧倒的な姿が。スパイス香る極上時間。

名前の通りチャイと紅茶のお店。敷居が高く小洒落たイメージをいい意味で覆す、親しみやすいセピアな店内。カウンターから店員さんをちらりと覗くと、チャイを淹れる圧倒的な姿が。スパイス香る極上時間。

余計なものがない、ベストな居心地のよさ。ブレンドはNo.0〜6で濃さが分けられており、おすすめをいただく。うん。とてもいい。1日の始まり、ふらりと立ち寄るにはうってつけの喫茶店。

余計なものがない、ベストな居心地のよさ。ブレンドはNo.0〜6で濃さが分けられており、おすすめをいただく。うん。とてもいい。1日の始まり、ふらりと立ち寄るにはうってつけの喫茶店。

下田の観光地ペリーロードを散策するも、この日は梅雨入り前にも関わらず異例の猛暑で、逃げ込むように店内へ。風通しのよさと、有機的な自然光に、無敵で幼すぎた"あの頃の夏"を思い出した。

下田の観光地ペリーロードを散策するも、この日は梅雨入り前にも関わらず異例の猛暑で、逃げ込むように店内へ。風通しのよさと、有機的な自然光に、無敵で幼すぎた"あの頃の夏"を思い出した。

純喫茶があるとは思いもよらない横浜・中山駅前だが、小道に入ると一気に怪しげな雰囲気をまといだす。青緑のレースカーテンと、深い木の椅子とテーブル。どこを切り取っても美しい、まごうことなき名店。

純喫茶があるとは思いもよらない横浜・中山駅前だが、小道に入ると一気に怪しげな雰囲気をまといだす。青緑のレースカーテンと、深い木の椅子とテーブル。どこを切り取っても美しい、まごうことなき名店。

雀卓や大理石のテーブルに、タバコ自販機、奥にはカラオケ。さらにはレジに黒電話が…激渋喫茶店に拍手。近所のよしみ的な雰囲気がありながらも値段は少々お高めで、しっかりと良いものを提供しているそう。

雀卓や大理石のテーブルに、タバコ自販機、奥にはカラオケ。さらにはレジに黒電話が…激渋喫茶店に拍手。近所のよしみ的な雰囲気がありながらも値段は少々お高めで、しっかりと良いものを提供しているそう。

いまや日本人の方が少ないのではと思うこともある観光地、浅草。雷門通りを歩いていくと、"昭和の日本"を醸しだす純喫茶が。店員さんのおもてなしも気持ちよく、お祭り気分をカジュアルに味わえた。

いまや日本人の方が少ないのではと思うこともある観光地、浅草。雷門通りを歩いていくと、"昭和の日本"を醸しだす純喫茶が。店員さんのおもてなしも気持ちよく、お祭り気分をカジュアルに味わえた。

レトロでウェルカムな雰囲気の店内。ビタミンC豊富なゆず茶をいただき、素敵な午後を過ごす。帰り際に店員さんに話しかけると、オーナーは向かいの花屋を営んでいらっしゃると言う。店名に納得した。

レトロでウェルカムな雰囲気の店内。ビタミンC豊富なゆず茶をいただき、素敵な午後を過ごす。帰り際に店員さんに話しかけると、オーナーは向かいの花屋を営んでいらっしゃると言う。店名に納得した。

下北沢のメイン通りから小道に入ると、どんどん草木が生い茂り、別世界に迷い込んだようにカフェが現れる。ここが都内とは思えない奇跡のオアシス・ティータイム。フレンドリーな店員さんたちにも癒された。

下北沢のメイン通りから小道に入ると、どんどん草木が生い茂り、別世界に迷い込んだようにカフェが現れる。ここが都内とは思えない奇跡のオアシス・ティータイム。フレンドリーな店員さんたちにも癒された。

清潔な白塗りの壁に、赤いベロアの椅子、大きな窓。まるで船の中にいるかのような、ちょっとしたトリップ感がある。選りすぐりの"これぞ喫茶店"メニューから苦渋の選択をし、固めプリンを頬張る贅沢時間。

清潔な白塗りの壁に、赤いベロアの椅子、大きな窓。まるで船の中にいるかのような、ちょっとしたトリップ感がある。選りすぐりの"これぞ喫茶店"メニューから苦渋の選択をし、固めプリンを頬張る贅沢時間。

上京したての頃から友達とよく訪れた、第2の故郷のような店。一時閉店の報せを受けて急いで駆けつけると、通りまで大行列ができている。多くの人に愛されていたであろうオムライスの味。いつまでも忘れない。

上京したての頃から友達とよく訪れた、第2の故郷のような店。一時閉店の報せを受けて急いで駆けつけると、通りまで大行列ができている。多くの人に愛されていたであろうオムライスの味。いつまでも忘れない。

millennium parade やくるり、椎名林檎など 日本の音楽界を代表するアーティスト達が求める 注目の若手 No.1 ドラマー石若駿を迎えての衝撃のコラボ作品！優しすぎて、生きづらいあなたへ贈る “鎮魂歌”

millennium parade やくるり、椎名林檎など 日本の音楽界を代表するアーティスト達が求める 注目の若手 No.1 ドラマー石若駿を迎えての衝撃のコラボ作品！優しすぎて、生きづらいあなたへ贈る “鎮魂歌”

一見さんお断りオーラな渋い外観に尻込みするも、自分の母親の名前でもある店名にシンパシーを感じ、思い切って来店。小さな昭和食堂の様相に、気さくなお父さん。いい意味で裏切られ、最高の時間を過ごせた。

一見さんお断りオーラな渋い外観に尻込みするも、自分の母親の名前でもある店名にシンパシーを感じ、思い切って来店。小さな昭和食堂の様相に、気さくなお父さん。いい意味で裏切られ、最高の時間を過ごせた。

美しすぎる食器の陳列。優雅に流れるオーケストラ。格式高さがありながらも不思議な安心感がある。随分人生の大先輩と思われるマスターはまだまだ健在で、こだわりの音楽の話を聞かせてくれた。

美しすぎる食器の陳列。優雅に流れるオーケストラ。格式高さがありながらも不思議な安心感がある。随分人生の大先輩と思われるマスターはまだまだ健在で、こだわりの音楽の話を聞かせてくれた。

大好きな先輩に連れられていった山形のお店。昔は違うテナントが入っていたのか、お店の真上には別の看板が。建物の年季も素晴らしい。アンティーク調の店内は若者で賑わっており、固めのプリンは絶品だった。

大好きな先輩に連れられていった山形のお店。昔は違うテナントが入っていたのか、お店の真上には別の看板が。建物の年季も素晴らしい。アンティーク調の店内は若者で賑わっており、固めのプリンは絶品だった。

茹だるような真夏の浅草を歩いていたら、突然視界に入った『氷』の文字。涼しげなステンドグラスが迎え入れてくれた。山盛りのかき氷、アルコールやおつまみ、軽食などメニュー豊富で、頭を抱えてしまった。

茹だるような真夏の浅草を歩いていたら、突然視界に入った『氷』の文字。涼しげなステンドグラスが迎え入れてくれた。山盛りのかき氷、アルコールやおつまみ、軽食などメニュー豊富で、頭を抱えてしまった。

数年ぶりの音楽仲間と茶会。クラシカルでお上品な店内に、思わず何時間でも居座ってしまいたくなる。お店のお姉さんも清々しく、この店を知れてよかったと思った。近々移転するらしく、時代の移ろいを感じた。

数年ぶりの音楽仲間と茶会。クラシカルでお上品な店内に、思わず何時間でも居座ってしまいたくなる。お店のお姉さんも清々しく、この店を知れてよかったと思った。近々移転するらしく、時代の移ろいを感じた。

雨の日の東京・下北沢。何度も通ったはずの道なのに、今まで気づかなかった。ただよう珈琲豆の香ばしさが、雨をも好きにならせてくれる。この店での素敵な出会いに、心の中でスキップしながら。

雨の日の東京・下北沢。何度も通ったはずの道なのに、今まで気づかなかった。ただよう珈琲豆の香ばしさが、雨をも好きにならせてくれる。この店での素敵な出会いに、心の中でスキップしながら。

平日でも賑わう駅前のアーケード沿いに、飾らない「ヴィ」の看板を見つけた。店への階段を登ると「近所にあったらいいなぁ」と思わず呟きたくなるような、食堂的開放感。懐かしい気持ちになった。

平日でも賑わう駅前のアーケード沿いに、飾らない「ヴィ」の看板を見つけた。店への階段を登ると「近所にあったらいいなぁ」と思わず呟きたくなるような、食堂的開放感。懐かしい気持ちになった。

東京・高田馬場、その名の通り昭和のロマンがさりげない店。昨今のレトロブームに乗った若者が集う。ステンドグラスめいた模様が可愛らしい窓、そこからじっくりと見下ろす人々の生活。皆、忙しそうだ。

東京・高田馬場、その名の通り昭和のロマンがさりげない店。昨今のレトロブームに乗った若者が集う。ステンドグラスめいた模様が可愛らしい窓、そこからじっくりと見下ろす人々の生活。皆、忙しそうだ。

ミステリアスに仕上がった外観をくぐると、素朴で柔らかな、地元の喫茶店。当時から変わっていないであろう一杯のお値段は驚きの安さだ。どうか変わらずに続いてほしい。曲はあらためて抱いた、地元への愛。

ミステリアスに仕上がった外観をくぐると、素朴で柔らかな、地元の喫茶店。当時から変わっていないであろう一杯のお値段は驚きの安さだ。どうか変わらずに続いてほしい。曲はあらためて抱いた、地元への愛。

うっとりさせられる、完璧なレトロ喫茶。帰ってきたような安心感がありつつも、背筋が伸びるアンティークな香りがたまらない。話上手なマスターはジャズがお好き。一緒に訪れた友達に愛を込めて。

うっとりさせられる、完璧なレトロ喫茶。帰ってきたような安心感がありつつも、背筋が伸びるアンティークな香りがたまらない。話上手なマスターはジャズがお好き。一緒に訪れた友達に愛を込めて。

御伽話みたいなさんかく屋根。扉をあけると、薄暗いぬくもりが郷愁を誘う。昭和のカラオケがあり、歌が上手な人も多く来店するという。ここで出会った常連さんの、昔話に付き合ってあげたのもいい思い出。

御伽話みたいなさんかく屋根。扉をあけると、薄暗いぬくもりが郷愁を誘う。昭和のカラオケがあり、歌が上手な人も多く来店するという。ここで出会った常連さんの、昔話に付き合ってあげたのもいい思い出。

福井鉄道の終点「たけふ新駅」を降りてすぐのところに、いい意味で怪しい雰囲気の店。何度も通り過ぎては、やっぱり気になって店まで引き返す。勇気を出して暖簾をくぐると、気取らないママが迎えてくれた！

福井鉄道の終点「たけふ新駅」を降りてすぐのところに、いい意味で怪しい雰囲気の店。何度も通り過ぎては、やっぱり気になって店まで引き返す。勇気を出して暖簾をくぐると、気取らないママが迎えてくれた！

福井県越前市。格式高い料亭として100年以上も愛されていたこの場所は今、カフェや宿泊施設として再生されている。国宝級の建築美が与えてくれる"圧倒的な癒し"に、感性が研ぎ澄まされていく。

福井県越前市。格式高い料亭として100年以上も愛されていたこの場所は今、カフェや宿泊施設として再生されている。国宝級の建築美が与えてくれる"圧倒的な癒し"に、感性が研ぎ澄まされていく。

使い古された雀卓、夕方の情報番組、煙草の匂い、大声で会話するマスターと常連さん。終わらないタスクに焦っていた自分を癒すには充分だった。帰り際、お母さんが「いい曲書いてね」と言ってくれた。

使い古された雀卓、夕方の情報番組、煙草の匂い、大声で会話するマスターと常連さん。終わらないタスクに焦っていた自分を癒すには充分だった。帰り際、お母さんが「いい曲書いてね」と言ってくれた。

扉を開けると、ヴィンテージの質感に思わずため息。おひとりさまも良し、喫煙家の友達に秘密を打ちあけるも良しの独特なクローズド感は、素敵なお部屋にあがらせてもらっているよう。

扉を開けると、ヴィンテージの質感に思わずため息。おひとりさまも良し、喫煙家の友達に秘密を打ちあけるも良しの独特なクローズド感は、素敵なお部屋にあがらせてもらっているよう。

戦場に赴く直前、ひと休みに立ち寄った。美しいアンティークやピアノ。木の香り。薄暗い店内。あまりの癒しに、できることならここでずっと小説を読んでいたくなった。ほんの少しの逃避行。

戦場に赴く直前、ひと休みに立ち寄った。美しいアンティークやピアノ。木の香り。薄暗い店内。あまりの癒しに、できることならここでずっと小説を読んでいたくなった。ほんの少しの逃避行。

秘密の廊下をくぐると、ただものではない素晴らしいセピアの世界に迷い込んだ。50年近く続いた店を、もとの味を残しつつ改装したそう。時代とともにうつろう奥ゆかしさに感激した。

秘密の廊下をくぐると、ただものではない素晴らしいセピアの世界に迷い込んだ。50年近く続いた店を、もとの味を残しつつ改装したそう。時代とともにうつろう奥ゆかしさに感激した。

落ち着いた木目調の壁と、華やかな照明。昭和レトロな空気感が心地良い。これど一番の心地よさはフレンドリーなママ。今日も元気に、何気ない世間話や好きなものの話で盛り上がっていることだろう。

落ち着いた木目調の壁と、華やかな照明。昭和レトロな空気感が心地良い。これど一番の心地よさはフレンドリーなママ。今日も元気に、何気ない世間話や好きなものの話で盛り上がっていることだろう。

古い音楽仲間と久しぶりに会えることに。何度か来たことがあると君が言ったこの店は、私にとっては目新しく、けれどどこか懐かしくて、もしかすると夢の中で訪れたことがあるのかもしれない、なんて。

古い音楽仲間と久しぶりに会えることに。何度か来たことがあると君が言ったこの店は、私にとっては目新しく、けれどどこか懐かしくて、もしかすると夢の中で訪れたことがあるのかもしれない、なんて。

テーブルにポツンと置かれた灰皿。ベロアの椅子。これぞ純喫茶なノスタルジー。普段あまり頼まないホットケーキをいただき、フワフワの生地とその上に乗ったバターを、シロップで溶かしていく魔法の時間。

テーブルにポツンと置かれた灰皿。ベロアの椅子。これぞ純喫茶なノスタルジー。普段あまり頼まないホットケーキをいただき、フワフワの生地とその上に乗ったバターを、シロップで溶かしていく魔法の時間。

友達との定例茶会を終え、喋り疲れて帰ろうとした矢先、信号の向こう側に素敵な喫茶店が。蓋を開けてみると珈琲の美味しさは勿論、懐かしすぎるホットサンドに大興奮。明日の仕事を嘆き合って1日を終えた。

友達との定例茶会を終え、喋り疲れて帰ろうとした矢先、信号の向こう側に素敵な喫茶店が。蓋を開けてみると珈琲の美味しさは勿論、懐かしすぎるホットサンドに大興奮。明日の仕事を嘆き合って1日を終えた。

扉を開けるとまるで町の小さな図書館。地元福井にこんな素敵なカフェがあったとは…。BGMが優しく鳴り響くスピーカーはなんとマスターの自作。もし叶うのならば、一日中ここで過ごしたい。

扉を開けるとまるで町の小さな図書館。地元福井にこんな素敵なカフェがあったとは…。BGMが優しく鳴り響くスピーカーはなんとマスターの自作。もし叶うのならば、一日中ここで過ごしたい。

上品で落ち着いた店内には一台のピアノが。そして静かに流れるクラシック。背筋が、しゃんと伸びる。自分の心が調律されたような気がした。毎朝こんな時間を過ごせたらどれほど幸せだろう。

上品で落ち着いた店内には一台のピアノが。そして静かに流れるクラシック。背筋が、しゃんと伸びる。自分の心が調律されたような気がした。毎朝こんな時間を過ごせたらどれほど幸せだろう。

昼時でせわしない店内。珈琲とナポリタン。贅沢な午後にうっとりしながら、画面越し「今度はみんなで行こうよ」と盛り上がる。"いつか"で終わらせないようにすぐさま予定を立てたのだった。

昼時でせわしない店内。珈琲とナポリタン。贅沢な午後にうっとりしながら、画面越し「今度はみんなで行こうよ」と盛り上がる。"いつか"で終わらせないようにすぐさま予定を立てたのだった。

珈琲好きの先輩が「ここは美味しい」と教えてくれた店。夜の路地裏、暗めの店内。柔和なマスターが時間をかけて丁寧にドリップしてくれるのを背中に感じる。またすぐに訪れたくなる、最高の珈琲体験。

珈琲好きの先輩が「ここは美味しい」と教えてくれた店。夜の路地裏、暗めの店内。柔和なマスターが時間をかけて丁寧にドリップしてくれるのを背中に感じる。またすぐに訪れたくなる、最高の珈琲体験。

「外はカリッと暑く、中はフワッとした優しい笑顔、甘くてほろ苦いひと夏の思い出」あの夏、私は近所の海辺にあった、たい焼き屋さんの彼に恋をしてしまった。アツアツたいやきくんと贈る、真夏のラブソング。およげ！たいやきくんとコラボ！

「外はカリッと暑く、中はフワッとした優しい笑顔、甘くてほろ苦いひと夏の思い出」あの夏、私は近所の海辺にあった、たい焼き屋さんの彼に恋をしてしまった。アツアツたいやきくんと贈る、真夏のラブソング。およげ！たいやきくんとコラボ！

数年前から何度も訪れていた地元福井のカフェ。独特な雰囲気を纏う店主さんは、話してみると気さくなお人柄。草木が生い茂り、古本に囲まれた癒しの空間で、いつも美味しい匂いがする。

数年前から何度も訪れていた地元福井のカフェ。独特な雰囲気を纏う店主さんは、話してみると気さくなお人柄。草木が生い茂り、古本に囲まれた癒しの空間で、いつも美味しい匂いがする。

頑張らないといけない仕事前に立ち寄った店。黙々と喫煙する若者達。非喫煙者も数分にして染みつくであろう充満したその匂いで、不思議と「よし今から頑張るぞ」というバリアを張れたような気がした。

頑張らないといけない仕事前に立ち寄った店。黙々と喫煙する若者達。非喫煙者も数分にして染みつくであろう充満したその匂いで、不思議と「よし今から頑張るぞ」というバリアを張れたような気がした。

一人で何度も通うほど好きな喫茶店へ、初めて友達と訪れた。こぢんまりとして気取らない昭和の雰囲気と、れいのに帰ってきたなぁと感じる珈琲の味。遅刻してきた友達がかわいかった、という歌。

一人で何度も通うほど好きな喫茶店へ、初めて友達と訪れた。こぢんまりとして気取らない昭和の雰囲気と、れいのに帰ってきたなぁと感じる珈琲の味。遅刻してきた友達がかわいかった、という歌。

一人で切り盛りするお母さん。そして店の中で遊んでいる、無限に元気な子どもたち。お客がいようとお構いなしだ。親戚の家に来た感覚になれる喫茶店No.1。こういう景色が恋しくなる時あるよね。

一人で切り盛りするお母さん。そして店の中で遊んでいる、無限に元気な子どもたち。お客がいようとお構いなしだ。親戚の家に来た感覚になれる喫茶店No.1。こういう景色が恋しくなる時あるよね。

心地いい空間に、とっても美味しいサイフォン式のコーヒー。人とのコミュニケーションについて悩んでいた時期、この店のご夫婦の懐深さ、あたたかさに触れて救われた。ああ愛しい。

心地いい空間に、とっても美味しいサイフォン式のコーヒー。人とのコミュニケーションについて悩んでいた時期、この店のご夫婦の懐深さ、あたたかさに触れて救われた。ああ愛しい。

仲良し3人でモーニング。店の大きな鏡越しに映る、おニューの服を着た私。気分が高揚し、突然3人のファッションショーが始まる。井戸端会議中の奥様たちに笑われる。朝からはしゃぎすぎてごめんなさい（笑）

仲良し3人でモーニング。店の大きな鏡越しに映る、おニューの服を着た私。気分が高揚し、突然3人のファッションショーが始まる。井戸端会議中の奥様たちに笑われる。朝からはしゃぎすぎてごめんなさい（笑）

読み終わった小説をパタンと閉じ、とっくに冷めた珈琲を飲み干して小さく息を吐いた。閉店15分前、がらんどうの店内。現実に戻り切らない脳。次もここへ来たらきっとこの感覚を思い出すだろう。

読み終わった小説をパタンと閉じ、とっくに冷めた珈琲を飲み干して小さく息を吐いた。閉店15分前、がらんどうの店内。現実に戻り切らない脳。次もここへ来たらきっとこの感覚を思い出すだろう。

古い音楽仲間との茶会。あの頃は言えなかったことでも、時間が経てば打ち明けられる話もある。時折ほかのお客たちの世間話にもクスリとしながら。食後の珈琲、窓辺で過ごす昼下がり。

古い音楽仲間との茶会。あの頃は言えなかったことでも、時間が経てば打ち明けられる話もある。時折ほかのお客たちの世間話にもクスリとしながら。食後の珈琲、窓辺で過ごす昼下がり。

目的地に向かって歩いていたつもりが迷子になってしまった。すると偶然喫茶店らしき看板が。一期一会。少しだけ寄ってみよう。作り込みすぎていない風情とお母さんの素朴な笑顔。思いがけず元気をもらった。

目的地に向かって歩いていたつもりが迷子になってしまった。すると偶然喫茶店らしき看板が。一期一会。少しだけ寄ってみよう。作り込みすぎていない風情とお母さんの素朴な笑顔。思いがけず元気をもらった。

友達との定期茶会。私は珈琲、彼女はミックスジュースを飲みながら、好きな音楽や人について疲れ果てるまで話した。互いに違うものに夢中で、互いに押し付けるわけでもなく、互いの報告を聞き合う時間。

友達との定期茶会。私は珈琲、彼女はミックスジュースを飲みながら、好きな音楽や人について疲れ果てるまで話した。互いに違うものに夢中で、互いに押し付けるわけでもなく、互いの報告を聞き合う時間。

好きな先輩と熱海へ。セピアがかった煌びやかな店内、積もる話も多くつい長居してしまう。帰りがけに93歳のご主人が、店の名前の由来や古い映画、音楽について美しい瞳で熱弁してくれて、とても励まされた。

好きな先輩と熱海へ。セピアがかった煌びやかな店内、積もる話も多くつい長居してしまう。帰りがけに93歳のご主人が、店の名前の由来や古い映画、音楽について美しい瞳で熱弁してくれて、とても励まされた。

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰？」白雪姫のお話のような今の世の中。 他人を羨ましく思ったり、嘘で塗り固めたりするけど、ホントの自分はどこ？ そんな欲望にまみれた私達に対しての「皮肉の歌」 鏡に映った自分はホントの自分なのか？

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰？」白雪姫のお話のような今の世の中。 他人を羨ましく思ったり、嘘で塗り固めたりするけど、ホントの自分はどこ？ そんな欲望にまみれた私達に対しての「皮肉の歌」 鏡に映った自分はホントの自分なのか？

深煎りの珈琲とケーキを堪能していると、後から来たアメリカ人の青年が隣席で同じものを注文した。まるで友達のような、会ったばかりの私達。彼はニューヨークの問題について教えてくれた。

深煎りの珈琲とケーキを堪能していると、後から来たアメリカ人の青年が隣席で同じものを注文した。まるで友達のような、会ったばかりの私達。彼はニューヨークの問題について教えてくれた。

頑張った後の午後の贅沢。珈琲と、読んでいる小説のクライマックスに、久しぶりに時を忘れて夢中になった。読了後に見渡した店内が広く、綺麗で、良い時間を過ごせたことをゆっくりと実感した。

頑張った後の午後の贅沢。珈琲と、読んでいる小説のクライマックスに、久しぶりに時を忘れて夢中になった。読了後に見渡した店内が広く、綺麗で、良い時間を過ごせたことをゆっくりと実感した。

偶然通りがかり、ふらっと店に入る。お母さん達の会話をBGMに午後のまどろみ。帰り際、若者の来店は珍しい、とお母さんが言う。生粋の "近所の喫茶店" に、物好きな若者としては相当ときめいた。

偶然通りがかり、ふらっと店に入る。お母さん達の会話をBGMに午後のまどろみ。帰り際、若者の来店は珍しい、とお母さんが言う。生粋の "近所の喫茶店" に、物好きな若者としては相当ときめいた。

向こうの校庭と、霧雨を広い窓から眺める。静かにピアノが流れ、珈琲がゆっくりと喉を通っていく。ここで読んだ短編小説の内容をもう忘れたけど、一節だけ頭から離れなくて、曲の中に閉じ込めた。

向こうの校庭と、霧雨を広い窓から眺める。静かにピアノが流れ、珈琲がゆっくりと喉を通っていく。ここで読んだ短編小説の内容をもう忘れたけど、一節だけ頭から離れなくて、曲の中に閉じ込めた。

友達に連れられ地元福井の喫茶店へ。美味い珈琲、心地良い店内、面白いマスター、1日2回来店するというヘビーなお客さん、隣には最強の友達。心をオープンにするには充分すぎる理由が勢揃いだ。

友達に連れられ地元福井の喫茶店へ。美味い珈琲、心地良い店内、面白いマスター、1日2回来店するというヘビーなお客さん、隣には最強の友達。心をオープンにするには充分すぎる理由が勢揃いだ。

数年前に訪れた地元福井のカフェ。前回と同じ奥の席に座ると、あの頃の感情が蘇る。頑張っては落ち込んでいた日々。何も変わっていない。でも昔は飲まず嫌いだった珈琲、今はこんなにも美味しさが分かる。

数年前に訪れた地元福井のカフェ。前回と同じ奥の席に座ると、あの頃の感情が蘇る。頑張っては落ち込んでいた日々。何も変わっていない。でも昔は飲まず嫌いだった珈琲、今はこんなにも美味しさが分かる。

マスターの趣味全開の置き物、絵画、ガラクタが無造作に詰め込まれすぎて、今にも壊れてしまいそうな店内。懐かしくて、どこからか落ちてきたビー玉の音に、幼い頃を思い出して少し切なくなった。

マスターの趣味全開の置き物、絵画、ガラクタが無造作に詰め込まれすぎて、今にも壊れてしまいそうな店内。懐かしくて、どこからか落ちてきたビー玉の音に、幼い頃を思い出して少し切なくなった。

BGMのない静かな店内で、運ばれてきたブレンド。ああ美味しい。読書と交互に、少しずつぬるくなる珈琲を最後まで楽しむ。帰り際に話したマスターの瞳が優しく儚げで「またここに来よう」と思った。

BGMのない静かな店内で、運ばれてきたブレンド。ああ美味しい。読書と交互に、少しずつぬるくなる珈琲を最後まで楽しむ。帰り際に話したマスターの瞳が優しく儚げで「またここに来よう」と思った。

目移りする沢山の本、レコード、大きなスピーカー。マスターの趣味嗜好が深掘りされたような空間で味わう珈琲は、香り、味、余韻すべてが美味しい。またこの店に迷い込んで、心を整理したいと思う。

目移りする沢山の本、レコード、大きなスピーカー。マスターの趣味嗜好が深掘りされたような空間で味わう珈琲は、香り、味、余韻すべてが美味しい。またこの店に迷い込んで、心を整理したいと思う。

大好きな長野県飯田市にて、飯田の友達と再会。広々とした空間と庭、そして珈琲の香り。癒しの要素たちに包まれながら、好きな音楽の話で友達と盛り上がったり、ぼーっとしたり。最高の時間だ。

大好きな長野県飯田市にて、飯田の友達と再会。広々とした空間と庭、そして珈琲の香り。癒しの要素たちに包まれながら、好きな音楽の話で友達と盛り上がったり、ぼーっとしたり。最高の時間だ。

福井県あわら市のスナック街に現れた、オーラのある喫茶店。お父さんとじっくり話ができるカウンター席。階段を4段ほど上がるとテーブル席。高い天井と、光差し込む庭。なんて見事な建築美！

福井県あわら市のスナック街に現れた、オーラのある喫茶店。お父さんとじっくり話ができるカウンター席。階段を4段ほど上がるとテーブル席。高い天井と、光差し込む庭。なんて見事な建築美！

真夏の京都。観光客で賑わう四条通りに、涼しげな喫茶店を発見。静かで、澄み切っていて、木の温もりと、花の匂いが心地良い。さっきまでの灼熱と喧騒を忘れて、ゆっくりと珈琲を味わう時間が、愛しい。

真夏の京都。観光客で賑わう四条通りに、涼しげな喫茶店を発見。静かで、澄み切っていて、木の温もりと、花の匂いが心地良い。さっきまでの灼熱と喧騒を忘れて、ゆっくりと珈琲を味わう時間が、愛しい。

ギラギラしたパチンコ屋。自転車をおして歩くおじいちゃん。そんな寂れた商店街の、知る人ぞ知る喫茶店。有名人の色紙も飾られている。実家に帰ってきたような安心感が、私の幼心をくすぐった。

ギラギラしたパチンコ屋。自転車をおして歩くおじいちゃん。そんな寂れた商店街の、知る人ぞ知る喫茶店。有名人の色紙も飾られている。実家に帰ってきたような安心感が、私の幼心をくすぐった。

約束の時間に少しだけ遅れて行くと、彼女は窓際の一番奥の席で、物思いに耽っていた。暗くてスモーキーな店内。雀卓のテーブル。全てが彼女のために用意された舞台かのようにドラマチックだった。

約束の時間に少しだけ遅れて行くと、彼女は窓際の一番奥の席で、物思いに耽っていた。暗くてスモーキーな店内。雀卓のテーブル。全てが彼女のために用意された舞台かのようにドラマチックだった。

洗練された店内にドキドキしながら足を踏み入れると、意外にも緊張がほぐれていく。いい塩梅に親しみやすい空気感があるのだ。仄暗い灯り。湿気で結露した窓。それ越しに見える外の色。綺麗だ。

洗練された店内にドキドキしながら足を踏み入れると、意外にも緊張がほぐれていく。いい塩梅に親しみやすい空気感があるのだ。仄暗い灯り。湿気で結露した窓。それ越しに見える外の色。綺麗だ。

おひとり様の常連達が珈琲と煙草を嗜みながら過ごす、それぞれの時間。どこを切り取っても映画のワンシーンのよう。忘れたくない思い出が増えていくこの街で、またひとつ、見つけた好きな場所。

おひとり様の常連達が珈琲と煙草を嗜みながら過ごす、それぞれの時間。どこを切り取っても映画のワンシーンのよう。忘れたくない思い出が増えていくこの街で、またひとつ、見つけた好きな場所。

スナック通りに突如現れた、素晴らしい風情の珈琲店。ミニチュアの世界に入り込んだような愛らしい店内。素朴な珈琲と硬めプリン。ぼんやり眺める窓辺。ここが近所じゃないことが悔しいほどに、理想的だ…。

スナック通りに突如現れた、素晴らしい風情の珈琲店。ミニチュアの世界に入り込んだような愛らしい店内。素朴な珈琲と硬めプリン。ぼんやり眺める窓辺。ここが近所じゃないことが悔しいほどに、理想的だ…。

騒がしい新宿の夜を掻き分けて、喫茶店へ転がり込んだ。煙草の煙に目を細めると、あたり一面セピアに染まる。めまぐるしい日々のこと、秒速で変化する感情のこと…たまには友人との近況報告会も悪くない。

騒がしい新宿の夜を掻き分けて、喫茶店へ転がり込んだ。煙草の煙に目を細めると、あたり一面セピアに染まる。めまぐるしい日々のこと、秒速で変化する感情のこと…たまには友人との近況報告会も悪くない。

気持ちなんて伝えられない、届きそうで届かないこの恋が叶わなくても、貴方のことを見てるだけで、頭の中で考えているだけで、僕は、私は、幸せなんだ。そんな妄想大好き"妄想恋愛家"に贈るラブソング。

気持ちなんて伝えられない、届きそうで届かないこの恋が叶わなくても、貴方のことを見てるだけで、頭の中で考えているだけで、僕は、私は、幸せなんだ。そんな妄想大好き"妄想恋愛家"に贈るラブソング。

店内にグランドピアノを見つけるや否や、すぐさま弾き始める図々しい私。すると他のお客さんがチップをくれた。触れるもの全てが優しくて純粋で、飾らない私を受け入れてくれるこの店の空気が好きだ。

店内にグランドピアノを見つけるや否や、すぐさま弾き始める図々しい私。すると他のお客さんがチップをくれた。触れるもの全てが優しくて純粋で、飾らない私を受け入れてくれるこの店の空気が好きだ。

昔は竹下通りには喫茶店が沢山あり、高校生の集合場所として賑わっていたそう。今や友達同士、ご夫婦、外国人の常連客など様々なシーンで活躍。時代が変わっても「変わらずそこにある」ことが嬉しい。

昔は竹下通りには喫茶店が沢山あり、高校生の集合場所として賑わっていたそう。今や友達同士、ご夫婦、外国人の常連客など様々なシーンで活躍。時代が変わっても「変わらずそこにある」ことが嬉しい。

20何回目かの夏。猛暑に毎年うんざりしているけれど、数えてみるとまだまだ夏初心者だなぁ。なんて思いながら入った涼しい店内。飲んだ珈琲が超絶美味しくて、今夏の記憶に強烈な爪痕を残した。

20何回目かの夏。猛暑に毎年うんざりしているけれど、数えてみるとまだまだ夏初心者だなぁ。なんて思いながら入った涼しい店内。飲んだ珈琲が超絶美味しくて、今夏の記憶に強烈な爪痕を残した。

お洒落な若者で賑わう店の中。しばしば視界を横切ってくるはこの店の看板猫、石松と次郎長。ひとり黙々と小説を読もうにも、愛らしいモフモフの虜となり、思わず目で追ってしまう。くッ…可愛いッ…！

お洒落な若者で賑わう店の中。しばしば視界を横切ってくるはこの店の看板猫、石松と次郎長。ひとり黙々と小説を読もうにも、愛らしいモフモフの虜となり、思わず目で追ってしまう。くッ…可愛いッ…！

大切な人に手紙を書きたい、そう思い立って訪れた「手紙も書ける喫茶店」。しかしいざ便箋を前にすると思いが纏まらず、ただ手紙を書きたいという気持ちだけが宙に浮いている。そんな時間も嫌いじゃない。

大切な人に手紙を書きたい、そう思い立って訪れた「手紙も書ける喫茶店」。しかしいざ便箋を前にすると思いが纏まらず、ただ手紙を書きたいという気持ちだけが宙に浮いている。そんな時間も嫌いじゃない。

窓も扉も全開で、時折入ってくる風が気持ちいい。初めての山陰、数々の芸術に触れて鋭くなった感性を穏やかに戻してくれるような、温泉に浸かっているような時間。光と影の美しさにいつまでも見惚れた。

窓も扉も全開で、時折入ってくる風が気持ちいい。初めての山陰、数々の芸術に触れて鋭くなった感性を穏やかに戻してくれるような、温泉に浸かっているような時間。光と影の美しさにいつまでも見惚れた。

本の森に迷い込んだ私。その中から直感的に一冊を手に取りページをめくる。天井に吊るされた花々、神秘的なBGM。ゆっくりとデトックスされていく。まだ知らない御伽噺の世界に、踏み込んで。

本の森に迷い込んだ私。その中から直感的に一冊を手に取りページをめくる。天井に吊るされた花々、神秘的なBGM。ゆっくりとデトックスされていく。まだ知らない御伽噺の世界に、踏み込んで。

数年ぶりに降りた駅。肌馴染みのない街の空気。「ここ最近嬉しいことがありすぎて、私は夢でも見ているんだろうか？まあ夢でもいいか」とか考えながら、大胆な気持ちで珈琲を味わった昼下がり。

数年ぶりに降りた駅。肌馴染みのない街の空気。「ここ最近嬉しいことがありすぎて、私は夢でも見ているんだろうか？まあ夢でもいいか」とか考えながら、大胆な気持ちで珈琲を味わった昼下がり。

喫茶店「ショパン」に行ったある夏の夜。店内で聴いたノクターンを想いながら曲を書き上げ、夜が明ける。そのあと布団に入って眠りにつくまでの時間。カーテンの隙間からは白んだ空。すべて愛しい。

喫茶店「ショパン」に行ったある夏の夜。店内で聴いたノクターンを想いながら曲を書き上げ、夜が明ける。そのあと布団に入って眠りにつくまでの時間。カーテンの隙間からは白んだ空。すべて愛しい。

暗くて、静かで、整っていて、時計の針が鳴り響いている。美術館に不法侵入するってこんな感覚かな？陶酔と緊張のはざまで、珈琲だけに集中する。研ぎ澄まされる。ここでしか感じられない、大好きな時間。

暗くて、静かで、整っていて、時計の針が鳴り響いている。美術館に不法侵入するってこんな感覚かな？陶酔と緊張のはざまで、珈琲だけに集中する。研ぎ澄まされる。ここでしか感じられない、大好きな時間。

ズラリと並ぶティーカップ。そのひとつに珈琲を注ぎ、味わいながらお気に入りの本を読む。勿体ないほど愛しい午後だ。情報過多な現代、揺らぐことなく何十年も珈琲を淹れ続ける究極に、ただただ感動。

ズラリと並ぶティーカップ。そのひとつに珈琲を注ぎ、味わいながらお気に入りの本を読む。勿体ないほど愛しい午後だ。情報過多な現代、揺らぐことなく何十年も珈琲を淹れ続ける究極に、ただただ感動。

螺旋階段をあがり2階席へ。本日のBGMはイエロー・サブマリン。赤い革のソファにもたれて読書をすれば、神聖な気分に。極め付けはお父さんが一枚一枚パンにバターか何かを塗っている所作。優しい。

螺旋階段をあがり2階席へ。本日のBGMはイエロー・サブマリン。赤い革のソファにもたれて読書をすれば、神聖な気分に。極め付けはお父さんが一枚一枚パンにバターか何かを塗っている所作。優しい。

自分らしく生きたいと足掻いている人、自分が本当に貫きたい生き方を探している人に、死に物狂いで作ったこの応援歌を捧げます。最高の自分を生きて、最高の終点に辿り着く。そのために何度だって生まれ変われる。

自分らしく生きたいと足掻いている人、自分が本当に貫きたい生き方を探している人に、死に物狂いで作ったこの応援歌を捧げます。最高の自分を生きて、最高の終点に辿り着く。そのために何度だって生まれ変われる。

延々と流れる昭和の歌謡曲。くすんだ照明。窓辺にはごちゃついたガラクタたち。あんみつをいただき、食後に珈琲。これが私のいつものコース。色んな喫茶店をまわりまわって、またここに戻ってくるのです。

延々と流れる昭和の歌謡曲。くすんだ照明。窓辺にはごちゃついたガラクタたち。あんみつをいただき、食後に珈琲。これが私のいつものコース。色んな喫茶店をまわりまわって、またここに戻ってくるのです。

「珈琲4つで！」大好きな仲間達とモーニング。清潔で広くて、思わず深呼吸。大きな窓から、この街を一望。熱々の珈琲をすすりながら、音楽の話。まるで皆で大露天風呂に浸かっているみたいだ！

「珈琲4つで！」大好きな仲間達とモーニング。清潔で広くて、思わず深呼吸。大きな窓から、この街を一望。熱々の珈琲をすすりながら、音楽の話。まるで皆で大露天風呂に浸かっているみたいだ！

窓の外は、行き交う人々と雨。整いすぎていない、懐かしい店内からそれらを傍観する。帰り際「その服おしゃれだね」と微笑んでくるお母さん。無性に嬉しくて、傘もささないで走り出してしまいそうだ。

窓の外は、行き交う人々と雨。整いすぎていない、懐かしい店内からそれらを傍観する。帰り際「その服おしゃれだね」と微笑んでくるお母さん。無性に嬉しくて、傘もささないで走り出してしまいそうだ。

地下への階段はなぜか、私の好きなライブハウスの匂い。ドキドキしながら階段をおりるとそこはセピアの景色。店員さんの清々しい接客。小さなカップに熱々の珈琲。ココアのようなほろ甘さ。宝箱のよう。

地下への階段はなぜか、私の好きなライブハウスの匂い。ドキドキしながら階段をおりるとそこはセピアの景色。店員さんの清々しい接客。小さなカップに熱々の珈琲。ココアのようなほろ甘さ。宝箱のよう。

私がついこの間まで住んでいた家の近く。木と珈琲の香りの中、さりげなく優しい時間が流れる。初めて訪れたのは、個人的に心を傷めていた時期。酸味の強い珈琲がいっそう切なく、美味しく染み渡った。

私がついこの間まで住んでいた家の近く。木と珈琲の香りの中、さりげなく優しい時間が流れる。初めて訪れたのは、個人的に心を傷めていた時期。酸味の強い珈琲がいっそう切なく、美味しく染み渡った。

煌びやかなステンドグラスに、上品なショパンのワルツ。西洋の空気感に酔いしれ、貴婦人にでもなったかのように、しゃんとする背筋。幼い頃からショパンが好きな私の、古い記憶が蘇る。蘇る。

煌びやかなステンドグラスに、上品なショパンのワルツ。西洋の空気感に酔いしれ、貴婦人にでもなったかのように、しゃんとする背筋。幼い頃からショパンが好きな私の、古い記憶が蘇る。蘇る。

やわらかな自然光と、絵画の匂い。平日午後の退屈なテレビドラマ。目の前で珈琲を注いでくれる、震える手のおばあちゃん。…平和だ！！あまりに平和で、瞳まで浄化され、視力が良くなった気さえしてくる。

やわらかな自然光と、絵画の匂い。平日午後の退屈なテレビドラマ。目の前で珈琲を注いでくれる、震える手のおばあちゃん。…平和だ！！あまりに平和で、瞳まで浄化され、視力が良くなった気さえしてくる。

「繊細な静寂」と「アグレッシブな轟音」のように、相反する音表現を自由自在に操り、躍動させるのが彼女の特徴であり個性である。タイトルには幸福の木とも言われる植物「ドラセナ」の名称を付け、収録された全6 曲全てが “ 人との関わり” について歌っている。

音楽プロデューサー保本真吾が主催する新人発掘プロジェクト『Enjoy Music! ＃ジョイミュー』から選りすぐられた次世代を担う新人アーティストのコンピレーションEP！この作品を含め３週連続リリースで全１０組、１０アーティストをラインナップ！

音楽プロデューサー保本真吾が主催する新人発掘プロジェクト『Enjoy Music! ＃ジョイミュー』から選りすぐられた次世代を担う新人アーティストのコンピレーションEP！この作品を含め３週連続リリースで全１０組、１０アーティストをラインナップ！