Title | Duration | Price | |
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獸 -- 太郎獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:30 | |
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ten -- 山 優夏獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 04:01 | |
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Smell -- Kazumichi Komatsu獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 01:09 | |
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rain (Instrumental) -- 玉名ラーメン獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:22 | |
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hair catalog -- Kazuki Kimura獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 03:16 | |
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e.g.line on the sun -- DoveLe Makeup獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:55 | |
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Ahaha ~ -- 松永拓馬獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:36 | |
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Propel -- E.O.U獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 01:56 | |
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Meteorite Vs Two Outlaws -- ザチャハハーンズ獸 alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz | 02:16 |
Discography
松永拓馬の二作目となる『Epoch』はプロデューサーに篠田ミルを迎えておよそ一年半の時をかけて制作された。アルバムに登場する大部分の音は、アナログ・シンセサイザーによってゼロから作成され、リアルタイムでの操作によって録音された。それは、フィルターやLFOの微細な動きの中に恍惚を見出そうとする実践なのだ。 アルバムは、川に入ることによって更新される身体性を、グラニュラーシンセシスによる微細な粒子の奔流と重ね合わせた"July"で幕を開ける。続く"Oh No"では各所に配置されたサイン波の音響的簡素さをもって、地に足のつかない日々が描写される。"u"はダブを骨組みまで削ぎ落とすことによって、君との曖昧な距離やゆらぐ境界線を音響の中に沈めてしまう。 "森"は、木々の中に入ることによって得られる感覚喪失を、アナログ・オシレーターの揺らぎの中に幻視しようとする。 「これがずっと続けばいいのに、終わりなんて知らない」と感覚の持続を希求しながら昇っていく"もっと"を経て、上昇感覚のピークとしてたどり着くのが"Boys Lost in Acid"である。反復する「Boys Lost in Acid」のフレーズとアシッドベースを導きの糸にして、アルバムは身体的な快楽の極点に向かっていく。 旅の終焉を予感させる"Owari"は、音響空間を存分に利用して電子音のうねりやゆらぎに焦点をあてる。そして、同一のフレーズが反復しながら少しずつ変化していく"いつか、いま"によってアルバムは幕を下ろす。 "いつかいま"の曲中で語られるように、「でかいなにかのいちぶ」であるという感覚は、「朝に日を浴びて」知覚されるものである。形而上学的な陶酔や恍惚の感覚は、日々の微細なテクスチャの中に潜んでいるのだ。 epochの語源であるギリシャ語のepokhe(= エポケー)は「判断を保留し、一時停止すること、上(epi)に保持すること(ekhein)」を意味するが、『Epoch』はまさしく日常性の中に恍惚や陶酔を宙吊りにしようとする。それは日常であって非日常であり、現実であって夢であり、あるいはそれらのどれでもない。『Epoch』はそれら全ての中にあって宙吊りにされたものであって、それらを往還する松永拓馬の音響的な軌跡なのだ。
松永拓馬の二作目となる『Epoch』はプロデューサーに篠田ミルを迎えておよそ一年半の時をかけて制作された。アルバムに登場する大部分の音は、アナログ・シンセサイザーによってゼロから作成され、リアルタイムでの操作によって録音された。それは、フィルターやLFOの微細な動きの中に恍惚を見出そうとする実践なのだ。 アルバムは、川に入ることによって更新される身体性を、グラニュラーシンセシスによる微細な粒子の奔流と重ね合わせた"July"で幕を開ける。続く"Oh No"では各所に配置されたサイン波の音響的簡素さをもって、地に足のつかない日々が描写される。"u"はダブを骨組みまで削ぎ落とすことによって、君との曖昧な距離やゆらぐ境界線を音響の中に沈めてしまう。 "森"は、木々の中に入ることによって得られる感覚喪失を、アナログ・オシレーターの揺らぎの中に幻視しようとする。 「これがずっと続けばいいのに、終わりなんて知らない」と感覚の持続を希求しながら昇っていく"もっと"を経て、上昇感覚のピークとしてたどり着くのが"Boys Lost in Acid"である。反復する「Boys Lost in Acid」のフレーズとアシッドベースを導きの糸にして、アルバムは身体的な快楽の極点に向かっていく。 旅の終焉を予感させる"Owari"は、音響空間を存分に利用して電子音のうねりやゆらぎに焦点をあてる。そして、同一のフレーズが反復しながら少しずつ変化していく"いつか、いま"によってアルバムは幕を下ろす。 "いつかいま"の曲中で語られるように、「でかいなにかのいちぶ」であるという感覚は、「朝に日を浴びて」知覚されるものである。形而上学的な陶酔や恍惚の感覚は、日々の微細なテクスチャの中に潜んでいるのだ。 epochの語源であるギリシャ語のepokhe(= エポケー)は「判断を保留し、一時停止すること、上(epi)に保持すること(ekhein)」を意味するが、『Epoch』はまさしく日常性の中に恍惚や陶酔を宙吊りにしようとする。それは日常であって非日常であり、現実であって夢であり、あるいはそれらのどれでもない。『Epoch』はそれら全ての中にあって宙吊りにされたものであって、それらを往還する松永拓馬の音響的な軌跡なのだ。
2018年にスタートした音楽を中心にしたプラットフォーム「AVYSS」が、レーベル第1弾作品として、20年代型ネオ解釈邦楽カバーコンピレーションアルバム『i.e』をリリース。 『i.e』は、AVYSSキュレーションにより、時代とジャンルを越境するネオの時代に生まれた20年代型カバーコンピレーションアルバム。全曲正式に許諾を得たオフィシャルのカバーアルバムとなる。各曲は2組以上のコラボレーションにより制作され、参加アーティスト達は主に00年代~10年代の邦ロック/J-POPシーンを更新してきたレジェンド楽曲を現代の私たちの手法でリメイクした。アートワークのイラストは、かにくみーといが手掛け、デザインはYosuke Tsuchidaが担当。
2018年にスタートした音楽を中心にしたプラットフォーム「AVYSS」が、レーベル第1弾作品として、20年代型ネオ解釈邦楽カバーコンピレーションアルバム『i.e』をリリース。 『i.e』は、AVYSSキュレーションにより、時代とジャンルを越境するネオの時代に生まれた20年代型カバーコンピレーションアルバム。全曲正式に許諾を得たオフィシャルのカバーアルバムとなる。各曲は2組以上のコラボレーションにより制作され、参加アーティスト達は主に00年代~10年代の邦ロック/J-POPシーンを更新してきたレジェンド楽曲を現代の私たちの手法でリメイクした。アートワークのイラストは、かにくみーといが手掛け、デザインはYosuke Tsuchidaが担当。
アルバム『NO MOON』REMIXシリーズ第4弾は、国内屈指のDUB SOUNDで、海外での評価も高い<Silent Poets>によるTakumiとtamanaramenをフィーチャーした「The Encounters」。ドープなダブアレンジでオリジナルから更に重厚感が増したDUB REMIX!
アルバム『NO MOON』REMIXシリーズ第4弾は、国内屈指のDUB SOUNDで、海外での評価も高い<Silent Poets>によるTakumiとtamanaramenをフィーチャーした「The Encounters」。ドープなダブアレンジでオリジナルから更に重厚感が増したDUB REMIX!
前作『Sonatine』から3年の時を経て、新しいD.A.N.へと進化を遂げ完成させた超大作『NO MOON』 初のコラボ作品も交え、独自のミニマルメロウからクラブ~ヒップホップまで昇華させた待望となるサードアルバム! ~Revolution Changes 今 時代の変わり目~ センセーショナルな1stアルバムで2016年の音楽シーンの話題をさらったD.A.N.があれから5年。バンドサウンドに拘り続ける中で、EPや2ndアルバムで果敢にチャレンジし常に海外を見てきた3人の新しい挑戦となるアルバム3作目。インストゥルメンタルも挟んだ全12トラックは、ディストピア且つどこまでも美しい情景を浮かばせるSFムービーともいえる一遍の作品となっている。よりエレクトロニックに進化し、テクノ、ハウス~ヒップホップやアブストラクトに傾倒、川上の躍動するドラマチックなドラム、ベース市川のダイナミックな世界を無限に拡げる随所に冴え渡るエレキ・チェロ、そして独自の哲学でマインドトリップするリリックと、これまで以上に自由に舞い、縦横無尽に歌い演じた櫻木のボーカルは圧巻。今作は1stアルバム以来となる<Utena Kobayashi>が、ボーカル、スティールパンで更なる彩りを加えている。 昨年から猛威を振るうパンデミックにより地球規模で大きく変わろうとしているこの時代と向き合い、制作に約一年を要して一曲毎に掛けた計り知れない熱量と、高度なミキシングによる繊細な音の粒子によるレイヤーによってリスナーを深くまで引き込み、表と裏、光と闇、バーチャルとリアル… そんな錯綜した"今"と重なる混沌とした世界へ迷い込んだサウンドスケープを展開。日本が世界に誇るバンドを証明する、2021年日本の音楽シーンを揺さぶるであろう問題作となる一枚。改めてD.A.N.のセンスに翻弄されて下さい。
前作『Sonatine』から3年の時を経て、新しいD.A.N.へと進化を遂げ完成させた超大作『NO MOON』 初のコラボ作品も交え、独自のミニマルメロウからクラブ~ヒップホップまで昇華させた待望となるサードアルバム! ~Revolution Changes 今 時代の変わり目~ センセーショナルな1stアルバムで2016年の音楽シーンの話題をさらったD.A.N.があれから5年。バンドサウンドに拘り続ける中で、EPや2ndアルバムで果敢にチャレンジし常に海外を見てきた3人の新しい挑戦となるアルバム3作目。インストゥルメンタルも挟んだ全12トラックは、ディストピア且つどこまでも美しい情景を浮かばせるSFムービーともいえる一遍の作品となっている。よりエレクトロニックに進化し、テクノ、ハウス~ヒップホップやアブストラクトに傾倒、川上の躍動するドラマチックなドラム、ベース市川のダイナミックな世界を無限に拡げる随所に冴え渡るエレキ・チェロ、そして独自の哲学でマインドトリップするリリックと、これまで以上に自由に舞い、縦横無尽に歌い演じた櫻木のボーカルは圧巻。今作は1stアルバム以来となる<Utena Kobayashi>が、ボーカル、スティールパンで更なる彩りを加えている。 昨年から猛威を振るうパンデミックにより地球規模で大きく変わろうとしているこの時代と向き合い、制作に約一年を要して一曲毎に掛けた計り知れない熱量と、高度なミキシングによる繊細な音の粒子によるレイヤーによってリスナーを深くまで引き込み、表と裏、光と闇、バーチャルとリアル… そんな錯綜した"今"と重なる混沌とした世界へ迷い込んだサウンドスケープを展開。日本が世界に誇るバンドを証明する、2021年日本の音楽シーンを揺さぶるであろう問題作となる一枚。改めてD.A.N.のセンスに翻弄されて下さい。
Orange Milk、Where To Now?など海外のエレクトロニックレーベルから作品を発表し、2019年は全12箇所に及ぶ北米ツアーを敢行したNobuyuki SakumaによるプロジェクトCVNのニューEP『Egg』のリミックスバージョン。
トラックメイカーのTEMONDSと、注目を集めている5MC1DJのラップバンド「ザ・おめでたズ」の太郎&セキハラグチが共作した一曲。「平日の夜だって思い切り楽しむ」をコンセプトにしたナンバー。
アルバムタイトルの440は楽器のチューニングのため合わせる基準となる440Hzから着案したプロジェクト名で、「波動」又は「波」の二つの意味合いを持っている単語を用いて440 Acoustic Wavesというタイトルとつけることになった。参加アーティストはAtom Music Heart、Batu、GoryMurgy、Sans Blague、2 Day Old Sneakers、Vanillare、Viasの7組。それぞれのジャンルで素晴らしい音楽活動をしているバンドなだけに、今作のアコースティックバージョンにも期待されている。
アルバムタイトルの440は楽器のチューニングのため合わせる基準となる440Hzから着案したプロジェクト名で、「波動」又は「波」の二つの意味合いを持っている単語を用いて440 Acoustic Wavesというタイトルとつけることになった。参加アーティストはAtom Music Heart、Batu、GoryMurgy、Sans Blague、2 Day Old Sneakers、Vanillare、Viasの7組。それぞれのジャンルで素晴らしい音楽活動をしているバンドなだけに、今作のアコースティックバージョンにも期待されている。
News
AVYSSレーベル第1弾作品『i.e』全収録曲を公開
2018年にスタートした音楽を中心にしたプラットフォーム「AVYSS」が、レーベル第1弾作品として来年3月にリリースする20年代型ネオ解釈邦楽カバーコンピレーションアルバム『i.e』。 先日発表された第一弾収録アーティストに続き、全収録曲の詳細が公開され
AVYSSレーベル第1弾は20年代型ネオ解釈邦楽カバーコンピ盤『i.e』
2018年にスタートした音楽を中心にしたプラットフォームAVYSSが、レーベル第1弾作品として、20年代型ネオ解釈邦楽カバーコンピレーションアルバム『i.e』のリリースを発表した。 今回は『i.e』に収録予定の全13曲の中から、第1弾として7曲の詳細が公
渋谷クラブクアトロの新シリーズ【Pure vibes only】が7/1開催
渋谷クラブクアトロにて2024年7月1日(月)に自主公演シリーズ【Pure vibes only】が開催決定。出演にはCampanella、空間現代、テレビ大陸音頭、松永拓馬を迎える。 出演者からたちのぼる「Vibes」を感じ、まだだれにも打ち明けていな
LAUSBUB、新曲が〈札幌国際芸術祭2024〉テーマソングに決定&4都市ツアーゲストも発表
札幌を拠点として活動するニューウェーブ・テクノポップバンドLAUSBUBの新曲”Dancer in the Snow”(発売日未定)が、来年2024年1月20日(土)から開催される〈札幌国際芸術祭2024〉のテーマソングとなることが決定した。 本楽曲は札
“APPLE VINEGAR -Music Award-”2023年大賞が決定
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が2018年に設立した、新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞『APPLE VINEGAR -Music Award-』。 第6回となる今年の選考会が2023年3月14日(火)
第6回”APPLE VINEGAR -Music Award-“ノミネーション12作品を発表
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が設立した”APPLE VINEGAR -Music Award-“、第6回となる2023年のノミネート作品12アルバムが本日(2/10)オフィシャル・サイトで発表なった。 ”APPLE VINE
tamanaramenの新曲「The light behind my eyelids」が空間オーディオでリリース、MVも同時公開
姉妹オーディオビジュアルユニット・tamanaramenが新曲“The light behind my eyelids”、そのMVを11月17日にリリース。瞼を閉じた時奥にある光、希望の予感。「未来への光」をテーマに、ウィッチ・ハウスからテクノまで自由に
〈SPEED〉が主催するシークレット野外レイヴ〈PURE2000〉、最終ラインナップ発表
東京を拠点に定期的なパーティーのオーガナイズやレーベル活動を行うアーティスト・コミュニティ〈SPEED〉が、11月14日(土)にオールナイトでの野外レイヴ〈PURE2000〉を開催。 3月の〈MAX SPEED〉以来約半年ぶりとなる有観客のイベントには、
ATFIELD×LIQUIDROOMがタッグ〈ROOMCAMP〉開催決定
今年20周年を迎えるロックエージェントATFIELDと、ロックからサブカルチャーまで最新の音楽シーンを発信するライブハウスLIQUIDROOMがタッグを組んで送る新企画 〈ROOMCAMP〉が開催決定。 野外オールナイト・ロックフェス、BAYCAMP (
LIQUIDROOMメッセージTシャツにxiangyuと玉名ラーメンが参加
これまで電気グルーヴ、坂本慎太郎、サカナクション、女王蜂などが参加してきた、LIQUIDROOMとアーティストたちによる新型コロナ・ウィルス影響下のメッセージTシャツ・プロジェクト〈We will meet again〉。 今回は新世代のオリジナルな才能
玉名ラーメンとZAHによるコラボシングル"仙女"デジタルリリース
DAZED BEAUTYなどでもフォーカスされるLA拠点のノンバイナリーアーティストZAH と、XL Recordings からも注目を集める2001年生まれのプロデューサー/アーティスト玉名ラーメンによるコラボレーションシングル"仙女"が、OTOTOY
〈SYNCHRONICITY2020〉第5弾に35組。toe、オウガ、D.A.N.、downy、THE NOVEMBERS、tricot、羊文学 and more
2020年4月3日(金)〜4月5日(日)に東京・渋谷にて開催の都市型フェスティバル〈SYNCHRONICITY2020 - 15th Anniversary!! -〉。 その第5弾ラインナップが発表となった。 発表されたのは、4月4日(土)、4月5日(日
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REVIEWS : 018 ダンス〜エレクトロニック(2021年3月)──佐藤 遥
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、OTOTOYが注目するライター、佐藤遥に国内外のダンス・ミュージックの良質な9作品を書いてもらいました。 ''OTOTOY REVIEWS 019'…